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2015年7月28日 (火)

KT88PPアンプの製作 ④レイアウト決定 シャーシ面積と高さに注目

私はアンプのトータルデザイン(分かりやすく言うと見た目の印象)にシャーシの大きさの影響が及ぼすところが大きいと考えています。

小さいシャーシ。コンパクトさを目的とするなら、それもありです。但し配線・実装時の苦労は増大します。このあたりは、自分の腕と相談になります。予めサブシャーシに真空管まわりは全部実装しておいて、最後にとりつけて終わりという手もあります。

小型アンプの例です。230×150mmでした。

Photo

逆に部品に対して大きなシャーシ。あまりデザインを考慮せずに、最初からこの大きさでいいかな、という考えで作られたアンプには、大きなシャーシのものが見受けられます。このアンプ、それほど大きくて間延びしているわけではありませんが。

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ただ、なんとなく手前のスペースやトランス間の隙間が気になるアンプです。手前のスペースはシャーシ内の配線を考慮してのことかもしれません。でも本来の球の放熱を考えれば、隙間は合った方がいいのかも。

私は、あまりシャーシが大きいと間延びした印象になるので、必要以上に大きくしないようにしています。

まあまあかな、と思うのは、シャーシの面積に対する、トランスや真空管、コンデンサなどのパーツの塊を実装面積と考えると、占有率(=実装面積÷シャーシ面積)が90%前後なら、見た目精悍で機能的なアンプになるのではないかと考えています。

この300BPPは92%です。

300b1


300b2

この42PPは85%程度。

Img_0992

6BQ5PPは92%程度

Img_1226_2

武骨807PPは90%。

807pp2

それから、もうひとつ、シャーシの高さもデザインを決める重要なファクターであるということ。

400×280ミリ程度のシャーシだと、大体シャーシの高さは55mmから60mmの範囲に設定しています。

上の武骨は60mmです。やや印象として重厚感がでます。60mmまで高くしているのは、トランスや真空管たちの背が高い場合です。

55mmになるとスマートな印象になります。さらに上の写真の300BPPは55mmです。

薄くすればどんどん精悍になります。タカチSRDでは40mmのシャーシがあります。やはり薄いと今度は、大きな部品がシャーシ内に収まらなくなるという弊害が出てきます。

浅野勇さんは薄いの大好きが嵩じて、20mmの木製単板にアンプを組まれていました。

シャーシの高さをデザインファクターとして考慮しましょう。

60mm高さで、球は6L6GCの小型、トランスも高さ100mm程度にすると、ズングリした印象になりますし、あえてその印象を狙ってもいいでしょう。

いかがでしょうか。デザインがある程度自由に設定できるのは、やはりある程度の実装経験が必要ですが、一度苦労してみると慣れてくるものです。

今後の参考にしていただければ幸いです。

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