オーディオひとりごと

2017年9月23日 (土)

DENONのアンプのすごさ

昨日、出張から帰ると、中古のアンプが届いていました。
1300円也で落札したDENONのPMA-255という古い半導体プリメインです。
レバースイッチが欲しかったのです。
梱包から取り出すと、40年以上の間の汚れが着いていました。
 
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表も裏も、拭いてやりました。でも私の使い古しのパンツなので、よけいに汚れたかも。
 
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汚れがおちた顔を見て、感心しました。
美しいデザインです。文字もきれい。レイアウト、ツマミのバランスも絶妙。
パネルもアルミの4ミリの厚みでしっかりしています。
 
ふと分解するのが、惜しくなりました。もし鳴るのならこのまま使ってみようかと。
 
意を決して電源SWを入れると、ランプは点きませんが、リレーはカチッと音がします。
中の電源のコンデンサには40Vの電圧が出ています。
 
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ようし、それなら信号を入れてみようと言うことになり。
 
 
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おお出ました。右チャンネル。AUXから入れた正弦波がSP端子から出ました。
 
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よし今度は右に入力。 あれ、出ません。
 
 
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納得しました。片方しか出ないから、40数年ホコリをかぶっていたのだろうと。
まあ、そんなところです。
 
中をみながら、基板上のTPを当たって行けば、左チャンネルのどこが、壊れているのか、分かったかも知れませんが、諦めました。
 
それで当初の目的通りに部品取りです。
見てくださいこの立派なアルミ製のツマミ。ロレット構造ではありません。ネジ式でした。これが5個です。現在なら1個600円程度でしょうか。 占めて3000円。
 
 
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但し、ボリュームル類はサブパネルに取り付けてあり、表化粧パネルには、シャフトだけが
出てくる実装構造で使うことが必要です。表パネルにボリュームをナットで取り付けると、ツマミの裏の軸受け面がフラットなので、ナットの逃がし部分が無いため、ツマミ自体がパネルから少し浮いてしまいます。
 なので使うときは下の写真のようにシャフトのみ、のぞかせます。
 
 
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化粧パネルを取り外しました。ネジ4個で固定されていました。最近プリアンプのケースを作っているので、メーカー製のものも構造がよくわかります。
 サブパネルと化粧パネルの位置関係や固定方法。スイッチ類の表への出し方など。機構設計屋さんの設計意図が分かります。
 
 
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お目当てのレバースイッチ。レバーの根元に黒いスポンジで目隠しがしてあります。
 
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よく見ると、レバー自体がキャップになっていて、取り外せます。
 
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外したレバーと目隠しスポンジ。
 
 
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レバースイッチは、ネジ2個でサブパネルに固定されています。まあ丁寧な作りです。
 
 
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パネル裏面に回ってレバースイッチの本体部と実装状況を見ます。
 
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スイッチの本体部は、基板に実装されています。このスイッチはアルプル電機に特注したもののようです。これは今なら1個1200円はくだらないでしょう。これが7個。 計8400円。
レバースイッチの左隣の2個のロータリースイッチも、アルプス社の特注のようです。
MODEやLOUDNESSのロータリー式ですが、ベーク部分にパターンが形成されています。これも高価だったに違いありません。でもこれは私の球プリには使えそうにありません。
化粧パネルは4ミリ厚。この裏面に長くついている、サブパネルに固定するためのフランジ部分。
 
どうも溶接ではないようです。ひょっとしてアルミを押し出し成型したのち、上下左右の4すみ部分を削ったのかも知れません。もしそうなら手が掛かっています。外注企業に委託したのかも。
 
 現在のアンプの構造からは信じられないくらい、手が掛かっています。金型も起こしたのでしょうか。
 
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70年代のメーカー製アンプは、とても手が掛かっています。その当時はコストダウンという言葉がまだ使われる前だったようです。強固な特注部品とがっしりしたケース。
 
  最近のアンプは機構部品も全て基板に実装してあり、ケースの窓から、基板に乗ったスイッチ類が顔を出すだけの構造です。基板をケースに4カ所ネジ止めすれば組立終わり、人の手をかけないのが近代設計手法。
その対極の当時の構造。作業者が何人も並んで、ネジをひとつずつ取り付けていたのでしょう。
 もう現在では普及価格帯の製品で、昔のようなアンプを作るところはないでしょう。
 
このケース、よく見ると上下の蓋を開ければ、貫通構造です。
マランツ7の構造と同じ。このケースは次のプリアンプに利用できそうです。
このケースも買えば12000円。
 
 ここまでで、〆て23400円です。
いやあ1300円で、23400円分が手に入りました。
 
 
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利用する際に問題なのは、パネル。
表化粧パネルは大丈夫です。あらたにアルミを準備して自由なデザインにできます。
問題はリアパネル。鉄製で1.6㍉程度あります。 一般人では追加工はまず、困難です。
マランツ7のように、真空管のシールドケースがリアパネルから顔を出すための穴は、このリアパネルへの追加は、不可能です。
となれば、このまま生かすしかありません。もちろん真空管は、ケース内にとどまります。
 
