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2015年6月

2015年6月30日 (火)

807武骨アンプ ⑭ 出たばい

残りの片側のリード線たちも、端子台にとりつけ完了。ここまでの作業は電源トランスを組み立てているのと変わりません。

現代のトランスはきれいに端子や端子台がついていて、半田付けするだけになっていますが、この幽霊屋敷出身の武骨なトランスは手がかかりました。

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全て端子台に取りつけました。細い線が2本浮いていますが、これはパイロットランプ用の5V0.5Aのリード線です。

ACの一次側の配線も済ませました。


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やや拡大しました。


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SWをON。高圧側が500V出ました。今回はAC一次側は110V端子に接続しています。自宅のAC100Vが実際は107V程度あるからです。

なので、実際に出てくる端子電圧は、少し低めです。これでこのトランスが生きていることが分かりました。これから20年、30年と頑張って欲しいものです。


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この可変抵抗は、807のスクリーングリッドに300VをB電圧から落として作り、供給するための調整VRです。取りつけ金具を作りました。

さて、ここから一気に、組立てと行きたいのですが、仕事の都合で、この一ケ月は日曜しか時間がとれません。

ゆっくりお付き合いください。

2015年6月29日 (月)

807武骨アンプ ⑬ まずは電源トランスのリード線から

いやあこのアンプの重いこと。そして電源トランスのリード線の硬いこと。

なんだかもてあまし気味です。でもそうも言っていられません。シャーシ裏に伸び放題にはびこる雑草のようなリード線から処理していきます。

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このリード線たち。手前の左から2本を試しにカットして、エナメルをナイフでこそぎ落として、圧着端子でカシメてみました。ところがこのヒーター巻線の2本の抵抗が3Ωもあります。事前の導通テストでは1.0Ωでした。

なんで抵抗値が大きくなったか。それはエナメルが十分に除去できていないためでした。この2個の圧着端子は取り外して、またリード線のエナメルをこそぎ落したのでした。


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余分なところは、バッチン、バッチンと大胆に切っていきます。


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リード線の先端を、圧着端子にちょうど入るくらいの長さにします。

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おっとでました、肥後守=ナイフです。これでエナメルをごしごし、違うなあ、シャカシャカ、これも違う、ギシギシ、いやこれも違う。

とにかくナイフでこそぎ落として、光沢を放つ導線にします。酔ってるので、ナイフが危ないこと。でも無駄な力が入らず、手はふにゃふにゃしてるので、ケガはしませんでした。

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圧着機、英語でなんていうのでしょう。クリンピング・プライヤーと書いてあります。昔購入した日本製。大活躍です。


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やり直した2か所。今度は1.0Ωになりました。

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バッチン、シャカシャカ、ギュー(圧着音)を何度も繰り返して、端子を端子台にネジ止めしました。写真は片側が終わったところ。なんとか落ち着きました。

このトランス、きちんと電圧は出るのでしょうか。とりあえず全部の巻き線は導通がありました。もし電圧が出なければこのアンプの企画はパーです。

もう片側はあした以降です。きちんと出てくれよ。








報道への圧力

自民党の何とか会議という、安倍総理応援団の若手が集まって、無茶苦茶なことを言いました。

「自分達に都合の悪い報道をしている機関は広告収入を減らして困らせてやれ」

戦争法案を通したい与党は、会議のリーダーの首を切って、トカゲの尻尾切りを図りましたが、その程度では許されないことでしょう。

この一連の発言は普段から安倍総理本人が口にしていることなのでしょう。親分のいないときに、喜んでもらおうと思って、威勢のいいことを発言してしまった、というのが本当のところ。

安倍総理は遺憾だとはいいながら、その場にいたわけではないからと謝罪しませんでした。実際AC広告機構の仕事をやらないぞとTVに圧力をかけているのは安倍総理です。

これらの発言をした国会議員3名は、報道の自由を真っ向から蹂躙する人物達で、法治国家で国会議員として仕事をする資格はありません。議員資格をはく奪されてもおかしくありません。

国会に呼ばれて喚問されてもおかしくないと思います。

安倍政権は本当に下品です。

807武骨アンプ ⑫ ひっくり返さずバイアス調整

重さが20Kgを超えるアンプや、このアンプのように26kg程度の重量級アンプは、そうたびたびひっくり返してシャーシの底板を開けることは容易ではありません。

ヘタをするとギックリ腰になったり、足の上にアンプを落としたりと、労働安全衛生の面でもよろしくありません。

品質的には、裏返した時に、床面と接するトランスの頭がこすれて塗料が剥がれたりすることもあります。実際私はできあがったばかりのアンプで床面との間の養生を忘れてこれをやってしまったことがあります。

 後悔先に立たず、泣く泣くアンプに新聞紙を被せて養生し、トランスだけを再塗装した経験があります。

なので、結構前から、固定バイアス方式のアンプは、ひっくり返すことなく調整できるようにしています。

1.原理

  ではどこの電流を見ているのか説明します。固定バイアス回路は、出力管の第一グリッドのバイアス電位を調整して、出力管のアイドリング電流=カソード電流(プレート電流+スクリーングリッド電流)を目的の値に合わせます。

  Cバイアス回路の可変抵抗の頭を、シャーシから外に覗かせればよいわけです。

 さらにはテストポイントは出力管のカソードの電位を測定します。私は通常固定バイアス回路のときは、カソードに10Ω/2Wの抵抗をつないでアースに落としています。

 もしアイドリング電流=カソード電流=プレート電流+スクリーングリッド電流を45mAにしたければ、その出力管用のバイアス回路の可変抵抗を調整すればよいわけです。この時は直流電流計ではなく、電圧計を使います。

