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2016年2月

2016年2月29日 (月)

アンプのバリバリ音

真空管のアンプが、バリバリと大きな音を出したら。

これは以前もこのブログで書きましたが、出力管の寿命が近づき、過大電流が流れてしまうからです。

バリバリを放っておくと、電流が流れっぱなしになりヒューズが飛びます。これはいわゆる電源トランスの二次側が短絡したのと同じ状況になります。

 とにかくバリバリ音を聞いたら、「私はもうすぐ昇天します。今までありがとうございました」と球が告げているのです。

すぐに交換しましょう。

2016年2月28日 (日)

トライオード

今から四半世紀前のこと。

当時私は、結婚したばかりで、住み慣れた大阪から関東の川崎に転勤して暮らしていました。

誰しもあることですが、仕事の内容、人間関係に悩み、当時真剣に転職を考えたことがありました。

オーディオの道で食べていければと思い、何社か採用試験を受けました。

1件目はボーズ。そうあのアコースティスマス(低音増強)理論で世間を席巻していた外資系のスピーカーメーカーでした。新聞に求人を出していました。面接の日は渋谷まででかけました。

英語の試験問題が出ました。記憶では次の日本語を英語に直せという問題で

「緊急の用事ができて、銀行の普通口座から、○○ドルを下す必要が生じた」とか何とかいう問題でした。

試験後に面接があり、品質管理の仕事はできるか、と問われました。そのとき「はい」と答えておけば転職していたかもしれません。頭の中で毎日、外注工場から納入されるスピーカーユニットの検査やデータ集計に追われ、工場の中で立ち働く自分を想像してしまいました。

それはそれで、責任を伴った、やりがいのある仕事ですが、当時工場勤務の経験が何年かあった私は、また工場で働くのかと少し落胆し、素直に返事をしませんでした。

結果は不採用。

そして、オーデイオ関連のガレージメーカーに何社か、手紙と経歴書を送りました。募集があったわけではなく、自分から交渉する形でした。

当時の名前が「トライオードサプライジャパン(現在のトライオード)」という会社と、ラックスOBが立ち上げた「エアータイト」の2社でした。

 「トライオードサプライジャパン」から返事がきました。社長直筆でした。この業界は決して楽じゃないことが連綿と綴られていました。私は読んでいくうちに山崎社長の優しさ、人柄に心を打たれたのです。内容的には採用は無理で、現職で頑張りなさいというものでした。

もう1社の「エアータイト」は、なしのつぶてでした。忙しくてそんな手紙には構ってられない、というところだったのでしょうか。

なぜこの2社に連絡を取ったのか。トライオードの方は、実はそこから購入した英国製の高価な出力管が、購入後数カ月経って、実機に挿してみたところフィラメントが点灯しなかったのです。そこで私は現品と手紙を添えて送り、とても残念で、できれば良品と交換して欲しい旨伝えたのです。

 すると店主はきちんと良品を送り返してくれたのです。私はその対応に感動して転職を考えたときに、この人と一緒に働きたいと考えたのです。

エアータイトは、当時の製品が魅力的で、この製品群を売り込むためなら世界中駆け回ってもいいと思ったから。でもなんの連絡もなしでした。

他にもオーディオ雑誌に広告を出している会社に何社か電話してみました。いずれもこの世界は厳しくて毎日が食うや食わずだとの内容だったと思います。

 今思えば、トライオードの山崎社長はお一人で、中国に部品調達の活路を見出し、安価で品質の良い、デザインの素敵な製品群の販売に成功されています。おそらく単身で努力されたのだと思います。人を雇うとか、人に頼ることが、経営的にも業務の効率的にもメリットはなかったのでしょう。

 私は過去の一連の転職活動の中で、山崎社長とのやりとりが一番、自分のためになったと思っています。

その後10年経って脱サラし、全く自分一人で仕事をするようになって、毎月、毎年の業績に一喜一憂している状況で、人を雇い入れることの難しさを実感しています。当時の方々の対応が身に染みて分かるのです。

 さてみなさん、もしアンプを購入されるならトライオードのTRVナンバーの製品をご検討下さい。人にやさしい方が開発したアンプなら、基本的に手は抜いてないと思うのです。

それからエアータイト。なしのつぶてのブランドA&M。なにも恨みはありません。ただ自作のPPアンプを作るときには、この会社の製品ATM-2には絶対負けたくないと、今でも思っています。この前オークションに出品したKT88PPアンプも実はそうなのです。

 

2016年2月27日 (土)

まとはずれ

桂文枝さん、昔の三枝さん。

写真週刊誌で愛人騒動をすっぱ抜かれ、窮地らしいですね。

長寿番組の「新婚さんいらっしゃい」の継続にも影響があるのではと。

 私的な意見を言えば、「芸人の女遊びは芸の肥やし」。これが正論だと思います。どんどん女遊びをすればいいのです。何しろ70代になっても続いていたのですから、これは芸人の鏡ですね。

 それを、出版社や真面目な顔した一般人が、著名人が愛人を囲うとは何事だと、責めています。

これ、まとはずれです。芸人は女遊びも仕事です。仕事を奪ってはいけません。もちろん女遊びをしない芸人もいるでしょうが、女遊びをしている芸人さんは概して人に取り入るのがうまい、話芸にすぐれていて、女性さえも惹きつける魅力があるということ。

色に枯れた老人が高座で演じる女性と、女遊び現役の芸人のそれと比較するといかがでしょうか。やはり女遊びしている芸人さんの方が色気が出てくるもんだと思います。

これを禁止してはいけません。犬に立ちションをするなと言うようなもの。ちょっとたとえが下品でスミマセン。

教職者も芸人も十把一絡げ。不倫は一律だめなんて、一体いつから日本人は頭の中が硬直化してしまったのでしょうか。芸の世界のそんな背景も知らずに、けしからんとなる人間は、まったく野暮で下衆でゲスな。

文枝さんの報道を目にしても、あっそうで聞き流す。これが粋ってもんでしょう。

 

それからベッキー。

不倫でコテンパンにやられて、踏みつけられて現在無職状態。一般人まで一人の芸能人を叩きのめして、それで自分の気が収まるのでしょうかね。ベッキーとあなたは合ったこともないんでしょう。

