アンプ製作記事

2017年8月22日 (火)

CR型プリアンプの自作 ② フレームアングル材の切り出し

いやいや今日も暑かったですね。何しろ空には雲がなくて、日光ダイレクトでした。
 
今日は午後1時から、2ミリ厚のアルミアングルの1m材料の切り出しをしました。
どうやって切り出したかって?金切ノコでギコギコ、切断するしかないじゃないですか。
 
これを12カ所炎天下で切断加工しました。いやあ外は暑かったです。プラスで肉体労働ですから、休憩時のカルピスのおいしかったこと。 ほんとうに暑いと、セミも鳴きません。
加工時間は1時間でした。
Img_3097
アングルは長さが、103ミリ、166ミリ、330ミリの3種がそれぞれ4本必要です。写真では辛い作業が割愛され、出来上がりの状態になっています。
この切り出し作業のコツは、同じ長さのものを4本切り出したら、切断面を4本束ねてそろえて、いちどにヤスリ掛けして、フラットさをだすこと。片方が終わったら、反対側も全てフラットに仕上げます。これで4本、同じ長さに仕上がります。
さてさて、箱とフレームアングルがならんでいます。
 
Img_3101
下の写真は、アングルが一部逆方向を向いているものもありますが、これは写真撮影上そうしているものです。
 見ていただきたいのは、これらのフレームアングルの使われ方です。
 
Img_3104
まだ内側コーナー部の取り合いが完全ではない状態ですが、フレームアングルはこうやって、筐体にねじ止めで固定されるのです。
次は、330ミリアングルの両端を15ミリ角の面積で切り取って、縦方向103ミリのアングルとうまく取り合いを完成させます。この加工が8カ所です。
これは週末になります。その次は締め付けようの穴あけになります。なんとか晩秋になる前に完成させたいのです。
今日は家には私一人で、エアコンを着けずに頑張っていたのですが、愛犬がバテて来たので2時過ぎにSW-ON。家の中は36℃ありました。でもプリアンプが完成する頃は、晩秋からヘタをすると、初冬になるかもしれません。
 
 

CR型プリアンプの自作 ① ケース用板材の切り出し

今日は、蒸し暑い日でした。
関東は冷夏で、寒いくらいだと聞いていました。18日から19日にかけて、東京に出かけましたが関東も暑かったですね。
 
 少し前まで、東京は渇水が心配されていましたが、いつの間にか解消されたようです。
 
さて、プリアンプの端子板用に、ネジの西川でハトメラグを、数百個買いました。ついでにラジオデパート1F奥の測定器屋さんで、1.5ミリのガラエポを購入しました。
 
ハトメラグを取り出し、ガラエポを手に取り、あてがってこのガラエポ1.5ミリなら、カシメ代は十分確保できるか、店員のおじさんに質問しました。
 
おじさん、今時そんなことを聞いてくる客もいないようで、少し困ってましたが、まあいけるでしょうと。
 
 帰りの飛行機が、落雷や急な雨で、遅れてシャーシの構造を考えるのに、充分な時間がありました。
50分遅れでゲートは開きました。その間みなさんイライラされてました。私が前に出て、松山千春さんのように、一曲歌ってもよかったのですが、罵声が飛んできそうなので止めておきました。
 
今日、60×40cmの2ミリ厚のアルミから、ケースの材料を切り出しました。
まず、ケガいて、カッターで切り取り部分に表裏から切込みを何度も入れます。
そして、ワークべンチ上で、少しずつ上下させて、折り曲げながら、最後はパキッと切り取ります。
下はまず初めに、横方向の60cmの長さの途中を金ノコで切断します。理由は60cmの長さを一度に曲げられないから。
 
Img_3070
 
丁度上の写真の板を180度ひっくり返して、半分の長さ部分を折り曲げて、パキッと切り出したところです。
 
ケースの全面と背面の330×110ミリの板が、まだくっついたままの状態で切り出されました。
 
Img_3071
 
次にケースの両側面用の板(200×110ミリ)を折ってるところです。
 
Img_3072
 
このあとは、長短2枚ずつのアルミ板の形にして、端面をヤスリとサンドペーパーで研磨します。
 
Img_3092
 
ガムテープで4カ所の角を固定して、箱状に。
電源トランスなぞを置いてみました。これはノグチのPMC-35Eです。
12AX7を4本、6.3Vで直流点火します。整流管6X4を使うつもりです。
まあ、あなたは箱をきれいに作るのね、と家族は感心します。つまらないダジャレを言うより、よっぽど箱つくりをしている方がマシね。ですと。
 
