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2014年2月 4日 (火)

動機

今まで食品に毒を入れるのは、悪意を持った外部の人間でした。グリコ森永犯人など、店舗にならんだ商品に毒をもっていました。

この最近、食品工場の従業員が商品の製造工程で農薬を混入させるという事件が起きました。国内では内部の人間の犯行というのは初めてかもしれません。

 一方外国に目を向けると、アジア、アメリカやアフリカでは、従業員による薬物混入という事件は結構あるようです。動機は待遇の不満による逆恨み。

いよいよ勤勉で真面目な日本にもその波が押し寄せてきたか、という印象です。

 

アクリフーズの経営層自体が、社内で不満を訴えていた人間がいたことを認めていました。契約社員はフルに働いて額面支給額が15万円~19万円だそうです。「暮らしていけない」犯人の男は周囲にも上司にも訴えていたそうです。

なぜこの賃金しかもらえないのか、派遣法です。派遣法により、就業者を低賃金で不要なときはいつも切れるようにしたからです。

 

もっと言えば、消費者が安い物ばかり選ぶから、コストを下げなければならないからと。

 これを負のスパイラルといいます。国民の賃金が安い、安いから食料品も安くする必要がある、よって更に安い賃金での雇用が幅を利かせる。

この雇用方法も欧米の真似です。犯罪も欧米化してきています。

 そしてストーカー殺人。ストーカーは失恋した人間がその相手に逆恨みして、相手を苦しめ、最後は殺害すること。

 過去は、多くの日本人は、失恋したらそれを受け止め、時間に助けられながら、それを乗り越えてきました。失恋自体、あとから考えれば自分の成長になったと懐かしく考えてきました。

失恋したときは周りの仲間が、慰めてくれたり、ヤケ酒に付き合ってくれたものです。以前は周りに仲間がいたのです。

現在はどうでしょう。人間同士のつながりが希薄になっています。一人暮らしは昔からかわりませんが、心を開いて話ができる友達が減っているのかもしれません。あるいは、精神的に耐えることができない若者が増えているのかもしれません。なぜそうなったのでしょう。

なるべく親が子供につらい目に合わせないように、幼いうちから気をつかいながら大事に育ててきたからでしょうか。子供の挫折を見たくない親が、挫折しないように差し障りない道を選んで養育したから?

よくわかりません。でもストーカー自体も欧米化した犯罪だと思います。日本には無かった犯罪です。

いよいよ、戦争ができる国にしようと今の総理大臣は動いています。たるんだ若造の精神を叩き直すためにも軍隊に入れて、鍛えるべきだという意見もあります。

 それも一理あるかもしれませんが、勇ましい皇軍の一員となるための精神教育もいいのかもしれませんが、本当のところは戦後、戦争の反省と総括をしなかった国家自体に責任があると思います。

教科書にも、誰が何の目的で戦争を始めて、こんな悲惨なことになったのかをはっきり書いていません。こんなひどい目にもあったし、こんなひどいこともしたんだよ、と戦争体験者の言葉を世の中に広めていかなかったからです。

日本の戦争映画を見て思うのは、全ての映画は戦争の真の原因と戦争を起こした人間を責めていないということ。ただ悲惨さを伝えておわり。

命の大切さを国を挙げて教えること。これは犯罪の抑止力に少なからずなると思うのです。

戦争で金もうけようと考えている人たちには最もやって欲しくないことでしょうが。

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