原理的には、直流電圧でフルスケール1.0Vレンジでテスターを使えばよいわけです。

 カソード電圧=10Ω×0.045A=0.45Vになります。テスターが0.45Vの表示をすればよいわけです。

2.回路

 実際には、バイアス可変抵抗の軸の頭を、シャーシから調整できるように、露出させておけばよいのです。その他には、4本の出力管のカソードの接続を切り替えられるように、1回路4接点のロータリーSWが必要です。

 そしてロータリーSWのコモン端子から、テスターに接続できるように、端子(+とー)を設けて、これもシャーシの外から接続できるようにしておけばよいのです。

3.実際の写真

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807のそばに1個ずつバイアス調整用VRを配置しました。今回は少し配置を変えました、通常作るアンプはバイアス用VRを4個ならべて、軸もシャーシ前面に出すパターンが多いのです。

 真ん中2個の端子はバイアス用ではなく、プレートに接続するための端子です。807ならではの端子です。


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これはテスターのリード棒差し込み用端子(+とー)です。通常はエンブレムプレートで隠しています。

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これが、カソード端子切り替え用のロータリーSWです。出力管4本のカソードから、それぞれリード線を引っ張ってきています。そしてコモン端子から、上の写真のテスター端子に接続しています。

4接点あれば事足りますが、ここでは5接点仕様を使って、1端子は遊びにしています。

4.運用方法

 まずテスターのリード棒を挿し込み、フルスケールをDC1.0Vにセット。

 次に、調整したい出力管をロータリーSWで選択。その後テスターを見ながら、バイアス可変VRを加減して、0.45Vに合わせればよいのです。

 順次、V2 、V3、V4と切り替えながら調整していきます。

ここでコツがあります。出力管の特性が4本、よく揃っているときは、V1で調整後、他の3個のVRの軸を調整前に概略でV1の位置と同程度の位置に回しておきます。

そうすると、PPの2本の電流が一時的でも大きくアンバランスする時間を短くできます。このアンバランスはOPTにもよくないのです。

このバイアスを外から調整方式はとても便利です。

1.多種の出力管が簡単に挿し替えできます。ひっくり返す手間がいりません。

2.ときどきに出力管の状態を簡単にチェックできます。バイアス電流は調整しても、長時間立つとドリフトして変化することがあります。その確認もできます。

 何だか左右の音の大きさがそろってないとか、そういった場合に、1本ずつ電流値が確認できます。そろそろ寿命が近づいたときなどもすぐに発見できます。

いかがでしょうか、みなさんも固定バイアスの場合はこの方法をご検討ください。

2015年6月27日 (土)

807武骨アンプ ⑪ 針金がシャーシ内に

今日は疲労気味で作業は休もうと思ってましたが、夕方から2時間ばかり動きました。

サブシャーシに807プレートキャップへの引き出し端子を取り付け。

電源トランスの針金状のリード線類をシャーシ内に引き込み、トランスもネジで取りつけました。

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電源トランスまわりがスッキリして、アンプらしくなりました。

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どことなく浅野勇さんの3Ⅽ33アンプに似ています。「魅惑の真空管アンプ」に登場した作品です。いや違います。正確には浅野さんの3Ⅽ33アンプの記事をコピーして作った自分のアンプに似ています。

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前面のネームプレートで隠れる部分にバイアステスト用の端子を仕込んでいます。Ⅼ字金具に取り付けてさらに、サブシャーシに固定しています。

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このように調整します。まだ未配線なので動きません。真似だけ。

次はいよいよ配線ですね。

一体何歳までこれが続くのでしょうか。あと10年やれるでしょうか。

音楽を集中して聴けるのも、あと何年可能でしょうか。

 伊藤喜多男さんは70代のとき、年間何台のアンプを製作されたのでしょうか。製作ペースは人により様々なんでしょう。

最近は目が見えなかったり、体が疲れたりでそんなことばかり、考えています。

さあ、スランプが来る前に、さっさと配線しましょうか。

2015年6月25日 (木)

習うよりやってみることが大事

私は自作を勧めている。

なかなかキットは作っても、完全自作にまでいく人は少ない。

恐らく今まで、まるっきり経験したことのない作業ばかりだからだと思う。

以下に列記した作業にトライしてみてください。

1.雑誌のシングルアンプ製作記事で気に入った物を見つける

2.部品を購入する シャーシは1.5ミリ厚みのものを選ぶ。

3.ハンドドリルでφ3穴を連続10個明けてみる(センターを狙った位置に

  正確に明ける)

4.ハンドドリルでφ4穴を明けた後に、φ10穴にリーマで拡大する

  その際φ9で止めておき、細丸ヤスリできれいな円を描きながら

  φ10まで拡大する。(このとき加工面裏のリーマによるバリがきれいに取れ  

  ます)

5.20×30ミリの各穴を明ける。順序はハンドドリルでφ4の穴を

  四角の内側に連続で明けておき、中を打ち抜き、ガタガタの四角を

  平ヤスリで直線にして、きれいな長方形に仕上げる。

6.大きな丸穴φ35程度の穴を明ける(出力管落とし込み用)方法は5と同じ。注意事項は大型半丸ヤスリを使用すること。事前に穴を卦書いておき、仕上げ位置の目安として、正確な円とする。断面はサンドペーパー(200番程度)で仕上げる

