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2014年8月

2014年8月31日 (日)

6L6GA PPアンプ① レイアウトから検討スタート

さて、何かを作っていないと不安になってしまう、おかしな私は空白の時間が怖くて、レイアウト検討をしました。

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プッシュプルアンプのデザイン(シャーシ上レイウト)は、今まで作ってきたバリエーションから、細かな部分の違いも含めて、6通りです。

ご興味のある方は、私の過去の製作記事(アンプの作り方のカテゴリー)をごらんください。レイアウトのパターンの6種類がお分かりいただけるかと思います。

今回の6L6GAはST-14型と言われる外形で、それほど大きくありません。

6L6族で一番でかいのは6L6Gです。6L6GAは6L6Gを小型化したものですが、電気的規格は同じです。ただ小さいだけ。

写真のレイアウトを見てください。6L6GAは寝ていますが、実際は立ちます。

このレイアウトが合わせカバータイプの出力トランスの見た目も考え、一番しっくりきます。このレイアウトは以前作った6BQ5PPと同じパターンです。

ブロックコンデンサはシャーシ上に出す余地がありません。よってシャーシ内にチューブラー型を使います。

それから、何度も申し上げましたように、6L6族はスクリーングリッド電圧を270V以下にしなければならない物と、それ以上掛けても平気な管種とに別れます。

前者は6L6(メタル管)~6L6GBまで。後者は6L6GC以降のものです。

今回は270V以下の電源が必要となります。MT7ピンの球で6AQ5という、6V6相当の出力管を1本使って、Vsgの定電圧供給回路を作ります。

写真で現在3本のMT管が置いてありますが、その延長上でチョークコイルの横に置きます。

シャーシの大きさは380×240mm程度。出力13W前後のAB級PP、自己バイアス回路とします。

アクロサウンド社のOPTを使いますのでUL接続で美音を狙います。

読者の方だけにお伝えしますが、6L6族の中で音の良いものは、英国STC社の6L6G/CV1947と、この米国製の6L6GAだと思っています。これらはベスト3には入ります。

もう1つ挙げるなら、クリアでパンチの効いたGE社の6L6GCかな。

明日からシャーシの加工に入ります。引き続きお楽しみに。

2014年8月29日 (金)

約束したけれど

6Ⅼ6GAのアンプを次に作りますと、約束しました。

でも今は測定器が作りたいのです。歪率計。

大きなメーターを着けて、入力電圧と歪率を切り替えで読めるようにして。あとは精密正弦波発振器があれば、測定OK。

 

以前作った49Bは、ツインT型のフィルターでした。今回はブリッジトT型。もちろん3段で0.01%以下まで測定できるように。

ツインT型は単段フィルター回路に精密コンデンサーが4個必要でした。ブリッジトT型は半分の2個で済みます。

無線機風アンプが呼び水となってグレーの機械が作りたくなりました。

たぶん200個くらいのパーツを基板に実装することになりますが、もう今でもこの細かな作業をやりとげられるかどうか自信がありません。

しかし今やっておかないと、この先どんどん目も衰えていくばかり。せっかく手もとにある、メーターや精密コンデンサーが、使われないまま終わってしまうかもしれません。

アンプは70才でも作れます。おそらく。でも歪率計はムリ。

56才でつくれたらこの歪率計は56Bという名前になります。悩むところです。

2014年8月28日 (木)

305Dアンプ 試聴感想文をいただきました。

305Dアンプ

制作依頼主のラーメン卿様から試聴の感想を2度に分けて、いただいていますので、掲載させていただきます。

1回目

トニーさん 今晩は。早速試聴させて戴きました。80年前の音が素晴らしくて、今先ほど迄聞き入って降りました。少し、いや大分かな、興奮しており大人げなくて済みません。帰宅するなりプリアンプとスピーカーとの結線をすませ、逸る心をわざとじらせてゆっくり夕食を。ついでに黒ですが霧島焼酎で前祝いを軽めにやってから、先ずは中国玉205で試聴です。プリはマランツ7、CDプレーヤーはトライオードの真空管バッファ(?)、SPはアルテック604です。普段は名器807PPアンプを繋いで、私が一番気に入っているメインシステムですので、対比に良いと思いました。
スイッチを投入しますと、格好の良いメーター指針がゆっくり立ち上がり、ピタリ23ma位で停止。この挙動が、今玉を一生懸命暖めてるので暫く待ってチョーよ(名古屋弁)と言ってるようで堪らない瞬間です。CDプレーヤーは未だONしないでメインのVRを全開とし、プリのVRを徐々に上げましたがアルテックからは何も聞こえてきません。SPとの距離は3m位でしょうか。そこでCDプレーヤーをONしたところ、静寂の中から高らかにトランペットの音が吹き上がりました。これが0.6wの出力とはとても信じられません。批評家の言葉を借りてきたようなベタな表現で恐縮なのですが、躍動感と歯切れの良い音の洪水に暫し茫然自失でありました。CDはいつものニニロッソです。一頻り聞きました後、アンプを休めて待望の205,305に換挿しました。指針はピタリと20maで停止して音が立ち上がり、80年前のデバイスが電子放射を行って魅力ある音像を見事に再現してくれました。ついついCDを交換して、明日仕事が有りますにも係わらず夜更かしになりました。
感激覚め遣らぬ状態ですが、続きを明日も少し書かせてください。ところで、書き込みはこの場所で宜しかったのでしょうか。