そんなにもやもやしていて、誰かを追放したいのなら、格好のターゲットがありますよ。

経済的にも、政治的にも日本をめちゃくちゃにしている、あの政治家と政党たち。

彼らを選挙で、完膚なきまでにたたきのめしたらいかがでしょうか。それこそ世の中が明るくなり、後味スッキリで十分な達成感が味わえますよ。

 

2016年2月26日 (金)

DA30シングル(2016) ⑰ 回路図です

DA30シングルアンプの回路図を公開します。

とくに、自慢する部分などない、古典的なCR結合3段増幅です。

フィラメントは直流点火。ネガティブフィードバック(NFB)は、無しです。

 想像では、2年前製作したものと、殆ど同じ回路なので、同じような音がするものと考えています。

当時の落札者の方からの試聴報告では、楽器が目の前で鳴っているような印象で、空気感が凄いとの内容でした。

空気感とは、音の鳴っていないところまで、余韻が存在するような感じだと思っています。情報量が多いと言えば、分かりやすいかもしれません。

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回路を描けるソフトまで、いただいておきながら、未だに手書きです。

お恥ずかしいかぎりです。新しいこと(ソフトの使用)に取り組むのに、勇気と、時間のかかるオヤジになってしまいました。

2016年2月23日 (火)

DA30シングル(2016) ⑯ パーツの取りつけ完了

今日は、熊本に家内とでかけました。

夕方帰宅して、急にDA30アンプの完成した姿がみたくなり、コツコツと部品をとりつけました。

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ソケットから取りつけスタート。


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DA30落とし込み用のサブパネルです。

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裏からみたところ。自作のUF4ピンソケットが頼もしいです。ハムバランサも一緒に取りつけています。こうするとシャーシ上に可変抵抗のシャフトが出て、天面側からバランス調整が可能になるのです。PPアンプの固定バイアスも同じです。この構造、読者のアンプビルダーの方にだんだん普及しているようです。


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一応の完成形です。凛々しいですね。

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少し斜め上からの外観。

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正面上部から。機械的でメカニックな印象です。

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後ろから2枚。スピーカーのインピーダンスは3種類、SW切替可能にしました。

つくづく21日の晴れた日に、塗装を終わらせておいて良かったと思います。今日はくもりで雨も降り出しました。

さて、次は金具を一つ。そして配線前に確定申告の準備です。

また、引き続き報告します。お楽しみに。

2016年2月22日 (月)

DA30シングル(2016) ⑮ インレタ入れました

仕事もしたし、インレタも入れました。

だんだん年を取ると、目がきつい。文字がしっかり着いているのか、形が崩れていないかを確認するのが困難になってきました。

少し字が変形したり、これは転写時に形がくずれるのですが、端っこが切れたりもします。

まあ、でも何も文字を入れないよりは、もし何かあったときに、何の球をどこに挿せば分かるようにしておくことは重要です。

オークションで文字なしアンプを見かけますが、球が挿してないと本当に分からないと思います。部品取りならこの限りではないのですが。

さてさて以下が出来栄えです。

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どうですか。大きな文字を選んでます。もう白も残り少なくなり、オリジナルインレタ発注の準備にかかっているところ。

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困ったのは整流管。ヒーターが5Vで2~3Aで180mA以上とれるものなら、何でもOK。よって文字は5V3Aとしました。

実際5AR4ではDA30と並べたときにバランスが崩れます。CV378(GZ37)や5R4G、5U4Gなら釣り合いますね。

あすは、また愚息の次男が、この前の部屋をいやがるので、本人を連れて熊本へ。これで受からなかったら仕置きです。

2016年2月21日 (日)

DA30シングル(2016) ⑭ 塗装終了

今日はひさしぶりに休日で晴れました。今まで小雨が降ったり、寒かったりして塗装どころではありませんでしたが、本当に待てば海路の日よりありでした。

日差しが元気だったので気温が上がりました。このチャンスは逃す手はなく、塗装に失敗したままのシャーシ天面を引っ張り出し、ハンマートーンのスプレー缶を何度も何度もカラカラ言わせて攪拌しました。

そして試しに新聞紙に吹きかけると、こまかな霧が。ダレが出てないのを確認してそのまま、天板にスプレー。

暫らく天日に当てておきました。日差しでアルミの温度が上がったのは久しぶりです。

そのまま夕方まで放置。先ほど屋内に取りこみました。すでにインレタ済の側板に乗せました。

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さて、続いてインスタントレタリング転写作業ですが仕事があって、確定申告もありますので時間を見つけてやります。

ここまできたら・・、ああそうだ、直流点火用のダイオードやバイアス回路を組み込むための金具が必要でした。でもこれはカンタンです。Φ3の穴を明けて曲げるだけ。

インレタと金具。そしていよいよ配線。

また動きましたら報告します。

ノイズ対策 その2

前回の記事で対策を述べた。今一度あらたに整理すると

1.電源トランス自体からでる磁気を減らす。リングコアや遮蔽板の設置。

2.電源トランスは磁気の発生方向を考えて、信号領域へ届かないよう向きを考慮して設置する。

3.電源トランスは極力信号回路と離し磁気の影響を極小にする。

4.強電界(高圧交流電圧)は極力信号回路と離し電界の影響を極小にする。

5.微小信号を60dB程度増幅する回路では、真空管のヒーターによる交流由 来のハムを減らすために、直流点火とする。

6.信号回路の流れる線路は、磁気影響を減少させるために、信号とアースの2本をねじる。

7.信号回路の線路は、電界の影響を減少させるために、シールド線を使用する。

8.信号線とアースがループを作らないように配線する。このループにトランスからの磁気が影響するとさらにノイズが増える。

9.アース自体がループを作らないように配線する。

上記の対策について、できること、できないことを明確にすると、1から5までを完璧に実行できる方法がある。

電源を別に組むこと。アンプ本体とは別に電源回路をケースに入れて、アンプと並べて使用すること。但し私は一体型にしたいのである。オーディオラックのスペース上の問題もある。

なので1から5は、電源内臓型の範囲の中で可能な限り実行することとする。

6と7。6についてはシールド線のシールド部分を単線で実現することになり、シールド線の代わりにツイストされた2本線があちこちに存在することになる。これは配線が込み入り、煩雑になるので避けたい。