以上はアルミ加工に関する作業で、おそらくビギナーは未経験のことばかりでしょう。

でも同じ作業を繰り返していると、必ず慣れてきます。だれでも最初は失敗します。当然です。でも必ずできるようになります。事前にシャーシに罫書いたとおりの位置に穴をあけることが、最終目的です。

ハンドドリル、リーマ、半丸ヤスリ、丸ヤスリ、サンドペーパーを用意します。

作業に慣れてくると、さらに欲しい工具のバリエーションが増えます。

もっと太いリーマ。シャーシパンチ。多種のヤスリ。ホームセンターに行くのが楽しくなります。

実際の加工方法の解説は、本ブログの「アンプ製作記事」のカテゴリーの「6RA8プッシュプルアンプ 製作編」シリーズを参考にしてください。

さあ、自作の世界に羽ばたきましょう。

2015年6月22日 (月)

807武骨アンプ ⑩ 仮組み

インレタ終了後、仮組しました。これが最終の姿になります。

パワートランスの天面プレートに、シールを貼ってお化粧をしました。

元々ここには、オリジナルの銘板が貼ってあったのですが、ガタガタのキズだらけで、文字も見えない部分がありました。電源トランスはアンプの正面に持ってきているので、やや見栄えに問題がありました。

そこで、メーカー名と型番を表示したシールを作ってアルミ板に貼ったのです。

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まあ、なんとか様になりました。早く、電源トランスの固いリード線を、シャーシ内に入れてやりたいのです。チョークコイルのプレートも作ってやります。

チョークは1999年に倒産した、大阪府富田林市にあった、三岡電機の製品です。これも三岡電機の名前をプレートに入れてやろうと思っています。

この会社は歴史も古く、テレビを作ったり、たくさんの特許を申請したりと、世の中の発展に貢献した企業なのです。

遺産であるチョークコイルには、堂々と社名を入れてやろうと思います。

配線開始は来週末、ころからになります。7月前に完成できるかどうか、といったところです。

2015年6月21日 (日)

807武骨アンプ ⑨ インスタントレタリング完了

ほ昨夜4日ぶりに帰宅しました。

今日の午後、3時間弱でインスタントレタリングをいれました。

 特注で作って頒布しますと約束していますができていません。

理由として、鹿児島の電子パーツ店でサンハヤトの在庫をみつけて、何枚か購入したので、現在は足りてる状況になってしまったこともあります。

特注のインレタ、実は1枚あたり2千円以上します。価格的に合わないかもしれません。少し考えてみます。

さて今日の作業結果。

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太字の小文字を使ってみましたが、ちょっとバランスが悪いかな。

だんだん加齢とともに目が見えなくなっていますので、視認性の良い文字にしました。

明日時間があれば、配線スタートですが、少し仕事が入り込んでいて苦しいところです。火曜からまた出張で金曜まで不在です。

ぼちぼちのペースでいきます。

インレタを入れる作業方法の詳細は、同じカテゴリーの6RA8PPアンプのシリーズに有りますので、参照ください。

繰り返す人

頭の悪い人間は、やってはいけない失敗を繰り返します。

なぜなら、①失敗を恥と思っていないから。

さらには、②失敗による損害への認識がないから。

さらには、③失敗による損害への自身の責任も認識していないから。

現在、ある政治家が、国会討論の場でヤジを飛ばすという失敗をしました。頭が悪いので、そのヤジの内容が事実かどうかも確認せず、思いつきで言葉を発しました。その後、事実誤認であることがわかり謝罪しました。

ところが、その後討論の場で「はやく質問しろよ」と椅子にすわったままヤジを飛ばしました。これも本人もまずいと思ったのか謝罪しました。自分の立場すら理解していません。

このヤジの事例から上記の原因①②③が伺えます。

ヤジくらいの失敗繰り返しなら、まだ被害はご本人だけですむのでしょうが、原発事故になるとその程度ではすみません。

福島原発で放射能漏れという事故を起こしました。まだ収束していません。現在も汚染水保管用タンクが増設され続けているようです。

にもかかわらず、大人しい人が比較的多い九州の原発から再稼働するようです。最近の火山活動や地震活動から、地球及び日本は、活動期に入っていることが報告されています。

再度原発事故が起きたらどう責任をとるのでしょうか。想定外はもう通用しないことは明白です。再稼働を進めた人や組織はどう責任をとるのでしょうか。やはり上記の原因①②③への欠如が見て取れます。

さて大きな失敗といえば戦争です。先の大戦で日本人は200万人規模の国民が命を失いました。もちろん敵国にも戦死者はたくさんでました。もうこんなことはこりごりだと、反省して平和憲法のもと、70年間戦争をせずに来ました。

世界の場で、日本の不戦の立場、実績は高く評価されています。

しかしながらここでも、頭の悪い政治家が、失敗をくりかえそうと動いています。よその国の戦争に、自衛隊がつき合わされることが、積極的な平和活動になるそうです。そしてそれは憲法違反ではないそうです。

頭が悪すぎて、黒いものまで白に見えるようです。

ついに、ここにきて広範な国民が世代を超えて、この政治家にNOを唱え始めました。当然でしょう。バカな人間のせいで自分たちの家族、友人の命が奪われるのは耐えられません。

似ても焼いても食えないバカは、日本からペッと吐きだされるでしょう。

2015年6月18日 (木)