2回目

トニーさん こんばんは。昨夜の続きを少し書かせて戴きます。先ほどアナログプレーヤーでLPを聴いたところです。機材はマイクロのベルトドライブBL91にテクニカのMCカートリッジです。針を落としますと、これは期待以上に素晴らしい妙音を奏でてくれるではありませんか。確かにハムバランサの調節はクリティカルですが、元々が極小ノイズですから殆ど気になりません。ちなみに昨夜のCDプレーヤー接続では全くと言って良い程に静寂です。完成度の高さには、いつもながら感心すること頻りであります。
では、常用していますトニーさんの名器807PPアンプとの対比はどうでしょうか。同じ音量レベルでの迫力、切り込み感はやはりプッシュプルの807と思います。しかし繊細な音像の表現や明瞭感は205,305アンプが優っているようです。これは、別にプッシュとシングルとのイメージで言っているのではありません。その意味では、私は折々の気分に合わせて何れをもが選択し得る贅沢に恵まれたと感謝しています。
振り返りますと、重いトランスを扱えなくなった私にトニーさんが気付かれ、予定を急遽変更して807PPを優先製作してオークションに出品戴いたり、軍用受信機風アンプの希望をヨウガス!と快諾戴いたりで、何とお礼を申し上げて宜しいのか判りません。本当に有り難うございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

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なんと名機マランツ7の上に。

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Luther Brothers レーベルのアンプが3台。

青いアンプはラーメン卿様の製作の2A3アンプです。

2014年8月26日 (火)

別れのブログ

もう2年以上前のこと。

館林の方のブログの読者だった。彼は医師から前立腺がんの末期だと言い渡されて、ブログを始めた。年齢は私の一つ上。

彼はやはり私と同じくオーディオの趣味があって、全国にある「お寺の会」というオーディオ仲間の組織に参加されていた。

自作のアンプを持ち寄り、みんなが本堂で試聴するという活動に参加されていた。

私が読者になって1年近くたったころから、癌治療の副作用や痛みを訴えることが多くなった。腕のむくみがひどいとか、感覚がなくなったとか。

何回かもうブログは止めると宣言していた。でも数日後にまた書き込みがあって、安心したものだった。

それでもキット製作や、LEDを使用したVUメーターの製作など、オーデイオ製作は何とか続けられていた。そうすることで痛みを忘れることができるとのことだった。

 私もオーディオ関連のコメントをしていたが、だんだん、体が痛くないように、楽な態勢で静養してくださいとしか書けなくなった。

次の年の冬。何日か続けてブログを休んだあとに、ポツリと「痛いよう」という書き込みがあったりした。

そしてついに、ブログが途絶えた日が来た。常連の読者は5人くらいいたが、みな一様に心配をしていた。なにしろブログでしか音信はわからない。

1か月近く経って、やはり読者の方で、同じように癌の闘病されていたからコメントが着いた。

先日、病院にいったところ、ブログのあるじの方が亡くなったことを、病院スタッフの方から聞いた。とてもつらくてショックだった、という内容だった。

私はある夜、たまたま一人で自宅にいて、このコメントに気が付いた。そして悲しさに我慢が出来なくなり、声をあげて泣いた。

その方とのやり取りを思い出したり、その方が職場でも信頼されているといったことを思い出せば出すほど、涙が流れてきた。

恐らくブログの読者はみんな悲しんだと思う。重い病気の方のブログに接していると、こういう経験もさけて通れないことがある。

つらいことですけど。

2014年8月25日 (月)

