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2013年10月

2013年10月29日 (火)

党首交代か

先週の25日、26日と四国のハゼドンさんにお会いしました。

25日の夜は奥様も同席してくださり、おいしい鍋のお店に招待いただきました。

26日の午前中はいよいよハゼドンさんのご自宅に。

ハゼドンさんはいろんな物の収集家。オーディオもその一部です。

オーディオルームも大まかに、2部屋に別れ、それぞれに5セットづつは置かれていたような気がします。さらには倉庫代わりの奥の部屋には、山のようなレコードが。部屋の奥にはアナログプレーヤーだけでも20台以上積み上げてあったような。

そしてこれがメインの部屋です。アルテックA5が鎮座していました。

A5

私からお送りした、ダイナコ変身キットも完成され、CDをきれいに鳴らしていました。

 さてこのA5。アルテックの1568,1569を左右に1台ずつ。合計4台で2WAYマルチ駆動されています。

この部屋は12畳程度。次々に知っているレコードをかけていただき、しばし音に聴き入っていました。

 

感じたのは、まぎれもないアルテックの音。情報量の多さはもちろんのこと、エネルギーの強さを認識。

やはり最低でも12畳はないと、このシステムは屋内で鳴らすのは難しいのでしょう。結構な音量で聴きましたが、それより音を絞るとバランスが崩れてしまうとのこと。

結構な音量でしたが、このシステムの100dBを超える能率から考えると、アンプの出力は3W前後だろうと思われます。それで十分大きな音で鳴るのです。

 

オリジナルレコードでしょうか。オスカー・ピーターソンのWe get requestではシンバルの表情が生の楽器そのもの。

マイルスの枯葉では、トランペットの楽器自体の音色がよくわかります。突然音を切った瞬間の静寂や空中に消えていく余韻、音を管に吹き込んだ時の圧力の強弱がはっきりとわかります。

ウーハーの515Bはコーンが重く、さらには磁気回路が強力で、A7のウーハー416ほど軽々と低音を再生するのはむずかしいのですが、それでもこの条件の中で100Hz以下のベースはしっかり鳴っていました。

レイ・ブラウンの硬派な弦の響き、ネックにあたる音には感嘆しました。

 ソースの音がよければよいほど、そのまま音もよい音で鳴ります。2WAYマルチでよくここまでバランスを取ったものだと感心します。最良のポジションなのでしょう。

劇場で50m以上も遠くへ音を届かせるため作られたこのシステムを家庭内で鳴らすことを実現していることのすごさ。

 

 いえばA7に準拠した私のシステムは部屋が狭かろうが、広かろうがある程度の音で鳴ってくれるのです。

 ハゼドンさんは心底オーディオマニアなんだなあと。プレーヤーも修復されるし、カートリッジも試されています。

 私はジャズ好きのアンプ工作マニアです。正直に言ってそこまでのオーディオマニアではありません。

アルテックの製品に対する、のめり込みの度合いもハゼドンさんには到底かないません。

 そろそろ他称「アルテック党党首」も交代の時期かもしれません。

2013年10月27日 (日)

807PP④ シャーシ加工進みました

今日は午前中から集中して進めました。

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Φ8程度の丸穴は左のハンドドリルΦ4で明けて、左から4番目と5番目の丸ヤスリで広げます。やや大きくなったら、左から8番目の細いリーマで拡大。仕上げにもう一度左から5番目の丸ヤスリで仕上げるとバリもきれいに取れます。

そのときにノギスで穴径を確認します。

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ボリューム用の穴を明けたら、現物をあてがって確認します。


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次にΦ34などのシャーシパンチよりも大きな穴は、先日のブログに書いたように、Φ4の小さな穴を仕上がり穴の内側に、連続してあけます。

ボール盤を使って、アルミ板をずらしながら加工します。

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ボール盤を使い、更にはアルミ板の厚みも1.5mmと薄かったので、上記の状態になるまで15分でできました。


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Φ4の穴間を古いニッパーで食いちぎってつなげます。


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そうして、大きな半丸ヤスリでガタガタの部分を削り罫書きした円に、正確に仕上て行きます。


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粗いヤスリの目が内径に残りますので、紙やすり240番~400番で内径をなめらかにします。