なでしこジャパン

2015年ワールドカップの決勝トーナメント進出おめでとうございます。

さすがに、世界の場に出てくるチームは初出場のカメルーンと言えども、楽に勝たせてはくれませんね。

とにかく3戦全勝はたいしたものです。澤さん、ずっと動いていましたね。それだけで他の選手は勇気付けられるのでしょう。

負ければ終りの決勝トーナメント。ボールをつないで、なでしこジャパンらしい形でゴールを目指してください。

男子は・・・ ううむ。

「 なでしことかけて 山奥の渓流と解く  こころは 

  岩清水から沢に流れて やがて カワセミも 

  飛び跳ねるでしょう 」

やや決まったような気がします。

807武骨アンプ ⑧ 実体配線図

今日は四国の香川県、宇多津にいます。明日まで滞在でそのまま、横浜まで移動して、土曜日の20日に仕事して帰宅予定です。

留守の間にハンマートーンは着々と乾いてくれているはずです。

ホテルで、ふと実体配線図を描き始めました。

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上のシャーシ内の写真を参考に、位相反転段から出てくるカップリングコンデンサから出力段まわりの配線です。

これ1回目ですが、何回か推敲して完成させます。それでも実際に半田付けを始めたら、実体配線図そのままよりも、少し変更することもあります。その方が引き回しや見栄えがよくなることもあるからです。

1台のアンプのための実体配線図は、通常3枚構成になります。

①電源回路、②出力管まわり、③入力から前段まわり、です。

描きながら、思い込まないこと、絶対自分は間違えているはずだ、と言い聞かせています。そうするとミスが発見できます。

③の実体配線図は、リークムラードなら、どんなアンプでも同じになりますから、結構過去のアンプの図を持ってきて、使いまわししています。楽です。

実体配線図はホテルであったり、新幹線の中であったり、空港であったりと、気が向いたら何処でも描いています。

邪魔が入らない、貴重な時間なのです。さて、土曜の夜帰宅するまでに、もう2枚程度描いて完成させようと思っています。

 それにしても、最近は近くが見辛くなりました。それなりの年齢になってきています。

2015年6月17日 (水)

807武骨アンプ ⑦  塗装後の仮組

先日の夜、塗装完了後のシャーシに仮組して、イメージを見ました。

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プレートキャップと白いリード線は慣れてない方にはどうなのでしょう。○子供にはわからないと思いますが。

さて今回のイメージはシルバー・グレイです。この最近はずっとシャーシの色はダークグレイのハンマートーンでした。

300Bやクイックシルバーの改造品、6L6GAアンプなどたくさん。

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そろそろダークグレイも飽きてきた頃なので。

次はシルバーやライトグレイで行こうと。こちらのカラーシリーズは6RA8アンプや、305Dや先に作った807PPやその他たくさん事例があります。

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手当たり次第に、写真を引っ張ってきたのですがなつかしいですね。一台ずつ思い出がよみがえります。

結局、ダークグレイかライトグレイ/シルバーの2種しかありませんね。黒はもうやっていません。埃が目立ってしまうのです。ましてや原色は勇気がなくて採用できないのです。ワインレッドや青、ブラウンはなかなかその気になりません。オークションで気に入られなかったらどうしようと不安になります。小心者ですから、仕方ないですね。

一番最後の写真の807PP。実はこのアンプ、OPTはタムラ製のやはりガレージメーカーのキット用のものでした。現行のオーナーさんに、音も素晴らしく名機だと褒めていただきました。ちょっと過分に過ぎると思っていますが。気をつけたのはノイズを皆無にすること。球の素性をそのまま出すこと。

今回の武骨アンプとこのアンプとの設計コンセプトの違いを述べます。

武骨は(ぶこつですって、かわいそうですね)AB級固定バイアス、ダイード整流、リークムラード回路です。

上の写真の807PPアンプは、A級自己バイアス、整流管(しかもダブル)整流、オートバランス回路です。落ち着いていて、人の意向に沿ったしっかりした音がします。低音も地に足が着いた音がしているはずです。

両者はOPTは同一メーカーで、一見よく似ていますが詳細はことごとく違うのです。そして私には武骨の音が想定できています。

結構テンションのかかった、スポーツカーのようなイメージです。その外観と正反対の音がすると思います。

2台の807PPアンプ、どちらの方が優位とかではありません。あくまでも好みの問題です。

武骨は昔むかしのトランス類を使っています。何だか昭和時代の小学校の運動会の時に、グランド全体に届くように、わんわん大きな音で放送していたアンプのように見えます。

でも違います。周りの機材がハイエンドなら、ハイエンドの音を再生するはずです。そのように設計してますし、そのギャップが面白いと思います。

私のミッションは、一般のオーディオファイルの方に真空管アンプの実力に気づいていただき、オーディオの喜びを体感していただくことです。

ああそうです、思い出しました。6L6GAアンプを落札していただいた方から、もう一台特注でアンプを作ってくれないか、と御要望があったことを。

この武骨アンプを送って試聴いただき、判断を仰ごうと思います。

その方、マッキンのMC240を使用されています。6L6GAアンプが届いて、微妙で美音な再生音に満足いただきました。

低音の迫力ならMC240(カソフォロドライブですからね)、詳細な情報量と音色なら6L6GAアンプだとの評価をいただきました。

もしも見た目も含めて気に入っていただき、上記2台のアンプのそれぞれの欠点をカバーできるなら、武骨はもらわれて行くかもしれません。

武骨には命を吹き込んでやろうと思っています。

武骨はあまりいい名前ではありませんね、ほかによい呼び名があれば募集します。

2015年6月16日 (火)

