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2014年2月

2014年2月24日 (月)

ハモンド100W大型アンプ① シャーシレイアウト

4689PPはもう配線するだけです。今月中には出来上がるでしょう。

次のパワーアンプはハモンド社の大型出力トランスを使った、8417/6GB8プッシュプルです。

どんどん行きますよ。その合間にCR型イコライザプリも作ります。

このプリの完成を待たず、今まで使っていた小型プリアンプをオークションに出品しました。プリを複数台置いておくスペースがないのです。

よろしければオークションをごらんください。「真空管プリアンプ」がタイトルです。

それで、ハモンドOPTアンプです。今日レイアウトを考えました。

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このシャーシの大きさは500mm×280mmです。この出力トランスがいかにでかいかわかります。電源トランスはサンスイPV-400です。700mA電流が取れます。後ろのチョークコイル(誰ですかまだチョークトランスと言ってる方は)0.26H800mAです。

トランス類は100W出力OKなのですが、A級PP,UL接続、自己バイアスで行きます。以前カホパーツで入手していた30W容量のホーロー抵抗をバイアス回路に使います。前段はウィリアムソン回路です。

負帰還のことを考え、このOPTでウィリアムソン回路は心配だったのですが、負帰還量は少なめに抑えて対応します。

実行出力40W程度でしょうか。それでも余裕を持った鳴り方になるでしょう。ハモンドはカナダのメーカーですがトランスの音は米国系です。細かいことを気にしない鳴り方、大型フロア用スピーカーシステムに合うと思います。

この3月末までに一挙6台のアンプをオークションに送り出す予定です。

そうして年の後半は、ペースを落とします。お楽しみに。

4689PP⑨ レタリング終了

日曜日は天気も良く、塗装も終了。よって夜にインスタントレタリングを入れました。

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そうして部品を取り付けてみました。

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これが完成と同じ状態です。前面パネルのバイアス電圧確認のインレタ文字がカスレて少し悲惨に。前面がのっぺりしています。「LUTHERBROTHERS」のロゴプレートを貼ればしまってくるでしょうか。貼り付け位置が難しそうです。

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こちらは背面です。電解コンデンサーは小型のものに変更しました。MT管と並んでかわいくなりました。

これを見ていて思ったこと。自分のアンプは後ろから見ればひとめで私が作ったアンプだとわかるのだろうなあと。

その理由は、SP端子や入力端子、VRの並びと、各パーツがいつも同じレギュラーパーツだから。

シャーシの中をのぞくと、やはりOPTが真ん中にいますので、OPT端子の上にカバーが必要になります。そのカバーの天面に自己バイアス用のホーロー抵抗300Ω4個とコンデンサを実装します。

気が付けばラグ端子の在庫もなくなってきました。明日はパーツの買い出しと配線です。

A級PP、自己バイアス、ムラード型位相反転段と標準的な回路です。回路の説明は必要でしょうか。回路図は近々アップします。

電源電圧は300V位でSGに275V、カソード電流は60mA程度。出力は片チャンネル12W程度だろうと読んでいます。

2014年2月23日 (日)

オリンピック報道

テレビでソチ五輪を見ていて感じたことがあります。

テレビの報道内容がどうも好きになれない。NHKは「みんなで応援」をスローガンにしています。応援はいいのですがメダルを取りそうな選手にスポットをあてて、小さいころからのビデオや成長ぶりを放送して、「さあいよいよメダルを目指して本番です!」

これではまるでメダル取りまでの劇場型放送で、メダルが取れればメデタシのサクセスストーリー完結で目論見成功なのでしょうが、取れなかったら悲惨です。ジャンプの高梨選手はかわいそうでした。

まるでどこかのTV局がやってた、ボクシングの亀田家の試合の報道と同じ姿勢です。

そうこうしているうちに、注目されていなかった選手がメダルを取り始めました。

本来はスポーツはまずルールの説明と、難しいところはどこか、そのために選手は何に取り組んできたのかを視聴者に伝えるべきです。そして外国の選手も含めて、なるべく多くの選手の競技を放送するべきでしょう。