リアパネルのトランスの四角い頭がのぞいた角穴から、SP端子にかけての左部分は、板で覆い隠すしかありません。入力端子はこのまま利用です。
 
少し、リアパネルのデザインは変則的ですが、裏ですから。見えないところなので大丈夫でしょう。
このケース何とか使えそうです。もちろん塗装もしてやります。これは安くていいものを手に入れました。
私は、魚のアラ炊きを食べるときは、とにかく食べられる部分は全て、食べつくし骨しか残さないタイプです。
古いアンプも使えるパーツはほとんど、再利用します。ACコード、ACアウトレット、ヒューズ、スイッチ類、RCA端子。今回のアンプもSP端子はパワーアンプ用に使えそうです。
錆びていても大丈夫。時間をかけてゆっくり光らせます。磨くのも好きな作業なのです。
 
 
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次のプリアンプはこれを最大限リユースします。
 
現在、自作派の部品入手環境は悪化しています。儲からないものはどんどん生産中止しているパーツメーカー。
 
しからば、かつてのアンプのパーツのリユースを最大限利用するしかありません。 安価に入手できる高級部品が、まだ眠っているのですから。
 
 
 

2017年9月14日 (木)

807PP 超弩級アンプ

私が4年前に製作したアンプを入手されたかたが、このアンプをヤフオクに出品されている。
オークションのタイトルは、この記事のタイトルそのままである。
大型システムから、撤退されるということで、タンノイ、アルテックのスピーカーシステムも処分されたそうだ。
 
それに伴い、出番がなくなったこのアンプを出品。
 私に対して、出品することを申し訳なく、思っているとのこと。
私は、本心を言えば、全然気を悪くしていない。
 
 元々、複数のオーディオシステムをお持ちで、おそらく音楽を聞かれる時間も、そう長くは取れなかったと推察されるので、このアンプに灯がともるのも、頻繁ではなかったように思われる。
 
なので、世の中に出て、常用システムに組み込まれて、活躍することができるなら、このアンプも本望ではなかろうかと思う。
 
 もうひとつ楽しみなのは、自分が製作したアンプがまた、オークションに出されたこと。
このオークションの動きもとても楽しみだ。どんな評価を受けるのか。
 
 この最近思うのは、私のアンプは4年前の評価よりも、最近の評価の方が上がっていることだ。
 2か月前にも同じことがあった。5年前に私が作った6BM8PPを17K円で落札された方が、再度出品し、今度は48K円で落札されたのだ。
 
 嬉しい気持ちと、金額的に複雑な気持ちが、ないまぜになったのだ。
でも、いいかなと。今回も落札価格に注目している。あげくにオークションの質問欄でコメントを寄せてしまった。
 
みなさんも、ご興味があればウォッチしてみてください。
自己バイアス、A級PPで22Wの力強い音がするアンプです。
 
 
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2017年8月10日 (木)

マリック・KT66アンプは 落札されました

私の予想では、過去の私の出品中最高の価格で落札されるだろうと、思っていました。
ところが、最高額から3番目の落札価格で終わりました。
 あまりに期待が大きいと、いつも残念な結果に終わっています。今回もそうでした。
なんとなく理由もわかります。
 以前、807PPブコツアンプの出品のとき。あまりに強力な入札者が、ことごとくライバルを退け、ずっと最高額を維持されていました。
こうなると、競合者は戦意をそがれるものです。ブコツアンプは自分でも結構手をかけて、見た目も気に入ったデザインでしたが、希望よりも安く落札されてしまいました。
 マリックKT66もそのような傾向があったのかもしれません。
 今回は嬉しいことに、外国人や代理業者ではなく、一般の方でした。札幌に行きます。
元気で頑張れ。
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2017年8月 5日 (土)

マリック・KT66 出品しました

先日、ヤフオクに出品しました。
即落札価格を32万円で設定しようと考えましたが、世間の反応が気になり、やめておきました。
みなさん、ご興味があれば、こぞって入札をお願いいたします。
自分でも、もうこれ以上のアンプは作れないと思っています。
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2017年7月20日 (木)

8417PP アンプ 落札されました

昨日、アクセス回数7031回。ウオッチリスト280件で、落札されました。
金額は私の想定した幅の上の方でした。
落札者の方は、日本の方ではなく、評価回数も少なく、なんとなく不安ですが、しっかりとした日本語で、すぐに連絡をいただきました。
入金が待たれます。
 
なんとなく、最近の落札者の方々の動向をみていると、一般の方、転売業者、外国人がきれいに3分割されています。
 
まあそんな、業界、世界なのでしょう。
次のアンプも出品しますよ。いくらで欲しい、という方が読者の方でいらっしゃったら、譲渡も考えます。
 
その方が、なんとなく安心ですね。
 
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2017年7月15日 (土)