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指で抑えながら内径に添って滑らせる要領で、研磨します。この穴には807用のシューター製のUYソケットを取り付けます。


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サブシャーシを完成させ、メインシャーシにとりつけました。メインシャーシはソケット穴など全ての穴あけが終わっています。

 トランス類も正規の穴加工して取り付けていますので、これがほぼ完成した状態に近い姿です。あとは塗装でどうイメージが変わるかが勝負です。


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ななめ右上から。

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前面上部から。

明日は、早いうちから側板の前面、背面のパーツ用の穴をあけ、間に合えば底板も加工します。

明日の夕方からまた出張なのです。

2013年10月22日 (火)

807PP③ 穴あけ加工スタート

今日は家にいました。明日から土曜まで出張なので、今日のうちにある程度進めておきたかったのです。

午前中でケガキの残りを終わらせ、午後からシャーシ加工開始。

今日は落とし込み用の穴を7個明けました。

807落とし込み用4個、ブロックコンデンサ用2個、電源トランス用角穴1個、計7個。

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いつものやり方。ボール盤を駆使しましたが、届かないところは手加工です。


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OPTとチョークコイルは置いただけ、807の落とし込みまわりの様子。実際にはもう少しシャーシに沈みます。

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残りの加工を日曜日にやる予定です。今週は台風が気になります。

807PP② 寸法決定と罫書き

いつものように、シャーシ上にならんだ部品のセンター位置を、5ミリの倍数の数値で決定してレイアウト寸法を決めました。

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以前は正式に定規できれいに書いていたのですが、今は怠けてしまい手書きです。


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この図をみながら、ケガいて行きます。コンパスの針で。

ミスをしないための確認方法は、最初は鉛筆で、次に定規でもう一度寸法をあたります。そして針でケガきます。

その次に現物を置いてみること。これが一番確実です。

罫書きが終わると加工開始になります。

2013年10月20日 (日)

807PP① デザインを考えました

今日は休み。日がな一日ああでもない、こうでもないと40×30cmのアルミシャーシの上にトランスや真空管などをならび変えていました。

 

よく見れば、このブログのアクセス数ももう30万回です。毎日300アクセスから500アクセスのあいだくらいです。一番多い日で997アクセスでした。なかなか1000は突破しません。そして常連の方々は約140人。

毎日見てくださっています。ありがたいことです。

 そしてアンプを作っていないと不安にさいなまれ、手が震えてくる男の、中毒症状緩和処方、つまりアンプ作りを常連のかたがたは固唾をのんで、あるいはお酒を飲んで、見守ってくださっているということ。

今度の807PPアンプで、このブログでの製作公開は14台めになると思います。

写真のようにガラスのカーブを眺めたり、半田のケムリを吸い込むと不思議に、不安がうすれ落ち着いてきます。

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カソードフォロアーも考えましたが、待てよ古典的なオートバランスで固定バイアスをドッキングさせるのもおもしろいなあ、などと考えました。

ふと物入れからオートバランス用の6AU6相当のメタル管をみつけました。偶然にもこの球はRCA製でした。これで球は全部RCAになります。

どうでしょうかこのレイアウト。嫌われ者、日陰者、邪魔者扱いされている整流管を無謀にも最前列に2本もならべます。

実はこの5R4GYという球。非力なのです。入力電圧よりも出力電圧が下がってしまうのです。エースの5AR4などにくらべると寂しい球です。

 

今回はPTの二次側の電圧も低いため、30Wはとれないかもしれません。そこで思いついたのはダイオード整流、平滑回路のチョークの後に5R4GYをパラでいれます。つまり本来の整流作用はダイード。これで電圧を稼ぎます。2本の整流管は電流をスルーするだけ、いわば飾り。

