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2013年4月

2013年4月30日 (火)

PX4シングル⑬

あと部品を16個、6AU6まわりにハンダ付けすれば終わりというとこまで来ました

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今回は国産のパーツを主体にしています。昔なつかしいニチコン製のオイルコンデンサーを使います。黄色いフィルムコンデンサーが登場したときはその情報量や音色がもてはやされ、この古くからあった黒いコンデンサーは音が悪いと、酷評されたものです。

果たして本当にそうでしょうか。今回明らかにさせます。

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90°回転していますが、フィラメント点灯テスト時の写真です。

プレート電圧325V、バイアス42V。やや軽めの動作。

このときの残留ノイズは右0.4mV、左0.8mV程度。このノイズは出力管に依存します。ハムバランサーも調整OKでした。いい球は本当にノイズが少ないのです。逆にそうでないものもあるということ。

あと部品を16個。狭いところでの実装なので気持ちが前に向きません。少しアルコールでも入れて頑張りましょうか。



2013年4月28日 (日)

PX4シングル⑫

真空管を挿して点灯確認しました。その後2時間で、ホーロー抵抗など最後のパーツの取り付けにじっくり時間をかけた後、ゆっくりシャーシ裏を確認。

どこに何のリード線を引き回すかの事前確認です。

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狭いですね。シャーシの一点アースポイントとアース引き回し、MT管まわりの部品配置を決めれば、実態配線図をかいて、配線着手です。

実はスランプが来ています。モチベーションが上がりません。フィラメントの点灯を確認したら安心してしまいました。

明日頑張りましょうか。今日は暑かったので犬の散歩から帰ったらビールでも飲もうかな。

2013年4月27日 (土)

デザインの勘どころ

本当にこの3年くらい前からですが、ものの造形に気持ちが行くようになりました。

神社仏閣を訪ねたとき、古い建物を見上げて、全体の形、屋根の形、屋根の厚みと本堂の高さのバランスなどに目が行くようになりました。そうして何年間ここに立っているのかも。

木造でありながら、曲線を描いた屋根もその裏の補強の角材の間隔や形に気が行きます。本殿の構造、柱ももちろんです。

色も気になります。普通旧い神社仏閣の建物の色を問われたらみなさんは、何色と答えますか。

褐色であったり、黒に近い中間色であったり。でもはっきり何色とは答えられません。それほど現代の枠、カテゴリーには収まり切れない、歴史を経た色なのです。

現代のカテゴリーは今存在しているものだけの範疇でとらえようとしますからプアーです。

 

 もう何百年以上も前に、これらを設計、建築した大工の棟梁は、相当の熟練者なのでしょう。人生経験や物事の見方、何百年も耐える材料、構造の選択、デザイン能力。

そしてしっかりしたものを作らないと神様が降りてきてくれないという信仰心。

当時は設計者と建築者は同一だったケースが多かったものと思われます。

個人のアンプの製作もそうです。まあ旧い神社仏閣とアンプを並べるのも土台間違った話かもしれません。

個人であれば、それだけ個人の自由なデザインが優先されます。人に見せなくてもかまいませんから。

でもせっかく作るのなら、ひょっとしてあなたの話を聞きつけ、アンプを見せてくださいと頼まれることがあるかもしれません。

やはりデザインは他人の評価を意識したものの方がよいと考えます。

 デザインの勘所は、たとえば長方形なら正方形に近づけたいのか、細長くしたいのか。

四角の中に○を3個並べるのなら、枠からどのくらい離して、どの位置に、どんな間隔で、どの大きさで並べるのかなどを意識すること。さらに□が加わったらどうなるか、構造、強度も考えながら。

ならべた物同士の形をじっくりながめて、それらが相互にどう引き立て合っているかを考える。どちらが主でどちらが従か。真空管とトランスではそれぞれの大きさ、形で主従が入れ替わることもあるから。

デザインは5分で決めずに、いろんなケースを試しながら、時間をかけて考えてみることが肝要。5分で決めたものでも、できてしまえば何年も眺めることになるのだから。

30年後自分の亡きあとに、自分の作ったアンプが、遠く離れた地からほこりと汚れにまみれてオークションに出されたときに、その姿を眺めた複数の人たちに感心してもらえれば幸せ。

こわされずに、メンテナンスして使っていただければさらに幸せ。現存する神社仏閣はその時々の民衆に壊すのはもったいないからと守られてきたものだから。

そういう自分自身納得できるアンプが最近は4台に1台あるかどうか。

伊藤喜多男氏、浅野勇氏の作品はネジの数、位置ひとつとっても、理論と感性を感じます。真空管の間隔が5mm違っても台無しだと嘆いたお二人。彼らの神の領域に近づくのは、私には不可能だと思っています。

 

DA30シングルアンプ

PX4アンプを作っていて、ふと手もちのDA30を挿してみたらどうなるかなと思い立ちました。

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まあ立派だこと。さすがに欧州の300Bと言われるだけあります。実力的には300Bをはるかに凌駕していると思いますが。

PX4とはフィラメントの規格も動作条件も全然ちがいますが、もしDA30シングルアンプをつくるのならこんな風情になるのでしょう。タンゴのOPT,U-808も全然ひけをとっていません。堂々としたものです。

