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2015年9月

2015年9月30日 (水)

KT88PPアンプの製作 ⑫ インスタントレタリング完了

今朝は、午後から雨が降るとのことだったので、朝9時から早めに追加の塗装。

アンプはその後乾燥要でした。

 そこで私は映画を一人で見にいくことにしました。実は時間があれば「ジュラシック・ワールド」を見たかったのです。

このシリーズのスタートはもう22年以上前の「ジュラシック・パーク」。

長男が家内のお腹にいるときに見にいったのです。まだ当時はお腹の中でおとなしかったのですが、この映画を見たときに、Tレックスのドーンという足音が館内に重低音で響いた瞬間、赤ん坊がお腹の中で暴れだしたことを思い出します。

それ以来このシリーズはずっと見ているのです。今回もなかなか見ごたえがありました。近年の映画館の音響は全て半導体のアンプに能率の低いSP群。

なので控えめで、落ち着いた音。ホール全体に飛び回る感じはしません。

そんなこんなで帰宅して、乾燥したシャーシにレタリングを入れました。実働1時間でした。

もう残り少ない白いインスタントレタリング。今回から思い切って大きな文字を使いました。若いころなら大きな文字はダサくていやだったのですが、最近はちょうどいい。

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どうですか。少し文字が出しゃばってますか。それともこんなものでしょうか。

本来なら、レタリング完了時に透明クリアでレタリング部にシューッとやるのですが雨なので不可能。

 明日はまた大荒れだそうです。頃合いをみて一吹きして、いよいよ配線です。

2015年9月29日 (火)

KT88PPアンプの製作 ⑪ 塗装後の印象

今回の出張は、先日お話しした英語を必要とする仕事の、現場実習。

と言っても企業さんを回って、やはり業務の内容を確認するという仕事です。実習というのは、先輩に付いて、見学したり、先輩の代わりに一部業務をやってみるといった内容でした。

これが強行軍で、日曜のうちに大阪京橋のホテルまで移動、月曜日に大阪で夕方まで実習、その日のうちに高速バスで徳島駅前まで移動。火曜は朝早くから東讃岐の会社に行って、実習。午後は瀬戸大橋を通って帰宅というスケジュールでした。

疲れて帰宅しても、愛犬は容赦はしません。散歩に連れていけと言ってききません。本当に疲れた足取りで散歩終了。

部屋に戻ると、乾燥したアンプのシャーシが目に入りました。おお、そうだった。

仮組してパーツを乗せてみました。

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なかなか、落ち着いた雰囲気です。

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よく見るとフレームの一部に塗料の乗りが少ない部分が発見されました。炎天下で塗装していると、細かいところはよく確認できないことがあります。

明日、追加で上塗りすることに。

なんだか、今まで作ってきたアンプの兄弟のようですね。まあでもそんなもんでしょう。私が作っているので。

でもこのアンプは一番アンプらしい標準的なルックスですね。今回は藤本さんの影響で、アース母線を貼ってみようかな。久しぶりに。ノイズも減るかもしれません。ただ、ハットのOPTは鉄心積層断面にシールド用鉄板が4面にしっかり被せてあります。ノイズの面でもかなり有利になります。

半田付けの仕上がり、藤本さんのように武末数馬方式で、丸く形成したいところですが、私には無理かもしれません。あれは一種の美学ですから。

2015年9月27日 (日)

KT88PPアンプの製作 ⑩ 塗装なう

朝、犬と散歩中に町内放送が。

「本日の朝9時から、今年最後の環境整備を行います。現在は町内のあちこちに草が伸びています。皆様奮ってご参加ください」

うちの自治会は、未だに大きな音で行事のたびに放送があります。昔で言う6CA7PPモノアンプに該当するアンプが、自治会公民館においてあります。さすがに半導体アンプですが。

ところがこの放送、マイクと放送者の口の位置関係や、はたまた風向きで、何を言ってるのかわからないことが多いのです。今朝ははっきり聞こえてしまいました。

そうだった、町内草取りの日だ。9時から10時過ぎまで、汗をながして作業にいそしみました。私の近辺の家は、公園の中の清掃担当です。公園自体、草ぼうぼうで入れない状態でした。気温も30度近くに上がり暑いこと。ついこの前にもう残暑は来ないんだろうと考えたのが嘘のよう。

 汗だくになってなんとか作業を終えて帰宅。

ええいと、朝ごはんからビールをがぶ飲み。気持ちのいいこと。

勢いでシャーシ塗装にかかりました。色はピンクでなくハンマートーンのブロンズ。

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この染Qの「錆びたまま塗れる」シリーズは、近くのホームセンターにも売っているのです。このシリーズは5種類程度の色がそろっていますが、このブロンズがいちばん売れているようです。他にはシルバー、ゴールド、黒などがあります。でもブロンズはいつも在庫が1本程度。

私は、このスプレーは2度塗りしています。天板はナイロンクロスで磨いて、ベンジンで脱脂。そしてスプレーです。

フレームはいつもの「自作の友」さんにお願いしているものですが、特に表面を磨かなくても脱脂だけでもOKです。このフレームとても加工し易くて、バリもそれほど出ません。世の中アルミにも何種類か材料がありますが、柔らかくて加工しやすいものが使用されています。

 是非、「自作の友」さんの製品をお使いください。オークションに出品されています。

さあ、あとは乾燥するのを待つだけ。今日の午後から外出、明後日帰宅しますので、ほどよく乾燥していることと思います。

次はインスタントレタリング入れです。

2015年9月26日 (土)