神様アンプの落札価格

夕べ、ヤフオクで816,000円で落札されました。

この金額についてどう思うか。

これが神様でなく一般の人が製作した物なら、10万円前後だろうと思います。

 このアンプは30年以上前の製作でしょうから、816,000円は当時の価格で15万円から20万円程度でしょうか。

 もしお宝鑑定団にこのアンプの価格を依頼したら、私は100万円程度の金額がつくと思います。日本のオーディオ遺産としての価値。

なのでこの落札価格はまあ妥当ではないかと。

 

但しアンプのパフォーマンスの面で考えれば、パーツ、回路は標準的なものなので、せいぜい10万から15万円の間ではないだろうかと。

一方の神様の側から考えると、家を売ったり、オーディオ製作に相当な投資をしていらっしゃいますので、この価格でも安いと、雲の上でお考えではないかと想像しています。

みなさんはどうお考えでしょうか。

2014年8月24日 (日)

昔のメーカーアンプ

この最近、オークションでジャンクのアンプを3台落札した。

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乱雑に積んでいます。いずれも70年代の国内メーカー製の安価な価格帯のプリメインアンプたち。落札価格は500円から1000円です。

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この真ん中のアンプ。パイオニア製のSA-50という半導体アンプ。

可愛い顔しています。横幅は33cmと小型です。一見してパイオニアだとは分かりません。まだブランドの顔が確立される前の製品。

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このブラックフェースのアンプは日立製。Lo-Dというブランド。これも横幅38cm。つまみの数は少なく、つまみの形は大きくです。

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最期の3台目。これはテクニクス(松下電器)です。薄くて横長。3台の中でも一番後期だと思います。スリムでカッコいいですね。プッシュスイッチの形も変わっています。これらはロジックSWではなく、機械的なメカSWです。

さてここで問題です。

Q 何のために、古いメーカー製のアンプを集めたのでしょうか。

1.修理して、半導体アンプとして復活させて使用する。

2.中身を取り出してケースを利用する。

3.中の半導体関連のパーツを再利用する。

ヒント:このアンプ達の顔をよく見て判断してください。

分かりましたか。簡単な問題ですよね。正解は2.ケースの利用です。

さて何に利用するか。それは管球式プリアンプのケースとしてです。

 

一見してメーカーが分からないものばかりを選んでいます。それから比較的つまみが少なく、アクセサリー回路のレバーSWが少ないものを選んでいます。

そして何より、薄くて小型のものを選んでいます。よくみると3台とも管球プリにもってこいの顔をしています。

このアンプ達のブランドのロゴの上から「Luther Brothers」のエンブレムを貼り付けると、オリジナル製品に見えてくるにちがいありません。

これがいかにもパイオニアですという、SA8800あたりのブランドフェースでは困るのです。

さて、プリアンプたちは、CR型やNF型、はたまたQUAD22型のイコライザを組み込み、トーンコントロールも装備させます。こちらもイコライザに合わせてCR型やNF型を。せいぜい1台で4球あれば事足ります。

シンプル球プリシリーズ。以降ときどきこのシリーズの製作記事も書くつもりです。なかなか記事が出てこなければ、催促をお願いいたします。




2014年8月23日 (土)

神様が作ったアンプ ちょっとおかしいぞ

あったあった。

この雑誌の記事だ。神様のEL34PP製作記事。

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いやあ、神様絶好調。まだまだお若いころです。


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記事の中で、神様が苦言を呈していらっしゃいます。

「なぜか国産のトランスにはキンキンモウモウとしたネームプレートが貼ってありますので、あえて外してあります。勲章が相変らず好きな国民だと思います。無償で提供してもらったものでもないのに、自分のアンプに取り付けて燦然と輝かれては困るのです」

つまり神様は、国産トランスに付いている、ラックスの場合は黄色と黒のネームプレートたちは邪魔であると、こうおっしゃっています。

上の写真をごらんください。OYの出力トランスもチョークも、タムラのPTの丸いエンブレムも全て剥がしてあります。

ということで現在出品中のアンプ。しっかりラックスのトランス類はネームプレートが付いています。

もし神様のアンプを標榜するのなら、これらを取らないと、看板に偽りありとなるのではないかと。

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神様が作ったアンプ あと2日

神様伊藤喜多男さんの作ったアンプ。オークション終了まであと2日。

寄せられた質問がおもしろい。

入手した経緯は?。他の方が修理で手を入れていませんか?。などなど

なんだか私のブログを見て、質問されたのかな、とも想像しています。

 

出品者の回答。あとの質問には「そう簡単に修理が必要な、やわなアンプではない」

これはわが意を得たりで、この回路、このパーツ、この作り手なら、まず壊れないでしょう。

さあ、いくらにまで落札金額は跳ね上がるのでしょうか。

私?私は入札しません。手元においたら毎日神様に睨まれてるようで。それに私は自分のデザインしたアンプの方が好きだから。

2014年8月22日 (金)