しかしながらこうでもして使わないと、この整流管達は一生日の目を見ないかもしれません。


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上からみた図です。

全国の807ファンのみなさん。オークションに出品しますのでおたのしみに。

もうデザインは変わらないと思います。シャーシはハンマートーンの予定です。ご期待ください。

アンプの配色のこと

ハンマートーンの塗料を入手してから悩みがひとつ増えました。

シャーシの色、トランス類の色です。

今までは、シャーシの色はシルバートーンかダークグレイ。トランスは黒かダークグレイときどきシルバートーン。

これらの組み合わせのバリエーションは

シャーシがシルバーのときはトランスは黒、またはダークグレイ

シャーシがダークグレイのときはトランスは黒、またはシルバートーン

シャーシが黒のときは、これはやっていません。好きじゃないので。

さらにハンマートーンがシャーシにもトランスにも加わりました。

☆シャーシがハンマートーンのときはトランスは黒。またはシルバートーン

☆逆にトランスがハンマートーンのときはシャーシはシルバートーン

避けたいのはどちらもハンマートーン。あるいはハンマートーンとダークグレイの組み合わせ。配色にアクセントや変化がなく、闇夜のカラスになってしまうからです。

人によってはハンマートーン+ダークグレイもありだよ、とおっしゃる方もいるかも。

今は、とにかくハンマートーンを気に入っていて、シャーシにもトランスにもハンマートーン塗装をやりたいのですが、全面一色は避けたいのです。

結局上の☆印の2ケースになってしまうのでしょうか。

実はシャーシがハンマートーンのときのレタリングの黒色はあまり視認性がよくありません。かといって白のレタリングは枯渇しています。

困ったものです。

2013年10月19日 (土)

さあて

夕べ3日ぶりに出張から帰ってきました。

部屋に入ってみると、ダイナコ変身キットを送り出したまんまの状態。

キット自身はすでに四国で完成アンプにされて、アルテックA5を鳴らしています。

出張先でダイナコが完成されていく様子を、製作者の方のブログで見ていたのですが。

私の部屋は3日間止まったままだったのです。なんだかキットが出ていって、ポッカリ穴が明いてしまったような感覚です。

1か月以上そこに置いてあったのに。

でも感傷に浸る余裕はありません。次回から807PPシリーズが始まります。

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基本構想は固定バイアス、整流管使用、カソードフォロアーを考えています。807は過去から、和製ウィリアムソン回路や、和製クオードⅡなどに起用されてきましたが、国内の製作記事ではカソードフォロアーの作例はあまり聞いたことがありません。

米国製のIPCのアンプには807は起用されていますが、カソードフォロアーもあったのでしょうか。あまり詳しくないのです。

純粋オーディオ管ではないので、国内ではそこまでやってもらったことがないのかもしれません。

結構いい音になることを予想しています。

整流管を2本使うことによる、音の柔軟さと伸び。固定バイアスによるスピード感と情報量。そして807の持つ音色とカソードフォロアーのコンビによる、中低域の迫力と躍動感。

いいことばかり言っててもだめですね。当然懸念されるリスクもあります。5R4Gという整流管の個性からくる音の細さ。この球はたっぷりとした量感を感じさせない、ややスリムな音になる傾向があります。

この不安要素を他の部分がどうカバーしていくか、これも楽しみではあります。

 こうやって楽しみをしっかり見据えておかないと、またモチベーションがときどきゆくえをくらませてしまいますので。

次のシリーズもご期待ください。

2013年10月17日 (木)

ダイナコ変身 キットがアンプ完成品になりました

昨日到着したキットを製作者の方が、その日のうちに組み始め、夕食の時間も忘れて完成されました。

ほぼ1発で鳴ったそうです。その方のブログ記事をごらんください。

http://jazzbox.blog.fc2.com/

私なんかは、半田ごてを握るのも最近少しおっくうなのですが、一気に取り組まれたという熱意がうらやましいくらいです。

少しノイズが気になったそうですが、時間を置いたらノイズは小さくなったそうです。つくりたては部品が初めての通電による発熱などでノイズを出すことがあります。

私の実態図にミスがあったそうです。それも発見されたということは、回路図が読めるということです。

これからも、どんどんアンプを作られて一人前のアンプビルダーに成長されることを期待しています。

みなさんもぜひアンプを自作されてください。まず、はじめの1台作ってみることです。

2013年10月15日 (火)

ダイナコ変身⑭ ハーフキット出荷しました

今日は夕方5時40分の飛行機で移動でした。

朝から出張の準備をすませて、我ながらテキパキ動きました。

午前11時頃から、キットの発送準備です。まず初段の12AT7を違うものに挿し替えて様子をみたら、左は2mVの残留ノイズでしたが、右は0.1mVと極小値になりました。これなら特性のよい球を挿せば、左右とも0.3mV以下にはなりそうです。