整流管も英国直熱管の雄CV31を挿してみました。すっくりと立っています。

今日はPX4アンプもフィラメント配線の前段階まで。

ちょっと気分転換をしてみました。

2013年4月26日 (金)

PX4シングル⑪

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今日はフィラメント回路のテストをしました。

最終的にこの回路。ブリッジダイオードを出てきたところで6.3Vちょうど。ここには6AU6(ヒーター抵抗31,5Ω)が2本並列、合成ヒーター抵抗は15.75Ω。

次にBG間にPX4(フィラメント抵抗4Ω)。ここも4.1Vとなりました。

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ごちゃごちゃしてますが、真空管の代わりにセメントのダミー抵抗(15Ωと4Ω)をつないで電圧テストをしているところ。

ちょうど欲しかった電圧が出ました。やれやれ一安心です。

製作ペースが落ちています。なんだか慎重になり過ぎているみたいです。ようし、ゴールデンウィークは仕事のセミナーの資料つくり。その前にこのアンプはケリをつけておきたいのですが。

PX4シングル⑩

昨日、金具が決まったとお話しました。ブロックコンデンサーとブリッジダイオード2個の取り付け用の金具はきれいにできたのですが、昨日の写真で、なんだかスペースを狭めているついたてのようでした。

よってこの金具は却下。ついたてを取っ払って、フリースペースに。

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よく見ると、チョークのネジ穴に金具が2個。この金具にはベーク板を取り付けます。ベークの上にはヒーター整流回路とチューブラー型の電解コンデンサーを収めることに。

ベーク板の起用が起死回生のアイデアです。

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パーツ類は仮置きのべークですが、こんなイメージです。右に見えているブリッジダイオードの取り付け板も、作り直しました。

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放熱の役目を持たせていますから、2mm厚のアルミです。折り曲げがしんどいので、2枚に分けて用意しておき合体させます。

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ベーク板の台座金具。裏側に手が入らず、ナットが使えないときは、ネジ切りが大変有効です。


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実はこの台座金具。昨日没にした金具から作りました。右側の2個を切り出して、さらにネジを切って先端を削って2つ上の写真の形にしたのです。

これで、加工関係は終了です。こんどこそ実態配線図を書きます。ヒーター電圧がうまくでますように。





2013年4月25日 (木)

PX4シングル⑨

部品類を取り付けて、ひっくり返してシャーシ裏をみました。

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厳しいですね。チョークコイルの下側にブロックコンデンサ、フィラメント整流回路を押し込もうとしたのですが、厳しいです。まだ抵抗4本に4700μFのコンデンサー2個を追加で押し込める必要があります。

直流点火をやめようかな。浅野さんも交流点火だし。結構狭いなあこのアンプ。

ああ、また考えなければ。

2013年4月24日 (水)

PX4シングル⑧

内部の機構用の金具、つまりブロックコンデンサーを取り付けたり、整流用ブリッジダイオード、あるいはカソードバイアス用のホーロー抵抗などを取り付けるための金具をつくりました。

今回、シャーシ内のレイアウトがなかなか決まらず、金具も数種作って試してみました。

結果、今回採用されるのが以下の写真のものたち。

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それでもって没になった金具たち。

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せっかく時間と力を使ったのですから、取っておきます。また何かで出番がくるかもしれません。

それからアンプの正面に貼り付けるアルミ製のエンブレムも作ってみました。

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細長いバージョン。上にシールを貼って使います。他にも長方形バージョンなども作ってみます。いくつか作って、没になってもあまり労力を惜しまないたちです。まあ、おいとけばいつか出番があるかも。

ついでに今日は晴れときどき曇りで、晴れの合間に次のアンプのトランスたちの塗装もしました。

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養生は紙とセロテープで。もう次のアンプにかかっています。42PP。PPはいいですよね、直流点火しなくても、上下の球が電源ハムを打消し合ってくれます。

さて、PX4アンプは、配線に移ります。いつものように次は実体配線図を書きます。今回のアンプは自分で言うのも変ですが、なかなか味があってかわいいやつです。

ウッチーさんは軍艦のアンプを製作中です。まあ軍艦があるなら豆タンクのようなアンプもいいんじゃないかと。


2013年4月23日 (火)

PX4シングル⑦

フィラメントを直流点火するためのパーツの収め方で方針が決まりません。どこにレイアウトするか。OPTの下側か、チョークコイルの下か。

さらには平滑回路用の電解コンデンサーもブロック型にするか、チューブラーにするか。これらをまとめて、チョークコイルの下に金具で収めるか。

少し時間をおいて考えてみます。今日は夕方から小物パーツを取り付けました。

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これはOPTのネジと友締めする端子台。スピーカーのインピーダンスを8Ωと16Ωの切り替えとしますが、アルプスのロータリーSWはやめて、ドライバーで端子を緩めて付け替える方法にしました。

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背面もパーツを取り付けました。レタリング文字と相まってシャープに仕上がりました。