807武骨アンプ ⑥  塗装が完了しました

朝方、雨が少し降っていましたが、曇りのち午後2時から晴れました。

このチャンスを逃がすともったいなく、明日から出かける前に、塗装を終わらせておこうと動きました。

塗料は染Qの「錆びたまま塗れる」シリーズのシルバーハンマートーンです。

ただこの塗料は、全面にきれいにハンマートーンを現出させるのが難しく、今回はハンマートーンが出始める前にストップという仕上を目指しました。

要は普通のシルバーと同じです。ところが塗装しているうちに、少し濃くなったところは、ハンマートーンがでてしまいました。部分的にです。

わかりやすく言えば斑です。

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写真では分かりにくいと思います。斑は天板よりもフレームの前面・背面に出ました。まあ、そのままにしておきます。

今日は気温も高く、湿気はありましたが乾燥が早かったのです。今年の冬、300Bアンプのシャーシで何度も失敗したのが嘘のようです。やはり冬季は塗装してはいけないという基本事項を、いやというほど認識させられました。

明日から出張。3日後に帰ってきますから、乾燥もほどよく終ってると思います。

そうしてレタリング入れ。まだあったかなあ。そういえば特注インレタを製作してみなさんに配布することを約束していましたが、そのままになっています。

申し訳ありません。今年中には何とかします。

2015年6月15日 (月)

807武骨アンプ ⑤ シャーシ加工完了

今日は夕方2時間。残りの加工をしました。

今日の成果

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実装アルミ板。φ3穴を18個。これは15分で終わらせました。慣れると早いのです。


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底板にφ20の通風孔を8個。ハンドドリル、リーマ、油圧パンチを使いました。これは50分作業でした。


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台座に東芝端子を取り付けてパーツを横に置いてみました。結局このアルミ板の上には、パーツが8個乗ることに。あまり部品点数を稼げませんでした。

これでシャーシ加工はほぼ完了です。

明日以降塗装。明日は雨だそうです。明後日から出張で土曜の夜まで、帰ってきません。その間は実体配線図などをじっくり考えておきます。

807はいい球ですが、おそらく807でアンプを作るのはこれが最後になると思います。ソケットもプレートキャップもこれで在庫が無くなりました。今回のUYソケットは、今から23年程度前に神戸のセイデンで買ったものです。あの頃は真空管アンプ用のパーツが置いてありました。今はどうなのでしょうか。

そういえば今回の加工作業中に悲しいことがありました。

25年来使ってきたワークベンチがついに壊れてしまったのです。木製の天板の老朽化が著しかったのですが、今回折り曲げ機を天板にC型クランプでいつものように固定して、アルミ板を曲げようとした時です。

折り曲げ機のレバーを持ち上げる際に曲げ機が浮かないように、固定していたのですが、ミシミシと音を立てて、天板がワークベンチから浮いてしまいました。固定のネジが抜けてしまったのです。

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これは低い位置からワークベンチの天板裏側を写したものです。合板が剥がれています。ネジも浮いてしまいました。


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積層材ですが、ボロボロになっていました。新しい天板を買って、ホールソーで20ミリ穴をたくさん明けなければなりません。穴はたくさん必要です。ドリルで加工するときの下側の逃げ穴になるのです。

まあ、四半世紀もよく頑張ってくれました。数えてみたらこのベンチの上で34台のアンプを作りました。

きっと再生してやります。この先何台になるかわかりませんが、またいっしょに頑張ろうと思います。私自身も再生したいところですが。

2015年6月14日 (日)

807武骨アンプ ④ 内部をじっくりながめれば

今日初めて、シャーシ内部をゆっくり眺めてみました。

すぐに思ったのは、前後の奥行がもう1cmあったらなあということ。

 前後26cmにしたのですが、想像よりOPTがでかかったのです。背面のMT管が窮屈。特にフレームの背面との距離がなく、ラグ端子を立てにくい状況。

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固定バイアス回路もサブシャーシ上に置こうと思っていました。少し無理があるかも。後ろのMT管。ソケットの取り付け穴2個にラグ端子を取り付けるのも苦しい。

よくみると真ん中にのぺっと、アルミ板がのさばっています。ようし、この上に回路をのせよう。

MT管のラグ端子各1個分、固定バイアス回路、デカップリング回路などを、アルミ板にのせることにします。実装密度をシャーシ内に平均化することが必要です。いろいろ考えなけれなりませんが、それも楽しみです。

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これが、昨日お話した補強アングルです。2ミリ厚みの押し出し成形品。しなりません。

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さらにこのアングルにもう一枚L字アングルをネジ3個で固定。

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結果、このように台座ができました。

でも結構VRなど周囲のパーツに近いのです。やっぱり奥行は28cmは必要でしたね。逆に言えばアンプの外観は見た目スリムです。

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この端子台に、電源トランスの太い銅線を固定します。角穴2個から電線がシャーシ内に入ってきます。このあたりや、チョークコイルの裏のスペースは余裕があります。チョークの裏はでかいチューブラー型コンデンサーがならぶ予定です。