はじめちょろちょろ

オークションに出品していると、だいたい自分のアンプの入札パターンの傾向が分かる。
はじめちょろちょろ、中さっぱり、おわり間際に急高騰
スタート時は、まだ価格が低くて、毎回入札していただいてる方が数人いらっしゃる。ありがたいことだ。
ある程度までいくと、今度は何日間も入札が無い、いわゆる凪状態がつづく。
そして終了日。1時間前くらいから、細かな値動きが始まり、終了前10数分から、急に入札が繰り返されて、嵐のように終わってしまう。
でも入札してくださる方がいるかぎり、出品を続けたいとも思う。
私は、なるべく修理対応を受けるようにしている。
過去30台程度、出品しているが、実は帰ってきたのは1台だけ。
プリアンプが雑音が出るとのことで戻ってきた。見ればやや発振気味で、グリッドにCRを入れて対策したことがある。
パワーアンプは真空管の寿命以外で壊れたことはまだない。
 
 

2017年6月18日 (日)

アンプつくり、再開できるかな

やっと仕事が一段落した。いろいろ研修などで、出張続きだった。
先週なんかは、新宿歌舞伎町2丁目のホテルに宿泊した。なんだか物騒で、ホテルの部屋から出なかったのだ。田舎もんだし、お金も持ってないし。日本人少ないし。
やっと週末が来て、自分のペースで仕事ができるようになった。
となるとアンプつくりだ。思い起こせばマリックKT66アンプは配線前で止まってる。6L6Gの美音アンプも、その次に控えている。
さらには角型タンゴトランス50W級を使った、タンゴ3兄弟Ver.2のアンプも並んで待っている。
プリメインアンプも計画してる。状況はよく理解できているけど、なかなかその気にならないなあ。
これが老化というものだろうか。わくわくしない。
よーし、まず部屋を徹底的にきれいにしよう。そうすれば気分も爽快、やる気がでるだろう。
皆さん、待っててください。掃除しますから。でも庭の草ぬきもあるなあ。
犬も洗ってやらなければ。うーむ。
 

2017年6月10日 (土)

トランスケース

オークションで、6cm角程度のトランスカバーが出品されている。
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確かに可愛い。でも現在2個で4300円だ。
それなら、2個で216円のこちらのアンプ用のトランスカバーの方が、お得と思いませんか。大きさは同じようなもんですが。
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あとは、気の持ちよう。

2017年6月 5日 (月)

もう少し大きいやつ

昨夜、ホテルでオークションの入札にいそしんだ。
久しぶりに負けるものかと、真っ向から金額勝負に挑んだ。
目的の品物はこれである。
 
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独逸シーメンス、クラングフィルムの 20cmフルレンジである。
エッジやコーンを見ていただきたい。とても美しい。
音もよさそうだ。
ひょっとして、私と最後まで競ったかたが、読者の中にいらっしゃるかもしれない。
ごめんなさい。どうしても欲しかったのです。
 なぜ欲しくなったのか。それは12面体ボックスRD-17の音を聴いてしまったからである。
10cmのユニットからとてつもない低音と、分離のよい楽器の音が、ホールにいるような印象で聴くことができた。この体験である。
 
私はアナログレコードも聴く。アナログはどうしても高能率のユニットでないと、楽器の表情の確認に不利になる。
 
 グレーⅡでレコードを聴いた。低音は確かに豊かだ。ただ88dBという低能率ユニットの場合は楽器の表情はCDよりはやや上回る。だが私は欲深い。
CD再生ならグレーⅡで十分だし不満はない。
 
だが私は高能率ユニットを12面体に入れてみたいのだ。ホールの音場、重低音、これはおそらく38cmウーハーよりも凄いと予想している。
それに加えて、楽器の細かな表情が得られると最高だろうと思う。
将来を見通して、この20cmユニットをなりふり構わず手にいれた。
 先々の計画では、44Lの12面体を自作の友さんに作っていただく。そして20cmを取り付ける。できればアルテックの409B、755Cあたりも聴いてみたい。
 
現在のグレーⅡは寂しいが、どなたかに譲る。
44Lがうまく行けば、アルテック38cm2WAYも手放すかもしれない。
資金が必要だ。アルテックの20㎝は高いのだ。またアンプを売るしかない。でも時間が無く作れない。
困ったものだ。なので44L計画は暫く動かない。
 

2017年5月28日 (日)

問い合わせ

この数日で2件の問い合わせを受けた。
1件目は、私がオークションに出品した6550PP大型アンプの落札者のかた。
「最近になって、右の音の方が大きく、バランスがとれない。どうしたものか」
このアンプはメータ―を付けているので、6550は全て同じ電流値にして、左右の球を入れ変えてみて欲しい。
これでもだめなら、プリアンプからの、入力コードを左右入れ替えてみてほしい。
どうやらこちらの方が原因みたいで、差し替えたら左が大きくなったとのことで、パワーアンプは濡れ衣だった。結局プリの内部の送り出しコードが、一部外れていたとのことでした。
もう1件は、「ヘッドアンプを作る」という記事で、違うオペアンプを使いたいが、回路上の変更点はないか、とのことでした。問題ありません、そのまま差し替えて使えます、という回答を。
1番目は本当に安心しました。この方真空管を使うのが、初めてだった方で、最初はMT管をソケットにちょこんと乗せただけで、音が出ないと言ってこられたのです。
グイっと奥まで差し込まないと、導通がとれませんと教えてあげました。以降は楽しい真空管ライフを楽しんでおられるようです。

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