脚本家 志願

こんなことを唐突にかくと、またこのオジサンは、と思われるに違いない。

でも正直に書く。

私は脚本家になりたい。それを本業として80才まで続けたいと思っている。何の脚本かと言えば、それは「時代劇」。

 

最近、よい時代劇のドラマがない。役者も枯渇している。きちんと殺陣を演じられる俳優もほとんどいない。

そこで物語は私が書く。若い俳優で一生時代劇で食っていきたいという志願者を集めて猛特訓する。行く末は大御所といわれるほどに、立ち回りに磨きをかけてほしい。

そうして、まずは10話完結でドラマを打つ。もうすでに私の頭には構想が出来上がっている。

無宿渡世人の10回シリーズ。毎回女優に登場してもらう。すでに女優も決めている。仲間由紀恵、竹内結子、変ったところでは能年玲奈。個人的好みが入って申し訳ない。動物がらみも1話。

ストーリーは現代社会の矛盾を時代劇に置き換えたもの。これを10話に凝縮。

ここまで決まっている。あとは役者。候補が2・3人いるがこれは秘密。

そして一番の問題点は、私が脚本の書き方を知らないということ。

この年で始めて大丈夫だろうか。いやいや年は関係ない。

 先日テレビで103才のお婆さんが高齢者水泳記録をどんどん更新されている、というニュースを見た。この高齢の女性アスリートが水泳を始めたのは87才からだという。

私のような50代後半のひよっこが、脚本家の道をスタートさせるのに、何が遅かろう。

よって私はしばらく脚本の勉強もするつもりだ。これは本気だ。この本気度は55%くらいだ。

55%とはいい数字だ。今後使おう。どっちに転んでも55%だからだ。やっぱりだめだねこれじゃ。企画倒れかな。超高齢スイマーに合わせる顔がないかも。

2014年8月21日 (木)

305Dアンプ回路

KAORUさんから、ヒーター点火回路もなく、よくわからない、とのコメントもありましたので、出張先のホテルのデスクの上で、回路図をフリーハンドで書きました。

アルコール入ってるので、くにゃくにゃしててごめんなさい。

まずヒーター関係。

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通常6.3Vの巻き線をブリッジ整流してコンデンサをつないだポイントはジャスト6.3Vになります。ここを前段の6.3V管のヒーターへ(A-B間)。そして205Dは4.5Vで電流が1.6Aなので、1.3Ωの抵抗を入れると(C-B間)は4.5Vになります。ここから出力管のフィラメントへ。

これが一巻で2本点火の方法です。

今度は増幅部の回路。なんの変哲もない2段CR結合増幅です。

6SQ7は電流が0.6mA程度。カソード抵抗は800Ωから1kΩ程度です。

ここから、NFBの抵抗をつなぎます。10K~20kΩで10dB前後となります。

6SQ7のグリッド側にもコンデンサを入れています。これはグリッド電流をボリュームまで流さないためです。これがないとボリュームに電流が流れ、ガリオームになる可能性があります。いわばガリ防止。

あとは一般的なCR結合。205Dのグリッドに入っている抵抗は1kから5KΩ程度の発振防止。効果のほどは知りません。入れなくて発振させたこともありません。保険でしょうか。

205Dのカソードには1KΩのバイアス抵抗。パラで50~100μF程度のコンデンサ。

2051

シンプルです。KAORUさんの情報から中国製はフィラメント4.5Vで高温になって、寿命がくるのなら、それは品質的に問題外ということですね。

長期品質保証のための耐久試験をしているかどうか不明ですね。

概して「そのときに動いていれば商品として売れる、いやその時に売ってしまえ」というのが彼の国の考え方ですから。所詮レプリカです。長期の品質が保証されれば晴れてレプリカからの卒業だということでしょうか。

 耐久試験センターがたくさん設立されるようになれば、やっと品質意識が向上されてきたかなというあかしですが、いつになりますやら。

KAORUさんのおっしゃる動作条件は、本家の球でも結構、しんどい条件かもしれません。たしかにその動作条件も規格にあります。

ソケットは本家WE205はアンフェノールのUXのものでも合わないのでしょうか。

高価なものは手が出せないですね。いっそ自作という手もあります。ひし形のタイトソケットにカシメてあるピンをハンドドリルで揉んで取り外し、あらたにベークでソケットを作り、Φ2のネジで取り付ける手もあります。