Img_3093
 
前面のデザインですが、やはりマランツ#7から、逃れられません。CR型なのですが。
一番合理的なのでしょう。電源SWはメーカー製の四角いプッシュ型のものを使います。
保険で平ラグ板も買いましたが、ガラエポの端子板がうまく行けば、不要です。
 
Img_3074
 
実際はこのパネルはサブパネルで、正式な前面パネルは、別に誂えて、表に重ねます。
できたら3ミリの厚みにしたいのですが、加工が大変そうです。
 
Img_3078
 
ツマミもセレクター用に鍋蓋形状のものも検討してみたのですが。
 
Img_3090
 
箱状のケースは内側に15×15ミリ、t=2のアルミアングルで、補強+固定し一体化させる予定です。弁当箱シャーシは使いませんよ。
このアングルが3種の長さ×4本=12本必要です。今晩のうちにケガきました。
 
しばらくカットと穴あけが続きます。また報告しますね。
 

2017年8月16日 (水)

新シリーズ TSMトランス/CV1947 ①トランス取り付け

みなさん、新しいシリーズが始まります。
相変わらず、PPのパワーアンプです。なぜPPばかりなのかと問われると好きだから、と答えるしかありません。
 
 シングルアンプも作りますが、常用することはまずありません。理由は物足りないから。
たとえ大型三極管のシングルでも、大きな音を聴かされても、表面的に音像が定位して、ある程度の迫力は感じますが、低音域が地を這って体の後ろに回り込んで、自分を包むような体験ができないからです。
 
 
 
PPはピントが合わないという話を聞きます。その通りでしょう。
でも私は音楽は全体で、聴いていたいのです。怒涛のエネルギーを感じさせてくれるのは、傍熱管PPの重たいトランスを積んだアンプなのです。
 
そして今回のアンプは、TSMというガレージメーカーのブランドのOPTを使います。もう過去何度と使って、出来上がったアンプに失敗作はありませんでした。私は勝手にこのガレージメーカーの主宰者をトランスの仙人と呼んでいます。
 
情報量が多く、美しく、特性の良いトランスたちです。TSMは苗字のもじりです。
例えば山口さんなら、YMGC。鈴木さんならSZK。わかりますか、苗字をローマ字であらわすときの1文字ずつの最初の子音をとって、並べています。
なのでトランスプロデューサーの方の苗字は日本語で3文字。それぞれの子音がT,S,Mと言うことです。 仙人は現在もトランスをヤフオクに出品されています。
 巻き線部分を黄色いテープで巻いて、TSMなどの文字の入った白い紙がその上に貼ってありますから、すぐにわかります。
出品価格は名だたる大手トランスメーカーの市販品の半分以下なので、リーズナブルです。
 
 
ひところネットで6DF7とかなんとかいう(間違ってたらごめんなさい)TV球のシングルアンプが音がいい、と評判になりました。そのアンプは秋葉原クラシックコンポーネンツにも置いてありましたし、数台存在していたようで、ネットの世界で評判になり、試聴のために貸し出しも行われていたようです。
 
最近はこのアンプはヤフオクにも出品されていました。
 半年くらい前に、さる方のブログに、このアンプの写真が掲載されていました。なるほどと思ったのは、球の後ろにTSMのシングルOPTがデンと控えていたからです。
 
さて、今回はTSMブランドの50W級のPP型OPTを使います。私は直接トランス工房にお伺いして個別オーダーしたトランスを受け取りにいきました。ご近所なのです。
 
合わせ金属枠に挟まれていて、ケースには入っていません。出品でもお好きなケースに入れてお使いくださいと、説明されています。
 
 
 私はケースに入れたくて、いろいろ当たってみましたが、一番安価なのは、ギターアンプのパーツ販売などの個人的商店である、ギャレットオ-ディオでした。
 
但しピッチなどは充填しません。以前にも書きましたが、ピッチで固めると、音の細かな振動が製品によっては、抑えられてしまうことがあるからです。私はOPTで一番音がきれいなのは、合わせカバータイプだと考えています。
 
 
さて写真をご覧ください。この2個のトランスがそうです。片方は天地逆にしています。
下の右側が正規の取り付け方向です。白いスペーサーを使ってシャーシに取り付けます。
 
