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2014年6月24日 (火)

DA30シングルアンプ⑮ 実験しました

前回の記事で、OPTを左右交換してみると書きましたが、その前に実験をすることにしました。

手もとにあるOPTを、DA30アンプの電源トランスに近づけて磁気結合による誘導ハムを観測してみようと。

Img_0487

一次側はオープンです。二次側の0Ωと8Ωの間に交流電圧レンジのテスターを接続。そしてアンプのSWをON。電源トランスの周囲にこのOPTを近づけました。A面を電源トランスの積層長手方向の面に1cmまで近づけると盛大に30mVのノイズが出ます。

B面と電源トランス長手方向を近づけても0.2mVしかノイズは出ません。

少し考えて以下の実験をしました。

単独の電源トランスを用意して、これに100Vを印加する。この電源トランスに上記のOPTを、いくつかの方向から近づけてノイズを測る内容です。

Img_0489

電源トランスのコア端面長手方向を①とします。短い面を②とします。OPTのA面とB面に、それぞれ①と②を10mmまで近づけてノイズを調べます。

その結果が下の表です。

Img_0486

A-1とB-2がノイズ大。特にA-1。( )内は50mmまで離したときの

値です。

 私はいままで、B-2のモードはノイズなど発生しないものだと考えていました。このDA30アンプはそうレイアウトしています。なのでこの実験の結果はショックでした。

以前作ったPX4アンプもB-2です。でもノイズは1mV以下をキープできました。??

 

サンスイのP-44Bという電源トランスを使いました。このトランスはひょっとして一次と二次の層間に磁気シールドが施してあったのかもしれません。

さあてDA30アンプ。B-1かA-2に変更しなければなりません。電源トランスを90度回転させるか、OPT2個をそれぞれ90度回転させるかのいずれかです。後者の方がまだ楽です。丸穴12個の細工で済みます。

力のない笑いがヘラヘラと。

みなさんもアンプのレイアウトをお考えになるときは、この実験結果を参照ください。磁気シールド付の電源トランスなら大丈夫でしょうけど。

まあコンパクト化をめざして、ここまでトランスを近づけるのは私くらいでしょうか。

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コメント

いなさん
ありがとうございます。そうですよね。よく見ればU808と仙人トランスはそもそも、寝ているものと、立っているもので、コアの向きが違っています。
 言われてよくよく考えると、理解できます。

直流点火と交流点火の件や、PPなら確かに上下が打ち消し合います。

私はPPが多く、シングルはそれほどでもないのです。よく理解できました。ありがとうございます。

以前作ったシングルは、OPT自体がケースに入ったシールドタイプであったり、PTも実は磁気シールドタイプというものもありますので、殆ど無関心でも問題が無かったのかもしれません。

ご説明に感謝いたします。今後の参考になりました。

今更かも知れませんが、理屈がうまく説明できそうなのでお知らせします。

>以前作ったPX4アンプもB-2です。
>でもノイズは1mV以下をキープできました。??

U-808と仙人OPTとでは、コアの向きが縦横90°異なっていますよね? だから同じ結果にならないのです。


トランス内のEIコアの、Eの字の真ん中の棒の向きに着目して下さい。

U-808の場合は、Eの字が横に寝るので真ん中の棒は縦に垂直に立ちます。これに対して、伏型PTのEの字はシャーシに張り付く位置になるので、真ん中の棒は必ず水平方向を向きます。その結果、「OPTとPTがどんな位置関係でも」Eの真ん中の棒同士は直交するので誘導の影響を受けません。

一方、仙人OPTの場合はEの字が立っているので、真ん中の棒は水平方向を向きます。その結果、PTとの位置関係が「A-1」「B-2」の場合は互いの真ん中の棒の向きが平行になってしまい、強く誘導を受けます。

仙人OPTでも「A-2」「B-1」の場合は、真ん中の棒の向きは(水平面上で)直行するので誘導の影響を受けなくなります。


更に補足ですが、誘導は50Hz(または60Hz)ですので、直熱管を交流点火している場合は、ハムバランサで誘導も込みでバランス出来る(打ち消せる)ので、交流点火の時にはこの誘導は見かけ上現れません。
(このアンプでもそうでしたよね?)

しかし、直流点火時はフィラメントハムが100Hzになるので、誘導の50Hzはハムバランサでは打ち消せなくなります。

また、PPの場合はOPTが誘導を受ける向きであっても、1次巻線の上下同士が打ち消し合って出力には出てこないはずです。


実は以前から、「U-808や春日KA-2535S等はどうして横長のスタイルなんだろう? 縦長の方がカッコイイし、底面積も小さくなるのに・・・」と思っていましたが、タンゴや春日は上記のことを熟知していて、敢えて(カッコ悪い)横長の向きに作っていたのかも知れません。

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