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2015年5月22日 (金)

ヘッドアンプ用 オペアンプ 比較試聴しました

今週は暇でした。ブログの書き込みようをみれば、理解していただけると思います。

807アンプ用のシャーシフレームを自作の友さんに製作依頼したら、返信で「807ですか」と聞かれました。まあ、その通りなんですが。

きれいになった幽霊屋敷電源トランス。リード線が針金のようにビヨンビヨン伸びています。これらをシャーシ内に納めるために、午前中から端子台を買いに天神のカホパーツに行こうと思った矢先に電話が。

秋月電子から代引きで荷物が来てる。持っていってよいか。もちろんOK。

来ました、オペアンプ3個。そんなわけで突然試聴会の開始。

Img_1276

スポンジに挿してないのがNJM5532現行品。

レコードはトミ・フラのトリオのスタンダード集。

結構録音がよくて、ドラムソロが聴きものです。ベースはライン取りで冴えないのですが。


Img_1272


Img_1274

ヘッドアンプの裏蓋を開けては素子の挿し替え。角度が変だときれいにソケットに刺さらず、足がぐにゃと曲がってしまいます。2回目には慣れてきました。開いている足を内側に少し曲げるのです。

Img_1271

さあ、満を持して試聴開始。

リファレンスはNJM5532でこれについては感想は書きません。これに対して次々に聴いていく素子がどうかを書いて行きます。

レコードは片面3曲を、1素子ずつ通しで聴いていきます。

1.OPA2064AP

  まずはバーブラウンから。おっピアノの音に色が乗りました。音全体が柔らかくなって、トランスの音みたいです。でも鮮明です。

バスドラはアタックが強くドスが効いて、更に情報量が増えました。シンバルとスティックが当たった後の音も詳細がわかります。

これで300円は安いですね。さすがに一世を風靡した素子です。ハイエンドの音になりました。オペアンプからこのままスピーカーにつなげられないかなあ。

2.MUSES 8920D

 驚きました。バーブラウンに比較して、更に音全体に深みが出ました。差がはっきり分かります。余韻も少し増えた印象です。ベースソロの後ろでピアノが小さな音でバッキングしているのですが、その音すら美しさと深みを感じます。

ほんとうにうちのシステムが高級機になってしまいました。バスドラは美しいままアタックが強く、音に包み込まれてしまいます。

さすがに480円。180円も違えば音のレベルも向上します。でもたった180円で、こんなに音が違うものなのでしょうか。素子の中の何が違うのでしょうか。

余裕と美しさを備えた音。真空管のCR型イコライザーはSN比が悪く、レンジも狭いとは、誰が行ったのでしょうか。そんな印象はみじんも感じません。

3.LME49860NA

最後はナショセミの素子。300円。300円ならOPA2064APと同等以上を期待してしまいます。MUSESを聴いたあとなので、可哀想な気もしますが、悪くないです。ピアノの音もストレート、ブラシもクリア。余韻は少し後退してスッキリして元気。バーブラウンと同等のレベルと言ってよいと思います。人によってはこっちの音を好む方もいらっしゃるかもしれません。

以上です。この結果から私はMUSESを常用とします。MUSESは日本のJRCがオーディオ用に研究に研究を重ねて開発したオペアンプです。日本人の好みをよく知っています。ほとほと感心してしまいました。

MC昇圧トランスの出番が減りそうです。皆さんも是非ヘッドアンプを自作され、ご使用されてはいかがでしょうか。

単回路の素子にする、電圧を上げる、電源安定化回路にディスクリート素子を使うとさらにどうなるかという、話もあります。

私はここまで。ご興味のおありの方は、さらにディグしてください。

今から出かけます。OUT TO SHOPPING。

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コメント

2115Bさん、私もやるならMUSES8920(今回試して好結果でした)かなと考えていました。夏場あまり電気を食わずに、発熱も少なくすませたいと思っていますし、また夜ひっそりと聴くのにもいいですね。そのうち作ろうと思います。今回は情報ありがとうございました。

私のは、MUSES02の代わりにローコスト版の同8820を使っています。トランスも、左右正負独立ではなく左右独立のみの2トランスになっていますが、それでも結構いいと思います。
オペアンプは当初の4580から8820にして結構差がありました。予算さえとれれば(ここが難しい...)MUSES02にしてみたい気持ちはあります。

2115Bさんコメントありがとうございます。2115Bとは黒いプロ用LE8T。このユニットを使ってらっしゃるのでしょうか。私も以前使っていました。
 さて、あるものですね。オペアンプアンプ。別府さんがラ技誌に発表されていたのですね。
 MUSESの3400円の2個入り素子が片チャンで9個パラ。両チャンネルそろえて、電源部も組み立てると6万円程度でしょうか。
 このオペアンプの音を気に入った別府氏がどうしても、スピーカーから音をだしたかったのでしょうね。私もそう考えましたからよく理解できます。
さぞかし、ハイエンドの音がするのでしょうね。OSコンもいい音しますね。昔CDプレーヤーのコンデンサを全部OSコンに変更したことがあります。

2.4Wの出力ですか。アルテックなら充分鳴りますね。確かに作ってみたくなります。ううむ悩むところです。

はじめまして、いつも楽しく拝読しています。

「オペアンプからこのままスピーカーにつなげられないかなあ」

オペアンプをパラにしてスピーカーを鳴らすアンプがあります↓
http://www.aedio.co.jp/beppu/RG/RG201504pp31-35.pdf
実は私も作ってみたのですが、なかなかいいと思います。

ウッチーさん、試聴記を必ず書きます、という約束を果たせてホッとしています。

このMUSEの素子は買いです。驚くこと間違いありません。

実は今回敬遠した3400円、3500円のものもMUSES01とMUSES02という高価なオペアンプです。秋月にありますよ。最高だそうです。球より安いし。ご購入されてはいかがでしょうか。

トニーさんこんにちは。オペアンプ比較試聴大変興味深く読ませていただきました。

私の今使っているフォノイコライザーは5532なので今度秋葉原に行った際にOPAとMUSESを購入してみようと思います。楽しみが増えました。

OPA2604は604という数字にひかれれますがMUSESはいかにも音楽向けオペアンプという雰囲気が良いですね。参考になる記事をありがとうございました。

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