Img_3055
 
このアンプの左側のスペースに取り付けます。
 
Img_3058
 
下の写真のケースを見てください。上から被せて、四隅のφ5の穴に、シャーシ側からネジで取り付けます。但し四隅の桟の部分が邪魔になり、OPTのフランジ(取り付け金具)と干渉してしまします。なのでフランジの両側の角っこを斜めにカットしました。反対側もありますのでOPT1個につき、四カ所。これが大変でした。斜めの切込みを表裏から入れて、最後はペンチで折りました。OPTペアで8カ所です。
 
Img_3056
 
トランスは両方とりつけて、片方のカバーだけ被せてネジで固定しました。
 
Img_3059
 
両方のカバーを取り付けて、球をさしたところ。
 
Img_3061
 
球の説明をしていませんでした。私の好きな6L6シリーズの中でも、音がきれいと言われるトップ3に入ると、勝手に思い込んでいる、英国STC社の6L6G=CV1947です。
このトランスとこの球なら、きれいな再生音が出てくること間違いなしです。
 
このアンプは、実はもう24年前に一度、PX4のPPを組んだのですが、それ以降、EL34や807なども挿せるように、改良を加えていきました。
 
今回はOPTと球を変更し、再塗装もして別のアンプにしようと考えたのです。
右前面で穴にはまり込んでいる6V6Gは、6L6G用にスクリーングリッド電圧を270Vに下げるためのレギュレータです。
こうして一番動作条件の軽い6L6G(=6L6)に合わせておけば、6L6GCや5881などもそのまま挿せます。
 
昨年、ある出品者が6L6メタル管をオークションで出品していました。質問がきて、「6L6は6L6GCのアンプにさせますか」 と問われ「OKです」と回答しました。
私は、他人事ながらほっとけずに、それはまちがいだと説明をコメントしました。
さて、このアンプは実際には、配線作業だけで完成します。
 
平滑コンデンサーは電源トランスに乗っている小型のものを使ってみます。この大きさで450V330μあります。頼りなげですが、大丈夫でしょう。
またお付き合いください。
 
 
 

2017年8月 3日 (木)

マリックKT66  ⑱ 最終回 測定しました

今回、歪は1W時で0.03%以下でした。100Hz、1KHzともです。
 
片チャンネルのみの動作では、定格出力は55Wで3%でした。
もっとすごいのは、45Wまで歪が0.2%だったこと。47Wで0.4%とやっと上昇しはじめ、50Wで1.1%なのです。この低歪は回路やNFBの効果でしょうか。12dB掛けました。
 
両チャンネル動作では、45W+45W で定格3%でした。
 
但し方形波応答ではリンギングが出ました。リンギングとはオシロスコープでみる出力端の四角い波形の左上にひげが伸びてしまうこと。
 
 リンギングの発生は、可聴周波数帯よりもっと高い周波数でピーク(山)ができているということを意味します。
 
高い周波数まで伸びることはよいことですが、これもピークなしの場合です。30KHz程度まで直線であれば自然でいいのですが、ピークは少し厄介です。
 この時の音は、確かに鮮度が高く、きれいに聴こえますが、長時間聴いていると飽きが来たり、耳が疲れてくることがあります。
 
ピークを取る方法は、NFB抵抗に並列にPF(ピコファラッド)オーダーのコンデンサーを抱かせてひげを無くすことが主だった方法です。
但し程度問題で、あまり大きなコンデンサーを抱かせると、音の鮮度が後退してしまいます。
 ここはオシロをみながら、カットアンドトライで値を決めていくのです。
この作業は明日です。
 
今日は50W出しながら、歪を測定したのですが、バイアス監視メーターは、右に振り切れ100mAを超えています。あまり気持ちのいいものではありませんね。
 音もだんだん、こなれてきて、迫力、鮮度、気品が併存しています。やっとマリックトランスとGECのKT66がコンビネーションを発揮し始めたようです。
 
昨夜レタリングを入れてみました。シャーシ前面に文字入れです。
 
Img_2990
 
ブログの画像では分かりにくいのですが、結構曲がったりして、素人丸出しなのです。
アップはこの下の写真で。
 
Img_2992
 
 
あれ、画像ではアラが分かりにくいかな。
では次のシリーズを楽しみに。
 

2017年8月 2日 (水)

マリックKT66  ⑰ 試聴しました

浜松のtatsuo saeki さんから6CG7(=6FQ7)が4本届きました。翌日に九州に到着です。郵便局も他社に負けじと頑張るものですね。この暑い中大変です。
 