これ、きれいにできると病みつきになります。私は欧州のUF4Pソケットを自作することがあります。今度作作り方を記事に書きます。

出力管が入手できれば追試作もおもしろいかもしれません。

さて次は未定ですが、6L6GAからいきましょうか。美しい音狙いで。OPTはアクロサウンド製。回路はムラード型。固定バイアスは音がすっきりして残留ノイズを感じさせません。自己バイアスは落ち着いて、人に添った音になります。難解な説明でごめんなさい。

 

そのアンプから行きましょうか。前面手前に6L6GAを4本ずらっと並べる。左右を挟むようにOPTとPT。これじゃラックスA3500ですね。少しデザインを変えて。

まてよ自己バイアスPPで考えて、A級UL接続で12W程度の出力。となるとプレート電圧はバイアス電圧も含めて300程度。電流は1本あたり60mA。

電源トランスは二次側280V300mA。あまりないトランスなんですよね。いつもPT準備で悩んでるのです。

6L6GAか。


2014年8月20日 (水)

アンプの神様が作ったアンプ

現在ヤフオクに京都の方がEL34PPアンプを出品している。

タイトルは「緩急アンプの神様の製作EL-34PP 20Wアンプリファイヤー 1台」

というもの。

漢字の使い方や真空管の名前の真ん中にハイフンが入るところは、意図的なのでしょうか。

みなさんご存じの方も多いと思います。このアンプは雑誌の製作記事にも取り上げられています。伊藤喜多男さんが作ったアンプです。

同じアンプを何台か作られたのでしょうか。製作記事にあるアンプと少し違う部分もあるようです。

京都の方は何台も伊藤さんに作っていただいたようなことが、商品説明に書いてあります。

シャーシ裏の写真も載せて欲しかったところです。

このアンプ今更ながら、機能性と合理性に感心させられます。入力端子、ボリューム、出力端子、電源SW、ヒューズが全て前面に集約されています。

アンプをとっかえひっかえされた伊藤さんは、ええい面倒とばかりに、前面に持ってこられたのでしょう。

いきなり多数の入札が。もし伊藤さんが作らず、他の方が作ったアンプならいくらで落札されるのでしょうか。

 

私は最終落札価格が気になり、ずっとウォッチしています。

2014年8月19日 (火)

305Dアンプ ⑪ 測定しました

本日、測定・試聴しました。

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パイロットランプがオレンジに見えますが、フラッシュの関係で、実物は赤です。

1KHzと10KHzの方形波を入力しました。

NFBは、なしのポジションです。

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これは1KHzの方形波。リンギング、オーバーシュートはありません。へんなピークがないということ。

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これは10KHzの方形波応答。小出力シングアンプとしては標準的な波形でしょう。


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測定風景。私の部屋は狭いのです。この写真では米国の出力管とレイセオン280整流管が挿さっています。

・定格出力は0.6W (高調波歪 5.0%) NFB 10dB程度。

中国製も米国製も定格はほぼ同等でした。但し0.2W程度では米国製の方が、歪は少なく優秀です。この球の規格としては順当な値です。

・試聴結果

なんとまあすばらしい音がしました。80歳代トリオの米国製の出力管と整流管。綺麗で情報量が多く元気の良い音。0.6Wのアンプとは思えません。

素性のよい球と手巻トランスと米国系パーツの多用。プラス、シンプルな回路の選択。これが要因だと思います。

音と無線機風のルックスとのアンバランスが面白いのです。明日から出張。週末に梱包・発送いたします。

依頼主さんは、首を長くしてお待ちのことと思います。ひょんなことから、無線機風にとのリクエストを受け、私も乗りかけた舟、「ようがす」と二つ返事でお請けしました。遊び心と軽いノリはいつまで続くのでしょうか。

そうそう私の部屋に、よく似た兄弟がいました。お別れ前の記念撮影。

はいポーズ。

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兄きのほうが小柄でしっかりもの。なにしろ測定器ですから。おおらかなアンプの弟は遠く離れた地で自由奔放に生きよ!