KT88PPアンプの製作 ⑨ シャーシ加工完了です

腕が痛かったり、手のひらも、手首も痛みました。それでもアルミ2mmのシャーシの加工が全て終わったので満足です。

今日は11時くらいから、残りの加工を開始。天板、底板、シャーシフレームの3つをネジで固定するために、ネジ穴をたくさん切りました。

そして、底板に通風孔を5カ所明けました。10か所程度を予定していましたが、穴径を大きくして数を減らしたのです。これは正解でした。さらにゴム脚固定用の穴も4か所明けました。

底板です。

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底板はフレーム底面より数ミリ中に入れるため、小さくしています。これは正面からアンプを眺めたときに、底板がシャーシの下から見えてしまうのを防ぐため。マエストロ是枝さんはこのことを、シャツの裾がめくれて見えているようでカッコ悪いと表現されています。私もかなり前から、裾が見えないように、小さめに加工しています。

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ゴム脚付きました。

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サブシャーシ取り付け状態。落とし込み穴のセンターとソケットのセンターが1.5mm程度ずれていたので、最終調整をしました。細い丸ヤスリでネジ穴を横方向に少し拡大したのです。


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いかがでしょうか。真ん中です。写真ではよくわからないかも。

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悲しいこともありました。アルミ板を折り曲げようと、C型クランプでワークベンチに固定して、曲げようとしたら、バキッと嫌な音が。なんとワークベンチの板が割れてしまいました。短命でしたね。ここの板はやはり剛性の強いべニアか、2×4用の厚めの板が向いています。また作り直しです。


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パワートランスの側面鉄心積層面も、再塗装しました。そうしてまた、シャーシ上にパーツを仮置きしました。

白木のバイオリンといった風情です。本当に大型アンプの加工は疲れます。

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夕方5時頃、シャーシ天面だけでも、シューッと塗装しようかと思ったのですが、疲れていたのと、焦って夕方暗くなる時間帯にばたばたやっても、ロクなことはないのでやめときました。私も大人になったものです。

来週、塗装からスタートです。何色だと思いますか。

ピンク?グリーン?

それは絶対ありません。ハハハ。

今日は加工途中から抜け出して愛犬を病院に連れて行きました。皮膚炎で痒がるのでお薬をもらいに。帰宅して薬用シャンプーで洗ってやりました。

2時間の中断。

犬のシャンプーは私以外の家族は誰もやろうとしません。もう6年も飼っているのに。庭の草取りも。いつか見てろよという心境です。

それでもシャーシが終わったので満足でした。

KT88PPアンプの製作 ⑧ やはり今日もシャーシ加工でした

25日は家にいました。

サブシャーシを完成させ、底板を指定の寸法に切り出しました。やはり午前中はやる気が起きずに、午後からのスタートでした。

なんだかハンドドリルやリーマを握る気が起きないのです。やっとこさスタートしてからは、作業は進みました。

下の写真はサブシャーシに出力管用のソケットとバイアス調整用の可変抵抗を取り付け、さらにサブシャーシをシャーシ天面に取りつけたところです。

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真横から見ています。サブシャーシに固定された可変抵抗のシャフトの頭が、シャーシ天面の穴から少し出ているところです。KT88のハカマ近くに出ているのがわかります。

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シャーシ上からみると、シャフトの頭はこんな感じ。シャーシ穴とセンターがよく揃っています。何故か、サブとメインのシャーシを重ねてネジで固定して穴を明けたから。

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拡大したところです。

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出力管だけ、挿した図です。

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主要なパーツの紹介をしておきます。これは電源トランス。またの名をパワートランス。ラックスのキットで使用された大型のものです。504V程度供給できますから、65W~70Wは取り出せそうです。MC275は75Wです。

上の天面カバーも黒に塗装しようかと迷いました。結果このままで行きます。シルバーメタリック。ラックス独特の色です。鉄心積層面は再塗装します。


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さて今回主役の出力トランス。一見米国製です。実際は国産のトランスです。お気に入りのハットオーディオのHO-90-5です。90Wまで出せます。F特性は一直線です。実は合わせカバーはダイナコマークⅢのトランスの物を使っています。オリジナルの合わせカバーは角ばってて色気がないので。きれいで情報量の多い音が出てくるはずです。国産最高峰のCP(コストパフォーマンス)だと思っています。


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そして次がチョークコイル。誰ですかいまだにチョークトランスと呼んでる人は。和製英語は外国人に通じません。ナイターがナイトゲームに変ったように、正しくチョークコイルと呼びましょう。このチョークコイルはサンスイ製。500mAまでOKです。MAXは700mAまで行くかも。頼もしいですね。

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そして電解コンデンサ。これもラックス製の550V耐圧品。500Vだとこのアンプでは苦しいところです。

 電解コンデンサの試験方法を説明します。

①まず容量測定。②次に絶縁が破壊されていないかを確認します。私は直流40Vをコンデンサと1KΩの抵抗を直列にした両端にかけています。もし漏れ電流が3mAあれば抵抗の両端は3Vの電圧が現れます。漏れていなければ電圧は0です。0ならコンデンサはまだ元気に生きているということ。

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明日は、天板、底板をシャーシフレームに固定するためのφ3ネジ切りを、全24か所実施。そして底板に通風孔を10個~14個程度明けます。

それでもって、塗装までいけるかな、といったところ。日曜は移動で大阪まで行くのです。

朝からやる気がでればいいけど。そうそう犬の皮膚病が悪化してて病院に連れていくかもしれません。

2015年9月25日 (金)

読者の作ったアンプ 続編

先日の藤本さんのアンプ。KAORUさんからもコメントいただきました。私も意見をコメントに書いたのですが、藤本さんから疑問点に関して、ご連絡いただきました。コメント欄にお返事をいただいたので、正式にブログ記事として公開します。

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トニーさん、おつかれ様です。 ご紹介、本当にありがとうございます。