7は実行しない。これが今回のテーマであり、シールド線を使うと高域特性が悪化するのでやらない。

8と9は実施する。

まとめると6と7以外は取り組むということ。とくに難しいというか、対策と効果が漠然としているのが8だ。アースは1本にまとめて、適切なアースポイントの数と場所を選ぶ、アース線をシャーシに添わせるとコイル状が避けられるのではないかなど、何となくアイデアはあるが、やってみないとわからない。

回路の出力端に交流電圧計をつないで、カットアンドトライになると思う。

実は上杉佳郎さんはすでにこの技術ノウハウを確立されていると思うのだが、書物には発表していない。作品によりケースバイケースで写真などが残っているだけだ。企業秘密なのだから。

手始めにプリアンプからノーシールドで製作し、うまくいったらプリメインに移りたいと思う。

その間、自分なりにノウハウが確認できれば具体的に公表したいと思う。私は商売じゃないので。

2016年2月20日 (土)

野合

政府関係者は、野党の共闘を理念も政策もない野合だと批判しました。

私の判断は以下のとおりです。

      バカの一強  <  野合

     (∵ バカのひとつ覚えよりも、議論を経た意見が出てきそうだから)

黒人は奴隷だった

丸山参議院議員の発言が物議をかもしています。

私自身の判断は、丸山氏は言葉足らずで上げ足を取られてしまっていると思います。

彼は本来こう言いたかったんじゃないかと。

「昔黒人はアフリカ大陸からアメリカにつれてこられて、奴隷として働いていた。しかしアメリカも変わり、黒人という人種に分類される人が大統領に選ばれている。世の中はどんどんいい方向に変わっていくものだ」

ところがメディアの取り上げ方では

「黒人は奴隷ですよ。奴隷がアメリカの大統領になっているのです」

これじゃ、内容も真逆。

丸山氏の言葉足らずによる、誤解を与えやすい言葉が、そのまま人種差別発言として扱われてしまっています。

この点に関しては、彼はかわいそうです。

 ただし看過できない丸山氏の発言がこのあとにありました。メディアはそちらの発言はあまり報道していません。NHKは一度放送しました。

そのニュースは

「自民党の丸山和也参議院議員は参議院の憲法審査会で、「日本がアメリカの51番目の州になれば、集団的自衛権などは全く問題にならない」などと発言し、審査会のあと、「誤解を与える発言で申し訳ない」と謝罪したうえで、必要議事録の削除や修正をしたいという考えを示しました」

というものです。こちらは言葉は足りていて、自身の主張を明確に伝えられたようです。

しかしこちらのほうが、よほど悪質でしょう。こちらの発言で議員辞職するなら納得できます。

2016年2月19日 (金)

伊予三島

19日は日帰りで、四国の伊予三島での仕事。

昨日は、次男が受験する大学周辺で部屋探しのために熊本へ。

 まだ前期試験を受けてないのです。合格してもいないのに、早く抑えとかないといい部屋がなくなるとの、ご子息がその大学に通っている知人の言葉に、家内は動き、私はそのお供に。

何件かみて、仮押さえして帰宅したら、あとから家内が、洗濯機置場が、外だったとか、そとに出ないと洗濯ができないと、後悔し始めました。

ついでに玄関から、室内に上がるときの高さが50~60cmあり、あの段差で慌てたときにこけてケガするとか、心配性丸出し。

40年前、私は今回の息子が済む予定の1K6畳(洋間)などの部屋とは、縁遠い、間借り4畳半、押入れ半畳1個、共同トイレで汲み取り式、洗濯機は共同で前の先輩が置いてったものを使用。風呂は銭湯、ときどき大家さんが使わせてくれた、という壮絶下宿のことを思い出しました。

いあや、私はどんなところでも暮らしていける自信があるのです。

帰宅して息子に、部屋のこと、周辺のこと、食事のこと、アルバイトするならこのあたりらしいだど、聴いてきたことを説明したのです。

本人は幽霊物件はいやだ、近くにプールはないのか、バスケットのゴールは周囲にないのか等、アホ全開。

 世間を全く知らず、心配性の母親に育てられたこの息子の近未来が心配です。

私は、親からまるっきりほったらかしにされて育ったものですから、与えられたものがあるだけで喜び、それがうまくなければ自分で手を加えてどうにかしてきた人間です。こころの中で、人種と感性が違うのは埋めようがないと思っているのです。

そんなこんなで疲れた次の日に四国の伊予三島です。実はここは先日亡くなった叔父の母親、私の祖母の故郷なのです。

しかし、どの家が実家かは知らされていません。漁師の網本の娘だとは、聴いたことがあります。なにしろ海っぱたの町です。

仕事を早めに切り上げることができたら、散策してみます。

2016年2月17日 (水)

ノイズ対策

いなさんから、ご指摘がありました。

私の仮説は恐らく間違っているでしょうと。

 よく考えました。私の仮説はノイズ電圧は、フレミングの右手の法則によるものでしたがこれは間違いでした。嘘を公開して申し訳ありませんでした。訂正してお詫びいたします。

 もういちどノイズのことを考えました。導線に発生するノイズのメカニズムは2種あるようです。

 ①すなわち、導線が外部から、磁気や電界の影響を受けノイズが発生する場合。

 ②もうひとつは、導線自体に電流が流れたときに、磁気ノイズや静電ノイズが 発生する場合です。

①の場合を具体的に考えると、やはりトランスから漏洩する磁気が直接導線に影響を与える場合。それから強電圧が存在する部分がそばにある場合。交流の一次側から、トランスまわりです。電界によるノイズは比較的高い周波数に影響を与えます。

②の場合を考えてみました。例として導線のもつインダクタンスをL、流れる信号電流をiとしますと、ノイズの電圧は

 e=L×di/dt (V) となります。

 ここでLは導線の太さや形状で決まる物で、導線が直線形状なら

 L=[(μo(真空の透磁率です)×l(Lの小文字、線の長さです)/2π]×log(D/r) (H:ヘンリー)となります。

  Dは2本の線の中心間の距離です。rは導線の半径

 つまらないでしょうね。式の羅列。ではこの式を使って実際のアンプの中の配線のインダクタンスLを求めてみます。

 実際に電線をAWG20とすると、rは0.4mm、Dはピッタリ添わせた線間の距離で3mmとします。lは配線の長さで一応20cm=0.2mとします。

 ここでμ₀は 1.25 × 10⁻⁶ と決まっています。

 log(D/r)の項は約0.9になります。

 前段の[(μo(真空の透磁率です)×l(Lの小文字、線の長さです)/2π]に上記の数値を入れて計算すると、

 L=0.18 (μH)となりました。ずいぶん小さな値です。

 さていよいよ今度はこのLを  e=L×di/dt (V) に入れてみます。

 e=0.8×10⁻⁶ di/dt (V) ですが、

 di/dt とは何でしょう。これは流れる電流(交流成分です)を時間で一度微分した値になります。

 仮に1KHzの信号を考えましょうか。などと言ながら実はこの計算は大変な仕事量になります。信号電流は非線形の交流信号なので、一度フーリエ級数うを使って、それぞれの角周波数や実効値の違う複数の正弦波形に分解して、それらを個別に微分して合計する必要があります。

