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2016年6月 6日 (月)

アンプの間を彷徨う

2008年の5月頃にこのブログを始めた。

表紙のデザインも変えていない。革のブックカバーの背景。

何台もアンプを作った。

スタートはEL34パラPP。これは今でも現役で使用している。一度も壊れていない。もう8年たっているのか。

次が6BM8PP。小型に組んでみた。オークションに初めて出品してみた。入札があるか心配だったが、まずまずの価格で落札された。

ここからスイッチが入った。とにかく人に気に入ってもらうデザインにしようと、研究を始めた。

その次は6RA8PP。これは自分でも呆れるくらいカッコイイデザインに仕上がった。そのあとも、これでもかと言うくらいに製作を続けました。

以下6L6GCPP、6BM8PP、6AR5S、42PP、6550APP、KT88PP、PX4S、6BQ5PP、EL34PP、807PP、4689PP、DA30S、205DS、6L6GAPP、300BPP。まだ続きます。

 6L6GCPP、807PP、KT88PP、DA30S。ここまでで現在に至っています。

現在は6L6GCPPの途中。ここまでのアンプはすべてブログに製作記事を書いています。

その先の予定は6550APP、6BM8PP、EL35S、DA30Sと4台先まで決めています。

こうして振り返ると、私は6BM8が好きなのですね。6L6系も。807系も。よく見ると結構、まんべんないことが分かります。DA30Sはこの先も予定を入れています。3台目です。

やはりプッシュプルが多いです。好きだから。でもそればかりでも飽きるので直熱三極管も時々登場しています。

PPが続けばシングルに行き、大出力が続けば、志向を変えて小出力のアンプに行っています。

いろんなアンプの間をバランスよく彷徨っている感じです。まだこの趣味は飽きません。

段間トランスは使いません。OTLもやりません。211や845は使いません。感電すると肉が飛び散るから。差動アンプも作りません。私にはその知識や技術がないからです。なるべく誰もが知っている回路で作ります。私がいなくなっても、誰かが修理できるように。

球がだめになったという話は聞きますが、アンプが壊れて帰ってきたものは、プリアンプが1台だけでした。

でもここに来て、うでのケガが私の行く手を塞いでいます。

実は昨日シャーシ加工を少しやりました。腕は痛かったけど、今日の夜には収まりました。どうやら、やってやれなくはないようです。

 よし、7月までに現在のアンプを完成させます。

なぜこんなに続いているか。それはユーザー様からの感想に勇気付けられているから。そして1台ずつテーマを決め、その出来具合を確かめるのが楽しいからです。

テーマとはどんなものか。例えばいにしえの米国のOPTが手に入ったら、60年代の6L6系の球で鳴らしてみようとか。

大型のラックスのOPTが手に入ったら、大型の球で80Wを目指してみようとか、昔の国産の古いトランスが手に入ったら、きとんとお化粧して、前面にレイアウトして目立たせてやろうとか。

 パチンパチンとスプリングの動きが小気味よいカトラーの電源スイッチが手に入ったから使おうとか。

 前面に出力管だけ並べて、前段管はトランスの背後に隠そうとか。国産の灰色ハーメチックシールのコンデンサを起用して、情報量を増やそうとか。

固定バイアスにして、情報量、スピード感、静寂さを実現しようとか。

固定バイアス調整をシャーシ上からできるようにしようとか。

あるいはバイアス監視メータをシャーシ天面や、前面パネルにつけてみようとか。間延びしないレイアウトのために、ピッタリのシャーシをあつらえようとか。

 灰色、ハンマートーン、黒などの色のバリエーションを有効に使おうとか。

とにかく、いろんなテーマが必ず製作したアンプに存在しています。ときどきこれといって奇抜な部品を使ってない普通のアンプを出品することがあります。

そのときはアンプの姿、デザインがテーマです。どことなく均整がとれていたり、トータルバランスがよい形になっていると思います。

20数台作っていて、テーマを付与することができるのは、シャーシからオリジナル設計しているからだと思います。

世の中には、いかにも市販の標準シャーシそのままだというアンプもあります。塗装もせずそのまま使っていることも多いのですが、やはり自分のアンプには自分のオリジナリティーを反映させてあげるべきだと思います。アンプがかわいそうです。

シャーシを自作するとデザインの選択肢が無限に広がります。みなさんもぜひシャーシから作ってください。

アンプをつくるのなら、テーマを決めてみてください。

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