さて、読者の方からコメントも頂いておりますので以下、ご報告致します。
①残留ノイズについて 分解能の高いDMMがあればよいのですが、視聴覚的にお答えします。 無負帰還、入力オープン状態でわずかにノイズを確認しております。 歪率計やVTVMがあれば…

②塗装について 写真では、光源の関係で表現出来ませんでしたが、シャーシは、ブルーメタリック(自動車補修用)サブシャーシーは、ライトグレーに塗装しております。アルミ下地処理(プライマリー)および簡易焼き付け塗装(電熱ヒーター)となっております。しかし、素人ですのでやはり塗装ムラはあります。

③ハンドルについて 一般建築資材の[ドアの取手]を利用しております。クロームメッキで見栄えも 良好で、しかも安価(対で300円程度)皆様にお勧めです。

④デザインについて 実は私も、故伊藤喜多男氏の作品に多少なりとも影響を受けていると思います。

⑤木枠の上下固定について ご想像されるとおりで、固定しておりません。出来るだけ表面にビス頭を出したくなかったからです。 では、何故ハンドルが? 「緊急オペ時にすぐに{はらわた}が見られる様に」 するとアンプの移動の際は? 「ウラブタと共に持ち上げます」 それでは、ウラブタはアースに落としていないのですか? 「実は、ウラブタにバナナプラグを利用し 内部でFGターミナルへ接続しております」 変なこだわりですネ 「はい、変なおじさんです」

⑥丸ハンダについて これも、変なこだわりです。決してイモハンダでは、ありません。 師匠である(私が、勝手に思い込んでいるだけで、ご本人の了解は得ておりません) 故武末数馬先生の見様見真似です。 手法と言っても、たいしたワザではありません。 コテ先は、ごく普通の竹槍カットのものを使っています。通常のハンダ付けはこのカット面で行っておりますが、最後の仕上げとしてカット面の先端を利用します。 コツは、被ハンダ部分の余熱を充分取りさってから「チョンチョン」とコテ先先端部分でハンダ線を足して行きます。また、余熱を取り再度ハンダを足して行きます。 するとハンダ自体が表面張力?で丸く収まります。 別の表現で、ハンダの上塗りかもしれません。 後日、綿棒とアルコール(焼酎ではなく)でフラックス分を落とす予定です。

⑦本格的な音出しについて 近々、我が家の古ーい[DIATONE-DS32B]を引っ張り出してみます。但しエッジの劣化が気になります。

⑧5687ムラード回路について 疑問点があります。 グリッド回路のRgとC1の設定です。これは、ほとんどの製作例を見ますと Rg=1MΩ C1=0.47μFとなっており、時定数470mSを持って おります。 ある書籍で調べると「時定数は300ms以上に取る」との事でした。 ところが、黒川達夫氏の5687ムラード回路では、Rg=330kΩ C1=1μFで設計されており本機もこの定数を採用しております。 では、この定数はどのように算出するのでしょうか? ご教授願えれば幸いです。

藤本和哉

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以上の内容です。丸半田の形成方法は興味深いですね。今度やってみようかな。慣れないと時間がかかりそうですね。

⑧の私への質問の答えは、「わかりません」です。定数を何種類か変えて、周波数特性をとって傾向をつかむのが一番分かりやすいと思いますが、時間があるときにやってみようかとも考えているのですが。

しない可能性の方が高いかな。

量産品

オーディオ機器は大量生産される。但し最近ではオーディオブームはすっかり影を潜めていて、そんなにたくさんは売れていない。

20年前頃、1台50KGくらいの超ど級の真空管アンプが時々発売された。845をパラプッシュで、300Bでドライブするといった、豪華ラインアップもあったように思う。モノラル1台で200万円程度だったような気がする

 すでにバブルを過ぎた頃に、製作者側は気合を入れて、必ずわかってくれるファンはいるはずだと開発に取り組んだのだと思う。

果たして何台売れたのだろう。思うに片手も出荷されなかったのではないか。おそらく製作者側も販売台数の予測がたたないため、シャーシなどの機構部品は金型を起こさずに、1台ずつ機械加工をしたものと想像する。高額な価格には、職人の機械加工賃も含まれていたのだろう。

組織をあげての開発費、1台ずつの加工賃を考えれば、200万円でも足りなかったかもしれない。

一方かつて、最高に売れたアンプと言えば、SONYのTA-1150だろう。70年代のオーディオブームの土台を築いたエポックメイキングな製品だ。チューナーのST-5150とペアにした、Listen 5というシステムコンポは本当に世の中にあふれた。

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1LOT、3K台が、何度も何度も計画生産されたそうだ。ここまで売れると金型代の償却もあっという間。恐らく型もすぐにへたって、余分に準備されたと思う。高校生の頃友人宅で聴かせてもらった。よくも悪くもソニーの音。無色透明で、ややドンシャリだったような気がする。

さて、ここで私の作るアンプを考える。開発費は。どう考えればよいのだろう。只と言えば只。いやいや、普段の私の業務報酬から考えると、3日も費やすと結構な金額になる。そんなにもらっているのかって?いいえ毎日働くと結構な金額になるが、私は毎日呼ばれていないのである。

製作調整費。7日もかけるとこれまた結構な金額になるが、趣味とするなら只である。

武骨アンプは8万1千円で落札されたが、このパーツ類を現行品で同等のレベルに置き換えると、部品代だけで16万から20万円程度になる。私はトランス類や真空管は結構吟味しているので。

 人件費を含めると部品代の倍から3倍になるだろう。まあ私の人件費かかり過ぎで、企業なら真っ先にコストカットの対象だ。

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これらには、世界で1台しかないという価値も含まれている。でも安い落札金額だ。