6AU6は三接の使用例を探しましたら、上杉さんの本にありました。また規格表をネットでさがしたら、三接の動作条件も載っていました。

G2とG3はプレートにつなぐ様です。EF86と同じです。6AU6でいい音がでれば、もう高価なEF86は買わなくて済みます。これも楽しみです。

また報告します。

2013年4月22日 (月)

PX4シングル⑥

日曜日は九州は晴れ。でも関東では雪。その影響かこちらも気温は肌寒かったのです。

でも塗装とレタリング入れまで進みました。

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今回シャーシは側板から折り曲げてつくりました。4辺塗装したところ。


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やはり重量が14Kg程度になると、シャーシ天板が2mmばかり沈みます。よってアルミの補強バーを裏から取る付けることに。


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塗装が終わり、レタリングを入れたところ。トランスの下には養生のため紙を敷いています。

PX4は落とし込みプレートに取り付けずに、挿し込んだだけです。よって沈みすぎ。

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電源トランスの積層コア部分は黒にしました。落ち着いた感じです。

さあ残りの加工はハムバランサーまわりの金具の細かな加工くらい。その次は配線になります。

2013年4月21日 (日)

半導体の取り付け

トランジスターや三端子レギュレーターを放熱器(アルミ製)に取り付ける方法を具体的に示した書籍が最近はありません。

著者はもう当然だから雑誌に書かないのかもしれません。それでビギナーの方が二の足を踏む、という事態になっているのかも。

私がトランジスターアンプを作っていたころはTO-3という、金属ケースに入ったものが主流でした。現在は低電圧の直流を作るための三端子レギュレーターといわれるパッケージ半導体をときどき使っています。

今日はこの2種の半導体の取り付け方法を説明します。

1:TO-3型

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上の写真で真ん中にある樹脂製の絶縁ワッシャー2個が肝です。

トランジスタのケースはコレクタにつながっていますので、ケースと放熱器は絶縁しておく必要があります。

絶縁マイカはもちろんトランジスターと放熱器の間に挟み(シリコングリスを両面に塗布して)ます。さらに注意が必要なのはM3のネジをトランジスター側から挿し込むのですが、このネジも放熱器の穴の内面から絶縁する必要があります。その役目を果たすのが、絶縁ワッシャーです。

取り付け断面は以下の図のとおりとなります。

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放熱器の穴径はφ4.3に統一されているようです。

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これが実際のトランジスターとマイカ、放熱器。


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こんな形に。ネジや絶縁ワッシャーはこの写真には登場していません。手持ちがなかったので。

2:三端子レギュレーター
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さらに三端子レギュレーターですが、左側の背面が金属のものは、絶縁が必須。真ん中のケース全体が樹脂のものは絶縁は必ず必要ではありません。シリコングリスを塗布して放熱器にそのまま取り付けてもOK。

ただしいずれの場合も放熱性を考えるのなら右端のシリコンシート(絶縁物でシリコン含有のフィルム@15から@20くらいか?)を挟みましょう。

裏が金属板の三端子レギュレーターのとりつけネジは、上記のTO-3型のトランジスターと同様に絶縁ワッシャーを使います。

これら、M3のネジ・ナットや、絶縁ワッシャー、バネ座金、卵ラグ端子などはトランジスター取り付け用としてセットで販売していると思います。

最近の四角い出力トランジスターも同じ考えでよいと思います。マイカもしくはシリコンシートを四角で準備してあるはずです。

ご理解いただけましたでしょうか。お店でこのトランジスターを放熱器に取り付けたいんだけどと実物を見せれば、話は早いと思いますよ。

2013年4月20日 (土)

なつかしいシングルアンプたち

私の自作アンプはプッシュプルが多いのです。

過去作ったシングルアンプは中学校の時の42、6GW8を含めて記憶している範囲で7台。

そのうちPX4は2台作りました。1台目は浅野勇さんのアンプをそっくり踏襲しました。どうしてもタムラの電源トランスPC-131が入手できず、ノグチトランスのPMC-131を使いました。

柱状変圧器のような形をしていて、このときのデザインは電源トランス勝ちのアンバランスなものでした。

2台目のPX4のシングルは、1台目を解体してOPTを英国パートリッジ社のものに変更しました。電源トランスは1台目のものを継続使用。このアンプはこの電源トランスの高さが目立たないように工夫しました。写真を残していました。

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このデザイン。私は電源スイッチは昔から右につけています。理由は浅野勇さんのアンプがそうだから。

 ただよく考えるとアンプで一番多く触るのが電源スイッチで、私が右利きだから、というのが正当な理由だと思います。横一列の並びのときは、この5本の真空管のならび方が基本のようです。このアンプは19年前に作ったものです。

前段のMH41は1本で利得が賄える高μ管。今では高価になりました。このアンプは北海道の方にお譲りしました。WE300Bよりいい音がするとお電話がありました。英国PX4+パートリッジOPTなので、当然だと言えば当然です。しっかりした中低域に支えられた、落ち着いて趣のある音で鳴りました。WE300BのCR結合ではあんな低域は無理でしょう。

このアンプの前にWE300BのPP(CR結合:ウイリアムソン回路)を作ったことがありましたが、このPX4アンプ以降もう300Bはやめました。自分の趣向に会わないからです。それからヨーロッパ管めぐりを始めたのです。これも浅野さんの影響かな。

