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2015年9月 1日 (火)

807武骨アンプ ㉒ 完成して鳴りました

朝の9時からスタート。残りのパーツを取りつけていきました。

昼の12:10に配線完了しました。

Img_1447

前段まわり、立て込んでいますが、そんなに身動きできないレベルではありませんでした。ラジオペンチ、ピンセットを駆使して、端子にリード線をからげて行きます。コツは回路の順ではなく、どの順番でパーツを取りつけると配線が楽かを考えること。

Img_1444

Img_1446

なるべく、前段、初段にパーツが集まらないように、サブパネルを利用して、その上にもパーツを配置するようにしました。

 出力管の807まわりにもパーツを持ってくるために、固定バイアス調整回路をソケットのそばに持ってきました。シャーシ内全般に部品が散らばるように考えたのですが、効果はありましたでしょうか。

Img_1448

横からみた写真。少しピンボケです。

完成後、昼食をとり、時間を空けて配線をチェックしました。問題なさそうなのでスライダックで電圧を徐々に上げていきました。特に異臭も、煙もなく手早く各部の電圧をチェックしました。

807のバイアス調整は、数日前に終わっていますので、この時は初段、位相反転段のプレート電圧、カソード電圧を測定します。デカップリング段もすばやく測定します。

電圧はほぼ、設計通りの値でした。とても嬉しくなります。

さて、一番気が重い、SP端子での残留ノイズ測定です。右1.0mV、左0.9mV。まずまずです。これは無帰還での値です。

次にSP端子のノイズ電圧に注意しながら、シャーシの中の負帰還抵抗の浮いた片側のリードをちょいと、指で端子に押し付けます。NFBのかかった状態にするわけです。10Vが観測されました。

完全に発振です。対応策として807のPP2本のプレートとOPTの配線を入れかえます。今度はOK。

最終的に残留ノイズは左右ともに0.8mVになりました。

今回は意外とスムーズに行きました。もう鳴るはずです。

Img_1458

装置にいれて、SW-ON。


Img_1459

今回のパーツはトランス類をのぞき、ほとんど新品です。最初からクリアな音が出ました。

さあ、その音は。

乗り心地のよいスポーツカーを想像していました。しかし見事に裏切られてしまいまいした。

やさしくて、柔らかくて、エレガントな音です。いえば807の持つ本来のキャラクターそのままです。

自分にしては珍しく、カラヤンのアダージョからスタートしました。弦楽器の美しいこと。そして情報量が多く、くつろいで聴けました。

いつも思うのですが、WEの300Bよりよっぽど安心して聴けます。

力強さも備えています。しかしながらスマートな力強さです。ブコツは武骨でなくエレガントでした。

明日から出張です。帰ってきたら歪や定格出力の測定をします。もう夕方6時近くになりました。

愛犬が散歩につれていけと、騒ぎ初めています。出張の準備もありますので、今日はここまで。火傷・感電は0でした。

また報告します。やれやれ一安心です。

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コメント

ラーメン卿さま、コメントありがとうございます。離れて見るとコンパクトな印象ですが、そばで見ると結構圧迫感があります。さらに注意深く見ると、片方のOPTの天面の一部が凹んでいたり、鋳物カバーの電源トランスは、鋳物の脚4箇所の底面が、同一平面になく、トランス自体が何となく傾いている印象です。さらには、塗装はがれがあちこちにあり、満身創痍と言った感じです。
音は、先に作ってラーメン卿さんのご自宅で、活躍中の1号機とは、趣きが違います。そちらのアンプはA級自己バイアス。つまり低電圧大電流動作で、しっかりした、密度のある音が出ていると思います。ブコツは高電圧のAB2級動作で、柔らかでスッキリした音で鳴ります。結構違う印象です。
1号機は整流管2本が、番兵のごとく立っていますが、ブコツも負けずに、鋳物電源トランスが前面に出て、807達の横でボディガードの役目を果たしています。
ブコツは、電源トランスのヒーター巻線の電流容量に余裕があれば、もう2Aくらいですが、WE350Aと差し替えができたかもしれません。
1号機はどうでしょうか。ちなみに807はヒーター電流は0.9Aで350Aは1.6Aです。ご確認ください。

トニーさん こんばんは。武骨アンプの完成、おめでとうございます。山水の武骨トランスありきでの企画を本当に楽しませて戴きました。体力のない私が、一緒に製作を追体験させて貰っているようなリアルな感覚になりました。感謝申し上げます。
超重量級のPPでありながら、とてもコンパクトで優雅に仕上げられていると思います。内部の配線も、全体のプロポーションが過不足なく纏められて大変素晴らしいです。トニーさん製作の807PPアンプは私のところで絶好調で、使用頻度はナンバーワンであります。私のは、整流管2本が守護神として仁王立ちですが、今回の作品はダイオード整流とのことで音に顕著な差はでるのでしょうか。何れにしましても、銘管807PPアンプの高い完成度と妙なる調べ(聴いた訳ではないですが)に乾杯させて下さい。

KAORUさん、コメントありがとうございます。期待と違う音の件ですが、プレートに470Vかけています。 どうやら807送信管は、電圧を高くすればするだけ優しい音になるようです。結局送信管とタムラのトランスの音というのが結果でした。

オークションでは自作アンプは人気の的です。いつもアクセスは1500から2000件になります。

どう見てもアマチュアが短時間で作った物はそうでもないようです。

自己主張と個性が際立つものは、注目されます。そういったアンプの出品台数は、常時3台前後ですね。出品されてみてはいかがでしょうか。もう、何台か出品されたのでしょうか。

新しいシャーシ材料興味があります。使用後の感想をおしらせください。

トニーさんブコツアンプ完成おめぜとうございます。

>乗り心地のよいスポーツカーを想像していました
ちよっと違ってエレガントですか?

イメージからすると、キューバの街を走る重厚で
年代物のアメ車の音、出力トランスとあいまって
低域もガッンと出る感じです。
送信管は一般的に中高域が綺麗に出ると聞きますが
そのへんでしようか?

入札効果はありませんでした。アクセス数は桁外れに
ありましたが、「なんだトランスかよ」て感じです。
落札された方は、高崎市のお医者さんでVT-52/
WE275コンパチアンプを作られるそうです。

シングルアンプですが、欧州管も聴いてみたいのですが、高嶺の花、今回は猫、、の300BでWEはむり
JJ、エレハモ、PSVANEなら何とかなりそうです。

シャーシですが、3㍉×600×910をみつけましたが、樹脂をアルミでサンドイツチにした物で加工
は、しやすいのですか、頼りがなさそうです。
取りあえずこれでいきます。
送料こみで3200円でした。


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