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2015年7月18日 (土)

Q:アンプ製作に歪率計は必要でしょうか?

あるサイトにこんな質問が出ていました。

回答を見たところ、回答者はご自身の経験から、アドバイスをされていました。なかなか納得のいくものでした。

私ならどう回答するか、少し考えてみました。これでいいかな、というのが以下の回答です。

「お答え」

必要の有無は、あなたの作ったアンプの使用目的や製作台数、あなたの歪検知能力と、どの程度歪を気にするかにより決まってくると思います。

アンプの使用目的が、自分の部屋の中だけで使い、人にも聴かせず、歪に関してあなたご自身が疎い場合は、歪率計などという物は無用の長物です。

アンプの使用目的が、複数の他人に聴かせる、あるいは製作後他人に譲渡する場合は、歪率計で測定し、アンプの実力を把握したほうがよいでしょう。商品の実力・価値を確認し開示することは、製造者責任の観点からも重要です。

上記以外で、自分の作ったアンプ、ひいては自分の実力を確認したい場合も歪は測定したほうがよいかもしれません。ただし一生のうちに2台程度しか製作しない場合はコストの面から、歪率計の購入はもったいないかもしれません。

もっと合理的な方法を考えると、作ったアンプを知人にお願いして、歪率測定してもらうこと。ただで測定してもらえるとして1回の測定依頼で送料負担は往復2000円程度。でも4台、5台お願いしてると1万円近くかかります。

現在はオークションで中古の旧式の測定器が7千円程度で入手できます。してみると測定の必要を感じるのなら購入した方がよいかもしれません。

 私は中古の歪率計を6千円から7千円程度で3台落札し、動作確認後、簡単な操作マニュアルも作成添付し、再度出品したことがあります。でも実際の利益は1000円から2000円程度でした。手間暇考えたら殆ど儲けなし。

でもよいのです。世の中で出番のなくなった歪率計の再登板と、安く入手して使ってみたいという方の橋渡しとして、貢献できただけで私自身、納得いくからです。

デジタルマルチメーターと違って歪率計から得られる情報は1種類だけです。但し、球を変えただけでも、歪が下がったとか、NFの量を加減して何とか30W定格時で3%以下にしたい・1W出力時は0.1%以下にしたい、とか改良のための道具としても使えます。

以上長々と書きましたが、わずかでもご参考になる部分がありましたら幸いです。

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コメント

いなさんご紹介ありがとうございます。このソフトはよく使われていますね。そうそうこれがありました。
 私が歪率計を作ったあたりから(8年前)、このソフトが流布し始めました。私自身パソコンの扱いが苦手で存在は知っていましたが、中身を全然知りません。

 個人的な言い訳するなら、データ音源を再生して聴くような印象で、音をきくならターンテーブルにレコードを乗せて回す方が好きで、私は歪率測定もそんな捉え方をしていて、パソコンのキーボードを叩くよりも、機械のダイヤルを回したいのです。それで相変らず機械を触っているのです。変わり者ですみません。

みなさんせっかくですので、まだこのソフトをご存じない方はアクセスしてみてください。

いなさん、情報ありがとうございます。

普通のアマチュアの人でしたら、Windowsパソコン+フリーソフトWaveSpectraで十分に歪率計の役目を果たせると思います。

私でなく他人様のサイトになりますが、このような感じです。
http://homepage3.nifty.com/softone/ws/wstop.htm

PCの内蔵音源が96KHz/24bit以上に対応していれば、費用はほぼ0円(但し正弦波の入力信号もPCに作らせる場合は、オーディオI/Fの追加が必要)で済むので、歪率計購入に比べればハードルは非常に低いです。
寡作の人にこそお勧めしたいです。

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