« 6BQ5PP⑱ 測定と試聴完了 最終回 | トップページ | 6BQ5PP落札されました »

2013年8月15日 (木)

アンプのデザインのこと

先日、このブログに立ち寄っていただいた方から、私のアンプのデザインのこと、製作技量にかんして、お褒めの言葉をいただきました。

 この5年前くらいから、デザインに凝り始めたことなどを、返事させていただきました。

私も以前は、アンプはただパーツを並べて鳴ればいいと考えていました。

 

この5年前ころに、いろんな先輩方のアンプを意識的にみるようになりました。

浅野勇さんのPX4アンプはなぜ、目を魅かれるのか。是枝氏の300Bシングルはなぜ真似したくなるのか。

ここまでくると、いよいよ美術の世界になります。シャーシの大きさ、縦横の比。そこに乗るトランス、真空管の形、数、パーツの配色、大きさ、並び方。

 

これに部品の放熱からくる、ならべ方の制約、信号の流れからくる、近づけていけないもの同志の制約を考慮します。

さらにはアンプ全体の印象が何かに似せたい。それは機関車であったり、軍艦であったり、戦車であったり、カメラであったり、ロボットであったり。動物であったり。

トータルでの外観を、美術作品、ポスターのように考えてみることもよいことかもしれません。

具体的にはシャーシの大きさに切り抜いた紙を置く。その上にパーツを並べてみます。順列・組み合わせから言えば数十種類のレイアウトになると思います。

その中から自分の納得いく配置を見つけ出します。その間の試行錯誤。左右を入れ替えたり、前後を入れ替えたり、90度回転させたり、大きいものを前に、小さいものを後ろに。大きいものの間に小さいものを置いたり。

パーツの曲線部分をやたらに強調したり。直線部分を長くして機械的にしたり。くらいイメージにしたり、派手なイメージにしたり。珍しい形にしたり。単純な形にしたり。尖らせたり、丸くしたり。

それはもうありとあらゆることを試みます。場合によりシャーシの形を途中で変更することもあります。

 

浅野勇さんのアンプで電源用のブロックコンデンサが電源トランスから離れた、初段管の後ろに配置されているアンプをいくつかみます。

これにはやはり意味があるのです。

あるアンプを見たときに、その配置、デザインをみて、なるほどなあと完成形に至る途中経過が分かるようになると、結構実力がついてきている証拠です。

さあみなさんも、たくさんのアンプの写真をみてデザイナーとして一歩踏み出してください。世界が広がりますよ。

« 6BQ5PP⑱ 測定と試聴完了 最終回 | トップページ | 6BQ5PP落札されました »

オーディオひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1050852/52885633

この記事へのトラックバック一覧です: アンプのデザインのこと:

« 6BQ5PP⑱ 測定と試聴完了 最終回 | トップページ | 6BQ5PP落札されました »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