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そして、やはりデザインは浅野勇さんの影響を受けているAT20シングル。これを作ったのは上のアンプの5年後くらいでしょうか。

OPTにタンゴの大型のものをおごりました。AT20はMAZDA製。大きくて見栄えもよい球です。豪快な音がするかと思ったのですが、意外にクリアでスマートな個性を強調しない音でした。

 前段は浅野さんおすすめの6C5を片CHあたり2段構成。RCA製で管頂が絞ってあり、赤い印字が鮮やかな球でした。今では品薄。当時は500円でした。5本購入しましたが、1本は最初からうなり音を上げて音が出ませんでした。JANの表示がありましたが、そんなものでしょう。なので私はその手の表示はあてにしていないのです。

このアンプは京都の方にお譲りしました。何の連絡もありませんでした。

今でも過去のアンプの写真をときどき、取り出して見ています。ポックリジャンクになる前に世の中に手放しているのです。解体されているものもあるでしょう。逆に私も他の方のアンプを入手して解体しています。それでいいと思っています。

そうして、現在のPX4シングル。これが3台目です。タンゴのOPTですし、出てくる音は予想できています。

 

大歩危小歩危

17日、徳島で1日ぽっかりスケジュールが空きました。

それでもって観光にいくことを考えました。候補は3つ。

1.鳴門の渦潮 2.大歩危小歩危 3.四国八十八か所1番札

朝からくもり、渦潮はこの時期あまり大きくないとのことで没。四国八十八か所も、その格好をしていないし没。

よって大歩危にいくことに。まず列車を調べたら片道2時間。途中三好市にある阿波池田駅で高知行きに乗り換え。トータル2時間。

車内でひたすら眠り、なんとか大歩危に到着。このあたりは、徳島の山奥で、高知県との境に近いところ。

初めて来ました。妖怪、子啼き爺いの出生地だと知りました。雨が降っています。

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駅の中で、顔の黒くて白髪のお婆さんが、旅行者二人連れに、駅から川に降りていく遊歩道の注意事項を説明していました。二人はありがた迷惑そうに、去っていきました。

でもって駅の中では私しかいなくて、こんどはこっちに話の矛先が。

 

徳島から来たことを告げました。川下りは雨だしやめとけと。かずら橋も遠いしやめとけと。どうしたらいいか聞いたら今日はだめだと。

しょうがないからとりあえず、駅から国道へ出るために大歩危橋を渡ることに。

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この橋は歩道部分が狭くて、欄干のすぐそばを歩くしかないのですが、川がはるか下に見えて、足がすくむこと。

わたって国道に出て決意しました。もう引き返して帰ろうと。

雨の狭い国道。大型車が水を跳ねながら走行しています。とても人が歩ける状況ではありませんでした。

また高所恐怖症と戦いながら駅にもどると、先ほどのお婆さんはもういません。あれどこに行ったんだろう。妖怪だったのかもしれない。天井裏に戻ったか。

車窓から撮った写真。

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やっぱり雨はだめだと。でも徳島につくころは晴れてきました。しょうがないので、サンルートホテル横の「安兵衛」というお店に。結構有名なお店。

「きも焼き」がおししい。アジの刺身も。大歩危になにしに行ったんだろうと、後悔しながら焼酎をあおりました。私の行動が大ボケ。

おそらくもう行く機会もないでしょう。







2013年4月17日 (水)

それじゃ放射能テロだ

福島第一原発。放射能を含んだ排水の量がどんどん増えていて、貯蔵プールの容量じゃ足らなくなって、放射能入りの排水を海に流すことを考えているそうだ。

そんなことをこの国際社会の中でやっていいのだろうか。

海の向うには、近隣諸国が存在します。

許可なく一国の中の一企業が、そんな非常識な行動を勝手にとっていいのだろうか。

政府は何をしているのだろう。どうしても国としてもそれをやるのなら、安倍総理が近隣諸国に頭を下げて許可をもらいに回るのが筋ではないのか。

東電がやろうとしていることは放射能テロであり、核弾頭ミサイルを発射するぞと威嚇を続けている彼の国と変わりはしない。

今日また、三宅島近郊や宮城県沖で地震があった。

 原発が止まっているから安全だとは毛頭言えない。使用済み核燃料のプールは電源が止まってしまえば、冷却不可能となり核燃料は危険になる。この最近の福島第一原発でよくわかっているはずだ。これは国内すべての原発に言えることだ。

地震は電源喪失の大きな原因となるし、揺れによる配管の損傷、接合部のゆるみ、管内からの漏水のリスクはやはり福島原発でよくわかっているはずだ。学習効果はないのだろうか。

再稼働を考えるより、冷却プールの厳重なる補強、どんな地震がおきても電源確保を最優先して動くべきだろう。

福島原発事故の終息宣言?どこのバカがそんなことを考え、発表させたんだろうか。メディアに出てきて謝罪すべきではないのか。

不器用

「まあ、あなたの旦那さんはなんでも自分で作れるのね」

家内が結婚後、ご両親から言われたことば。

家内用の机をつくった。本棚をつくった。牛革で鞄をつくってあげた。他にも台所用の調味料棚もつくった。駐車場の屋根の台風で飛んでいった波板を取り付けた。

でも、私は普通の人より不器用だ。どこが不器用なんだと思われるかもしれない。

実は、人からこれをやってみて、と初めてのことを頼まれたらまず、うまくできない。

 