以上でこのシリーズは終了です。おつきあいありがとうございました。

2014年8月18日 (月)

305Dアンプ ⑩ とりあえず完成しました

今日は午前中10時ころからスタート。

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午後3時ころに、内部配線終了。NFB回路のみ未配線で残しています。

OPTの一次側のリード線がだぶついています。PとBの端子は、回路にNFBを掛けて、発振しなけれ、短く切り詰めます。発振したらPとBを入れ替えて切り詰めます。

中国製の205D、とRCA製の整流管80、米国製6SQ7を挿しました。

 最初は低い電圧を印加。問題ないようなので100Vまで上げました。

急いて各部の電圧をチェックして回路図に記録。初段管のプレート電圧がやや低めに出ました。プレートの負荷抵抗が大きかったようですが、とくに変更しません。

実行プレート電圧280V、カソード電流28mAと30mA。気になる残留ノイズを測定しました。ハムバランサでクリティカルに調整。

NFBなしで、左右順に0.2mVと0.3mVと優秀です。

その後、メーター回路を配線。きちんと振れてくれました。

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このメーターは趣があります。やはり米国製。

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斜め前から。


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真上からです。


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真横から。

今日は疲れました。まだ鳴らしません。明日NFB回路を3段切り替えの配線をします。0dB,10dB,20dBに。そして歪や周波数特性を測定。波形観測もやります。

うまく行けば、いよいよ、いにしえの205D,305D,レイセオンの整流管280を挿して、80年前の音を聴いてみます。

なんだか一安心です。依頼主さんとの約束を果たせそうです。犬の散歩から帰ったら、ビールでも飲もうかな。

2014年8月17日 (日)

すべるように

305Dアンプの製作を再スタートさせました。

実は、出力管の直流点火のための整流回路からフィラメントまでの配線で、手こずっていました。

やっかいなのは、ブリッジダイオードの足に3本の被覆線を一度に半田付けする必要があるから。

加えて狭いところでの作業。今日の午前中、時間をさいて、このあたりの配線の進め方を検討してみました。

結果、半田付け作業もうまくいきました。整流管以外の球を4本挿して、徐々に電圧をあげたところ、ほとんど目論見通りのフィラメント電圧になりました。気持ちのいいこと。

6.3V 3Aのヒーター巻線から、前段球の6.3Vと出力管のフィラメント4.3Vを整流して一度に供給します。巻線の数からしてそうするしかないのです。うまくいって一安心。

アンフェノールのソケットは少しきついのですが、加えて中国製の205Dはピンが太くて挿し込むのに一苦労。ソケット側のピンを工具で広げたりと大変でした。下手をすると球を破壊してしまうおそれもあります。

なんとか挿せました。

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やれやれここまでくれば後は楽です。先にSP端子とOPTの二次側まわりの配線を終わらせました。もう困難なところはありません。

作業もすべるように進みます。まるでボートで水面をスイスイ前進するような感じ。

明日は私はオフ。おまけに家族はみな出払います。一気に完成まで持って行きたいと思っています。

2014年8月16日 (土)

やっと17日からお休みです

お盆も何もありませんでした。

九州南部の建設会社さんから、労働安全衛生のマネジメントシステムのコンサルをしてほしいと頼まれ、本当に格安で引き受けたのです。通常の三分の一くらいの報酬で。

しかも8月スタートで10月には認証登録の証書が欲しいとのことで、短期決戦なのです。

私もお客さんも平日時間がなく、気が付けばお盆の13日・14日で鹿児島へでかけてコンサルタントをすることに。

15日も文章を作ったり、日帰りで実家近くの永代供養をお願いしているお寺まで出かけてきました。ちょうど朝夕の渋滞をかいくぐる格好でスムースに移動できました。

今日16日も4時間程度かけて文章を作っていました。午後になってやっと仕事が終了。今日から3日間フリーです。

家族は、子供たちも行動がバラバラ。いっしょにどこかに出かけようと誘っても来ません。

ああ、やっと自由時間が来ます。もちろん今夜からアンプを作ります。

しかし、ずっとパソコンとにらめっこをしていると、視力がガタ落ちになってしまっています。困ったものですが。

2014年8月10日 (日)

305Dアンプ ⑨ 配線スタート

今日から配線スタート。といっても実作業は午後4時くらいから開始しました。

直熱管は、どうしても残留ノイズを1mV以下にしないと、継がれるスピーカーによっては3mVでもブーンというノイズが耳から離れなくなります。

なのでブリッジ整流してから、供給です。

直流点火なんて、音がだめだとおっしゃる方もいます。人によってはそう感じることもあると思います。

能率88dB以下のスピーカーにしかつながない。絶対に95dBを超えるようなスピーカーにつなぐことがない、という方は交流点火で十分だと思います。

本当に低能率のスピーカーは残留ノイズが皆無になります。昔PX4シングル交流点火のアンプをJBL4312で聴いていたことがあります。ノイズは皆無。そのころ何もしらなかった私は、次にダイヤトーンの2S208に繫ぎかえました。