今回のキーポイントはアルミ上にどれだけ回路集約できるかです。

まあ考えることがあるということは、楽しみと言えば楽しみです。




市場はいかに

オーデイオの市場はどうなっているんでしょう。

今は、携帯関連、PC関連の趣味が肥大化していて、ピュアオーディオ(セットを自宅に構えて、音楽のみを聴く趣味)を趣味としている人は何人くらいなんでしょう。

実は、PC関連のハイレゾ音源を楽しんでらっしゃる方も、ピュアオーディオマニアの中にもいらっしゃるでしょうから、明確に区分けするのは困難ですね。

乱暴な話になりますが、ピュアオーディオマニアであり、ハイレゾも楽しむ方もピュアオーディオマニアと定義づけて、仮にその全体を100とします。

100の中には管球派や半導体派が存在する訳ですが、その割合はどんなものでしょう。

私の想像です。もちろん実態と大きくかけ離れている可能性もありますが数字的には5:95くらいじゃないかと。ひょっとすると1:99かもしれません。

皆さんはどのくらいだと推定されますか。

1:99の場合。数少ない管球派1の中でも、いろんな球派が存在すると思います。戦前の古典球に特化されて楽しんでらっしゃる方。近代球をメインに楽しんでらっしゃる方。

この古典球:近代球マニアの割合も、比率で表すといかがなものでしょうか。私はまたまた乱暴な推論で申し訳ないのですが、1:9程度ではないかと思います。もしかして5:95かもしれません。

古典球は自由になるお金がないと手に入らないし、苦労して入手しても突然昇天することがあります。

先般ブログを通じて親しくさせていただいている方も、80年前のレイセオンの整流管が、SWを入れた瞬間管内でスパークし、すぐに電源を切ったとおっしゃっていました。それまでは普通に動作していたにも拘わらず。

 してみると、純粋な古典球マニアの方がたは、ピュアオーディオの中では、5%の中の10%なので0.5%。

つまりオーデイオファンの方が200人いれば、1人が古典球派ということに。これは全く私の独断ですので、信憑性を保証するものではありません。

古典球派の方がたは、横のネットワークや、数少ないオークションのチャンスなど、相当の努力をされていると思います。もちろん財政的にも。

この方がたをターゲットにした、ガレージメーカーもありますが、いかんせん高価すぎます。

それほど、古典球には希少であればあるほど、得難い音色があり、はまってしまうのでしょうね。「古典球オーディオ以外はオーディオではない」これもよくわかります。

一方、貧乏な私は、アンプ売りの少女のごとく、売って資金を少しずつ貯めては次の作品を作るということを繰り返しています。

私のやってるオーディオは近代球でしか存続できないカテゴリーです。これを古典球でやったら、「高い金出したのに球が3日で死んだぞ!」「なんだこの音は、古典球の良さが全然でてないじゃないか、この球のことをしらないんだろう、へたくそ!」などとクレームの嵐になることでしょう。

私のような素人が手違いで200mA流してもくたばらない近代球はなかなかありがたいものです。管球オーディオジャーナリズムが、近代管を中心に取り上げるのも、商売のことを考えると無理もないかなと思います。

結論。オーディオは趣味の世界です。誰が何を、どんな方法でやろうが、口を挟んではいけないということ。そして自分と違う存在の方がたを認めることが大事、ということでしょうか。

2015年6月13日 (土)

807武骨アンプ ③ シャーシ加工 もう少しで

昨日とは打って変わって、肌寒い日でした。

シャーシ加工の残りを済ませようと頑張りましたが、結果として底板の通風孔が残ってしまいました。

今日時間を喰ったのが、金具です。

Img_1293

重いアンプだとお話しました。2ミリ厚みのシャーシ天板を使っていますが、さすがにそのまま重たいトランス類を4個乗せると、天板の真ん中あたりが、少し沈みます。

そこで、OPTの取りつけ穴と金具を友締めして、強度を持たせます。金具は2ミリ厚のアルミ押出成形のL字アングルです。写真ではOPTの天板に乗せていますが、実際は天地ひっくり返ってシャーシ内に取り付けます。

Img_1295

これは金具の断面です。2ミリ厚のアングルと1.5ミリ厚のアングルの2重構造にしています。1.5ミリ厚の方の上に、OPTの端子部上面を隠すようにアルミ板を乗せて、いつものようにその上にパーツを実装します。少しわかりにくいかもしれません。追って写真を載せます。

この2ミリアングルの加工に手間取りました。切り出しや穴明け、OPT端子部が近くに来ますので、ヤスリで削って逃がしました。

Img_1298_2

前面のプレートも作りました。左から2番目の(上の写真では一番左)807のソケット用の穴も拡大して、807を落とし込み穴のセンターにもってきました。

後は、底板の通風孔だけと言いましたが、OPT端子部上の板や、定電圧回路部のVR用の金具も必要です。まだ少し加工作業が残っています。

軽量のアンプ専門の方には、この重量対策の苦労は分からないと思います。ステンレス鋼板でシャーシを特注すれば、こんな心配は無用ですが高くつきます。アマチュアが安く作ろうとすれば、いろいろ考えることが出てきます。こういった部分は、製作されない方は殆ど理解していただけないと思います。

さてシャーシ加工も明日には終わる予定でいます。塗装までいきたいところです。

807武骨アンプ ② 塗装前まで

昨日は暑かったですね。福岡でも30℃は越えたのかもしれません。

夜になるとひんやりした風も吹き始めたのですが。

 日中は汗だくになってシャーシ加工をしました。

作業したのは、落とし込み用のサブシャーシの細かな調整と、取り付け用の穴明け。底板の切だしとゴム脚とりつけ。

そして、天板と底板固定用のネジきり(全20カ所)をシャーシフレームに施しました。ついでにトランス類にもう一度透明クリアを吹きかけて、外観をきれいにしました。暑かったので乾燥の早いこと。