とてもじゃないので、仮にこの計算後の微分後の電流を1(A)としましょうか。真空管アンプではこんなに大きな信号電流はあまりないと思いますが、仮の話です。

すると、上記の式の ℮= 0.8 (μV)となります。

 ずいぶん小さな値ですね。私がいつも喜んでる、ノイズ0.1mVより3桁少ない値になります。

 結論:信号電流によるノイズは無視してよいということ。電界によるノイズも 

     同程度だと思います。

さて、ここから後半です。ノイズ対策は線路に対する外部からの影響を小さくすることがまず第一です。これはやはり、磁界や電界の発生源を遠ざけること。それから、遮蔽をすることです。

 おそらく、これが出来れば、以前私がヒーター配線をよじらずにピッタリ添わせて、片配線をアースしただけでノイズ0.2mVが実現できたのだろうと思います。

それから、私が間違っていたことの、正しい説明をしなければなりません。

信号線+と-の2本の線路を離して引き回すと、これはコイルになります。コイルに電流を流すと、アンペールの右ネジの法則により、導線の周りに磁界が発生してしまうということです。そこらじゅうに磁界が発生してしまい、これが下手な配線によるノイズ発生のメカニズムになります。

 この対策として、配線はコイル状にせずに2本添わせよう、あるいはねじりましょう、ということになります。

但し、私が不思議に思っているのは、上杉アンプはノーシールドでノイズを駆逐しています。2本を添わせていません。

写真をごらんください。入力端子からセレクターまで、見事な裸線で何本も横に並べてストレートに配線しています。

ロータリーSWやVRまわりにシールド線がありません。

これは一体なぜなのか。ようく写真をみてください。

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Uesugi_2

トランスは密閉されたケースに入っているもので、おそらく配置の向きも考慮されているのでしょう。鉄板にとりつけ遮蔽してあります。効果のほどはわかりません。封じ込め。

それから、入力からの裸の信号線は、真空管のユニットが取りつけられている鉄板の下を通っています。これも遮蔽。

さらには、裸のリード線は等間隔でならべてあります。これも効果があるのでしょうか。真空管の取付けられた鉄板ユニットには、黒い端子台が2本向き合ってならび、おそらくアースはいくつかの端子間を1本で結ばれていると思います。1点アース。

 上杉さんの昔からの手法です。 これらの手法から、何らかの手立てを選んで、シールドを撲滅したいと考えています。

よしんば最小限のシールドを使っても、20KHzまではまっすぐで行きたいと思っています。

つきつめない

確かにアンプは人よりは多く作っている。でも年間50台作っているひともいるという。もちろん商売としてだろうけど。

 ときどき、他の人からくすぐったいような形容で呼ばれることがある。ベテランだとか、達人だとか、名人だとか。

でもそう呼んでいただいた方には申し訳ないが、これらは当たっていない。私はそんなにアンプのことを知らない。

寡作だが、実験を繰り返して本を書いている方のほうがよっぽど達人だと思うし、私の技術レベルは底が浅い。なので専門的な質問をされても答えられないことの方が多い。

 昔から、アンプやオーディオを生業にしている方は、とにかく実験を繰り返して、ノウハウを蓄積されているに違いないと思う。

オーディオ専科の森川氏のアンプが、なぜあんなに低歪率なのか。UBROSの上杉氏はなぜノーシールドでハムを出さないのか。

先般シングルアンプの電源トランスと出力トランスの向きが原因で、磁気誘導に散々悩まされて、ようやく適正な設置方向を見出したのだが、なんと浅野勇氏の著書に出てくる写真のアンプは、全て私が苦しみぬいて発見した結果と同じ方向に設置されていたのだ。本当に先達とはよく言ったものだ。

 私は自身をつきつめない人間だと思っている。本当の名人なら、組上がったアンプをさらに追い込んでいくことに、組み上げるのにかかった以上の時間を掛けるだろう。

もう少し歪を下げたい、中低音に力を出したい、音の鮮度を保ったまま少ないNFBで30KHzまで直線を維持したい。テーマが見つかれば名人は3種類以上のアプローチで追い込んでいくに違いない。

でも私は突き詰めない。そんなノウハウも持っていないし、できあがったままの音がアンプの個性だと妥協してしまう。

それに、悩み過ぎるのも体によくない。オーディオの偉人達は若くしてこの世を去った方が多い。瀬川冬樹氏もしかり。これはどの分野でも同じ。作家や芸能の世界でも。

悩むと悪い病気になりやすい。ものごとを自分の思う方向に動かそうと無理をすると、うまくいかない場合は悩んでしまう。

あるがままに、どちらかに動きそうなときに手を貸す、これが一番だと思う。

 私は突き詰めないので、名人でも達人でもない。ただ、楽しいことはとことんやる。意外と思われるかも知れないが、結構面倒くさがり屋でもある。

なので経験が少し多いアマチュア。これが私への正しい表現だと思う。

2016年2月16日 (火)