パトロンが現れ、型代を出してやるから大量生産してみろよ、と言われても私の個性的なアンプはそんなに売れないはずだ。世間一般の消費者からみると、変なものに写ると思う。ましてオーディオはもう世間では終わっている。

数人の好事家に気に入られ、せりに掛けられる。それが一番似合ってると思し、私もそれが嬉しい。

2015年9月24日 (木)

ブコツアンプの試聴評価

今日、落札者様からご連絡をいただきました。この連休でブコツを試聴されたそうです。

いつもながら、文章を開けて読むまで緊張します。感想は簡潔でした。

「音がたいへん心地よく604Bを奏でています。大変気に入りました。次のアンプ(6550管)出品心待ちいたします」

今回も安堵で肩から力が抜けていきました。807は柔らかくてエレガントです。その良さを分っていただけたようでとても嬉しくおもいます。

604Bがよかったですね。私も以前604Eを使っていました。アルテックの38cm同軸系は、入力された信号をそのまま音に変換します。

柔らかい音はそのまま柔らかく、情報が多ければそのままたくさんの音が再生されます。とくに604BはEよりもさらにビンテージで味わい深い音がするのでしょう。私は聴いたことがありませんけど。

次のアンプとは、オークションで今後の出品予定を報告した数台のうちの最初の機種です。

KT88も秋が深まる前に、出荷しなければなりません。その次も予定が入っています。

6650管アンプは年明けくらいでしょうか。

2015年9月23日 (水)

KT88PPアンプの製作 ⑦ 今日もシャーシ加工でした

藤本さんのプロ級のアンプを見せられて、考えるところ大です。私と全く違うシャーシ内の実装方法。なにしろラグ端子がひとつも使用されていないのです。

残留ノイズや歪率特性が気になります。

さて、今日は早朝から家族が東北のアイドルグループのコンサートに行くということで、空港まで見送りに。

帰宅すると息子たちはまだ寝ています。犬の散歩を終わらせて一段落していると、何だか左腕が痛いのです。

昨日の作業で筋肉痛。やる気がでなくて午前中は動きませんでした。昼過ぎからフレームの加工図を作成。午後2時半から、よいしょっと作業開始。

今日は、シャーシフレームの前面、背面のパーツ取りつけ穴の加工をひたすら行いました。17:30までで終了。まだ底板やサブパネルの一部が残っています。

これは前面です。ボリューム、パイロットランプ、電源スイッチが付きます。

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これは背面。入力RCA端子、SP端子、SPインピーダンス切り替えSW、バイアス調整用端子、バイアス切り替えSW、FUSE、ACコネクタが付きます。
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背面、反対側からのアップです。

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前面、パーツ取り付け後。

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背面、SP端子の真ん中に長いシャフトが見えます。これはSPインピーダンス切り替えSWです。4、8、16Ωが切り替え可能です。

ヒューズの右横のつまみは、バイアス調整時の出力管切替SW。その右の赤黒の端子にテスターを挿し込みます。調整はシャーシ天面の可変抵抗で行います。

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JAE(日本航空電子)製のACコネクタです。しっかりしています。

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長いシャフト。黒い線のところで切ります。どこかのブログでボリュームのシャフトが長くて困る、もっと短い奴を作って欲しいと書いてありました。シャフトはツマミとの勘合の深さなど、いろんな条件で求められる長さも変わります。

 まあ、現物合わせで自分で切るのが一番かなと思います。もちろんシャフト側を簡易バイスに挟んで、金切りノコで。

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何だかいい音がしそうな見栄えになりました。

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最近は加工穴にパーツを取りつけると、ほぼピッタンコに収まります。ピッタンコ率が高くなりました。手直しが少ないと嬉しくなりますね。ゆっくり、確実にセンター位置に正確に穴を明けているからでしょうか。

ここでもう一度コツを。ドリル刃はJIS品を使いましょう。センターが正確に出ます。一般品が13回程度回して穴が開くところを、JIS品は9回程度で明きます。食い込みが違うのです。プラスで注油をマメに実行すると、力が少なくて済みます。これをサボると左腕が筋肉痛になるのです。

まあ、穴を1日で120個あければ、ならない方がおかしいのかも。

さて、明日は仕事、北九州で午後だけなので、余力があれば、続きをします。

2015年9月22日 (火)

KT88PPアンプの製作 ⑥ シャーシ加工急いでいます

シポラツールでつまずいて、悩んでましたが、馴染みの方法で大穴を加工しました。

今朝は午前中のうちに買い物を済ませ、気になっていた庭の草取りをしました。相変わらず私一人で。

そして、AM10:30よりシャーシ加工開始。あせるとロクなことがありません。ゆっくりだが、確実に作業を進めました。夕方17:20で終了でした。

 常識なのですが、あえて言わせてもらいますと、ハンドドリルでの穴明は、ドリルのギヤ部に注油すること。

そして、一穴ずつ加工のたびに、ドリル刃にウェスで油を湿らせること。これで作業効率は何もしない時にくらべて20%はアップします。

今日は天面は全て加工しました。そして落とし込み用のサブパネルを切り出しました。

成果を見てください。

我ながら落ち着いたデザインで気に入っています。チョークが出しゃばってて狭いかなとも思ったのです。KT88をシャーシ横方向全域にわたって、広々と並べようかなとも考えました。

でも間延びしてしまい、うまくありません。マッキンMC275のようにトランスがケースに入って、綺麗に整列してくれれば、よいのですがアマチュアアンプはそうもいきません。

なので、コンパクトに。このシャーシは400×280×55です。

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落とし込みのφ50の穴。4か所。一番左がシポラツールで明けた穴。その右3個は昔ながらの、φ4穴をつなげて、打ち抜き、ヤスリ仕上。大変でしたがどれがシポラツールでどれが手加工だか分からない仕上がりです。自画自賛ですが。