ブーンが鳴り出し、耳から離れません。このアンプは壊れたのだろうかと途方にくれた経験があります。

さて直流点火は電圧を作るのが大変です。今回も4.5Vフィラメント電圧に対して、少し低めにします。よって降下用の抵抗を選ぶのが大変。

今日は途中で終わりです。明日はまた夜に作業開始。この部分さえ終われば、

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あとは楽です。今回の配線コードはテフロン線やウェスタン絹ワイヤーなども使います。

2014年8月 8日 (金)

川中島古戦場

昨日時間があったので、長野県の川中島古戦場にいってみた。

上杉,武田両軍の戦いの場。双方計3万人余りの兵が斬りあい、6千人が命を落としたそうだ。

昔のことだから、山奥に陣を構えた両軍が少し開けた、場所に出てきて戦ったということだろうか。双方山の中で戦うのは利便がよろしくないというところだったのかもしれない。

古戦場跡に両軍の大将が直接、戦っている像が残っている。上杉謙信が馬上から太刀を三度振るって、切りつけたところ武田信玄は手にしていた軍配で、三度それを払ったとあります。

Photo

本当に大将同志が直接逢まみえた機会があったのだろうか。

実は両軍、この戦い前にも三度、四度と戦っておりいずれも決着がつかなかったそうだ。

亡くなった6千人の下っ端の兵は、おそらく飯を食わせてやるぞ、と集められた農民が多かったと思われる。

武将の多くは最期は出家して、お坊さんになった方が多い。やはりたくさんの人の命を奪った償いと、自分自身の成仏を願ったのだろう。

2014年8月 5日 (火)

女性の社会進出

実は今日、福岡から長野県まで移動するのに、羽田経由、長野新幹線というルートを取った。

よってやく1時間、途中秋葉原によって、こまごましたパーツを買い込んだ。

例えば西川ネジで東芝端子の小を30個、シールド線を九州電気で5m。つまみ、ヴォリュームを門田無線で。ラグ端子を海神無線で。ACコードをトモカ電気。延長シャフト用のジョイントを2個内田ラジオで。

今日瀬田無線の前を通って気が付いたのは、このお店でも年配の女性が店番をしていた。この最近からでているのだろうか。それとも以前からなのだろうか。

店主の親父が不在で、平日は女性だけというところもあるようだ。

 こうしてみると秋葉原のパーツ屋も女性が進出している。古くは海神無線のおかみさん。この最近社長のかわりに目立つようになった門田無線のおかみさん。そしてこの瀬田無線のおかみさん。道路を渡ると、ラジオセンターの中にもわかき女性店主がいるし、タイガー無線(線材屋)にも女性がいる。

なるほど、女性の社会進出は秋葉原では顕著になってきている。うん、いいことではある。しかめっつらの親父よりはずっといいことである。

たくさん知ってる人に

アルテツク党の人間としては、あるまじき行為なのですが。JBLのドライバー175DLHがどうしても欲しくなつた。オークションに出ていたのだ。
説明には、375ドライバーと違って、高域まで美しい音が伸びていると。だいたい音の予想はついている。でもどうしても自分の耳で確かめたい。

落札して例え、ああこんな音かとなって、やっぱりアルテツクの802Dの方がいいな、となっても、それはそれで構わない。直接確認したいのだ。

しかし、投資が必要だ。手放そうと再度出品しても、自分の落札時の価格を上回る確証もない。一番いいのは、確かな耳を持つていて、自分と音の好みが同じ人を探すこと。その人が、JBLもALTECもよく知ってる人であれば、尋ねればOKです。

JBLしか知らない人は、175DLHを悪く言うはずはありませんから。

私の周りにも、両方知るかたはいらっしゃるかも知れませんが、友達を増やすと、時間が足りなくなってしまう私は、敢えて友達ネットは広げないようにしています。

で、どうしても両者を比較した意見を知りたくて、ネットで探してみるのですが、これが見つかりません。自分がその役を担え、と言うことなのでしょうか。

結局オークションは終了。74000円で他のかたが落札。

これで、よかつたのだと思います。

2014年8月 3日 (日)

