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2015年9月 8日 (火)

あきらめる

諦めるということば。普段は断念する、という意味で使っている。

しかし佛教用語でいう「あきらめる」は「明らめる」と書く。

 この意味は通常と違い「事情や理由をはっきりさせる」「あきらかにする」という意味合いで使われる。

私はこれを、だんだん身をもって実感しはじめた。

 40代までは力も気力もあったから、アンプの製作も長い人生に於いてこの先も30台から40台くらいは作れるだろうと考えていた。

60歳が近づくにつれ、気力も衰え始めた。頑張ろうという気持が続かなくなってきた。続かないならまだいい方だ。

頑張ろうという気持が起きないこともある。

 私の手元にはあとアンプ10台分の部品がある。それぞれにデザインや仕様を考えてはいる。しかしながら行動に移せない。

アンプだけではない。革細工にも興味があり、大きなヌメ皮、小さな化粧皮なども集めている。しかし最近は近くが見えない。針先が見えないのだ。

さらにはバイオリンも作ろうと1台分材料がある。これは若いころ作りかけたのだが、カンナできれいで平らな平面に板を削ることができずに、途中で止まったままだ。

ここにきて、あと自分が何をどれだけ作れるのか、先々の衰えも考慮しながら、考えてみた。

つまり明らかにしてみた=明らめたのだ。

もうバイオリン製作は放棄した。材料も売ろうと思っている。

皮細工はカバンが1つ。名刺入れが3個程度。長男が来春就職なので、1個作ってやろうと思っている。そして簡単なブックカバーが10枚程度。これで革細工は終わりにする。

アンプは10台できるだろうか。年間1台に減らして残り10年。無理だろう。

まだ無理がきくうちに年間2台なら、あと5年。これならできそうだ。私は60歳代前半でもうアンプはやめようと思う。

 さて、それからは何をしようか。俳句を始めるか、詩吟でもはじめようかな。ビギン・ザ・シギンである。

いやいや音楽鑑賞は続けるだろうからレコード収集かカートリッジの収集は続けるかもしれない。

しかしながら元手がかかるから、原資が必要だ。やはりアンプを作るかな。

いやいやそれは無理だから、若い弟子を取って代わりに作らせよう。

これがいい。よって私は弟子を捜すことにしようと思う。

でも弟子が私より年上だったら複雑だ。この高齢化社会。

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