頭ですぐに理解できないのだ。結婚式のとき、榊を手にとって、さらに持ち替えてくるりと反対に向ける、これを式場の人にやるように言われて、パニックになった。

緊張も手伝い、頭に入らない。結果笑われる。だから私は人に教わるのが大嫌いだ。

人の前で苦労しているところを見せるのが嫌だ。だからやり方を聞いたら、すぐに一人になって、そこで何度も繰り返し覚えるようにしている。これが自分の学習の方法。

なので、他人と横ならびで指導を受けると、遅れをとってしまう。だからそこでは実演せずに、他人がやってるのをじっと見ておいて、自宅に戻ってひたすらやってみる。

 

自宅の訓練も、指導者がいないから、独学となりあまり早くものにできない。じっくりと1回。次はその半分の時間で、さらに間髪をいれずに3回目に取組み、当初の三分の一以下の時間で終わらせるようになる。

これが、私が以前から言っている連続三回の法則だ。一度覚えると、手と体が自然に動くようになる。

なので覚える前は不器用、覚えたら器用に変身するというへんな人間。

まあ、世の中にはいろんなスタイルの人がいると思ってください。私は不器用です。

 

2013年4月14日 (日)

PX4シングル⑤



フィラメント、ヒーターのことを考えました。

電源トランスは6.3Vのヒーター巻き線が2巻きのみ。ここから6AU6とPX4に供給します。

PX4は直流点火が必要です。交流で点火しますと3.5mV程度の電源由来のハムが生じます。100dB以上のスピーカーなら結構耳につきます。

よって6.3Vを整流して、ここから6.3V、4Vと電圧を取りだします。

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ここで、必要なのはAとBの間を6.3Vにすること。またそのあとにも抵抗を入れて4Vを作ります。よってR1とR2はカット&トライ。過去の経験からR1は0.5Ω、R2は1.3Ω程度。

ジャンク箱から、ダイオード、コンデンサを見つけました。この瞬間ジャンクが宝物に。

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引き続き報告します。

2013年4月13日 (土)

PX4シングル④

今日はいい天気で気温も上がりました。

よってトランス、チョーク、シャーシ天面の塗装をしました。

今回は黒一色のこれらを銀色に染めてみました。自分でも不安半分。

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U808は全身シルバー。電源トランスも全身シルバー、チヨークコイルは合わせカバー部分のみシルバー、鉄心部は黒。

自分の中で2人の会話が、「結構奇抜でいいじゃないか」 「だからやめとけって言ったんだよ」

折衷として、電源トランスの鉄心部は黒に戻そうかなと。

明日から四国へ出張。帰宅は木曜日。まあ、今回は楽しみながらやります。

そうそう、フィラメント、ヒーター回路を本気で詰めなければなりません。

日本のジャズ史

ふと5年ぶりに本棚から取り出して開いてみました。

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「日本のジャズ」 毎日新聞社刊 82年 もう31年前。

日本のミュージシャン600人が載っています。

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若いサックス奏者たち。土岐さんはこの後山下達郎とツアーに出た人です。清水靖晃さんは通常のジャズから独自の道を進まれています。

バーニングウェイブの本多俊之さんは現在でも活躍されているのでしょうか。

他にも重鎮、ビッグネームがメジロ押しで登場しています。


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ビックバンドの部。名門ブルコーツ。バンマスの若いこと。ウッチーさんの姿が見えません。彼はこのころ20歳を超えたくらい。まだ参加前です。


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そうして、ジャズマン600人の名鑑。高見さん(as,ts)とおっしゃる、写真一番上のかた。

1900年生まれで、この本の出版時にすでに82歳。本場米国のジャズの歴史と同時代です。

すごいですねえ。

  なんだかおもしろいのは、タモリが結構大きな写真で出てること。トランぺッターなのかな?

この後、同様の雑誌は見ません。私が見ていないだけかもしれませんが、現在のジャズマン達の名鑑も見たいものです。

2013年4月12日 (金)

PX4シングル③

シャーシの加工をほとんど終わらせました。

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この画像は前回とあまり変わりありませんが電源スイッチが付きました。PX4を正式に落とし込みました。逃がし穴が少しきちきちで、あまり放熱の意味がありません。広げなければ。

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PX4の落とし込み用プレートです。今回整流管も英国のUU5にしました。すべてUFソケット。このソケットは昔ジャン平賀氏が神戸に開いた、サンセイエンタープライズの製品です。

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シャーシ裏。まだ空っぽ。

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背面の眺め。フューズホルダーがレトロです。実は電源トランスがシャーシ背面にいっぱい、いっぱいまで来ていますので、通常のフューズホルダーでは長すぎてトランスに当たってしまいます。

トランス類、汚れてサビが浮いたままです。一度洗浄後、塗装の予定です。

次は塗装。そしてシャーシ内の金具の加工に続きます。

2013年4月10日 (水)