Img_2982
 
さっそく、挿してみました。両チャンネルから音がでます。当然なのですが、嬉しいものです。
残留ノイズを測定したら、片方が1.6mVで、もう片方が0.6mV。
 
納得がいきません。それでこの4本の球をあれこれ、抜き挿しして 組み合わせを変えて、両チャンネルとも0.8mVにしました。私はこういう作業が好きなのです。
 
 さて、朝から本格的に試聴です。マリックのトランスの実力やいかに。
ボーカル、ジャズ、クラシック、民謡と2時間程度たったころに、努めて冷静、公平に頭の中を無にして、感想を書きだしてみました。
 
 まず初めに言えるのは国産のトランスの音だなあということ。余裕のある音で、音色がきれい。ピアノやベースは弦の振動までよく再現されます。
 
 整流管を使用しているせいか、弦楽器の擦れる音や、伸びる音に潤いがあります。
 
 先般の8417アンプは近代管+タンゴのオリエントコアで、明るく、スピードのあるストレートな印象でした。
 
 こちらは、ゆったりして、力強く、美しく、プラスで情報量も多い印象です。
 
 過去聴いたトランスで、近いなと思うのはラックスのOY36です。ただ個性で言えば広がりや柔らかさではOY36、一音ごとの押し出しや音色ではマリック、という印象です。
 
ふと思いついて、KT66を抜いて、KT88を挿してみました。
 
Img_2986
 
バイアス調整も、メーターがあるので、SWで切り替えながら、ドライバーを回すだけでOKです。3分で調整完了。
一度合わせば、電流はほとんど一定でぶれません。JJのKT88は本当に優秀です。
 
 
Img_2988
 
どうですこの威風。
KT88での音は、明るくて、張りがあります。これに対してKT66は落ち着きと音色。と言ったところでしょうか。
実は私はKT66をあまり評価していませんでした。
オークションでもジャンクの不動アンプに刺さったまま出品されていたりします。今までの経験では、タンゴの角型OPTが搭載されたアンプに、KT66が挿さったままで出品されていることが何件かあったのです。
 
そのとき、KT66はタンゴのトランスとは合わないのかなと考えていました。
手持ちのアンプにも挿して聴いていたこともありますが、6L6GCとそんなに変わらないかな、ぐらいの印象だったのです。
 
今回分かったのは、KT66はある程度の実力を備えたOPTと組み合わせないと、その良さが発揮できないのではないかということです。
この点からすればオールマイティではないので確かに人気球ではありません。
 
 さてこのアンプはKT88とも兼用できますので、楽しみが広がりますね。
 
そういえば、聴くことを優先して測定していません。恐らく出力は40W前後だろうと、歪は1Wで0.1%を切ってくれることを期待しています。
 
 そうそう、もう次のアンプがスタンバイしています。我ながらよくやりますね。美音6L6G(英国STC社製)と仙人手製のOPTとのコンボです。次のアンプは自分用の予定です。
 
 この後はKT66アンプの測定結果の報告、そして6L6Gアンプと続きます。
 

2017年8月 1日 (火)

マリックKT66  ⑯ 完成しました

昨日の7月31日。気が付けばもう、今年も後半に入って1ヶ月が過ぎようとしています。
月日が過ぎるのは、本当に早いものです。
 
家にいたので、午後から、最後に残ったMT管まわりを配線しました。
じっくり、パーツの大きさや、数を確認して、実態図どおりに収まるかを事前に検討しました。
どの順番でソケットのピンにはんだ付けすればよいかを考えます。
 でも配線なんて、将棋と違って、せいぜい三手先まで考えれば、大丈夫です。
 確実に一カ所ずつが重要です。
 
 
 途中で、冷たいものを飲みながら(カルピスです、ビールじゃありません。カルピスはハイCPです)、時間をかけたので、6時間はかかりました。
 
下が、MT管まわりの写真です。大きな灰色の松下製のコンデンサーが4個。旧品は大きいのです。
 
デカップリング回路を、プラットホームのアルミ板に出しておかないと、ここに全てのパーツを入れ込むのは困難でした。
 
ウィリアムソンアンプはパーツが多いので、アンプを組むならモノラル構成にした方が、慣れない方は無難でいいかも知れません。
現行品のパーツは、本当に小型化されていますね。金被抵抗なんて、昔の四分の一程度です。
 