嘘はいかんよ

またヤフオク話で申し訳ない。

ある自作の真空管アンプが出品されていました。

出品者の説明には、「出品に当たりチェックしました。問題なく音は出ています」と書いてありました。

でもアンプの現品は出力管は4本とも抜いてあって、本来何の球が挿してあったのかも分からない状態。初段管も片方のチャンネルが欠品していました。

質問欄には5名の方が、出力管も挿してなくてどうやって鳴らしたのか。どんなチェックをしたのですか、と矢継ぎ早の質問が。

あわてて出品者は「当方の記載間違いです。譲り受けた当初は鳴っていたのですが、現在は確認できないため、ジャンクで出品です」

この回答を5回繰り返していました。

記載間違いではないですよね。「ウソをついてしまいました」が正しい回答なはずです。

知識のない人間は、球が挿してあろうがなかろうが、アンプは鳴る物だという認識なのでしょうね。

ちなみにタンゴのCRD5当たりがOPTで、トランスは5Kg級。チョークコイルはタンゴの角形MC5-250Dクラスでした。

重量の記載は約22KGとありましたが、私には15KG程度しかないことはすぐにわかりました。

重量まで指摘している人はいませんね。気にしたのはオタクの私ぐらいでしょう。

嘘はいけません。嘘は罪。

シールドを恐れるな

スターウォーズではシールドは大変重要な防御兵器です。

シールドを張っておくと、敵機の攻撃も撥ね返してくれます。シールドがなければ悲惨なことになります。

一方のオーディオアンプでは、シールドは誘導ハムノイズに効果があるとされています。

プリアンプの信号線に使用すると、信号に外的なノイズが乗るのを防いでくれます。はやり防御兵器として有効なのです。

但し、弊害もあります。いいことばかりではありません。

シールド線自体が容量を持ちます。容量とはコンデンサーの成分と同じです。ということは、アンプの回路のそこかしこに、コンデンサがぶら下がるのと同じ状態になります。するとどうなるか、信号の周波数特性が狭くなります。とりわけ5KHz程度以上の周波数に対してローパスフィルターのような働きをしてしまいます。

ローパスフィルターとは、特定の周波数より下の信号は通すが、それより上の周波数の信号は減衰させてしまうということ。

昔のレシーバー。サンスイ、トリオ、パイオニアといったかつての精鋭メーカーが、FMやAMラジオのついた、管球式プリメインアンプをどんどん製造していました。

私はこれらの機器のトランス達が今でも好きで、こつこつ集めていますし、回路図やシャーシ内部の写真も集めて眺めています。

とりわけ、今後管球式プリメインアンプ、昔風に表現するなら「8球真空管式プリメインアンプ」を作ろうと思っていますので、興味が尽きないのです。

それで写真を眺めると夥しい数のシールド線が使われています。入力端子からセレクターまで、更にはセレクターからイコライザなどのアンプ段までと、少し長くなる信号回路には必ずシールドなのです。

メーカーはグラフを発表していませんが、周波数特性は15KHzくらいからは、減衰しているはずです。

減衰するとどんな影響があるか。通常音は楽器の倍音成分も含めて再生されます。高い方の倍音が多ければ、それだけ楽器の音もリアルに近づきます。

しかしその高い方の倍音成分が再生されないとなると、音はプアーになってしまいます。

 なので結論はシールドは使わない方がよろしいと。

亡くなられたアンプの大家の上杉さん。古い著書にも「シールドなんか必要ない。使わなくてもノイズの出ないアンプは作れるものだ」と豪語されています。

ネットで上杉プリのキットを組み立てた方の意見を読みました。こんな錫メッキ線を張り巡らしたノーシールドの配線で大丈夫なのだろうかと、不安になったが完成してみるとノイズは皆無だったと。

私にはひとつの仮設があります。そもそもハムの発生は、交流磁界中に導体を動かすと、e=Blvsinθの計算式に従いe(V)のノイズが発生するということ。

 B:磁束密度 l:導体の長さ v:導体の回転速度(実際は線は止まっているので0だがそれでもノイズは発生している?)

であればB(磁束密度)を0にしてしまえばよいわけです。

交流磁界を封じ込めればノイズは除去できると。具体的には磁束を漏らさない手当をした(磁気シールドケース入りの)電源トランスを使うこと。

それが無理ならトランス自体をできれば鉄心部分に銅または鉄を巻き付けて、更に遮蔽板で囲い込み、アンプ回路とうんと離すこと。これら合わせ技を実行し、とどめでヒーターは必ず直流点火すること。

昔のレシーバーの回路をみると、ヒーターの直流点火はあまり実行されていなくて、交流点火のままでハムバランサを使用することが多かったようです。

本来は電源部は別仕立てがベストですが、一体化が好きな私は、別電源は少し面倒なのです。

なので上記の策を実行すれば、シールドは不要だと考えています。このチャレンジも楽しみなのです。

シールドを取ることを恐れるな、ですね。

2016年2月15日 (月)

トランス状態

家内が言うには、酔っ払いとしゃべりたくないと。

何でも酔っ払いは、①くどい、②声がでかい、③自慢話が多い、と。

酔っ払い同士はいくらでも①②③は平気なのだろうが、そばにいる素面の人間には耐えられないとのこと。

 あーたも飲めばいいじゃんと言えば、飲めないんだとの答え。

声もでかくなれば、お隣のうちに迷惑がかかるからと。確かに優等生国民は他人への迷惑を極端に嫌います。

昔は、いいじゃん一升瓶の1本くらい年末に届けて置けば、少々の大声くらい。

だったのですが、世の中変わりました。みんなひっそり、他人に聴き取られないように、ひそひそ声で暮らして行かなければならないそうです。

スピーク・イージーというアメリカの禁酒法時代のことを想像してしまいます。

ふん、ええい、けったくそ悪いと自分の部屋に入れば、夥しいトランス達がころがっています。

 プリメインはこの電源トランスとチョークコイルで、出力は初めての東栄だ、とか。思いつくまま並べて、後ろに引っ込めて、次はこのアンプだなどと繰り返していると、トランスだらけになりました。

 ようし、みんな整列、記念写真だ!

