« KT88製作依頼アンプ | トップページ | KT88PPアンプの製作 ②レイアウト決定は信号の流れを見ながら »

2015年7月22日 (水)

KT88PPアンプの製作 ①レイアウト決定は内部を想像しながら

もうシリーズに登録しました。今回は①です。

このアンプは、製作ノウハウ紹介シリーズにしたいと思います。

私が、どんなところに気を配っているか、何を悩んで、どう対応しているかを、できるだけたくさん開示していきます。

もし自作される方で、ご興味がおありなら、最後までお付き合いください。

私も最近ではどんどん視力が落ちてきています。1時間文字を見ていると目が痛くなって涙が出てくるようになりました。加えて難聴気味です。情報を伝える力がまだ残っているうちに、ノウハウを開示しておこうという気持になりました。

それほど大した内容ではないかもしれませんが、ひとつでも参考になることがあれば、私も本望です。

今回はレイアウト決定です。先日の記事で、もうレイアウトは決めたとお伝えしました。

Img_1370

実はレイアウトを考えながら、同時に内部配線やシャーシ内のどこにバイアス回路を置くかなども考えています。

このアンプのレイアウトでは、B電源、ヒーター配線を上から透視するように見て考えます。

先ず電源トランス(以下PT)の向きです。実際に端子がシャーシ内に配置されたときはひっくり返りますから、100V端子、ヒーター端子、高圧端子がどの位置にくるかをはっきりさせておきます。私は100V端子がシャーシの背面側近くにくるようにしています。これで端子位置が全て決まりますから、次はB電源の配線を考えます。

ダイオード4個とブロックコンデンサーとチョークコイルで構成されます。コンデンサとチョークは位置が決まっていますので、配線も決まってきます。チョークから2本のリード線がコンデンサの方にいくことが想像できます。

コンデンサは2本あります。1本ずつチョークの前後に入ります。2本あるコンデンサーのどちらをダイオード側にするかを決める必要があります。

私は通常シャーシ背面に近い方をダイオード側にしています。手前のシャーシ中央に近い方をB電圧側にすると、B電圧端子への各パートからのアクセスが容易になるからです。

次にダイオードをどこに持ってくるかを決めます。このラックスのキット用PTは余分の遊び端子があり、トランス上に4本のダイオードを実装できます。

それが不可能なPTもあります。そのときはラグ端子をどこかに設置して、そこに実装します。写真をみてどのあたりがよいと思いますか。

私はブロックコンデンサー取りつけネジにラグ端子を友締めします。ブロックコンデンサのネジはいつも45°の角度をつけています。2本ならぶときはこうするとせまいところに、ネジが4個置けるからです。

ラグ端子はPT側のネジに取りつけます。ラグは5Pで真ん中がアースになっているものを1個。ダイオードはPTの端子から直接だしてラグ端子に持ってくるようにすれば1個で足りると思います。この辺りは、メモ紙に実態配線図を描いておくと、あとから楽です。

自然とB端子が中央寄りのコンデンサの端子になることが分かります。B端子から出ていく線はOPTの一次側B端子(左右とも)です。それから前段回路(MT管周囲)へのデカップリング回路です。普通この2種だけです。

写真を見ながら、上からだいたいこの辺りを這わせるんだなあと分かってきます。

そしてもう一つやっかいなのはヒーター配線です。6.3V・3A巻き線が3巻の場合、出力管のヒーター電流が1.5Aなら、左右2本ずつを3巻のうちの2巻で賄えますので、残りの1巻で前段管5本を全てまかなうことになります。この5本の電流の合計電流が3A以下であることを確認していおきます。

もしヒーター巻線が5Aずつ2巻しかないなら、出力管は2本ずつ2巻に別れますが、前段の5本を2本と3本に別けて、この2巻に分けて接続するなど考慮します。基本はヒーター電流の合計が巻き線電流容量を越えないことです。

但し私の過去の経験から3Aの巻き線から3.2Aのヒーターを点火させても大丈夫でした。高圧巻き線の使用電圧が300V、400Vと端子がでていて、300Vで使用で400Vが遊びなら、PTに余裕があり、ヒーター巻線が少々容量オーバーでも大丈夫のようです。

さてヒーター端子の接続がきまったら、ヒーター配線もおおまかにスケッチして、真空管のソケットの位置を注意して、実態図をポンチ絵(ラフな手書き図面)に書いておきます。

100VのPT一次側ですが、これはシャーシ背面のPT近くにACインレットとフューズがきて、シャーシ前面に電源SWがくるなら、おのずと配線は決まってくるはずです。私はいつもこの配線を白いコードにしています。白いコードはなるべくシャーシの隅っこに沿わせる、が定石です。

質問があればいつでもどうぞ。

以下 続く

« KT88製作依頼アンプ | トップページ | KT88PPアンプの製作 ②レイアウト決定は信号の流れを見ながら »

アンプ製作記事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1050852/60851072

この記事へのトラックバック一覧です: KT88PPアンプの製作 ①レイアウト決定は内部を想像しながら:

« KT88製作依頼アンプ | トップページ | KT88PPアンプの製作 ②レイアウト決定は信号の流れを見ながら »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