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2015年7月26日 (日)

お中元にいただいた高音質レコード

突然お中元をいただいた。もうこの年になると、人からあまりプレゼントをされることがないので、とても嬉しい。毎年誕生日に家族からもらうネクタイも嬉しくないとは言わないけど。

そのお中元は、2枚のレコード。ブログを通じてお付きあいさせていただいている、ウッチーさんからの貴重な品物である。

ウッチーさんはプロのジャズメンであり、音について造形が深く、オーディオ機器も自作されるかた。

そのウッチーさんご自身がブログで取り上げたレコード2枚。

その時のタイトルが「採算無視的録音盤」

Img_1385

ベニー・ウォレス 93年録音


Img_1383

ルー・タバキン  83年録音

音がよいので、是非聞いて欲しいと。ブログ掲載後、中古レコード屋をパトロール中に見つけたので送りますと。このレコード達を見つけた瞬間、聴かせたい人物として私の顔を思い浮かべていただいたことがうれしいじゃありませんか。

それでは、準備万端、家人のいないときに、部屋を閉め切って、やや大きい音で再生しました。

ベニー・ウォレス。彼のアルバムはCDで1枚だけ持っていました。テネシーワルツが入ってるやつ。

彼の印象は、変化の多い演奏をするプレーヤーだなというもの。

さてこのレコードを聴いての第一印象は音がすごくいい。これだけじゃ分かりませんよね。

情報量が多くて、エネルギッシュで、レンジが広い。今まではCDがアナログレコードに近づこうと努力していましたが、このレコードは逆で、レコードがCDに近づいた印象です。

とにかくクリアできれい。じゃCDとどこが違うのかと言えば、音の持つエネルギー、実在感です。

重たい物同志がぶつかった時に発するような力感や衝撃音はアナログならではです。CDからは出てこない音です。

ベースは弦が唸る様子がよくわかります。ルー・レビーのピアノは残響処理された中でも、クリアで余韻まできれいに再生されます。エンディングに鍵盤の力を抜きながら、音を小さく小さくしながら、終わるのですが、その時もかき消されずにしっかり聴こえます。

ベニー・ウォレスの音はけっこう芯のある音だと分かります。

ルー・タバキンの方は日本人がニューヨークに乗り込んで、思い切り贅沢な方法で録音しています。バブルの頃でしたし。レコードのクレジットにプロデューサーとして奥さんの敏子さんの名前がありますが、彼女は演奏にも参加していません。

スタジオにもいなかったんじゃないかな?名前をクレジットすると収入も増えるし、旦那さんがそうして欲しいと希望をだしたのかも。まあ日本はバブルでしたから。

さて、こちらも音がいいですね。ベニー・ウォレスのアルバムと共通する音がします。共演のランディー・ブレッカー。トランペットの音が瑞々しくて、柔らかいのです。

 A面、エンディングで、皆で合せてロングトーンで終わる曲がありますが、そのときルーはフラジオという奏法で音を出しているのですが、これも良く聴こえます。

ドラムがときどき右後ろからゴーンという迫力ある音を出します。これ何をどう叩いているのでしょうか。

総じてまだまだアナログはやるべきことがありますね。録音の際にケチらない。

ウッチーさんが言うところの、アナログ録音でも2トラックのテープで30 ipsで録音したものは高音質録音になる、このクレジットのあるレコードを捜せば間違いないとのことです。

昨今、アナログ回帰でまたレコードが再発売されています。これをただの流行で安く仕上げて大量に売るのではなく、じっくりいい音で録音すれば、またレコードの第二の人生の寿命も長くなると思うのですがどうでしょうか。

この2枚のレコードは、今まで私が聴いた中で、最高の音質でした。こんな音がレコードから出てくることを初めて知りました。

アナログが本気になったらSACDなんて敵じゃないですね。

ジャズアナログファンの皆さん、この2枚は要チェックです。

ウッチーさん、素晴らしいお中元ありがとうございました。

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コメント

ウッチーさんこんばんは。このレコード達を聴いた後は、おいしい料理を食べたような気持になります。
本当にありがとうございました。
 私も福岡の中古レコード屋で、2トラ、30ipsのレコーディングクレジットを捜してみます。
 ルー・タバキンの後ろの、ドラムの迫力のゴーンは、PPアンプで聴くと、鳥肌がでますよお。次は5番艦でしょうか。

トニーさんこんばんは。

今回はわざわざブログに取り上げていただきまして有難うございます。しかも私よりもより詳しくこれらのレコードの音の良さを伝えてくれて感謝致します。今迄、私が音質チェックに使っていたレコードがかすんでしまう位これらのレコードの音は私にとって鮮烈なのです。今でも毎日聴いているくらいなのです。

ただ、B.ウォレスにしろL.タバキンにしろ個性の強いミュージシャンなのでトニーさんがその点でお気に召すかが心配でした。間口は広く色々なテナーを聴いてテナーが良く鳴るアンプを作って下さい。私も自作オーディオ頑張りますよぉ。

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