OY36・KT88アンプ無事に鳴りました

アンプは無事に到着してなりました。落札された方から、ご連絡をいただきました。

昨夜試聴されたそうで、感想もお伝えいただきました。以下に原文のまま記載いたします。

「昨日無事到着しました。
球を差し込み配線完了後の電源ON 緊張しますね。

 30分程温めてから「枯葉」を試聴。
 深夜の一般住宅での小音量での試聴で
あくまで試聴の範囲を超えませんが
中低音が明らかに違います。
サムジョーンズのベースが鳴っていますね。
弦が震えているのが感じられます。
アンプのイコライシングが必要なくなりました。
 また、ホーン特有の中高音の鋭すぎるシャープさが少なくなり
音として纏まりが増して聴き易い音になったようです。
お陰様で一つ階段を上った感です。
 メーター面白いですね。
思わず振れるようにレベル調整してしまいます。

 トニーさんが感じられたように
若干薄いベールに包まれた感はありますが、
他のセッティングも含めて
これから鳴らしこんですっきりした音になれば思います。」

一安心しました。輸送中振動で、どこかかが外れてやしないか、真空管は大丈夫かと

考えだすと切りがありません。

実はこのアンプにはオークションで目標がありました。「落札金額10万円以上」です。そのためケースやVUメーターに凝りました。

結果9万円でした。やはり自作で10万円超えは無理だなと。前回が9万5千5百円。金額的にも後退しました。ここで納得しました。もうこの目標はやめようと。

それでいいのです。

2013年4月 9日 (火)

PX4シングル②

それでもって、やっとシャーシ天板の加工までいきました。

私はシングルアンプが苦手です。今回のアンプは浅野勇さんのデザインを踏襲していますから、それほど悩みませんでした。

でも題材を与えられてデザインしろ、と言われるといいのができないのです。

 

シングルアンプは出力管が2本しかない。でもって前段や整流管がからんで、さあみんなをシステマチックに並べてよ、と言われても、統一感がないし、むずかしいのです。

その点プッシュプルは楽です。出力管が4本ありますから。横一列でも、2列縦隊でもOK。

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 ううん、でもこれしかないですよね。

ひきつづき、側面、底板を加工します。ではまた。



2013年4月 8日 (月)

現役アンプに追加加工する方法

使用中のアンプのボリュームが調子悪くなって交換したい。

こういうことがたまにあります。

 古いやつを取り外していざ、新しいボリュームをつけようとしたら、シャフトが太くて穴にはいらない。こういうこともたまにありますね。

さあどうするか。

私はリーマで穴を拡大して、やすりで穴の内周をけずります。そして新しいボリュームをつけます。

ただしこの時、アンプをそのままで、加工してると部品に当たったり、削りカスがシャーシ内に飛び散ったりします。

なので充分養生をします。

まずアンプをひっくり返して、加工される穴周囲をシャーシ内部からビニール袋で囲ってしまいます。ガムテープを使って、完全密封します。

次にシャーシをもとにひっくり返して、アンプを通常の状態にします。

そうして、短めのリーマでゆっくり穴を広げていきます。ゆっくりなのはカスが遠くに飛んでいかないように。ひっくり返したのは、最悪袋に穴が開いてもカスが床に落ちるように。

それからヤスリもストロークを極力短く、ゆっくり掛けます。

終わったら、袋を慎重に取り去り、穴周囲をアルコールを浸した布でふいて置きます。

これで完了。コツは袋で密閉、ゆっくりの作業です。

電圧と電流

真空管は音楽信号(交流電圧)を増幅する働きをします。みなさんご存じですよね。

でも真空管はエネルギーを与えてやらないとこの増幅という仕事ができません。

 このエネルギーが直流電圧と直流電流です。

具体的には、ヒーターを熱すると、ヒーターのそばにあるカソードが熱くなり、そこから電子が飛び出します。プレート側の電圧を高くしておくと、電子はプラスのプレートに向かって飛んでいきます。

不思議ですよね。世の中には電子を発生させる方法がいくつかあります。物質の原子レベルで自由電子を操作して、飛び出させる方法など。真空管は陰極を熱すると電子が発生するという原理を基本にしています。

さて電子が動くと、ちょうどその逆の方向に電流が流れます。これがプレート電流。

真空管のプレートに高電圧を加え、ヒーターを熱するとプレート電流が流れるということ。さてこのとき、グリッドに交流電圧を入力すると、プレートから増幅された交流電圧が出てきます。

真空中の電極間で何が起きているかは見えませんが、そういう現象が発生するのです。直流電圧(電流)は交流信号を増幅させるために真空管に与えるエネルギーです。

交流信号と直流電圧(電流)の関係を舞台のお芝居に例えると、演技をしている役者さんは交流信号。その裏方として大道具を動かしたり、照明を操作している方々は直流電圧(電流)と考えればよいと思います。

真空管は裏方さん。交流信号は外部から入ってきて真空管により大きくしてもらうから、真空管とは別ものと考えた方がいいようです。でも真空管の種類や動作電流の大きさで交流信号の音色も変わるので、真空管の影響は受けます。