あまり進展してないように見えますが、結構細部まで終わらせました。

Img_1291

シャーシ前面の中央2個の穴。これはバイアス確認用のテスターの棒を挿し込む端子の窓穴です。あとはこの穴を隠すための、エンブレムプレートを着脱するためのネジを左右に2か所切ります。左の方の穴は、バイアス調整選択用のロータリーSW取り付け穴です。

 
Img_1292

807がならびましたが、細かく見ると左から2番目の球が少し左によっています。調整が必要です。サブパネルのソケット用の穴を拡大して対応します。

何気なくこのアンプを持ち上げたら、重いこと。この時点で20Kgはあります。OPTは、50年以上前にタムラが業務用として、特注に対応した物のようです。これが現行の℉783などの50W容量のカタログ品よりさらに大きくて、重いのです。6Kgはありそう。二次側インピーダンス端子は15,20,25,30,35,40Ωとなっています。時代が分かりますね。

現行で使用できるのは15Ω端子だけでしょう。16Ωとして。

そしてハンサムになった電源トランスはカタログを見ると7.2Kgあります。合わせカバーだけで1Kgありそうです。

この後の作業は、ネジ切2か所、ソケット穴修正。底板通風孔の加工そしてシャーシ内の機構部品である金具類の作製です。

続いて塗装、レタリング入れ。今日明日でできればよいですが。

2015年6月11日 (木)

新型管

タンソルの新設計の大型出力管。

この最近でも新しく真空管が何種類か開発されています。

Kt150

これがKT150。最近のMJでもシングルアンプにとりあげられています。

ラグビーボールのようだ、との表現がありました。

 私はラグビーボールよりも座薬をイメージしてしまいます。

ううむ。電極支持用の上のマイカの少し上、あたりで肩をいからせて欲しかったですね。

フォルムの設計はCADを使って、何通りも簡単にできるはずなので、10種くらいの形状を検討して欲しかったのです。

でも実際には、それをやった上で、この形に決定したのかも。

 大きくて、透明な、工業製品のような座薬。気に入った方もいらっしゃるのかもしれません。

2015年6月10日 (水)

807武骨アンプ ① シャーシ加工進みました

今日は午後からハンズマンに出かけ、3時間ボール盤を占領していました。

サービスカウンターで、どの電動工具を借りるか手続きをします。

 電動工具といってもあるのは、糸鋸、グラインダー、ボール盤の3種。

この最近、私のボール盤利用回数は増えています。この前は、女性が会社に言われて、(ひょっとして経営者の奥さんかな?)燃料タンクの栓にセンサーを付ける、とのことでドラム缶のキャップにφ10の穴を明けようと試みました。

私はもう自分が使い終わっていたので、横で見ていたのですが、Φ10のドリル歯は太過ぎます。キャップを押さえている女性の左手が、はじかれそうになったので、すぐ止めるように伝えて、私が代わりに穴を明けてあげました。

この最近では、お店のスタッフに間違われて、板を切って欲しいとか、何度か声をかけられました。

自分の工具箱も持ち込んで、次々と道具を出して作業しているので、本職と思われているのでしょう。まあ仕方ないですね。

さて、今日の作業結果です。

Img_1288

あまり前面は進展がないように見えますが、トランス類は全て収まりました。アンプはこの状態が基本的な高さになります。電源トランスのコード類もそのうちシャーシ内に納めます。

SWやランプなどの前面に必要な穴は全部終わりました。落とし込みのサブパネルも完了です。


Img_1285

背面も全て終わりました。何だかこの後姿は落ち着きがありませんね。黒いメタル管は2.5V出力管の1619です。この球は807のスクリーングリッドに300Vを供給する、定電圧回路に使用します。

電源トランスの6.3Vヒーター巻線が2巻しかありません。定電圧用の真空管はカソードから300Vを取り出すためにヒーター巻線はアースから浮かさねばなりません。6.3V巻き線から、他の球とヒーターを共用できないのです。

 そこで余っている2.5Vの巻き線を活かすべく、定電圧回路に使える出力管でヒーター電圧が2.5Vのものを探したのです。

前段はリーク・ムラード型。なじみの回路です。信頼性の高い回路です。

出力段はAB1級。電源トランスの高圧巻き線は500V-350V-0-350V-500Vで250mAの容量です。

今回は350V端子を使いますので、300mA程度電流をひねり出せないかと期待しています。

自宅のAC電源はいつも107V程度あります。よって電源トランスの一次側は110Vに入力するつもりです。

これでいくとB電圧は470V前後になると思います。出力は30W+30W(両チャンネル動作時)は取り出せるのではないかと考えています。

最近、他の方のブログで、「真空管アンプは低音が弱い、低音を出すならダンピングファクター100以上の半導体アンプを使うべきだ。球のアンプはダンピングファクターが小さすぎて低音が出ない。高域の質感を求めるなら真空管アンプを使うのがよい」

という文章を読みました。その方はスピーカーはGOODMAN AXIOM80を使用され、パワーアンプはビンテージの直熱三極管シングルで1W前後のものを使用されています。