出来上がったアンプの写真をアップで何枚か撮りました。これも参考資料です。実態配線図を3枚に分けて手書きで作成。時間がなくてあせっていたので、間違いがあるかもしれません。

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試作は短時間でつくったので、きれいじゃありません。コンデンサー類の足もわざと長くしています。再利用しますので。入力まわりも単線をよじっています。シールドは使っていません。

とにかく時間がなくあせりました。途中であきらめようかとも思ったのですが、のびのびになっていたので、そうは行きません。

 制作者の方には、実態図を信じないようにお願いしました。それから、正規の各パーツを袋に小分けして入れました。

エンブレムも午前中作成して入れました。その後やおら、半田ごてでMT管まわりを解体しました。この時点で3時。

ハーフキットは「入力ピンから初段・位相反転段までとデカップリング回路を完成させるもの」です。電源から出力管までは配線済です。

 すべてをそろえて(そろえたつもりですが)梱包して、運輸会社に集荷のお願いをして4時頃に家を出ました。

 さあ、あとはキットの持ち主に頑張っていただきましょう。

おすすめのKT88

真空管アンプの世界で、大型直熱管は別にして、純粋に民生用のオーディオ管で70W以上取り出せる真空管のチャンピオンはKT88、あるいは6550でしょう。

過去KT88もいろいろ聴いてきました。最初に体験したのは英国ゴールドライオンのKT88でした。私も経験の浅かったころであまり印象に残っていません。迫力よりもきれいな音に特徴があったと思います。

それからGEの6550を聴きました。馬力はありますがもう少し繊細さが欲しいかなといったところ。

次はシルバニアの6550。これは中庸でした。バランスがよかったです。逆にもう少し幅が欲しいというか、まあここまでくるとないものねだりになります。

そしてロシア製の復刻ゴールドライオン。これはGE6550に少し薄いベールがかかってるかな、といった印象。

この最近、技術的にしっかりされている、私の先輩のブログに欧州製EL34の記事を見つけました。

JJ(スロバキア)製のものは、なかなか音がよいとありました。赤い文字でJJとガラス管上に印刷されている製品です。クリアでほどよい質感のようです。

 であればJJのKT88もまずまずではないかと思い、いろいろ探すとオークションでペア9500円で出品されています。説明文ではクリアで評判がよいと書いてありました。

いまさら4万円以上だして、オリジナルの英国KT88を入手するのも躊躇されます。本当にその球に価値観を見出されている方なら話は別ですが。

 

過去、これが最高だと思うKT88/6550がみつからなかったので、JJ製は期待大です。

 また小遣いをためて、入手したいと考えています。もし持ってらっしゃる方がいたら、ご感想をお聞かせ下さい。

2013年10月14日 (月)

ダイナコ変身⑬ 完成しました

今日の夕方完成しました。

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方形波もまずまず。残留ノイズが左右ともに1.4mVとあまりうまくありません。初段の12AT7を三本取り替えて一番いいやつでこの値です。

もっと素性のよいもの、さらには出力管も英国、米国製のものを挿せばさらに下がるかもしれません。

片チャンネル動作で定格28W(1KHz、3%歪)でした。両チャンネル駆動で22W+22W程度でしょうか。

音が出るところまで来ましたので、明日MT管まわりをキット化するために解体、あたらしいMTソケット、部品をそろえて、マニュアルもつけて間に合えば出荷。

あすの夕方からまた愛媛県に3日間出張です。まに合わなければ4日後に出荷。

 キットの依頼主の方はさぞかし、やきもきされたと思います。

私は音は聴かずに出荷します。キット作成者が第一声を聴くことになります。

あした間に合いますかな。

2013年10月13日 (日)

ダイナコ stereo 70 のこと

今現在、このアンプを預かって、バラして回路構成を変えて、組み直している。

正確に言えば、このアンプの電源から出力管まわりまで、配線を終えて、未配線のところを残して、ハーフ・キットという形で依頼者の方にお返しする予定である。

バラす前に、回路の電圧などを当たってみて思ったことは、メーカーが用意したスペックは本当なのかなということ。

 このアンプはまず、完全なペアチューブを使用することが前提条件です。固定バイアスですが、ペア同志のバランスを取る回路がありません。

バイアス電流は1本あたり50mA程度、プレート電圧は385V程度です。定格出力は片チャンネル当たり35Wで左右で35W+35Wの謳い文句。

アンプの電流は整流管5AR4を1本で賄う仕様です。この球はどうやっても最大300mAをひねり出すのがやっとです。

EL34で35W出そうと思うと、この時のプレート電流は95mA、SG電流は22mA。これが1本あたりですから、片チャンネル2本ではその倍の電流が必要で、合計234mA。