ちょうど裏方さんがいい仕事をすると、役者さんも素晴らしい演技ができるように。

さて話は変わって、以前不思議に思っていたのは、プレートに接続されたリード線の中では直流電流も流れ、交流信号も流れているということです。

どうなってるんだろうと、私も昔は考えたものですが、直流と交流は別のレーンを走っていると認識するのが一番、理解しやすいようです。この説明は正確でないかもしれませんが、まあこんなものだろうとお考えください。

以上が真空管の働きです。

長く使っているとヒーターの電子を放出する能力(エミッションと言います)が低下していくことがあります。エミッション減退(エミ減)といいます。やがて寿命を迎えます。

また、真空管が新しいうちに、その電極構造が最初から正しい位置関係になく、使用中に電極同士がタッチしてスパークを起こし、不良品になってしまうこともあります。早死にしてしまうということ。

してみると真空管は長生きしたり、早くに亡くなったり、エネルギーを摂取して、体を熱くして仕事をするので、なんとなく人間に似てるなあと考えているのです。工業製品なのですが生き物と同じだなあと。

2013年4月 7日 (日)

息子バカからの脱皮

長男は短気である。でもって気が小さく心配性。

心配性ゆえ、短期かもしれない。でもバイトは塾の講師。小学生から高校生まで担当。

 人をきちんと教えられるのか疑心暗鬼。

なにしろ、帰ってきてはやる気のない子の悪態をつく、クレームをつけてくる親御さんを罵る。

 

 彼は2CHのアクセスの常連。最近まで発言の内容、言葉が2CH用語そのものでした。

父として彼に言ったのは、あの場にいる人達は、耳目を集めることに血道を上げている、その結果極端な発言をエスカレートさせ、誰かを罵って自分の意見に関心があつまることで、普段のストレスを解消させてるのだろうと。

「あの世界の言葉を日常で使うな、お前自身が変な目で見られるぞ」と。

 

 最近になり、彼の言動に変化が現れました。

曰く「人は感謝しなければならない、おれはみんなに感謝する」

曰く「もう2CHはお気に入りから外す」

何があったのか。

この春休み、九州南部の大学に通っている幼馴染のところに遊びに行ってきました。一日目、部屋に幼馴染の所属するジャズ研の連中が押し掛け、酒を飲んだそうです。隣県のジャズ研の連中も合流し、楽しかったそうです。

 

 帰ってくるなり、酒飲むっていいよねと。

それからある本を読んで、人は感謝しながら生きないとだめだ、とか無目的な、最低な生活はおくりたくないと。

19歳でコロッと変わることもあり、精神的に変化するものなのですね。

 ついでに、私が仕事で大学生相手のセミナーを開こうと募集広告の原稿を長男にみてもらったら、

「業務指示書みたいで目を引かない。もっと世の中によくある広告を見た方がいい。ワードアートとかふんだんに使ったほうがいい」

との意見でした。なるほどなあ。塾のポスター作りも経験しているようだし、参考になりました。

ここは素直に、ありがとう参考にするからとお礼を言いました。私からお礼を言われたことがまた嬉しかったようです。

 知らないうちに、少しずつ成長はしているみたいです。気が付けば追い抜かれているかもしれません。こっちも老化してるし。

OY36・KT88アンプが落札されました

昨夜9万円で落札されました。

ウォッチリストに126名の方が登録される中、結果がでました。入札された方は10名くらいでしたから、多くの方はROMだった訳ですね。落札の結果に関心がおありだったのですね。

アンプを自作される方も、ガレージメーカーの方も、真空管オーディオに興味のあるかたがた。

実は最後まで競合されたお二人の方はこのブログの読者さんでした。何だか不思議な気持ちです。

早ければ荷造り後、月曜日に送ります。あらたな場所でこのアンプが雄叫びを上げると思うと、感無量です。65Wフルパワーで鳴らしていただきたいのですが、ちょっと無理かな。

20年、30年と頑張ってほしいものです。

さてPX4です。今日シャーシに罫書きをしました。今度は少し気分を変えて、65Wから3.5Wに変わりますが、ゆっくり組もうと考えています。

インスタントレタリングの黒が減ってきました。白がまだありますので、シャーシは黒かダークグレーでいこうかと。

また報告します。

2013年4月 3日 (水)

PX4シングル①

もう次のアンプを作ることにしました。過去私のアンプを落札していただいたことがあるハゼドンさんから、しっとりとしたシングルアンプは作らないのですか、という質問をいただき、それがトリガーになりました。

Img_0721

このレイアウトどこかで見たことはありませんか。真空管アンプつうの方ならすぐにひらめくと思います。

浅野勇さんの有名なPX4シングルアンプです。浅野さんのアンプはトランスが全てタムラの四角い角丸のケースに入ったものでした。

私も25年くらい前に、その追試作を行ったことがあります。

 今回も再度挑戦となりますが、もう手持ちのトランスを最大限活躍させてやろうということで、タムラのものは使いません。タンゴとサンスイのタッグで行きます。

U808出力トランス。たかだか3W程度のアンプに20W容量ですからオーバースペックです。でもいいじゃないですか。

サンスイの電源トランスは容量150mAですが、コアの大きさは120×100mmで重さ4Kg。これも大きすぎです。でもいいじゃないですか。チョークコイルも合わせカバーの古いもの。でも味があって好きです。