 そうすることにより視聴者は競技の理解と世界のトップレベルのパフォーマンス・演技を堪能することもできるようになると思うのです。

行き過ぎた演出は用意する必要はないと思います。スポーツはありのままがいいと思っています。

2014年2月21日 (金)

4689PP⑧ ねずみ色もいいもんだ

4689アンプの塗装。シルバーハンマートーンに敗れて、グレーにした。

一般的なグレー。ねずみ色。灰色。

この最近、ねずみ色のアンプは作っていないのです。シルバーやダークグレーばかりでした。

2年前にレトロアンプボンネット付きを作った時は、シャーシはアルミの地をそのまま生かして、ボンネットをねずみ色にしました。

それ以降はねずみ色とは疎遠でした。

2回重ね塗りしたところで、出張となったので、そのまま出かけました。

今日戻ってきて、とりあえず部品を置いたアンプを眺めていたら、グレーも結構味があっていいなあと。

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塗装面に結構艶が出てつるりとしています。グレーのいいところは、もうひとつ。インレタの黒が使えるところ。ダークグレーになるとインレタは白でないと、見えないのです。在庫がまだある黒のインレタが使えます。

グレーまずまずです。それからこのアンプはチョークコイルをラックスのものに変更しました。OY₋15型のケースが3つ並ぶのもかっこいいものです。

伊藤喜多男さんや浅野勇さんにお見せしたいくらいです。

明日、気温があがれば最終の仕上げ塗装をして、次はインレタ貼りです。なんだかんだでこのアンプは時間がかかっています。プリアンプも実態図は考えたのですが、どちらからいきましょうか。

 

2014年2月18日 (火)

音の良い真空管列挙

過去の経験から、音がよいと私が感じた出力管を挙げていきます。

音がよいというのは、情報量が多く、鳴り方が明確で、美しいと感じることができる、という基準で考えています。

では行きます。順不同です。もちろん独断です。

6L6G(CV1948)英国STC社、6L6GA米国シルバニア社、6L6GC米国GE社、6L6GC米国シルバニア社、EL34英国ムラード社、EL34ドイツジーメンス社、6550米国シルバニア社、807米国RCA社、6V6G英国製、6BM8松下製、6BM8NEC、6BQ5NEC、6CA7松下製、42米国フィルコ社、42米国RCA、300B米国WEC、350B米国WEC、PX4英国マルコニー、もしくはオスラム社、E406Nオランダダリオ、DA30英国GEC、PX25英国マルコニー、KT88英国ゴールドライオン、VT25A米国WEC.

これらはメインの常用アンプに使用してそん色のないものたちです。

まだ忘れていて取り上げてないものもあるかもしれません。カナダマルコニーの6V6Gは残念ながら迫力不足でリストに入りませんでした。東芝の6L6GCは垢抜けせず入れていません。

VT62、VT52、45、2A3は本気で聴いたことがまだありません。845、211等大型管もそうです。ドイツ系のEdやF2a11なども聴いたことがありません。聞いてみたいのですが入手難です。

今度試してみようと思っているものもあります。6F6G、JJ社EL34です。前者はヒーター電力の大きさ、後者は美しいとの噂をきいて。

中国製はあまり使ったことがありません。

 

みなさんのおすすめは何の球でしょうか。

2014年2月17日 (月)

シルバーハンマートーン

実はブログには書いていませんが、4689PPのシャーシの天面、側面を例の錆びたまま塗れる、染Qのシルバーハンマートーンで塗装しました。

スプレーもお湯で温めて、被塗装面も下処理をして、ドライヤーで温度を上げて準備万端でGOしました。

ところが、うまくハンマートーンの模様が出てくれません。塗料が少ないのかなと思い意識的にゆっくり多く吹き付けました。ところがある瞬間から急に模様が出始め、そのタイミングが難しいのです。

