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2015年12月 6日 (日)

セールストーク

オークションをよく見る。自作のアンプには目がない。

出来栄えの良い物は、スイッチの位置から、パイロットランプまでのバランスや、デザイン・レイアウトまで、さらにはシャーシ裏の細かいところまで見たい。出来栄えの良くないものは、部品取りの対象として、やはりパーツの型番、傷の具合までじっくり見る。

興味深いのは、作者が直接出品しているケースが少ないということ。自作アンプは、品質的にも自信がないのか、クレームを避けたいのか、作者が自分で出品というのは数少ない。

結果、出品しているのは、まわりまわってそれらのアンプを入手した、第三者が多い。

この第三者には業者もいるようで結構アンプに詳しい人もいる。商品説明がまた結構な内容だ。

曰く 「初段にはEF86を3接にして、直線性の良い部分で動作させているため、歪が少なく・・・」

「位相反転段はやはり、安定して低域から高域までの特性が確保できるムラード型を採用・・・・」「出力段は数ある球の中でも、特に音がよいと言われるEL34を、UL接続で動作させています」

だとか、とにかくことあるごとに、美辞麗句、賞賛の表現が付きまといます。

私もやはり、自分の作品は、高く売りたいのである程度のセールストークは交えますが、とにかくひとつの事柄を説明するたびにに必ず賞賛の言葉がつくのは、それでいいのかなと思うのです。

 管球アンプのことを良く知らないかたは、本当に簡単に信じてしまうからでしょう。

団塊-28号さん、ブログを開設し、この回覧板にもコメントを寄せていただいたことがある方ですが、友人のNさんは、とにかく高価なオーディオを買いたがるそうです。ウ○○ギ製のアンプを100万で買いたいんだが、とかやはり、言葉に乗せられやすいかたなんでしょう。団塊-28号さんは「やめとけ」と諫めたそうです。

オークションに戻ります。先般、RCAだかの6L6Gが出品されていました。出品者はやはりビジネストークがうまい人でした。電極の構造から、カーボンスートがどうたらこうたらとか、かなり詳しそうな口ぶりでした。

 続けて読んでいくと、終わりのあたりで、「マッキンのMC240に挿すと、格別な音がすることでしょう」とあったので、これはまずいと思い、コメントしようと思いました。

MC240はUL接続で出力管6L6GCのスクリーングリッドには400V程度かかっていると思います。そこに6L6Gを挿すと、球の寿命が短くなってしまいます。もう何度もお話ししていますが、6L6Gのスクリーングリッドは270Vまでが許容範囲です。挿してしばらくはガマンして働くでしょうが1週間以内でだめになるでしょう。出品者は球の規格を知らない方でした。

コメント欄に入力しようとするとNG。はじかれました。私は出品者のブラックリストに載っているそうです。たぶん以前にも、この出品者に商品説明がおかしかったので、コメントしたような記憶があります。

しょうがないですね。何も知らない落札者が、6L6GをMC240のソケットにねじ込まないことを祈るばかりです。

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