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このトランス達は、全部の在庫の三分の一くらいです。前から言ってるように現時点の全在庫量はアンプ14台分は優にあるのです。

でも3年分です。継続して仕入れなきゃ。あと10年は作るのだから。

2016年2月14日 (日)

プリメインアンプ

春になったら、管球式のプリメインアンプを作ろうと思っています。5月連休かな。

メインアンプ部は6BM8のPP。10Wも出れば十分だと思うのだがどうでしょうか。

パネルのデザインも考えていますし、回路も殆ど構想は固まっています。

イコライザはRIAAのみならず、FFRRとかCOLOMBIAとかSPとか、複数対応できるようにして、イコライザアウトの端子も付けます。いろんなソースを6BM8PPの音のみで制限されるもいやでしょうから。

見た目は現代的です。JBLのプリメインに似ています。

 果たして完成できるのか、不安もありますが、とても楽しみです。

デスペラード

イーグルスのグレン・フライ氏が亡くなりましたね。

尊大で以前は仲間割ればかりしていたらしい。でもイーグルスの曲は好きでした。

バラードナンバーの「デスペラード(ならず者)」。いい曲ですね。

 でもやはりホテルカリフォルニアに尽きますね。

私が自宅の車に乗り込むと、なぜだか、嵐の曲が勝手に流れてしまう環境になっているのですが、長距離走るときは、ミュージックストッカーに入っている、イーグルのアルバムに切り替えます。

 ホテルカリフォルニアが流れ始めると一緒に歌い、(キーが高くてちと苦しい)ギターの間奏が始まると、ずーっとフレーズを一緒に歌います。

いい演奏ですよね。

 70年代のロックはホテルカリフォルニアだと、渋谷陽一氏は言う。確かにこの曲はロックだが、イーグルスはカントリーロックだと思うのです。

 一番ロックっぽく作ったのが、このナンバーなのでしょう。カントリー・ロックという言葉による定義もどうなんだろう。

 そういえば昔、NHKの昼のFMでツイストの音楽を、MCの男性が「ロック演歌のツイストは・・」と言い切っていました。

 これも凄いけど、もうロック演歌という言葉を、日本人が一人も口にしない日もあると思います。

2016年2月13日 (土)

モーターゴロ

私はガラードの401というターンテーブルを使っている。

オーディオの様々な製品について、たくさんの評論家が意見を述べているサイトがある。

 http://audiosharing.com/review/?cat=101

置き方によっては、モーターゴロも気になる、と評論家の方が述べている。

 大丈夫、私は耳が少し遠くなっていて、ゴロなんか聴こえない。3mも離れればまず聴こえない、聴きたくても聴こえない。

微細な音も実は感じ取りたい。しかし聴こえない。

 だから、少し開き直っている。都合のいいことだけ聴くことにしている。

2016年2月12日 (金)

不倫と収賄

不倫がばれた議員が、議員を辞職して、収賄で罪を問われている人が議員を辞めないのは、バランス上おかしい。

不倫の人は、国民に直接被害を与えていない。収賄の方は税金が絡んでいると思われる。どうなんだろう。

ヘンリーとオーム

正体不明のチョークコイル。

何ヘンリーかを確認する方法をお伝えします。

テスターで両端のリードを当たって、150Ω程度なら10Hです。70Ω程度なら5H。10Ω前後なら、1H前後。

だいたいこれで間違いはありません。なので200Ω以上あったら、15~20Hだということ。

電流容量はコアと巻き線数に比例します。インダクタンスのHが大きくて、電流容量が300mA以上になると3KGとか結構重くなります。同じインダクタンスでも電流容量が 100mAなら、その半分から三分の一に近づきます。

ちなみにシングルアンプでは5H以上、できれば10H以上のチョークを使わないとリプルが取れずにハムが出ます。0.5Hではまずダメです。

2016年2月 9日 (火)

うるわしい音がする球

ここだけの話です。

聴いてて柔らかで、何となく香りが漂う音がする球を教えましょう。

RCAの807です。

さらに大サービスでもう1本紹介すれば、829Bです。もちろん米国製です。ロシア製はわかりません。

829Bのファンの方ならご存じと思いますが、みかけの工業製品のような、堅苦しさと違って、音はおしゃれです。

ひところ、作例をよく見ましたが、まだ入手可能なのでしょうか。

ついでに、入手しないほうが良い球をご紹介します。

カナダマルコニーの6V6Gです。まったく詐欺のように低音が非力です。

25年前に、真実を知りました。

2016年2月 7日 (日)

黒猫のシャア

うちの愚犬、柴犬ランチは猫を追いかける。

何故だかわからないが、散歩中も側溝のフタの穴に鼻を突っ込み、猫の匂いを捜している。

遠くに猫を見つけようものなら、猛ダッシュで向かっていく。引っ張られる飼い主が迷惑だ。

どうしても猫が逃げて姿を消すのがはやいので、その場に到着しても姿はない。

ランチはきょろきょろ、うろうろして、匂いを捜し始めるといったあんばい。

Photo


 でも時々は猫を追い詰めることがある。車の下に入り込んで猫がくつろいでいる場合だ。この時は猫も気づくのが遅く、ランチが車体の下の四方から、猫を責め立てる。

ランチの目的は何だろう。獲物として攻撃を加えたいのか、怖がって逃げるのが楽しいのか。はたまた、いっしょにじゃれ合いたいのか。私は猫がかわいそうなので、リードを引っ張り、逃げるチャンスを作ってやる。

ある日、ショッキングなことが起きた。

散歩に出てすぐ、自宅から2軒隣の家の前だ。猫が3匹、道路でひなたぼっこをしていた。

ランチが逃さないはずがない。猛ダッシュで近づくと猫たちは散った。でもその中の大きな黒猫は逃げる直前までしばらく、ランチの方を睨んでいた。

ランチが鼻を鳴らして、どんなもんだと、ひとしきり威張って、歩き出そうとした瞬間だ。

 背後から黒い影がランチに迫り、爪の出た腕を一振り。慌てたランチは体制を立て直すも、ボスとみられる黒猫は逃げる様子もなく、またひと攻撃加えようと、「シャア」と声を上げた。逆襲だ。

 こうなるとランチは弱い。逃げ出したのだ。シャアは道の真ん中で、仁王立ちのまま、こっちを見ている。

「負けたなあランチ。あいつは家族のだんらんをお前に邪魔されて、腹がたったんだろうなあ。それにしても根性があるよなあ」

 犬仲間のおじさんから聴いたことがある。犬に臆せず、爪で目を攻撃してくる猫もいるという。おじさんの犬はハスキーのミックスで結構でかい。それでも向かってこられたことがあるという。とにかく爪で目をやられないように、とのことだった。

シャアのその時の容貌は、昔の屏風に描かれた大黒猫のようだ。目は黄色で大きく見開き、開いた口からは尖った歯が見えていた。

ランチと同様、その時は私も恐怖感を覚えたほどだ。

 でも愚犬のランチは、その後も猫の追っかけをやめていない。

 シャア達の姿はその後見ていない。どこかに場所を変えたのだろう。

もう出くわしませんように。

2016年2月 6日 (土)