 他のスピーカーシステムはJBLのD130をベースにした、3WAYもお持ちですが、ウーファー用のアンプは2A3シングルでした。

この文章を読んで、一度大出力の管球PPの音を聴かせてあげたいなあと思いました。

 私は、逆の状態を経験しているからです。ジェフローランドの半導体アンプでアバロンの大型SPを、サブウーファー付きで鳴らしていた方が、私の作った6550PPのアンプを入手され、こんなに低域が素晴らしいとは思わなかった、サブウーファーも不要になったとおっしゃってくれたのです。このアンプ、ダンピングファクターは5です。

さらには、出力管6550が不調でアンプを私のところに修理に出されていた間に、以前のジェフローランドをつないで聴いてみたら、「こんな音を過去ずっと聴いていたのかと思うとがっかりする」とまでおっしゃったのです。

 今回の807PPブコツアンプも、きっと打ち震えるほどの低域を聴かせてくれると期待しています。

さてシャーシ加工の残りは、天板とフレーム固定用のネジ加工。底板製作。そして塗装と続きます。シャーシはシルバーのハンマートーンにチャレンジします。でも模様が出る前の寸止めにしておこうかと考えています。

明日から豪雨だそうです。仕事の合間にコツコツやります。

2015年6月 9日 (火)

管球王国76号

やつと書店で見つけた。大西さんのイコライザ記事。氏のHPですでに知っていたので、あまり詳しくは読まなかった。他の記事で興味を引いたのはラックスのイコライザアンプ。MCトランス内臓で、付属回路も豊富。VUメーターつき。一番感心したのは、イコライザ自体がCR型であること。
ずっと読んでると、イコライザを作りたい気持ちが、ムクムクと。
自作の回路は五極管で、いわゆるクオード型。そのままでは出力不足なのでバッファーでSRPPを後ろに持つてくる。EF86は、最近では優秀な球の入手が困難なので、手持ちのE180Fを試してみる。小型のVUメーターも付ける。そしてオペアンプを使ったMCヘッドアンプもつける。イコライザだけの入力系統も3種切り換えたい。
どんどんアイデアが膨らみます。これは必ず実行に移します。

さて、更に本を読んでいると、JBLのD130をウーファーに使用して、高域のユニットを交換しながらの試聴記が。最初はJBLのツィーター、ドライバーが登場し、最後はアルテツクの802Cなどが登場。結果、なかなか聴けるとのこと。だったらD130でなくても、最初からウーファーの130Aや、アルテツクの416でもいいじゃないかと思うのです。
この記事中で面白かったのは、ライターのかたが、175DLHのホーンレンズを、ダイレクトに音が飛んで来ないと感想を述べていたこと。
これは以前、私自身も体験したことをブログにも書いていたので、我が意を得たりでした。

さて、現在出張から帰宅中です。帰ったら807アンプを作ります。

2015年6月 2日 (火)

レイアウトの正解

今日はOFF。1日精力的に動きました。

午前中、庭の木々の枝打ちをしました。脚立と裁ちばさみを駆使して、落とした枝を袋に4杯集めました。

午後、やや疲れ気味のまま、シャーシ加工のためにハンズマンへ。

ここの作業室はエアコンが効いてて、ボール盤も無料です。

なんと3時間立ちっぱなしで加工しました。油圧のパンチは一般人には宇宙人のように珍しく見えるようです。

さあてレイアウトの正解は写真をごらんください。

Img_1283_2

答えは2です。3は隙間が全体に散在し、やや弱い印象を感じたので避けました。

OPT2個をひとつのブロックにして、電源部と対比させました。

キッパリ答えを予想してくれた生徒さんもいます。残念でした。申し訳ありません。クイズは非情です。

さて出力管とOPTの間に8個並んだ小さな穴。

 固定バイアス用VRの軸や、807プレート接続用のコードが出てきます。

今は目立ちますが実機になると目立たなくなります。

 次加工できるのは、土曜の午前中です。この日にシャーシは、カタを着ける予定です。

2015年6月 1日 (月)

隙間のこだわり

この数日悩んでいます。807ブコツアンプのデザインです。

下の3枚の写真をよくご覧ください。

Img_1281


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おわかりでしょうか。すぐに気付いた方はデザインにこだわる方です。

注目していただきたかったのは出力トランス2個の間の隙間です。

一番上はピタッとくっつけています。とても堅牢な印象になりますが、気になるのは、右側の出力トランスと電源トランスの空間です。ここが大きく空いてしまい、後方がよく見えてしまいます。

二番目が中庸。出力トランス間を少し開けて、電源トランスの空間もその分少し狭まる。でも上とそれほど変わりません。

一番下はOPT間とOPTと電源トランス間を等しくしています。全体のバランスはとれましたが、なんとなく隙間が目立ち、カチッとした感じが薄れます。

結局このレイアウトデザインなら、上記のどれかを選択しなければなりません。

ここまでの苦労話を開示しても、できたアンプを初めて見る方は、最終のデザインしか知りませんから、違和感なく受け入れてしまいます。

そのことを考えると、そんなにこだわる必要もないのかなとも考えます。

でもこだわってしまいます。性(さが)なんでしょう。

 実はこれは一例で、一台のアンプを作るときには同じように3回から5回程度悩みます。シャーシ内のレイアウトであったり、補助金具の形であったり。完成後に底板を開けて見たかたは、まず気づかないでしょう。

隙間の件はそのうちに結論を出します。何番だと思いますか。

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