明日は、シャーシフレーム部分に、電源スイッチ、パイロットランプ、SP端子、AC関連パーツ用の穴をあけます。

底板の加工もあります。塗装までいきたいところです。

このアンプはもらわれて行くところが決まっています。MC275と同等の仕様が狙いです。もちろん出てくる音は全然違います。

クリアで帯域もよく伸びて、近代的なHi-Fiアンプに仕上げます。

難題は残留ノイズ0.2mV以下という目標です。余分に球を準備しておきます。

2015年9月21日 (月)

読者の方が作ったアンプ その9

関西地方に在住の藤本様。以前Fさんとお呼びしていたのですが、個人名を出すことはOKとのことで、改めて藤本様のアンプを紹介します。

藤本様は私と同年代。学生時代に技術誌にアンプの製作記事を投稿され、武末数馬さんに批評していただいた経験がおありです。

その後も、アポなしで関西から、九州の武末さんの自宅まで押し掛けたことがおありだそうで、本当に若いころのエネルギーとは凄いものだと感心いたします。

さて何十年ぶりかの自作アンプです。回路の構成、製作技術、出来栄えはかなりのレベルです。

回路図

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平滑回路用コンデンサ

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配線途中。平滑回路のコンデンサは、プリント基板に実装されているようです。要所に端子板が設置してあります。

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アース母線を張り巡らしてあります。

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アース母線にパーツを取り付ける手法です。手馴れた印象ですね。全体的にまとまっています。

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落とし込み部分が白くなっています。なんだろうと不思議に思ったのですが、落とし込みのサブシャーシが白く塗装されているようです。

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斜めカットしてある角材。

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シャーシ周囲の木枠です。うつくしい。

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斜め上から。ハンドルがしっかりしています。

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後姿です。ACインレットや入力やSP端子などの配置は、本当に製作者の個性がでます。

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さて、以下が藤本さんからのアンプ製作に関するコメントです。

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■はじめに■

トニーさん、こんにちは

ようやく6BQ5(T)アンプが、完成しましたのでご報告いたします。

■初段回路■

[6AQ8]のSRPPとし、ゲイン32.7dBを稼ぐ。

次段の位相反転回路とは、直結とする。

その為、プレート供給電源B3は、VR3(103)で可変とする。

■位相反転回路■

[5687]のカソード結合型(リーク・ムラード型)とする。

出来るだけ、たっぷりとIpを流す。【7mA】

ここでのゲインは、14.7dBである。

■出力回路■

[6BQ5(EL84)]の三接にて出力5Wを目標とする。

当初、カソードフォロワーにてAB2級動作を考えたが、パワートランスの容量

から断念。おそらく7~8W狙いも可能か?

[LUX OY-15]には、少々勿体ない使い方ではあるが、これも「こだわり」である。

■電源回路■

パワートランス [LUX 8A40]

チョークコイル [LUX 4710]

シリコンパワーダイオードは、富士電機の逸品[DS1K]を採用

コンデンサーチャージ突入電流緩和の為、石塚電子のパワーサーミスター

[16D-13]を採用する。【[DS1K]保護で効果があるように思う】

バイアスC電源は、ヒータータップ6.3Vを両波倍電圧整流として何とか設計目

標電圧を得る。この為ダイオードは、手持ち品で出来るだけ順方向降下電圧VF

の低いサンケン[RM1]を採用

■使用部品■

半固定ボリュームは、コパル製の[RJ-13]シリーズ

【電力容量0.75Wで信頼性が高いと思われるので好んで採用】

配線材は、UL AWM1007 22AWGを使用。但し、ACラインは20AWG、また出力トラ

ンス2次側は18AWGとする。

ハンダは、アルミット製KR-19 RMA

フイルムコンデンサーは、SHIZUKI製のメタライズド・ポリエステル[TME]シリ

ーズ

■考察■

中国製の陸軍端子の作りの悪さには、開口した。ナットを締め付け固定すると

ある時点で空回りするのであった。別に過大なトルクで締め付けたつもりは無

い、よく調べるとターミナル接触面の平ワッシャ(1㎜厚)にタップが入っており

それがバカになっていた。1㎜厚にタップを入れるか?仕方なしにハンダで補強

する。

設計当初は、電源トランス280Vタップを使用する予定でしたが、実際のB電圧

が、高くなり260Vタップに変更する。また[6BQ5]のプレート供給電圧の上限も

越えていた【Eb0=312V】ので安全策を講じた。【Eb0=292V】での動作点の引き直

しを行った。

タマは、事前に動作テストを行いバランスの取れた選別球を使用したので、

各部電圧、電流ともほぼ設計値となった。

以上

藤本

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いかがでしょうか。カッコイイアンプですね。本格的な試聴記事もお聞きしたいものです。とにかく久しぶりにアンプを作られたことが素晴らしいです。

読者のアンプを見ていると、励まされるし、燃えてきますね。また頑張ろうっと。

adesu

2015年9月16日 (水)

集団訴訟

三重県松阪市の市長が、安保法案の議決差し止めの訴訟を東京地裁に起こしました。理由はこの法案が憲法違反であるため。

このニュースはたくさん報道されていますが、被告が誰なのかよくわからないのです。安倍晋三氏でしょうか。

今後、集団訴訟が続けて起こされると予想されます。訴訟件数が複数になった場合、安倍被告は訴訟に耐えられるのでしょうか。

精神的に、体力的に、何より頭脳レベル的にです。

2015年9月15日 (火)

シポラツール(自由錘)を使ってみれば

日曜日、シポラツールを使って50mmの穴を明けようと試みました。

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買っておいたもの。兵庫県三木市のメーカー製。三木市は有名な刃物の町です。