昔に還る

この3年前から、大学時代の友人に年2回の周期で会っている。

寮で一緒だった男で、実家は福岡県南部の町だが、今は石川県で高校の先生をしている。

彼が盆と正月の帰省のときに、ちょうど私のうちと彼の実家の中間にある、久留米で会うことにしている。

最初は思い出話をするときに、人の名前がお互い出てこなくて困っていたが、何度も会って同じ話題を繰り返していると、名前もスラスラでてくるからおもしろい。

それで昨年、宮崎に行こうということで、高千穂、日南旅行を敢行した。

そのときに、あいつはどうしているかなあと、話題に登ったもう一人の男がいる。来年はあいつも誘おうと。

しかしながら、音信不通である。物理学を専攻しながら、実家の都合で地元の信金に就職したというのは聞いていた。

友人がその男の名前で、ネットを検索し続けていたら、ある銀行の人事がみつかり彼の名前が出てきた。事務部門の部長をしているらしい。

私に連絡してほしいという。高校教師はいきなり銀行に電話するのが苦手らしい。そこで私が、昨日移動中に電話した。

女性が出てきた。その男の名前を告げると〇〇部長は今日は会議で出ていて戻らないと言う。私は名前と携帯番号を告げ、連絡して欲しいと伝えた。

帰宅してしばらくしたら携帯が鳴った。あいつだった。 

いつになく携帯で長電話してしまった。お互いの過去から現在の状況を伝え合った。

彼も私生活で苦労したようだ。能登半島に旅行に行こうと告げた。土日も出勤することがあるが行きたいという。

 何とか都合着けていこうと伝えた。

60歳前になると、どうも若いころの仲間が恋しくなる。みんなそうみたいだ。確かに20歳前後の頃、一緒に笑って、泣いた仲間にもう一度会いたいと思う。

自己確認なのだろうか。みんなが元気で今を過ごしていることを願う。会えばそれぞれの家族の話も聞きたくなる。

過去が点から線になり、現在につながり、そしてみんながまた現れ、面になっていくのだろう。

 これは絶対にいいことに違いない。

2016年2月 5日 (金)

客観性のない凶器

メディアが凄いこと。 下衆のUltimateと不倫をしたベッキヰ。

それまで、彼女の清純さを番組で利用して、稼いできたメディアが、今度は不倫を契機にそちらの方が視聴率が取れると、さんざん叩きまくっている。

彼女を悪者に仕立て上げ、これでもかと攻撃の手を緩めず、ついには芸能界から追い出してしまった。

一方で、TVを見ていた母親が、彼女の出ている番組をみて、子供の教育に悪いからTVに出して欲しくないと局に電話をしてきた件数が複数あったとのこと。

 冷静に考えれば、TVを消せばいいだけのこと。この母親たちもメディアにまんまと乗せられてしまったのだろうか。

 更に冷静に考えれば、一人の女性タレントが不倫をして、一般人の生活に何か、直接の悪影響があるのだろうか。

冷静に考えれば、彼女よりも、憲法を改正して戦争に突き進もうとしている政治家の方がよっぽど国民に悪影響を与えると思うのだが、いかがだろうか。

今後、若者が兵隊にとられて命を落とすこともあるだろう。先の大戦と現代の戦争はありようが違う。ジャングルの中で敵と銃を持って対峙するという、昔の光景はもうみられない。

日本が戦争に参加すれば国内ではテロが頻発し、都市のあちこちで爆発が起こり、多くの人達が血まみれになって命を落とすことが予想される。

現代は大量破壊兵器の時代だ。遠隔地から一気にミサイルが飛んできて、数千人単位で死人がでるだろう。

甚だしい場合は核爆弾が広島、長崎以上の何十倍、何百倍の破壊力で何百万という生命を一度に奪う可能性もある。戦争に参加するとはそういうことだ。

 あの政治家がやろうとしていることと、芸能人の彼女が引き起こした社会現象を比べて見て欲しい。

 私はあの政治家こそ、TVで顔を見るのも嫌だ。シスでありヒトラーでありスノークだ。虫唾が走る。

メディアに言いたい。報道すべきものは一芸能人のゴシップなのか、もっと何百倍も重要な国民に知らせるべきものがあるんじゃないかと。

原発の放射能被害にしても完全に隠されている。東北や関東でも癌の患者が増えているとの情報があるのに。

メディアは冷静さ、客観的判断力を失った凶器になってしまっている。

 

DA30シングル(2016) ⑬ 側板レタリング完了

いなさんから、シルク印刷を使った文字入れの、他ブログの情報をいただきました。

塗装失敗の記事のコメントを参照ください。

じっとブログ(2件)を読ませていただきましたが、とても私には無理です。そこまで徹底してのめり込めないのです。

もう一人の自分がいて、分業でやれるのなら可能性がありますが、一人じゃ無理なのです。

今日あらためて、パワーアンプに入れる文字は何個かカウントしてみました。

シャーシ前面には、POWERやON、VOLUMEくらい。背面はSPEAKERSやINPUT、RIGHT、LEFT、FUSE、AC100Vなど。

そして天板は球の名前、せいぜい8個~10個。

してみれば、インスタントレタリングで、1台のパワーアンプに入れる単語の数は20個からせいぜい25個の間です。FUSEなんて、文字を入れなくてもホルダーの方に入っていることもあります。

これらは分散して存在していますので、版をつくるとかは、少しそぐわないかなと考えています。その実、加齢により新しい技術への挑戦のエネルギーがなくなってしまっているのも事実です。

よっていつもながらのインレタです。

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後は天板。天気次第ですが、頑張ります。

2016年2月 4日 (木)

塗装失敗

3日に、天板の塗装を再トライ。

ところが、ダマが出て、下地をサンドペーパーで平にしたところも、ムラになってしまいました。

慌てて、シンナーで塗装を落とし、再度サンドペーパーで平らにして、その日はおしまい。また明日から寒波が来るそうです。

但し側板は、何とか白文字でレタリングを入れました。

 ついに、白文字は RHIGTやLEFT、VOLUME、SPEAKERS、FUSEなどの定番文字がなくなりました。

 ついに、発注を考えました。現在文字を選定中で、リストを作っています。

今日は熊本の肥後大津にいます。昨夜、今後作りたいアンプをリストアップしました。

14台が並びました。プリメインアンプも含まれています。プリメインは経験がないので楽しみです。この14台、2年から3年かけて次々に完成させる予定です。

ただし、私の体が持たなくなったら、パーツの形でオークションに出品します。そのときは、商品説明欄に

「アンプ製作の気力、体力がなくなり、もう自作はやめますので、パーツを順次出品していきます」

と、よく見るパターンの文章を乗せることになります。でも最低2年は頑張りますよ。まだまだです。

2016年2月 3日 (水)