2チャンネル同時出力なら、全電流は468mAが必要です。

5AR4を1本では到底まかないきれません。想像ですが、多分片チャンネルだけテストして、もう1チャンネルは休ませていると思います。

 

仕様でもっとすごいのは、最大出力80W+80Wと謳っていること。これはイリュージョンの世界です。

 電源の規模とOPTであるA-470はコアボリュームから考えても無理でしょう。よしんば電源が潤沢でも、このOPTでは80Wひねり出しても波形は崩れて、歪は10~20%程度になっていると思います。

このアンプを所有されているかたで、両チャンネル同時動作でこの最大出力を確認された方がいたらご報告いただきたいのです。

http://audio-heritage.jp/DYNACO-SCANDYNA/amp/stereo-70.html

ダイナコ変身⑫ 出力管まわりまで完了 

OPTと固定バイアス回路まで終了。

この段階でEp=360V Ik=45mAです。

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MT管の周囲がまだ、未配線です。明日はここを終わらせ、一応完成させます。

そしてMT管まわりのみ、バラします。

 この部分のみキット化します。なかなか手ごわいですね。

2013年10月12日 (土)

公開テスト 正解発表

皆さまお疲れ様でした。以下に正解を発表します。

1問5点、100点満点で採点をお願いいたします。75点以上で合格です。

回答に関して、納得できないなどのご意見がありましたらコメントでお願いいたします。

1(c)、2(c)、3(d)、4(d)、5(d)、6(b)、7(a)、8(d)、9(a)(c)(d)いずれでも正解、10(a)、11(d)、12(a)、13(c)、14(c)、15(c)、16(b)、17(d)、18(b)、19(b)、20(d)