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一通り使い方に目を通しました。made in japan が嬉しいのです。

ところが、自宅のボール盤では使えません。チャックの加え込みの穴が細くてシポラツールの軸が入らないのです。

それで、ハンズマンへ行って大きなボール盤を借りました。

今度は、チャックに入りましたが、問題が発生しました。ボール盤のふところが浅くて、加工したい円の中心まで届きません。仕方がないので一番端の穴だけを横方向から入れて加工しました。

出力管落とし込みの50mmの穴からスタート。また問題が。上から押さえていくと、ボール盤の力が弱いのか回転が止まってしまいます。

なんとか、ゆっくりゆっくり進めて明けることができました。但しのこりの3個は加工できないまま。

こんどはMT管用の20mmを明けました。こちらはふところもOK。

やはり力が弱く止まってしまいます。更には加工されるアルミがものすごく熱を持ってしまいます。手で触れないくらいです。

ものすごい音と熱。押さえる左手に力が必要です。

何度もとまりましたが、ゆっくりゆっくりで明けました。5個明けたのですが、連続してあけると、加工の刃先(エンドミル?バイト?どう呼ぶのでしょうか)にアルミのバリが固着してしまい、とれません。そのまま無理やり加工すると、穴がきれいに明かずに断面が斜めになってしまいました。

さらには途中でバリが出て手には切り傷が。穴が開いた瞬間、アルミ板がフリーになりガタガタ回ってしまい、危険です。うーん。

シポラツールの問題点

1.ボール盤により止まってしまうことがある

2.熱の発生が凄い

3.バリで手を切る可能性あり

4.穴貫通の瞬間、加工板が回転して危ない。

5.都度刃先からバリを取る必要性があるが、簡単にとれない。

これに対する利点は、ソケット穴なら下穴明け・リーマ拡大+シャーシパンチの3工程が一回の加工でOK。

大きな穴は、小穴を多数連続明け+抜き落とし+ヤスリ仕上げ、これがやはり1回でOK。

今回トライしてみて、使い続けることに迷っています。

Img_1483

大きな穴が50mm。小さな穴は20mm。加工断面はスパッと直線で端部もまっすぐですが、少しバリが残ります。安全面でも不安があります。

やはり油圧パンチを使いましょうか。

Img_1485

とにかくシルバーウィークはKT88PPを完成させます。



2015年9月14日 (月)

調整能力

年次改革要望書。毎年アメリカが日本に出してくる要求です。

戦後の契約で、日本は米国に従がうと約束してしまっているようです。70年経った現在でも続いています。

あれしろ、これしろ。とにかく米国は日本からお金を吸い上げるのがお好きなようです。

これらの要望を全部受けていると、日本の国民生活が無茶苦茶になります。農業のなどの特定産業は破壊されるでしょう。過去は郵貯の預金が狙われました。

過去の総理大臣は、判断能力、調整能力がありました。全てを請けていると、国内に混乱がきたすので、今年はこれで我慢してもらおうと、時々でうまく米国とも折衝しながら、今までやってきました。

ところが今の総理大臣は調整能力や、交渉能力を一切持ち合わせていません。外国人としゃべるのが苦手のようです。

結果、オールOK。米国の要望は全て引き受けましょうと。辺野古の基地移設。原発再稼働(これ実は電力会社より米国の意向が強いのです)。そして自衛隊を米軍の一部として組み入れ、戦闘に参加させること。

米国にはヘコヘコ追従するかわりに、国内では国民の意見さえ聞かず、これらの実現のために強権政治を実施しています。

総理大臣の無能さがダイレクトに国民を苦しめる構図になっています。

戦争法案もろとも、次の選挙ではこの暗黒の政治家を追放したいものです。

2015年9月13日 (日)

ブコツアンプは落札されました。

昨夜、アクセス3800件、ウォッチリスト170名に登録されていました。

落札金額は8万1千円。

 この金額は2日前からのもので、最終日には入札なしでそのまま落札されました。今回の落札者はアルテックの604Bをお持ちで、「ブコツアンプと相性は合うか」と質問されました。

 この上ない相性、抜群の再生音とお答えしたところ、俄然入手する気持ちが強くなったようです。

これで他の方が入札されても、すぐに高額で入札。他の方は戦意喪失されたようです。

さて、このアンプは北海道に行きます。他の球アンプもお持ちとのことで比較されることになりそう。

また感想をお聞かせいただけると思います。

そして現在、KT88PPに着手しています。今日はシャーシ加工を少し。

今週も出張続き、シルバーウィークは頑張ります。

2015年9月 9日 (水)

インスタントレタリング

みなさんに、インレタを作成して頒布しますと、お約束をしてはや3年。

なかなか、約束が果たせずに今日まできました。

明らめることが大事。

よって現在の私には頒布できないことがわかり、実行しないことにしました。

 でもそれで終わらせては、無責任すぎるので、私がインレタを注文しようとしていたお店〈会社?)をご紹介しておきます。

きさくな社長さんのようです。

みなさま、一度アクセスしてみてください。「アドマ」というところです。

思い通りのインレタが手に入ると思います。

http://www2.bbweb-arena.com/adoma/

トニーより

2015年9月 8日 (火)