気が付けば、ハンマートーンのところ、ただのシルバーのところと、ムラだらけ。

ムラ中ムラだらけです。がっかりして強アルカリ性の剥離剤で塗料を落としました。

数日後、実は16日のことですが、気を取り直して再チャレンジ。やっぱり模様が全体的に均一に出てくれません。怒りを抑えてまた剥離剤でインクを落としました。ブロンズ(グレー)のスプレーは問題なく塗装できるのですが。

 原因ですが、気候のせい、入手した缶のインクの品質が悪い、私の技量の低さ、など。たぶん最後の理由でしょう。

決めました。今後一切、染Qの「シルバーハンマートーン」は使いません。頼まれても手にしません。

よって今度の天気の良い日に、いつもの日本ペイントのシルバーで再塗装します。

2014年2月14日 (金)

ビンテージアンプのハム

よくビンテージアンプのハムに困っているという声を聞きます。

要は、おおらかに作ってあるのでハムは出ます。

 

トランス類のネジが緩んで振動していることもあるでしょう。もう一つハムの原因があります。

 

アルテックやダイナコのアンプは固定バイアスです。固定バイアスの電圧値を変更できるようになっていますが、各出力管個別にバイアス調整=電流調製はできません。

これらのアンプは、完全ペア管を使うことが前提となっています。

固定バイアスで出力管を1本ずつ調整できるようにしたアンプを触ったことがある方なら、経験があると思いますが、PPの上下の球のバイアス電流をわざとアンバランスにするとハムが出始めます。

2本とも40mAであったのを、片方をどんどん減らしていくと35mAからさらに小さくなったころから、ハムが発生し始めます。

なかなか完全なペア管を2ペア探すのも大変です。パラPPになるとなおさらです。

まあ、ある程度のハムは許容しながら聞くことになります。

それが我慢できなければ、個別調整回路を組み込んでしまうことです。

2014年2月12日 (水)

眠れる森の美音管救済

以前DA30という英国製三極管のことを書きました。

結構世の中のお宅の物入れで眠っているものが多いと。その理由を考えました。

この球、使いづらいのです。まずプレート電圧が高い。500V程度かけて使います。バイアスは100V程度にもなります。

さらにフィラメント電圧・電流が4V2Aと大きいのです。シングルアンプのときは直流点火になるのでさらに巻き線電流は3A以上が必要です。

これらに対応する電源トランスが世の中に見当たりません。

 

真空管自体が高価なために、ガレージメーカーも台数が見込めないDA30用のアンプを作ろうとしません。

なのでこの球を鳴らすにはアンプを自作するしかないのです。しかしながら電源トランのちょうど良いものがこの世にありません。

私は世の中の眠れるDA30のためにアンプを作ろうと思っています。リクエストがあれば何台でも。

近くにトランスを巻いてくださる方が見つかりました。もう大丈夫です。

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 このバラックは電源トランスは市販のものを置いていますが、カスタム品を起用する予定です。回路はCR結合3段増幅です。球の持ち味を一番よく出してくれる回路です。トランスドライブするまでもなく、低域も迫力があると思います。

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 このアンプに近いデザインになると思います。OPT(上の方の写真)はこのアンプのU808よりも大きなカスタムトランスになります。

世の中にどれくらいアンプの需要があるでしょうか。

大座談会

浅野勇氏が著した「魅惑の真空管アンプ 下巻」の巻末に座談会の模様が記載されている。1975年7月7日のこと。

出席者は浅野勇氏、伊藤喜多男氏、森川忠勇氏(オーディオ専科)、安斉勝太郎氏(ロダン国産300Bを生産)の四名の方々。

真空管のこと、アンプのこと、ああでもないこうでもないと、どう見ても主役は伊藤喜多男氏のようだ。

伊藤氏の発言に次のくだりがある。私はこのくだりが大好きなのだ。

伊藤: 「しかし何ですね。ああでもないこうでもないと言って、この球にはこの整流管がいいんだとか、この整流管にはこの球がいいんだと言うんだけど、特性上だけでなく並べてカッコがいいという、これがまた何とも言えない味があるわけですね。