真空管アンプ基礎講座 公開テスト

以下の設問に対して、正しいと思うものひとつに○を付けてください。

時間は20分です。

では始めてください。

1.真空管の中に電流が流れるのはなぜですか。

  a. ヒーターを熱すると電子が発生するから

 b. プレートに高電圧をかけるから

 c. aとbが正しい

 d. いずれも正しくない

2.5極管の電極構造で正しいのはどれですか。

 a. 真ん中にプレート、最外にカソード

 b. 真ん中にグリッドそのすぐ外側にカソード

 c. 真ん中カソード、順に外側にグリッドが3層、最外にプレート

 d. いずれも正しくない

3.R[Ω]の抵抗の両端にE[V]の電圧が掛かっています。流れる電流をI[A]とするとこの三者の関係は。

 a. R = E + I

 b.  R = E ÷ I

  c.  E =  I × R

 d. bとcが正しい

4.上記の法則をなんといいますか。

 a.  インコの法則

 b.  キルヒホッフの法則

 c. ヘビサイドの法則

 d. いずれでもない

5.真空管のプレートには交流電圧である信号の電圧もかかっているし、直流電圧もかかっています。混じり合っておかしくならないのは何故。

 a.  混じっているが人の耳にはわからない。

 b. 交流と直流は違うレーンを走っていると考えれば理解しやすい

 c. このことに触れている書籍はほとんどない

 d. bとcが正しい

6.真空管の中の電子の動きについて正しいのは

 a.  真っ先にグリッドから外の回路に出ようとする

 b. マイナス電荷を帯びているので、プレート側に移動しようとする

 c. ガラス管内を不規則にはねかえって動く

 d. いずれも正しくない

7. 出力管EL34の3番ピンは何の電極に接続されていますか。

 a.  プレート

 b. 接続はない

 c. スクリーングリッド

 d. ヒーター

8. 出力管EL34のソケットで高電圧がかかっているのは何番ピン。

 a.   7と2

 b. 3と6

 c. 4

 d. 3と4

9. 出力管の動作条件の種類は。

 a.  カソードバイアス

 b. ドン・バイアス

 c. 自己バイアス

 d. aとc

10.出力管のプッシュプル回路とは。

 a.  入力信号を+と-に分割してそれぞれの信号を別々の出力管で増幅

 b. 入力信号を+と-に分割せずにそのまま増幅

 c. アンプを構成する真空管を全部で2本だけで済ませた回路

 d. 上記のいずれでもない

11.アンプの電源回路に関して正しいのは。

 a.  PTの二次側の電圧を整流管で整流すると約1.2倍の電圧が出る

 b. ダイオード整流だと約1.4倍の電圧が出る

 c. その次のチョークでは直流抵抗分と流れる電流の積の電圧降下となる

 d. 上記すべてが正しい

12.B電圧から、各アンプの増幅段に電圧・電流を供給する回路は。

 a.  デ・カップリング回路

 b. カップリングコンデンサー

 c. Cカップ回路

 d. フェーズインバーター回路

13.抵抗R[Ω]に電流I[A]が流れたときの電力P[W]は。

 a.   R= I + P

 b. R= P ÷ I

 c. P= I × I × R

 d. いずれでもない

14.抵抗R[Ω]での消費電力がP[W]のとき、抵抗の規格は何Wが適当?

 a.  P[W]

 b. P×0.5[W]

 c. P× 5[W]

 d. P× 10[W]

15.電源トランスの電流容量の決定方法は。

 a. 200mAあればたいてい足りる

 b. タンゴのものを使えば何mAでもよい

 c. 最大出力時にすべての真空管に流れる電流の総和とする

 d. いずれでもない

16.アース線の処理で正しいのは

 a.  なるべくシヤーシへの接続点を多くする

 b. 各増幅段ごとに集約し、電源部あたりで1点アースするとよい

 c. 入力端子と電源回路のマイナス側を直結する

 d. 上記のいずれでもない

17.整流用のダイオードに関して正しいのは。

 a.  ゲルマニウムダイオードがよい

 b. ファーストリカバリーは商用電源に向かない

 c. 整流管はゼロリカバリーだ

 d. bとc

18.音のいいアンプを作るには

 a.  高価なビンテージトランス、真空管を使わなければならない

 b. 信頼されている複数の第三者が評価してくれれば、いい音と考えてよい

 c. 音がでれば、使っているうちに、やがていい音になる

 d. いい音の定義が決まっていないので、自分が好きならどんな音でもよい

19.真空管の品質について

 a.  品質より価格が優先されるべきだ

 b. 初期の性能を長く維持していることを、品質がよいという

 c. JANのマークが入っているものを買えば不良品はない

 d. ドイツ製が最高だ

20. パーツに関して正しいのは。

 a.  コンデンサーの中古は劣化の可能性が高い

 b. 電源トランスの中古で気をつけることは、絶縁紙の劣化である

 c. メーカーは供給責任をあまり感じていなく、ストックも必要だ

 d. 上記はすべて正しいと思われる場合もある

回答は明日以降です。

 

2013年10月 9日 (水)

トゥバラーマ

学生のころ、下宿にギターのうまい先輩がいた。鎌倉出身の彼が九州の片田舎の学校に来たのもおもしろいが、彼の音楽背景もおもしろかった。

 高校時代、黒人のブルースにのめり込んで、論文を書いたそうだ。いわゆるブルースの起源から、歌手別のスタイルなどについて。ただ論文は高校の文集に載っただけだったそうだ。

私は大学に入ってから初めて黒人のブルースを聴き始めた。下宿で酒盛りが始まると先輩がギターを弾いてくれ、私はものまねで黒人のまねをしてうたっていた。台風が来ると大家さんが雨戸で下宿全体を締め切ってくれるので、心おきなくシャウトしたものだ。

先輩の演奏パターンは3つくらい。延々やってるとワンパターン、マンネリになる。そこで、みんなの笑いを誘うように、私が即興でおかしな歌詞を考えて、シャウトする、というようなことをやっていた。若かったので当然卑猥な歌詞もあった。

そもそも、心にブルースも何ももってない、日本人の若造が唄うのだから、ブルースになっていない。

当時はブルースを唄うにはしゃがれ声でなければだめだ、という考えが一部の日本人の間にあったみたいで、もんたよしのりは抜群だということになっていた。それはちょっと違うのではないかと、私自身は思っていた。