あきらめる

諦めるということば。普段は断念する、という意味で使っている。

しかし佛教用語でいう「あきらめる」は「明らめる」と書く。

 この意味は通常と違い「事情や理由をはっきりさせる」「あきらかにする」という意味合いで使われる。

私はこれを、だんだん身をもって実感しはじめた。

 40代までは力も気力もあったから、アンプの製作も長い人生に於いてこの先も30台から40台くらいは作れるだろうと考えていた。

60歳が近づくにつれ、気力も衰え始めた。頑張ろうという気持が続かなくなってきた。続かないならまだいい方だ。

頑張ろうという気持が起きないこともある。

 私の手元にはあとアンプ10台分の部品がある。それぞれにデザインや仕様を考えてはいる。しかしながら行動に移せない。

アンプだけではない。革細工にも興味があり、大きなヌメ皮、小さな化粧皮なども集めている。しかし最近は近くが見えない。針先が見えないのだ。

さらにはバイオリンも作ろうと1台分材料がある。これは若いころ作りかけたのだが、カンナできれいで平らな平面に板を削ることができずに、途中で止まったままだ。

ここにきて、あと自分が何をどれだけ作れるのか、先々の衰えも考慮しながら、考えてみた。

つまり明らかにしてみた=明らめたのだ。

もうバイオリン製作は放棄した。材料も売ろうと思っている。

皮細工はカバンが1つ。名刺入れが3個程度。長男が来春就職なので、1個作ってやろうと思っている。そして簡単なブックカバーが10枚程度。これで革細工は終わりにする。

アンプは10台できるだろうか。年間1台に減らして残り10年。無理だろう。

まだ無理がきくうちに年間2台なら、あと5年。これならできそうだ。私は60歳代前半でもうアンプはやめようと思う。

 さて、それからは何をしようか。俳句を始めるか、詩吟でもはじめようかな。ビギン・ザ・シギンである。

いやいや音楽鑑賞は続けるだろうからレコード収集かカートリッジの収集は続けるかもしれない。

しかしながら元手がかかるから、原資が必要だ。やはりアンプを作るかな。

いやいやそれは無理だから、若い弟子を取って代わりに作らせよう。

これがいい。よって私は弟子を捜すことにしようと思う。

でも弟子が私より年上だったら複雑だ。この高齢化社会。

2015年9月 6日 (日)

アマチュアが組み立てました

 オークションのサブタイトルにこの文章をいれました。

なんでこの文章なのか。実はこれはパロディなのです。オークションのアンプのカテゴリを見ていると「プロが組み立てました」というタイトルの出品を見つけたのです。

シャーシ内の写真もありました。アンプの姿と内側の配線を見ていました。

疑問に思ったのは「プロの定義」です。

 私の仕事仲間が、私がオークションに出品しているのを知っていて、

「あんたはプロだ、お金を得ている」と言いました。

「でもアンプを使う目的でなく、部品取りで落札する人もいます。もちろんお金は得ていますよ」

「・・・・」

家族も言います。「あなたは半分プロだから」

半分という表現がにくいですね。当たっているかも。

 プロとは何かを考えました。仕事の対価でお金を得ている人はプロです。だから会社員や自営業者はみんなプロ。ただし、まだ定義が不足しています。

さらに、プロはその仕事を継続する力のある人。これが重要です。

私のオークションは対価を得ていますが、いきあたりばったりです。疲れたら投げ出して休んでもいいのです。誰も文句はいいません。

だから私は半分だけプロです。家族は真実をよく見ています。

 それでもって、「半分プロが組み立てました」では閲覧者に疑惑や、不安感を抱かせてしまうので、遠慮して「アマチュアが組み立てました」にしたのです。

でも私はアマチュアの域を出ていません。アンプに関しては知らないことの方が圧倒的に多いからです。

2015年9月 5日 (土)

807武骨アンプ ㉓ 最終回です

今日の午前中から調整と測定に取組みました。

方形波を入れてみたら、左肩の上の部分にリンギングが発生しました。100KHz前後にピークが存在する模様です。

このまま残すのが少し気持ち悪いので、調整しながら58PFのコンデンサーを負帰還抵抗に並列に入れました。これにより周波数特性は56KHzあたりに2dBのピークで収まりました。

ピークを完璧に取りたかったのですが、あまり値の大きなコンデンサーを入れると、今度はつながれるSPで発振する恐れもありますので、58PFで止めておきました。

Img_1462

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Img_1464

周波数特性は10Hz-20KHzで減衰はありません。よく伸びています。上記のように56KHzで小さなピークがありその後は穏やかに減衰です。

歪率特製ですが、今回は最小歪率は0.1%を切りませんでした。

2CH同時に動作で24W+24W(5%歪 1KHz)でした。片CHのみの動作では32Wでした。もっと出るかなと思っていましたが、やや少なめの出力でした。

4本すべての出力管に88mAを同時に流すと、どうもプレート電圧が低下してしまうようです。

ちなみに、この807PPアンプはSPへの出力インピーダンスは16Ωしかありません。8ΩSPをこのまま接続して使用することを想定して8Ω純抵抗を接続してみました。

結果として24W定格出力が6Wに低下しました。負荷抵抗が半分になると、出力は1/4になりました。周波数特性は影響ありませんでした。

今回は久しぶりに歪測定に自作の歪率計と発振器を使ってみました。時間はかかりましたが、この測定器たちはまだまだ元気でした。

しばらく聴いてみました。低音はこれ見よがしな音ではなく、オーソドックスな鳴り方です。量感もあります。

問題が無ければ、オークションに出品します。

ご興味がおありな方はウォッチングをお願いいたします。


2015年9月 4日 (金)

国東半島

仕事で国東半島に来ています。

今日で3日目ですが、今日が最終日です。

到着した日とその次の日の昼頃まで雨でしたが、夕方から晴れて、3日目の今朝は快晴です。

 