Img_2979
 
シャーシ裏、全体の完成形が下の写真です。
 
Img_2978
 
残留ノイズが、両チャンネルともに、1mVをオーバーしています。
とりあえず、音を聴こうと、システムに入れてSW-ON。
 
おや、あれ。
右側から音が出ません。うんともすんとも言わないのです。
接触不良かな。いろいろチェックしましたがだめでした。
今度は入力を左右入れ替えてみました。やはり右からは音がでません。
 
 6CG7は4本全て中古。確率的には低いのですが、球がNGという推論をたてて、左右の6CG7を入れ替えました。
今度は、音は右チャンネルへ移動し、左が沈黙になりました。
ああ、原因は真空管だったんだ。
 
 しばし、このままで試聴。片方しか音が出ないステレオアンプほど、サマにならないものはありませんね。
 
明日、あさって頃には届くように球を手配しました。
結局、ヤフオクで入手した試験未実施の安物中古はあてにならない、ということです。
8本で2000円で手にいれて、使えたのが4本でした。
 
 皆さんはこれをどう考えますか。結果2000円で4本なら、@500でそんなものかな。
あるいは、全滅の可能性もあるから、手を出すべきでないとか。
 
 新たに手配したのは、やはりヤフオクで試験後に出品されている、浜松の tatsuo saeki
さんの管理物件です。 もうこの方とは8年来のお付き合いです。今でも、たくさんの球を出品されています。
 
さて、片側だけの音でも、じっと聴いていると音が分かります。
 マリックのトランスとKT66は落ち着いた、馥郁たる音色です。でもまだ完成して間がありません。以降もエージングされて、変化していくでしょう。
 球が到着したら、正式に測定、試聴をします。
 
このアンプは第一回の製作記事が今年の1月13日でした。
半年以上かかったことになります。アンプ内容のボリュームが多かったのもあるのですが、手がかかり、途中放棄して他のアンプを先に作ったりと、本当に大変でした。
 
Img_2981
 
 

2017年7月30日 (日)

マリックKT66  ⑮  残りはパーツ18個です

午前中配線した、プラットホームをシャーシ内に取り付けてみました。
 
Img_2968_2
 
プラットホームからたくさん出ている、赤いリード達は、MT管そばのラグ端子に接続します。
この写真で、MT管4本の周りは未配線。あとパーツ18個なのですが、でかいカップリングコンデンサが4個、ここに突っ込まれます。
仮置きしてみたのがこの下の写真。
 
Img_2967_2
 
それでも、プラットホームの上に、デカップリング回路 や、カップリングコンデンサーなどを乗せて、部品を前段のMT管周囲から、外に出していますので、思ったほど窮屈ではないようです。
じっくりと、MT管周囲の実態配線図を描いてみました。抵抗をソケット近くに配置して、大きなカップリングの片方はシャーシの隅に。もう1個は立たせて高いところに配置します。
 
Img_2969
 
さて晩酌後に、またじわじわやりましょうか。頂上が見えてきたような、気がします。

マリックKT66  ⑭ 内部配線進行中

この数日、仕事で出張したり、帰宅しても家族の病院の付添いなどで、アンプ製作は止まっていました。
今日は日曜日。朝から内部の配線プラットホームに部品を実装しました。
配線プラットホームって何?
 これはOPTの上にかぶせるアルミ板で、その上にデカップリング回路や、段間のカップリングコンデンサーを乗せたのです。
写真をご覧ください。これです。
 
Img_2962
 
この板の実態配線図が下の絵です。
 
Img_2965
 
下の写真のOPTの一次と二次の端子が見えている部分の上に、板を置きます。
写真で私がつまんでいる2本のリード線はNFB回路のリード線です。
このOPTは16Ω端子がありませんので、8Ω端子からNFBにつなぎます。
 
Img_2945
 
さて、まだ今日はこのあとも続けて作業しますよ。
また報告します。

2017年7月25日 (火)

マリックKT66  ⑬  KT66挿してみました

いやはや、この蒸し暑さは応えます。
 
自宅では、なるべく省エネで、エアコンをつけるのは、午後からにしようという、暗黙のルールがあるのですが、さすがに昨日は、まだ午前中から、協議の上でエアコンを入れました。
その時の部屋の中の温度が35度でした。
 
犬も玄関の上がり框で、地べたに落ちている、汚れた毛皮のマフラーのように、あごを伸ばしたまま地面にべったりしていました。
エアコンを入れて1時間後に様子をみると、涼しそうにお腹を上にして寝ていました。
 