 ギターの先輩はなんでもかんでもブルース調にするのが好きだった。私は「サビCブルース」という歌詞をかいて、末尾にサビのところはCで演奏してください、と追記していた。

 歌詞を見た先輩は嬉しそうに、曲を作っていた。できた曲を一緒にやってみたが、全然寂しくなかった。

就職して日本にブルースはあるのだろうかと、ひところ民謡など各地のものを聴いていた時期がある。

そこで見つけたのが、タイトルにもある、八重山地方でうたいつがれている、トゥバラーマである。ご存じの方も多いと思います。

楽器は三線だけ、曲調はシンプル、歌詞は歌い手が自由に考えてうたってよし、その内容は月や海や自然を引合に出しながら、異性への叶わぬ恋心を唄いあげるもの。

人々が集まると自然に誰かが唄い出す。演奏が素晴らしければ聞き手は、合いの手のフレーズを唄う。そして感極まれば口笛を吹きならす。

生活に根差したこの音楽は、黒人のブルースとありようがそっくりだ。

いくつかの演奏をネットで捜して聴いてみた。高い声で歌う女性、地味ながらも切々と歌う男性。

あちらでは島ごとに毎年トゥバラーマ大会が開催されチャンピオンが決まる。糸満大会や石垣島大会。すばらしい演奏には客席がすごい反応をする。

いろいろな演奏をきいた。大会での優秀賞受賞の演奏、個人の演奏など。ここに添付した初老の男性の歌が一番すごみを感じた。小さな会場に集まった人たちを前に唄った演奏。とても情念を感じる。黒人のブルースとなんらそん色がない。

ただし、観客との会話から入っているが、地域の言葉がほとんどわからない。歌詞もわからない。時々はわかるのだけど。でも感動してしまうのだ。ご興味があればお聴き下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=fLp1tuu-KI4

最後にギターのうまかった先輩は土木会社に入ったけど、すぐに奥さんを癌でなくし、思うところあって医学部に再度入学して、現在は医師になっている。

2013年10月 8日 (火)

終焉の法則

三岡電機製作所。最近落札した古いチョークコイルを作ったメーカー。

先日も書きましたが、このチョークは1960年に作られたもの。現在53歳。

 三岡電機製作所がまだ存在しているのか、ネットで調べました。

出てきたのは倒産情報。この企業は1999年11月に負債をかかえて倒産していました。

このチョークを作って39年後に倒産。

その当時、従業員の方々は39年後に自分の会社がなくなるなんて考えてもいなかったでしょう。

 終焉の法則というものがあります。ものごとには必ず終わりがくるということ。

宇宙だって、何かのエネルギーが爆発してできたといわれています。地球や惑星は大きな塊から砕けて飛び散って、太陽系や銀河系とよばれる位置関係に収まっています。

やはり宇宙も必ず終りが来ます。地球もあと50億年で膨張する太陽に飲まれて溶けてしまうことがわかっています。

人類は。1000年、2000年先に人類が残っているとは到底思えません。

私100年持たないと思っています。滅亡の原因は、この数年でだんだん確証を得てきました。

地球の地殻変動、食糧不足による飢饉、放射能汚染、大量殺戮手段による人類同志の戦争。

大人は皆わかっているのです。人類はそう遠くない時期に地球上から消えることを。

でもその時期をできるだけ遠い先に持って行きたいがために、心ある人は努力しています。子供たちのために。人類たる由縁です。

 

 兵器を誇示し合いながら、隣国を牽制するのではなく、話し合いで仲良くすることがよっぽど人類のためになることを知っています。

 

人類の遺伝子を壊し、発がん性をもつ放射能をこの世からなくすことが重要であることを。

 そろそろ、世界が共通の認識で、人類としてまとまって動かなければならない時期にきています。

 それを嫌がる人達もいます。自分たちの欲のためにです。彼らは人類滅亡の日に、自分たちだけロケットでよその惑星に脱出するつもりなのでしょうか。

2013年10月 7日 (月)

古い奴ほど

昨夜、古いチョークコイルを落札しました。

昭和35年11月生産されたものです。人間なら53歳。

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無骨で重そうです。


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塞流線輪。つまり流れをふさぐ線の輪。カタカナではチヨークコイルといいます。ネームプレートには昭和35年11月の文字が。わたしより2歳年下。