昨日の午後 ホテルの部屋から見える風景です。波は穏やか。

Img_0952

今朝の風景  日差しが強く逆光になっています。

Photo_2

昨夜人気のないホテルのレストランでたった一人で食事をしていました。

食事をただ持ってきては、事務的にしゃべるだけの女性に、もう少し愛想はないのかと苛立ち、ついつい酒の力もあってしゃべりかけました。

「あなたはパートさん?」「どこからいらしたんですか、くらい聞いてあげるとお客さんも安心すると思いますよ」

「食事のメニューも、次はこれとこれが出てきます、最後はデザートになります、とお客さんに情報を与えてあげると、お客さんももっとアルコールを頼もうかとか、判断できると思いますよ」

「笑顔を見せた方が、お客さんも喜びますよ」「こっちでは国東検定というのは、ないのですか」

「タクシーと契約してお年寄りの観光客用に3時間3千円で、観光案内パックをやってみたら」

など、おもいつくまま、とうとうとしゃべっていたら、女性も「おっしゃる通りですね。私も馴染むとよくしゃべる方なんですが、初対面の方には緊張してしまうのです、でも笑顔で話しかけて、いろんな情報を与えてあげることは大事ですね」

と言ってくれました。しまいにトイレに立った私が戻ってくるのを待ってて、自分なりの考えを、どんどんしゃべってくれました。明日から笑顔でがんばるそうです。

国東半島の商売っ気のないホテル。何しろ愛想もないし、焼酎のロックを頼んだら氷が6個浮かんでいるだけで、あとはなみなみと焼酎でした。私は嬉しいのですが、利益をあげようという気がないようです。

せっかく結婚式会場も備えているし、プールも大浴場もあるホテルなんだから、もっと集客に頑張ればよいのに。

Photo_3

これはレストランのガラスに映った風景。

国東半島はいいところです。海はおだやか、海水浴場もそこら中にあって、物価も安い。卵10個のパックが100円です。

次来るときには、変ってくれてますでしょうか。

2015年9月 3日 (木)

次はKT88PPが待っています

無事に鳴り、一安心した武骨なアンプ。あとは測定だけです。

 次はKT88PPです。このシリーズも実は6回まで記事に書いています。

7回目はシャーシ加工から。最近は出力管落とし込みの丸穴加工も、根気が失せてきて、少しおっくうなのです。

もう落とし込みはやめようかなとも思うのですが、デザインにこだわるとそうもいきません。

どうすれば、楽して大きな丸穴加工ができるのか、考えてみました。

改善は4Mです。イニシャルがMの4項目に注意します。人、機械、材料、方法。このどれかを使って、楽に加工ができる方法を考えます。人は、筋力と精神力を鍛えて加工を継続する方法が考えられますが、私にはちと無理です。

材料は薄いアルミに変更すれば楽ですが、シャーシがペナぺナになってしまいます。

機械に着眼すると、シボラツールなどという円形加工具の使用が考えられます。これは方法にも該当します。

 よって私は、大枚をはたいてホームセンターでシボラツールを買ってしまいました。

まだ、試していません。この週末が楽しみなのです。もちろん安全第一です。

2015年9月 1日 (火)

807武骨アンプ ㉒ 完成して鳴りました

朝の9時からスタート。残りのパーツを取りつけていきました。

昼の12:10に配線完了しました。

Img_1447

前段まわり、立て込んでいますが、そんなに身動きできないレベルではありませんでした。ラジオペンチ、ピンセットを駆使して、端子にリード線をからげて行きます。コツは回路の順ではなく、どの順番でパーツを取りつけると配線が楽かを考えること。

Img_1444

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なるべく、前段、初段にパーツが集まらないように、サブパネルを利用して、その上にもパーツを配置するようにしました。

 出力管の807まわりにもパーツを持ってくるために、固定バイアス調整回路をソケットのそばに持ってきました。シャーシ内全般に部品が散らばるように考えたのですが、効果はありましたでしょうか。

Img_1448

横からみた写真。少しピンボケです。

完成後、昼食をとり、時間を空けて配線をチェックしました。問題なさそうなのでスライダックで電圧を徐々に上げていきました。特に異臭も、煙もなく手早く各部の電圧をチェックしました。

807のバイアス調整は、数日前に終わっていますので、この時は初段、位相反転段のプレート電圧、カソード電圧を測定します。デカップリング段もすばやく測定します。

電圧はほぼ、設計通りの値でした。とても嬉しくなります。

さて、一番気が重い、SP端子での残留ノイズ測定です。右1.0mV、左0.9mV。まずまずです。これは無帰還での値です。

次にSP端子のノイズ電圧に注意しながら、シャーシの中の負帰還抵抗の浮いた片側のリードをちょいと、指で端子に押し付けます。NFBのかかった状態にするわけです。10Vが観測されました。

完全に発振です。対応策として807のPP2本のプレートとOPTの配線を入れかえます。今度はOK。

最終的に残留ノイズは左右ともに0.8mVになりました。

今回は意外とスムーズに行きました。もう鳴るはずです。

Img_1458

装置にいれて、SW-ON。


Img_1459

今回のパーツはトランス類をのぞき、ほとんど新品です。最初からクリアな音が出ました。

さあ、その音は。

乗り心地のよいスポーツカーを想像していました。しかし見事に裏切られてしまいまいした。

やさしくて、柔らかくて、エレガントな音です。いえば807の持つ本来のキャラクターそのままです。

自分にしては珍しく、カラヤンのアダージョからスタートしました。弦楽器の美しいこと。そして情報量が多く、くつろいで聴けました。

いつも思うのですが、WEの300Bよりよっぽど安心して聴けます。

力強さも備えています。しかしながらスマートな力強さです。ブコツは武骨でなくエレガントでした。

明日から出張です。帰ってきたら歪や定格出力の測定をします。もう夕方6時近くになりました。

愛犬が散歩につれていけと、騒ぎ初めています。出張の準備もありますので、今日はここまで。火傷・感電は0でした。

また報告します。やれやれ一安心です。

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