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2014年11月 4日 (火)

300BPP 序章①

今日から、このアンプ製作のためのモチベーション維持のために、あるいはなぜこのアンプを作ろうと考えるに至ったか、などをつらつらと述べたいと思います。お付き合い下さい。

さて、現在は猫も杓子も300Bです。実は私も20数年前は猫や杓子でした。

当時はレプリカもまだなかったように思います。音も聴いたことがないのに、伊藤喜多男さんがあれだけイラストに描いたり、崇め奉るのだから絶対にいい球なのだと信じ切っていました。

90年にまだ独身だった私は88年製のWE300Bを4本、大阪のオーディオガレージ店で購入したのです。現物を手に入れたときは感動しました。反面、意外に軽量であることに驚きました。

91年にアンプを作りました。PPアンプでした。とてもクリアで上品な音がしました。あまりに情報量が生生しいので、次から次にCDを交換して、聴いていました。

やがてなんだか物足りなさを感じました。そう、いつも私が言っている低域の弱さです。音の広さ、面積はあるのですが、重心の低さや、重量感を感じなかったのです。やがてそのアンプは聴かなくなり、300Bも箱の青い箱の中に入ったままになってしまいました。

実際に真空管の経験が長い方にはWE300を使っているかたをあまり見かけません。WE555ドライバーを使った、シンプルなシステムをシングルアンプで鳴らしている方は欧州直熱三極管だったり、2A3の1枚プレートだったりします。

その方がWE300Bより、良い音がするとおっしゃいます。また詳しい店員がいるオーディオ店でもWE300Bの話になると、中低域が弱いですよね、という方が何名かいました。

ここにいたり、私はもうWE300Bを使うつもりはなくなりました。現在はEL34、6L6GC、6550A、8417などの傍熱多極管が好きで、重用しています。

 

ふと考えたのは、このまま箱のなかで眠らせて置けば、それこそ眠れる森の美女になってしまうと。

もし私が死んでしまうとWE300Bたちはどうなるのだろう。家族がオークションにでもだすのだろうか。

それならはやいうちに手放そう。しかし単体で手放しても、非力なアンプで鳴らされるのも可哀想だし、ここは自分なりに低音が出るアンプを作ってセットで世の中に送り出そうと考えたのです。

以前にも書きましたが、元気なうちにやっておきたいことが5つあります。1つめは終わりました。WE300Bアンプは2つめなのです。

 次回はどうやって低音を出すかについてのべます。

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