三岡電機製作所はまだ存在するのでしょうか。


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よく見てください、この合わせカバー。鋳物です。鋳型のなかに溶けた鉄の合金を流し込み、型からはずして、研磨して仕上げるのです。時間と手間をかけて作ってあります。古い時代のものほど、しっかりしています。

現代のコスト優先のメーカーは絶対にやらないことです。

落札金額は1000円。私しか入札しませんでした。

5H320mA。ちょうどPPアンプにいいじゃないですか。当時は何に使ったのでしょうか。やはりアンプでしょうか。

きれいに塗装して、ネームプレートは残して、再度登板です。私がいなくなってもこの線輪は末永く残ると思います。

2013年10月 6日 (日)

ダイナコ変身⑪ A電源、B電源まで完了

昨日と今日、なんとかA電源(ヒーター配線)+B電源+OPTから出力管まわりまで終わりました。

整流管5AR4を挿して、スライダックで徐々に電圧を上げて、無負荷で400V程度まで電圧を上げて確認完了。

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PTから左右チャンネルに伸びているヒーター配線が、見た目なんだかだらしないですね。要調整です。

キットとしては、この状態+C電源まで配線して、渡す予定です。

このあとC・R類を配線して鳴らした後、C・Rを取っ払い、MT管、ラグ端子もサラのものに取り換えて、いや取り付けずに、パーツと一緒に梱包して、組み立て説明書(といっても殆どポンチ絵(手描き)状態の紙+製作上の注意事項)を付けて出荷。

今週は熊本、糸島郡と仕事が続きます。週末には発送できればと思っています。いや、まだまだかな。

2013年10月 3日 (木)

807PP

今年の年末はスケジュールがあまり入っていない。

よって年内最低でも3台(できれば4台)は完成させて、世の中に送り出したいのです。

すでにA3500ラックスの80%縮小モデル、4689(欧州管)のアンプ、100W大型アンプのとりあえずのバラックモデルの写真をアップしています。

そして4台めが、この807PPアンプです。整流管は5R4Gを2本を使います。前段球以外はRCA製の球を使います。30W+30W程度です。

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807PPは迫力とやわらかさを兼ね備えています。ほんとうに真空管らしい音がします。何台完成までもっていけるでしょうか。

モチベーションとの闘いです。ほんとうに大変なのです。

ダイナコ変身⑩ ヒーター点灯

なかなか、時間がとれませんでしたが、仮組のヒーター配線まで終了。

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今日、最終的に整流管の使用を決めました。ゼロリカバリーです。

GE社の6FQ7/6CQ7のヒーターが素敵です。管内の上部に滝渡りのようにきれいに輝きます。

さあ、この1週間が勝負です。

2013年10月 1日 (火)

JPOP

私もJpopは好きです。昔は何て呼んでいましたっけ、ニューミュージック?

特に山下達郎夫妻が好きなのです。

またユーチューブネタで申し訳ありませんが、88年にFM東京から3回シリーズでオンエアされた番組を見つけました。もう25年前のことです。

当時は60歳になっても歌手が現役でいるなんて想像もできない時代でした。達郎さんは今年還暦です。いまだにコンサートも精力的に行っています。57歳の桑田氏も元気です。

番組は当時32才の桑田佳祐と35才の山下達郎が対談した記録です。ユーチューブでは音楽部分が全てカットされ対談のみが正味30分続きます。これを3回連続で。

番組は「東京ラジカルミステリーナイト Part1~Part3」

Part1 https://www.youtube.com/watch?v=H_k4SS632F8

Part2 https://www.youtube.com/watch?v=WMpaPIkTwMg

Part3 https://www.youtube.com/watch?v=yBfZysmTvQU

対談の話題は、曲の書き方、アルバム作りの苦労話、自分たちのアイデンティティー、ファッション、海外アーチストのこと、音楽との向き合い方、歌手とはなど。

まあ二人とも言葉の選び方やたとえ話がうまいです。この対談をきいているだけでJPOPの4割がたが分かりそうです。

ユーチューブのアクセス回数はPart1から順に、25,000回、10,000回、6,800回と減っていますが、最後まで聴いた6800人は根っからのファンなのでしょう。

ご興味のある方は是非どうぞ。

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