 だからアンプは、私がいつも書いてる通り、鳴らすもんじゃないというんですよ。眺めるもんだというんです。

そして、眺めて”いいカッコだな”と思うのは必ずいい音がするからね。間の抜けたアンプにロクなのはない。(笑い)

”いいカッコだねぇ”といって、鳴ると”見ただけでいいのに音が出てくれるヨ”っていうことになる。(爆笑) 安斉さん、バカだっていわれるかもしれないけど」

安斉: 「バカなことないです。それはもう見てすぐわかります」

伊藤: 「並べてプロポーションをためつすがめつ眺めてね。この四人は眺めていると思いますが、それから音を聞いてね、音を聞いてから眺めやしないものね。眺めててうれしくてしょうがないね。中ではポーッとお線香がついてくれるしさ。

あれで音が出てくれるんだから、よけいありがたいんだよ。逆なんだよ。(笑い)」

とても楽しい座談会なのです。この続きを知りたい方はこの本を入手されてください。

伊藤氏は90才で、誰にも頼らず一人暮らしを続けていらして、ご自宅で背をまっすぐに伸ばしたまま座卓で亡くなられていました。自分の美学、酔狂の限りをつくして天寿をまっとうされたかた。

森川忠勇氏はこのとき、追悼文に「先生、おみごと!」とその美学の終焉をたたえました。

この座談会は今から39年前。私がアンプを作り始めた80年代後半に読んでもピンときませんでした。2005年にまた読んで少し理解できた感じです。そして2010年、2014年と読み直したとき、伊藤喜多男氏の言葉、心が全て自分にすっと入ってきました。

直接お話をきいたことはありませんが、伊藤氏はおそらく新米者にはこう言いたかったに違いありません。

「人に聞いてばかりじゃだめだ、自分で作ってみろ。そして何度も失敗して、何度もカスをつかまされて、勉強していくんだ」

90才まであと34年。先達の足元に辿りつけるかわかりませんが、いけるとこまで行ってみようと思っています。

2014年2月11日 (火)

ロータリーSW型アッテネータ―

過去、切り替えSWを利用したアッテネーターを製作して使ってきました。

低域用パラプッシュプルアンプの入力は6段切り替え。

プリアンプのボリューム替りのアッテネーターは23段切り替えのものを作りました。

 当初は調子良かったのですが、経年して不具合が出てきました。

音が小さくなったり、突然大きくなったりするのです。小さくなる方はよいのですが、夜中に急に大きくなるのは困りものです。

 

こんな時は人間の性で、慌ててしまってアンプのボリュームをとにかく下げようとします。

本当はCDプレーヤーのリモコンでSTOPを押せば、あるいはプリアンプの入力を違うところに切り替えればよいだけなのですが。

 不具合の原因は接点不良です。離れていけないときに接点が離れたり、着いてはいけないときに接点が接触してしまう。

アマチュアが普及タイプの機構部品を使って作ることは、性能上不安定ですね。専門メーカーのそれは、よく作られています。

このあたりがアマチュアの限界なのでしょう。

 対応策として、私はパラプッシュプルアンプの入力はアルプスの小型ボリュームに交換。プリアンプも東京コスモスのボリュームに変更しました。

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 もう、このタイプの細工をすることはしません。夜中にドカーンでは困りますから。

2014年2月10日 (月)

4689PP⑦ シャーシ加工ほぼ完了

雪は降っていませんが外は寒い一日でした。

なんとか、進めなければと、工具箱とシャーシ類を外へ持ち出して、加工しました。

今日は側板のフロントと背面部のパーツ取り付け用の穴(SW、パイロットランプ、SP端子、VR、RCAなど)を開けました。

それから、底板も切り出して、天板と底板を取り付けるための、ネジ穴を側板に上下10個ずつ切りました。

 午後4時間作業でした。

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  底板を取り付けると、ぐっと完成形に近づきました。ひとつ穴を明け忘れました。メーターが見えていますが、バイアス確認のための、切り替えSWの穴です。