DA30シングル(2016) ⑫ 塗装を試みた

2月2日、お昼近くから日差しが強くなった。ひょっとして、塗装できるかも知れないと考えた。

12;00から14:00の間は、確かに日差しが強く、体感温度も上昇。

決心して、缶入りスプレーを湯煎。100℃のお湯をちいさなバケツに浸して、その中にスプレーを。

暖めながら、取り出して、何度も振って攪拌した。

シャーシの天板、側板とも予め塗装の直前までドライヤーで温める。

 よしとばかりに、天板にハンマートーンの塗料を吹き付けた。おお順調、順調。しかしながら、とこどき、ポタと小さなダマが、塗装面に落ちる。

ありゃ。しばらく置いといて、今度は側板を塗装。こちらはうまくいった。途中でなんどもスプレー缶を振った。そのかいあってか、側板は終了。

問題は天板。ドライヤーで乾かしながら、再度上から吹き付けると、またダマが。

ダマを隠そうと、また上から吹き付けると、またダマが。そして最後は塗りすぎで塗料が流れ出す始末。

なので、一旦終了。流れてしまった部分は、シンナーで拭取り、サンドペーパーを掛け、薄く平らにしておき、この日は終了。

あす、この部分に手直しをすればOKの状態にしておきました。

3日は晴れそうです。もう少しです。よく振って、暖めて頑張ります。

自分の好きなものを一番にもってきているか

オーディオを趣味にしていると、どうも他人のしゃべっていることが気になる。

KT88という球なら、GOLD LIONの物が最高だ。(かつてGOLD LIONの音を聴いたことがあるが、そうでもなかった)

6L6GCはRCAの黒プレートが音がいい(自分はGEの灰色プレートが好きだ)

やっぱり300Bは最高だ。(何言ってんだ、中国製のレプリカじゃないか)

 心の中は、反駁していても、いざ聴こうとすると、他人が賞賛しているものを聴いてしまう。

 今一番好きな球は807だ。でもSTCの6L6Gを挿したアンプを聴いてしまう。

「高価な球だからいい音がするはずで、時間の制約もあるから、高価なやつを聴かないともったいない」

 そんなことを考えている自分がいる。

そろそろ、人のことは気にせずに、自分の一番好きな音を聴こうと思う。807系の音をずっと聴こう。

そんな安い球聴いてるの?って言われそうだが構わない。

「安くてもこの音が好き」

そう胸を張って答えようと思う。

2016年2月 2日 (火)

小国温泉郷

先月の28日から28日にかけて仕事で阿蘇・小国へバスで出かけました。

宿泊先は杖立(つえたて)温泉です。

 博多バスターミナルから2時間と10分程度で杖立に到着します。

関東の皆さんは、大分県の日田から熊本の阿蘇に向かって南下する道なんて、ご存じないでしょうね。

ルートを説明しますと、博多から九州道に乗り南下、途中で大分道へ分岐して、大分県の日田市で高速を降ります。日田の町はそれ自体、豆田町という昔ながらの風情をたたえた町があり、結構有名です。

 さて日田から、更に山道に入って南下していくと、途中で津江という町に接近します。ここは昔、サッカーの日韓ワールドカップの時に、カメルーンのチームがキャンプに来る、来ないでもめた地域です。

こんな田舎に、ましてカメルーンの選手なんかがくるのだろうかと。結果、来ました来ました。村民挙げて歓迎しました。

中には中津江村を気に入ってそのまま残って、仕事をしているカメルーンの事務員もいるそうな。

 さて津江からさらにダム沿いに進んでいくと、大分県から熊本に入ったところに杖立温泉はあります。

杖立川を挟んで両岸に大小の温泉宿が、湯煙を上げてならんでいます。

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手前に見える欄干が杖立橋。向こう岸に見える旅館が宿泊先の「やまがや」です。


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間直に見ると、こんな建物。

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この景色は、止まった部屋から川の反対側にならんだ、旅館たちを撮ったもの。

まあ、1月末の平日木曜日に来る宿泊客もそんなにいないでしょう。私を含めて3名くらいでした。

来た時のバスは、乗客は全部で8名。うち中国の女性たちが4名。

結局、杖立で降りたのは私だけ。後の方がたは黒川温泉という、もう少し有名な温泉町まで行ったのでしょうか。

 ゆっくり、露店風呂に入り、料理をいただきました。

もちろん、このリッチな体験は家族には内緒です。やれやれ。

 事情があって、人知れず男女2名でお忍びでくるには、もってこいの温泉町ですね。






2016年2月 1日 (月)

気温上がりません

先週の降雪から以降、気温が上がりません。

つまりDA30アンプは、塗装前で止まったままだということ。

 気温が低いと、スプレー缶の塗料が細かい霧になって出にくい、そして塗装された塗料も乾燥しにくいということ。

 何かいい手はないかを考えました。暖かくて塗装ができる場所を捜すこと。

外国に行く。季節が反対の豪州がいいですね。錦織君も暑そうでした。でも現実味がありません。

 ハンズマンの作業ブースで塗装をする。これは現実味がかなり高いのですが、周囲に塗料が着いてしまうと大変なので、養生のために新聞を広げるのも、なんだか目立ってしまいます。

 横で作業をしている人がスプレーを嗅ぐこともあります。更には、乾燥させるためにブース内に放置しておくと、他の方が木工作業をしている場合には、細かなオガクズが塗装面に付着してしまう可能性もあります。

よってNG。

 一番良い方法を考えました。気温が0℃~5℃でも、しっかりスプレーできて、乾燥も30分で終わってしまう塗料をメーカーが開発することです。

お願しますよ、アサヒペンさん、ニッペさん、関西ペイントさん。他社を置き去りにするくらいの画期的な新商品開発をここでひとつ、期待したいものです。

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