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2014年8月21日 (木)

305Dアンプ回路

KAORUさんから、ヒーター点火回路もなく、よくわからない、とのコメントもありましたので、出張先のホテルのデスクの上で、回路図をフリーハンドで書きました。

アルコール入ってるので、くにゃくにゃしててごめんなさい。

まずヒーター関係。

205_3

通常6.3Vの巻き線をブリッジ整流してコンデンサをつないだポイントはジャスト6.3Vになります。ここを前段の6.3V管のヒーターへ(A-B間)。そして205Dは4.5Vで電流が1.6Aなので、1.3Ωの抵抗を入れると(C-B間)は4.5Vになります。ここから出力管のフィラメントへ。

これが一巻で2本点火の方法です。

今度は増幅部の回路。なんの変哲もない2段CR結合増幅です。

6SQ7は電流が0.6mA程度。カソード抵抗は800Ωから1kΩ程度です。

ここから、NFBの抵抗をつなぎます。10K~20kΩで10dB前後となります。

6SQ7のグリッド側にもコンデンサを入れています。これはグリッド電流をボリュームまで流さないためです。これがないとボリュームに電流が流れ、ガリオームになる可能性があります。いわばガリ防止。

あとは一般的なCR結合。205Dのグリッドに入っている抵抗は1kから5KΩ程度の発振防止。効果のほどは知りません。入れなくて発振させたこともありません。保険でしょうか。

205Dのカソードには1KΩのバイアス抵抗。パラで50~100μF程度のコンデンサ。

2051

シンプルです。KAORUさんの情報から中国製はフィラメント4.5Vで高温になって、寿命がくるのなら、それは品質的に問題外ということですね。

長期品質保証のための耐久試験をしているかどうか不明ですね。

概して「そのときに動いていれば商品として売れる、いやその時に売ってしまえ」というのが彼の国の考え方ですから。所詮レプリカです。長期の品質が保証されれば晴れてレプリカからの卒業だということでしょうか。

 耐久試験センターがたくさん設立されるようになれば、やっと品質意識が向上されてきたかなというあかしですが、いつになりますやら。

KAORUさんのおっしゃる動作条件は、本家の球でも結構、しんどい条件かもしれません。たしかにその動作条件も規格にあります。

ソケットは本家WE205はアンフェノールのUXのものでも合わないのでしょうか。

高価なものは手が出せないですね。いっそ自作という手もあります。ひし形のタイトソケットにカシメてあるピンをハンドドリルで揉んで取り外し、あらたにベークでソケットを作り、Φ2のネジで取り付ける手もあります。

これ、きれいにできると病みつきになります。私は欧州のUF4Pソケットを自作することがあります。今度作作り方を記事に書きます。

出力管が入手できれば追試作もおもしろいかもしれません。

さて次は未定ですが、6L6GAからいきましょうか。美しい音狙いで。OPTはアクロサウンド製。回路はムラード型。固定バイアスは音がすっきりして残留ノイズを感じさせません。自己バイアスは落ち着いて、人に添った音になります。難解な説明でごめんなさい。

 

そのアンプから行きましょうか。前面手前に6L6GAを4本ずらっと並べる。左右を挟むようにOPTとPT。これじゃラックスA3500ですね。少しデザインを変えて。

まてよ自己バイアスPPで考えて、A級UL接続で12W程度の出力。となるとプレート電圧はバイアス電圧も含めて300程度。電流は1本あたり60mA。

電源トランスは二次側280V300mA。あまりないトランスなんですよね。いつもPT準備で悩んでるのです。

6L6GAか。


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アンプ製作記事」カテゴリの記事

コメント

Keyさん

コメントありがとうございます。
自作にぜひ取り組んで下さい。一台完成させると全然アンプに対する見方が違ってきます。

このブログの「回路を読もう 基礎講座」のシリーズに目を通してみてください。

同時に6RA8PPアンプの製作シリーズも読んでみてください。こちらはなるべくアンプの作り方を写真で乗せています。

次の6L6GAシリーズも始まったらお読みください。

大抵は自作アンプはヤフオクに出品しています。次のアンプもそうするつもりです。

3台連続の法則というものがあります。1台目より2台目。2台目より3台目と、続けて作るとスキルがぐっとアップします。

今後とも宜しくお願いします。

真空管アンプに目覚めて1年の初心者です。ある日、自作アンプを聴く機会を得て、メーカー品を凌駕する音に驚き「いつかは自分も・・・」と思いつつ回路図も読めないのが現状です。6L6Gcやアクロサウンドのトランスに興味があったところに次作の予定がでていたので期待大です。回路図と実物を照らし合わせれば回路図を読めるようになるのかなぁと思っていますが作られたアンプは販売の予定や回路図の付属があるのでしょうか?着手もされていないのに気が早い話ですが、お手数ですが、販売予定があれば、直接メールにて連絡ください。(販売なければ連絡不要です。)私的なメールなので、このコメントをブログにのせるかどうかはお任せします。

KAORUさん

このフィラメント1巻き作戦のミソは電圧降下用の1.3Ωです。ここは3.3W程度が消費されますので、10Wの容量のものが必要です。

丁度の値のセメント抵抗がありません。私は1Ω10Wのホーロー抵抗と0.3Ω5Wのセメント抵抗を直列にしました。金具に窮屈に取り付けてあるのがそうです。

いろいろ工夫されてみてください。

トニー様

出張先からの、一巻で2本点火の回路図ありがとうございます。
PTなど中古を利用しますので、巻き線が足りない時
など、多々ありますので助かりました。

中国球の情報源は、ソフトンのホームページです。
WE205Dは、スモールUVのソケットですので
UXソケットには適合しません。
入手困難なときは自作ですね。
ちなみにUEー305DやNECの205-DNはUXです。

ま~ ペアで20万もするWE205Dは無理ですが。
作るにしても、1/10の価格の中国製です。
増幅部の回路図もありがとうございました。
勉強になります。

6L6GA 期待しております。

22日23時頃送信しましたが、エラーでたのか?
重複してたら、ごねんなさい。パソコン素人

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