赤いパイロットランプの左に明ける予定です。ロゴプレートは前面左の位置になります。

アンプ作りが趣味なくせに、なんでこう気が進まないのでしょうか。今日は何も考えずにただ外に出ました。

これが結構よかったみたいで、スッと作業をスタートできました。

あしたは穴1個と、シャーシ全体の手直しと仕上げ。暖かい日がくれば塗装になります。

 今回のパイロットランプはいつもの赤いLEDはやめて、パーツボックスの奥にあった100Vネオンランプです。

このアンプのあとは、プリアンプ、DA30シングル。海軍メーターアンプ、6GB8PP(大型アンプ)、ときどき小型アンプと続きます。

心の準備はできていませんけど、予定は独り歩きしているのです。

2014年2月 9日 (日)

トランスマニア

オークションで手巻きの出力トランスを落札しました。

見た目はごく普通の、合わせカバーのリード線引き出しタイプのものです。

 

出品者の方は、近くの方でした。隣の市に住んでらっしゃる方。なので、物品と支払いは直接面談のときに、ということになり今日ご自宅までおじゃましました。

車で10数分の近さでした。お庭に別棟があり、中に入ると巻き線機やコアや、測定器がたくさん。

巻き線機は1巻、回すとパルスが200回出て、正確に巻き数がカウントされます。その補助機器の基板を見てると、ただ感心するばかりです。

重そうな導線のリール状の塊たち、層間の巻紙、セラックニス、鉄心コアなどを見ていると、ああ夢に描いたこの空間だ。

ただひとり、家族にも邪魔されずにひたすら作業に没頭できる環境。

ときどき人に頼まれ、カスタムで巻くそうです。過去のノウハウから、トランスの仕様を決定するための計算式を確立されています。

作りたいトランスの規格を入力していけば、巻き数やコアの仕様などが、ポンと出てくるソフトになっています。

 トランスの何が音を決める要素なのか尋ねました。コアでもないようです。巻き線の長さや抵抗値かもしれないとのこと。

たかだか4mの電源のケーブルを変えても音が変るのだから、トランスは何百mもの長さになりますが、この線材が変るなら相当に音の変化があるはずだとの回答。なるほど。

ラックスのOYの興味ある話を伺いました。

OY15を5個ばらして、巻線構造を調べたそうです。結果5個とも違っていたそうです。一次と二次を分割しながら積層していく構造は共通だが、ある層は余分に巻き数が多かったりで一定でなかったとのことでした。

実はラックスの女工さんたちはみなパートで、とにかく全員に巻作業をさせたようですが、だんだんトランスの需要が減るにつれて、巻線作業を外部に委託するようになったとのことです。このあたりから、外注間で差が出てきた模様です。

 私も実感していることですが,モーターで巻いたトランスに対して、手巻きのものは緊密で特性のよいものができます。

 

私もトランスの自作を進められました。もちろん6年後くらいからやるつもりですが、今からでも暇な時間を見つけて少しづつやってもいいからと。

この方の弟子が何人かいらっしゃるそうです。私も弟子入りしたいのですが、これからお金の必要な時期に入っていきます。

師匠は今では1日に2個巻けるそうです。実際の部品代は1個当たり4千円くらい。あとは人件費ですね。

私も将来70を過ぎたら1日2個巻いて売って、利益1万円。これを毎日やったら月20万円。時間のたっぷりある年寄りにはとてもいい商売かも。

帰り際に、これ持っていけばと、抵抗アッテネータ―の代わりに使う、ステップアップトランスの巻き線部分だけをいただきました。

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これ不具合品で23本引き出すはずが、1本忘れているため、どこかのステップだけが他より2dB大きいそうです。

