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2015年5月19日 (火)

MCヘッドアンプの作り方

今回のオペアンプ使用のヘッドアンプに興味を持たれて、自分でも

作ってみたいという方のために、少し詳しい製作記事を書きます。

簡単ですから是非トライしてください。

写真は2度クリックで拡大されます。

1.下の写真が最終のアンプ回路です。220Ωと2KΩで増幅度が決まります。

 (220+2000)÷220=10倍 となります。この2つの抵抗は1:9 であれば10倍になるということです。

 微小な信号を扱う場合はこの2個の抵抗は、今回のように少ない値にする方が有利です。通常は1KΩと9KΩなどの値を取ります。 

  入力インピーダンスを決める150Ωは、カートリッジのインピーダンスの3倍から5倍の値がよいと言われています。

 DL103の40ΩやFR-1MK2の30Ωを考慮して150Ωにしました。

出力インピーダンスは10kΩの抵抗が無かったので、適当に手持ちの8.6KΩを使いました。みなさんは10KΩにしてください。0.47µのコンデンサーはみなさんの趣味で、お好みのものを使って下さい。

Img_1260

これが実際の基板の写真です。入力の配線は、RCA端子から裸線で直接半田付けしています。出力はRCAケーブルをそのままつないで、シャーシ外にケーブルごと引き出しています。

Img_1249

これが部品の実装・パターン図です。基板の上から見ています。赤い部分がパターンになります。実際は抵抗などの足を曲げて配線とします。ジャンパー線は点線で描いています。写真の白い線です。基板の裏にもジャンパー線を使っています。

基板とリード線接続用のピンコネクタは、私は昔の1本ずつのものを使っていますが、現在どこにも在庫がないようです。秋葉原では2連、3連などのものがありますので、適宜購入してください。

 基板の穴をΦ2に拡大して、2mmのネジと卵ラグで代用しても結構ですし、何となれば直接リード線を基板の穴に通して半田付けでもいいでしょう。但しメンテのとき、基板の丸いランド(銅箔パターン)が熱劣化で剥がれてしまうかもしれませんので要注意。

Img_1261

これは裏返してみた形状です。いざ配線をしようと基板を裏返しても、頭がこんがらがるので、トレーシングペーパーに表からパターンを描いて、このようにひっくり返して見ながら、配線作業をしています。

Img_1262



2.電源回路です。±15Vです。なんの変哲もありません。

私はズボラなので、電池式にすると、一度ケースにしまい込んだら、なかなかケースを開けて、取り替えることをしないだろうと思います。

まさかの液漏れもないでしょうが、乾電池はやめて、電源回路を組むことにしました。SWひとつでONできて、永久に使用できます。乾電池の取り替えが無いのですよ。

 三端子レギュレーターは+側がTA7815、-側がTA7915という型番です。78の後ろ、79の後ろの数字が取り出せる電圧を表しています。もしOPA2604などの電圧の高い(±18V~±24V)素子を使うなら、TA7824、TA7924というものを選んでください。

レギュレータは電圧は数ボルト間隔でシリーズになっています。もちろん電源トランスも18V~24Vが両波で取り出せるものが必要です。

 「ta7812s.pdf」をダウンロード

レギュレータはアルミ板で放熱板を作成してみてください。切って、穴明して、曲げるだけです。放熱シートは一枚10円程度で、通常は何枚かセットで売っています。3端子は+とーでピンの配列が違います。要注意です。



Img_1259


回路パターン図は描いていません。下の基板写真とみくらべながら、お考えください。簡単です。


Img_1245

3.シャーシ内の全体写真です。市販ではタカチのMBシリーズに丁度のモノがあると思います。気にされない方は、弁当箱シャーシでも結構です。

 縦長にして、アンプと電源部は離しましょう。

 基板取りつけのスペーサーは2か所のみにしています。シャーシの四隅は ゴム足をはりつけるので、スペーサーを4か所つけていると、干渉することが あります。

Img_1246

LEDは2V/20mAのものを690Ωの抵抗を直列にして、電源部の15Vと0に繫いでいます。

Mc

前面パネルはSWとLEDだけです。

何回か前の記事に書きましたが、電源トランスは念のため、銅箔を巻き付けてショートリングとして、シールド効果を持たせます。どれほどの効果かは具体的にわかりませんが、このアンプでは残留ノイズ0.2mV以下が達成できています。

ショートリングの付け方は前回FET単段で失敗した5月6日の記事を参照ください。

 回路のシャーシアースは電源基板のアース部分から1箇所だけとします。私は電源トランスの取りつけネジにアースしました。

Img_1236

3.背面

 フューズとACコード用ゴムブッシュ。カートリッジからの入力はRCA端子で受けます。

 カートリッジのアース専用に端子を設けています。この端子は、適当にシャーシのどこかに接続すればOKです。

 出力はRCAケーブルです。ゴムブッシュを介しています。 

Img_1264

回路パターンを入念にチェックして、間違いがなければ、必ず動作します。

オペアンプは実装にソケットを使ってください。そうすればいろんな素子が交換でき、比較試聴が可能になります。バーブラウンやMUSES。

今度の休みに、トライされてはいかがでしょうか。

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