これら古いトランスとやはり50年程度前に作られたPX4。だいぶくたびれてエミッション減退しています。まあ命果てるまでこのアンプで灯をともすということで、これもよいこと。

手前のMT管。ここはオリジナルではEF86が4本ですが、よく見ると少し小さい球が並んでいます。これ6AU6です。灰色の円筒形のプレートから、なんとなく、最近よい球が少なくなったEF86の代わりを務めてくれそうな気がして、起用しました。

 これで行きます。ちなみに整流管はシルバニア5Z3。シャーシは側板をt1.5のアルミを4本曲げてアルミチャンネル形状にして、これを四角に組み合わせて、t2.0のアルミ天板を乗せます。小さくて重たいアンプ。

いろんなスピーカーに繋がれることを想定して、フィラメントは直流点火にします。

今ウッチーさんも6B4Gのシングルにとりかかってらっしゃるので、刺激しあってちょうどいいですね。

今回は早めに完成させますがノウハウは公開します。あまりためにならないかもしれませんが。

お楽しみに。

2013年4月 1日 (月)

OY36・KT88を試聴して

今日も自宅待機。朝から枯葉をセットして、試聴開始。

まず感じたのは量感です。低域を底にしたピラミッド型の定位。ウッドベースがズーンズーンと伸びます。

 それから情報量の多さ。楽器の表現が細部の音がよくわかります。高域は直熱三極管のそれとは趣が違います。確かにシンバルもクリアに鳴りますが、中低域の雰囲気に包まれた鳴り方なのです。

さらには刺激的な音がしない。穏やかで安心して聴いていられる印象。これはOY36とロシア管のコラボの成果なのでしょう。やはり大型高級車に乗っているかんじです。

前回の6550アンプはアクロサウンドのOPTとシルバニア製の6550でした。こちらはクリアで元気のよさが前面に出ていましたアメリカ的と言えばそんな感じ。

この復刻版ゴールドライオン。オリジナルに忠実にリメイクしたそうです。私が新入社員のころ、初めて買った高級管がKT88ゴールドライオン英国製です。もう30年前でしたが、こんなに量感があったかなという印象です。むしろ米国GE社の6550Aに似ています。

まあ組み合わせたトランスも違いますし、一概には言えませんね。

 VUメーターはおもしろいですね。初めて実装して動かしてみました。メーターは内部抵抗によって駆動回路の増幅度を変えなければならないことも学びました。

このメーターは米国のロバーツ社製。内部抵抗は140KΩあり、小電流で駆動できます。これが60KΩ程度になると、もと増幅度を上げる必要があります。なんとなく使い方がわかりました。

さてこのメーターを見ながらの試聴。枯葉は左右真っ二つに分かれた録音。ベースが鳴るたびに右のメーターだけが大きく振れます。

おもしろいのはマイルスの音。最初の吹き始めはアタックが強く、左のメーターはレッドゾーンの深いところまで振れます。しかし続けて吹く抑制された音は左側ー10dB程度までしか振れません。そんなに音圧の差は感じてませんでしたが、メーターは事実をありのままに伝えます。

結果この曲は左右てんでんばらばらにメーターが振れて面白いこと。

昨夜アンプの歪率を測定しました。左右で差があります。

1KHzの正弦波のみの結果です。

両CHとも、1W以下では1%を切っています。5Wまでは2%以下。そして10Wから60Wまでが2.8%以下。私が一応定格出力と決めている3%では右が65W,左が72Wでした。

さらに5%では右が75W,左が78Wです。

オーディオ専科の森川忠勇氏のアンプは1%歪時を定格にしています。同じ規模のアンプで65Wで1%を実現しているのです。しかもそれほど多くのNFもかけていません。

このあたりが専科と素人の違いなのでしょう。

 このアンプは動作の安定性を鑑み、NFは6dBとあまり多くかけていません。12dB程度にして、もっと素性のよい球を挿せば、歪も下がると思います。

でもここまで。これでよしとします。

 さあ、いよいよオークションに出品します。はいできました、はい売りますという印象をもたれるかもしれません。もっと長く手元において更にブラッシュアップをはかったのちに出品すべきだ、とお考えになるかたもいらっしゃるでしょう。

 でもブラッシュアップの検討は以前から繰り返しやっています。その結果をノウハウとして製作時に盛り込んでいます。製作後の試聴は事前検討の確認なのです。

これを専門用語で「設計の妥当性確認」と言います。難しい話でごめんなさい。

このアンプいくらで落札されるでしょうか。同規模同レベルのトランス、球を新品で使ったガレージメーカーのアンプなら定価30万から40万円レベルです。

でもアマチュアの手作業でしかも、世間から一旦リタイアした部品たちをもう一度手を入れてfeature(メインに起用する)しています。なのでぐっと安くなります。

ご興味がお有りならみなさん、落札までご覧ください。「OY36・KT88アンプ」というおなじみの名前で出品します。

入札されてももちろん結構ですよ。私はとても幸せです。ではヤフーオークション会場で。

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