これを見ていると、なんだか巻きたくなってくるのです。

そうそう落札したトランスの使い道。これはDA30シングアンプに搭載します。次元の違う音がするはずです。このアンプもオークションに出品します。

この3月まで、仕事の少ない私は次々とアンプを5台程度、組み立てる予定なのです。

2014年2月 4日 (火)

動機

今まで食品に毒を入れるのは、悪意を持った外部の人間でした。グリコ森永犯人など、店舗にならんだ商品に毒をもっていました。

この最近、食品工場の従業員が商品の製造工程で農薬を混入させるという事件が起きました。国内では内部の人間の犯行というのは初めてかもしれません。

 一方外国に目を向けると、アジア、アメリカやアフリカでは、従業員による薬物混入という事件は結構あるようです。動機は待遇の不満による逆恨み。

いよいよ勤勉で真面目な日本にもその波が押し寄せてきたか、という印象です。

 

アクリフーズの経営層自体が、社内で不満を訴えていた人間がいたことを認めていました。契約社員はフルに働いて額面支給額が15万円~19万円だそうです。「暮らしていけない」犯人の男は周囲にも上司にも訴えていたそうです。

なぜこの賃金しかもらえないのか、派遣法です。派遣法により、就業者を低賃金で不要なときはいつも切れるようにしたからです。

 

もっと言えば、消費者が安い物ばかり選ぶから、コストを下げなければならないからと。

 これを負のスパイラルといいます。国民の賃金が安い、安いから食料品も安くする必要がある、よって更に安い賃金での雇用が幅を利かせる。

この雇用方法も欧米の真似です。犯罪も欧米化してきています。

 そしてストーカー殺人。ストーカーは失恋した人間がその相手に逆恨みして、相手を苦しめ、最後は殺害すること。

 過去は、多くの日本人は、失恋したらそれを受け止め、時間に助けられながら、それを乗り越えてきました。失恋自体、あとから考えれば自分の成長になったと懐かしく考えてきました。

失恋したときは周りの仲間が、慰めてくれたり、ヤケ酒に付き合ってくれたものです。以前は周りに仲間がいたのです。

現在はどうでしょう。人間同士のつながりが希薄になっています。一人暮らしは昔からかわりませんが、心を開いて話ができる友達が減っているのかもしれません。あるいは、精神的に耐えることができない若者が増えているのかもしれません。なぜそうなったのでしょう。

なるべく親が子供につらい目に合わせないように、幼いうちから気をつかいながら大事に育ててきたからでしょうか。子供の挫折を見たくない親が、挫折しないように差し障りない道を選んで養育したから?

よくわかりません。でもストーカー自体も欧米化した犯罪だと思います。日本には無かった犯罪です。

いよいよ、戦争ができる国にしようと今の総理大臣は動いています。たるんだ若造の精神を叩き直すためにも軍隊に入れて、鍛えるべきだという意見もあります。

 それも一理あるかもしれませんが、勇ましい皇軍の一員となるための精神教育もいいのかもしれませんが、本当のところは戦後、戦争の反省と総括をしなかった国家自体に責任があると思います。

教科書にも、誰が何の目的で戦争を始めて、こんな悲惨なことになったのかをはっきり書いていません。こんなひどい目にもあったし、こんなひどいこともしたんだよ、と戦争体験者の言葉を世の中に広めていかなかったからです。

日本の戦争映画を見て思うのは、全ての映画は戦争の真の原因と戦争を起こした人間を責めていないということ。ただ悲惨さを伝えておわり。

命の大切さを国を挙げて教えること。これは犯罪の抑止力に少なからずなると思うのです。

戦争で金もうけようと考えている人たちには最もやって欲しくないことでしょうが。

2014年2月 3日 (月)

エレキット

真空管アンプのキットといえばエレキットが1番に思いだされます。次がラックス。もうキットは販売していません。その次がキット屋さんでしょうか。

かなり昔、6BM8が2本だけ刺さって、小さな出力トランスが2個ついた、キットが登場しました。これがエレキットのスタートだったように思います。

マニアはこのアンプを、基板配線から手配線に変更して、びょーき的改良だと謳って喜んだものでした。あ、びょーきは今現在は使っていけない言葉だったでしょうか。当時は四六時中使ったはやり言葉でした。