305Dアンプ ⑧ 金具をつくりました

今日は九州地方は台風12号の影響で、どしゃ降りになったり、ピタっと止んだり。

気が付けば、直流点火用のダイオードや、ヒーター電圧降下用の抵抗を取り付けるための金具を作っていませんでした。

Img_0570

金具はシャーシ内スペースを効率的に、使うために必要です。

Img_0572

これがシャーシ裏です。金具たちは電源トランスの上の部分に取り付けます。

部品を説明しますと、入力VRは松下電器製、ソケットはオムロンとアンフェノール。ハムバランサは国産のVIOLET製。電源トランスはサンスイ。

カップリングコンデンサは米国スプラグ社、といったところです。このコンデンサが結構大きくて嵩張ります。

抵抗は主にアーレンブラッドレー、出力管のバイアス回路にはデールとなります。パラで付ける電解コンデンサはRIFAのものを使います。

出てくる音は、予想がつきません。ただ、元気がいいんじゃないかなと。

金具はもう1個作っておわりです。SPのインピーダンス選択用の端子台を取り付けるためのもの。

それが終わると配線開始です。実態図はもうできています。シングルアンプなので手短に終わりました。

配線取り掛かり前で、すでに終わりが近づいていることを感じます。少しさびしい気持ちになっています。




2014年8月 2日 (土)

力強い低音が欲しくなったら

コンサートホール全体に轟く全奏音。体を包み込む、あるいは皮膚に触れて来るほどの音の洪水。

これを家庭で再現するのは無理ですが。なぜならエネルギーの絶対量が生の楽器と機械からでる音では全然比較にならないほど違うからです。

それでも部屋で、生演奏のイメージを再現したいと、マニアは必死に努力されます。

私はマニアじゃないので、そこまではやりません。ウッドベースや大きな和太鼓の音が本物らしく聴こえれば満足です。体を包み込むほどの、音量で聴いていたら、次の日からご近所の方がたの前を顔を上げて通り過ぎることができません。

防音処置された広い部屋で聴かれている方は、気にせずに歩けるのでしょうね。そんな恵まれた環境で、低音を出したいと希望されているかたに、私なりのアドバイスをします。

重低音を出すには

音のエネルギーは多くが低音域に集中しています。低音の力を感じさせない機械は致命的です。

1.適切なパワーと周波数特性を備えたアンプを用意すること

2.ウーハーのコーンの面積を広くすること

これが一番の近道だと思います。

具体的に言えば、ウーハーは38cm口径以上のものを片チャンネル2機使用する。そしてその2機は直列や並列ではなく、1機ごとに1台のパワーアンプに繫ぐこと。必然的にマルチアンプシステムになります。アンプは低音用に合計4台。

アンプは半導体式は避けること。ジェフローランドのハイエンドのモノパワーアンプを使っていた方から、6550PPアンプに替えて表情豊かな低音が出るようになったと伺いました。

適切なパワーアンプとは、GE社、シルバニア社などの米国製真空管6550をPPで組んだアンプで出力60W程度。回路構成はカソードフォロアー駆動型の回路であること。出力トランスは可能なら米国製の60W容量のもの。アクロサウンド社のものならなら理想的です。日本製ならラックスOY36、タンゴFW100あたりです。

音のエネルギーは40~1KHzあたりに集中しています。ドカーンとかゴロゴロドスーンは100Hzから500Hzあたりでしょうか。

20Hzや30Hzは殆ど音にならず、ボーッと風のような感じです。

マルチの場合、不思議なことに、中高域に音の良いアンプを使うと、低音域もよい音になることがあります。

エネルギー感のある音を手に入れたいというエネルギーをお持ちのかた、頑張ってみてください。

2014年8月 1日 (金)

305Dアンプ ⑦ 部品取り付け完了

今日は、コツコツとトランスや小物部品をとりつけました。

順序はSW,FUSE,SP端子、RCA端子、ボリュームなどの小物を先にとりつけ、重たいトランス類は後です。

トランスの取り付けは、ラチェット式の6角レンチがあれば、とても楽です。

狭いところにネジを取り付けるときは、平ワッシャーやスプリングワッシャーをネジに通さなければなりません。ピンセットがあるとやはり楽です。

トランス類を取り付ける際に、どうしてもシャーシの塗装を少し剥がしてしまいます。アマチュア塗装の限界ですね。

写真をごらんください。モックアップ状態になりました。

出力管205Dは中国製。預かりものです。

Img_0565

正面から。少し見えているトランス類が精悍です。2度クリックして拡大するとわかると思いますが、メーターを固定している3つの黒いマイナスネジ。

ネジのマイナスのみぞは、全てメーターの中心に向けています。こういうこだわりが好きなのです。浅野勇さんに影響されています。


Img_0566

斜めから。なかなか、カチッとしました。レイセオン整流管UX280は背が高いのです。


Img_0568

横から。前段管の6SQ7メタル管がメーターの背面でよく見えません。


Img_0569

背面から。無線機みたいですね。

やっと、実態配線図に取り掛かれます。来週はまた、信州に出張。土日が勝負ですね。

お盆前に完成を目指します。と言っていつも、その通りになったことがないのですが。

ではまた。

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