Img_2959
 
犬は気持ちがいいと、幽霊の手になって寝るのです。
 
さて、アンプです。
今回も実態配線図をラフですが、描いています。順に載せますね。
 
Img_2955
 
 
これは電源トランスと整流管、B電源周りの図です。
そして下の写真が、これを実際に配線したところ。B電圧が出るのは前回確認済です。
 
 
Img_2943_2
 
この下の実態図はC電源です。PTの二次側50Vの巻き線を、マイナス向きに片波整流するもので、下が実際の配線写真。
 
Img_2956
 
 
Img_2947
 
そして、出力管周りの実態図が下の絵です。
 
Img_2957
 
下の写真は、出力管からPTの1次側までの配線をおわらせたところです。
 
Img_2944_2
 
このあと、固定バイアス可変用のVRと出力管まわりの、抵抗、コンデンサー類をはんだ付けして、これでアンプの電源回路から、OPT、出力管までの配線が終了となりました。
 
それで、ゆっくり配線のミスをみつけるつもりでチェックしました。この時の心構えは「ミスがなくてうまく行ってる」ではなくて「ミスがどこかにあるはずだから、今ここで見つけてやる」
というのが基本です。
 
最初にKT66は全く挿さず、バイアス電圧が可変できるかをチェックします。OKならここでKT66を挿して、印加電圧を70Vくらにして 電源ON。
バイアス電流もじわじわ増えます。とくに異常がないようなので、印加電圧を正規の100Vに。
 
このときはKT66は4本とも、バイアスはー56Vで、カソード電流は45mA程度と、良くそろいました。
 
このアンプはシャーシの前面にメーターをつけましたので、テスターなしで、電流が直読できます。
 
Img_2938
 
この写真は、バイアス電流がじわじわと増加している途中のものです。
結果OKでした。この時の残留ノイズが左1.9mV、右0.9mVでした。
以前にもお話しましたが、PPの上下の出力管2本の直流バランス(バイアス電流を同一にそろえること)を正確にとると、ノイズも0に近づきます。
何とか完成後は左右とも1mVを切ってほしいものです。
今日の25日から、出張です。28日以降に前段まわりをウィリアムソン回路に配線して、完成の予定です。
 
そうそう、先日落札された8417 アンプはミャンマーに行くそうです。お国の事情から、落札金額は、あちらでは相当な高額になると思うのですが、使用するかたは、以前日本に住んでいたかたで、取説も読めるし、電圧も100Vでの使用は理解しているとの事でした。日本で一旗揚げた方なのでしょうか。
 
でももう、海外には自分のアンプは行って欲しくないというのが本音のところなのです。
 
 

2017年7月23日 (日)

マリックKT66  ⑫ B電圧でました

少し間が空きましたが、21日の午前中に、整流管5AR4を2本、ソケットに挿して、B電圧のテストをしました。
 
2本足のダイオードとちがい、ヒーター配線あり、プレートへの配線もあり、なおかつ2本並列なのでチェックカ所も結構多かったのですが、確認後問題なかったのでSW-ONとあいなりました。
 
あ、傍熱整流管の使用時に注意することは、チョークコイルにつなぐピンは8番ピンだということ。このピンはカソードとヒーターがつながっているピンです。もう一方のヒーターの2番ピンからは取り出さないこと。
 
さてスライダックを使って、電源トランスの一次側は60Vくらいを印加しました。この程度で5AR4のヒーター電圧は3Vちょいですが、エミッションは始まってて、B電圧がどんどん上昇していきます。結局3.5Vくらいのヒーター電圧で、380V程度のB電圧になりました。
もちろん、アンプ回路はありませんので、まったくの無負荷です。
スライダックは便利ですね。自由に電圧可変ができますから。
 
さて次は、出力管KT66周りの配線です。
今回は前段はウィリアムソン回路ですが、KT66は3接ではなくUL接続です。もちろん固定バイアスです。
 
ちなみに、3結とか5結という表現をよくききますが、正しくは3接、5接です。規格書には正しく3極管接続という言葉が使われており、これを踏襲すれば3接になります。
 
3極管結合という言葉は、俗語のようです。
このアンプは30W以上は出すつもりです。KT66は結構感度が鈍く、6L6GCなどのように50Wは簡単にはでないのです。
量より質でしょうか。
 
Img_2942
 
Img_2943
 
SP端子への配線も先に終わらせました。
 
ではまた。
 
 

より以前の記事一覧

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