実はエレキットは、九州福岡県にある会社で、私の自宅とはご近所なのです。

ウサイン・ボルトが本気で走れば、私の家からエレキットの建屋まで20秒足らずで着いてしまいます。

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 うちの柴犬は、この写真の電柱のそばにある、ごみ置き場めがけて突進しようとします。ネコの匂いがするからでしょうか。ときどき玄関側の植え込みの中で用を足すことがあります。

 大のときは、私は市販のフンキャッチャー(紙とビニールでできている)を地面に据えて、受け止めるので、下の地面に落下することはないのです。

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 社名は正式には株式会社イーケイジャパンと言います。福岡の天神にカホ・パーツセンターという部品屋さんがありますが、イーケイジャパンもカホパーツセンターも親会社は同じ嘉穂無線という会社です。

オーディオのキットのみならず、イーケイジャパンではロボット工作のキットも豊富です。少年向けに工作教室も開いています。

さてこの建物、2階建てで広いのは広いのですが、中で生産機械が動いているわけでもありません。むしろ静かすぎるくらいです。

中でやってる作業は、検品出荷くらいでしょうか。各パーツ屋から上がってきたものをキットごとにそろえるのも、外注でやっているような感じです。

ひょっとすると検品も下請けに出して、倉庫も外の倉庫を使っているのかもしれません。この建物には製品の出入りがないような雰囲気です。

大きな車が出入りしているのも見たことがありません。企画設計部隊や、生産管理部門があるくらいでしょうか。

 いずれにしろ、ここで働いている方々は、すぐ裏の住宅街に、シャカリキになってアンプを自作しているおじさんが住んでいることを知らないと思います。

2014年2月 2日 (日)

指導者

鹿島アントラーズのFW中川義貴選手(20)の引退が発表されました。

本人とチームが話し合って本人の申し出で引退となった、ここまでが真実として報道されています。

中川選手はまだ若く、ユースでは得点王になった実績があります。ただアントラーズでは公式戦出場は1回だけでした。

引退に至る詳細な理由は本人からも、アントラーズからも発表されていません。

19歳の時にツイッターで「二日酔いで気持ち悪い」とつぶやいたことで、チームから自宅待機などの処分を受けたことがあります。

もちろん、未成年の飲酒は禁止、ツィッターも禁止だったそうです。

 それを受けての厳しい処分なのでは、という世論が一般的になっているようです。

 

ネットに、ある投稿があり、その方はどうも中川選手に近しい人物のような印象なのですが、「本人は発表しないが、理由は知っている、不祥事のことが理由ではない」という主旨でした。

私の勝手な想像です。間違っているかもしれませんが、サッカー自体が彼の中で終わったのかもしれません。

少年時代からサッカーが好きでゴールを決めることが快感で、ひたすらそれを続けてきた。周りは当然、彼がトップチームに上がり、また活躍するのだろうと考えていたでしょう。

 

 ところが、上に上がると、大迫など怪物のようなすごい先輩がいて、なかなか出場チャンスにも恵まれない。

考えてみればまだ20歳前の若者です。2年間で出場が1回だけなら普通、折れてしまいます。

 

長友に見られる、最初は実績もなく信頼もされず、挫折と努力を繰り返して、段々と精神的にも強くなり、同時に技術的にも成長した選手とはタイプが違うようです。

なぜサッカーをするのか、サッカーと向き合うなかで自分はどうあるべきなのかを、じっくり考える時間もなく、そのまま上に上がってしまったエリート選手。

初めて壁にぶち当たったときに、それを教えてくれる指導者、先輩が身の周りにいたら、また違った結論になっていたかもしれません。

 

気が付けば、体も少しだぶつきになったり、飲酒をしたりで目的が見えなかったのでしょう。

よいアニキや、やさしい大人がいたらと思うと残念です。

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