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2013年3月

2013年3月31日 (日)

OY36・KT88アンプ⑳ 最終回

今回で終わります。NHKの朝ドラ「純と愛」も終わってしまいました。

最後はヒロインの純が武者小路実篤の真理先生よろしく、人はどう生きるべきかを淡々と語って終わりました。

いやあ今までにない作品で、作家の遊川さんもいろいろ考え大変だったようです。

さて、OY36・KT88アンプも今日で終わります。終われるのはトラブルが解消したからです。

原因はあっけないものでした。

まずVUメーターの振れの左右の差。これアンプをひっくり返して基板の可変抵抗を調整しようと準備。そして入力信号を入れたら左右とも均等に振れています。

ありゃ、不平衡の原因は何だったのだろう。今考えるのはメーターの可動コイルを制御しているバネが固かったのではないかと。

ひっくり返すと重力も針に加わり、本調子を取り戻したのではないか。またひっくり返して正規の形に戻してもきちんと振れています。これで一応よしとし、経過観察とします。

残留ノイズ。右は0.6mVと低いのが左は1.8mVと大きかったのです。いろいろやりました。ボリュームの筐体を指でさわるとビーンと音が大きくなるので、まずケースをアースに落としました。幾分かは小さくなりましたがまだ、1.4mV程度あります。アースポイントもいろいろ探りましたが効果なし。

よしっと、物入れから初段の12AX7を4本持ってきました。次々と差し替え一番ノイズの小さなものを選んで0.9mVまで減少。本当に球の素性によるのです。いざとなったら球を出せ、です。

それからもう一度DCバランスを丁寧にとりました。上下で2~3mAの差がありました。これを同じ値に。すると残留ノイズは0.7mVまで減少しました。

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今回の教訓:残留ノイズが2mV前後なら大きなミスはしていない、初段管に素性のよいものを選別して起用すること。特に増幅段数が多いアンプはその差が出力に大きく出る。さらにはDCバランスは最後にもう一度必ず確認すること。


これでこのシリーズもいよいよ終わりです。お付き合いありがとうございました。

「人は自分の叡智、技を信じて、可能な限りの挑戦をすること、そうすればいつかは必ず幸せがやってくる。いやその苦労の過程までが自分の喜び、幸せとなる。私は行き詰ったとき、苦しいときはいつもこの言葉を思い出すであろう」

どうです、決まりましたかな。ではまた。

OY36・KT88アンプ⑲

一応鳴るようになったのですが、いろいろ問題点が残っています。

1.VUメーターの左右の振れに大きく差がある。

2.ボリュームを半回転まで回すとハムが大きくなる。

これを解決しないと世の中には出せません。

トラブルシューティングは「現象の確認→原因の推定→切り分けテスト→原因特定と対策実施・効果の確認」の流れで解決していきます。

まだシャーシをひっくり返す前に考えられることをピックアップしました。今朝、犬と散歩しながら。

1.の場合 推定原因は ①アンプの左右の増幅度に差がある。②VUメーター駆動回路で左右の増幅度調整がうまくいってない。③テスト時に駆動基板に逆電圧を加えたのが原因でOPアンプの中の片CHが壊れている。

以上の推定3ケースから、次のテストが有効だと判断する。

 ①には同じ入力電圧を左右に入力し出力電圧をそれぞれ測定し確認する。②VU駆動回路のメーターへの出力を左右入れ替えてみる。これで左右逆転したら駆動回路の中の増幅度調整用VRを回してみる。これでも現象が変わらなければ③が考えられるのでOPアンプを新しいものと交換する。

2.にはボリュームを回すとハムが増大なら入力部分のアース、信号経路の引き回しを変えてみる。具体的にはVRのケースをアースにつなぐ。VRを変えてみる。シールド線に変えてみる。現在は単線2本を縒っています。実は初段のカップリング電源が入力回路に近いのです。0.6V入力でフルパワーが出るのなら、入力に直列に抵抗を入れてゲインを落とす。

などなど、これらの推定をもとにテストを繰り返し、なにか新しい情報が得られた時点でまた推定→テストを試みます。

最近はこのトラブルシューティングも楽しくなってきました。こういうケースにはこんな解決策があるよ、とノウハウを増やしていくのです。重たいアンプを何度もひっくり返して、底板を明けるのにたくさんのネジはずすのに少し辟易してますが、でも楽しいですよ。へんなおじさん、かな。

OY36・KT88アンプ⑱

A child is born.3月31日午前1時アンプが誕生しました。実は土曜日は次男のサッカーチームの卒団式で夕方まで外出していました。とりかかりは6時くらいから。

NFマージンを調整しながらやっと安定しました。VUメーターも動くようになりました。

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1本だけなかなか暖まらないKT88があります。他の球より2分遅れ。バイアスは仮設定で55mAとしました。今回はご覧のように、DC1.0V FSのテスターでバイアス調整します。

1KHzのサイン波をどんどん入れていきました。SP端子電圧は23Vでクリップ。

よってこの子の実行出力は23V×23V÷8Ω=66W(3%歪時)でした。残留ノイズは現時点で両CH1.0mV程度です。そのうち減るでしょうか。

音を聞いてみました。たっぷりした量感を感じます。しかし生まれたばかり。ぼんやりとしてまだ世の中がはっきり見えない赤子のようです。

しばらく鳴らし込みが必要ですね。まだ各部品が通電による熱で、驚いているようです。

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最終的なシャーシ内部です。Cバイアス回路の抵抗2.2KΩ5Wが熱くなっていました。計算するとここには40mA流れ、3.6Wの電力が消費されています。3.6に対し5Wでは少しかわいそうなので、3KΩ10Wのホーロー抵抗に変更しました。

今回はテスト中に基本的な勘違いが多く、たとえばVUメーター基板への電源供給をプラスとマイナスを間違えて、半導体をあちちにしたり、年齢からくる注意不足を痛感しました。

伊藤喜多男さんは80歳過ぎまでよくアンプを作られていたものだと感心します。

さてこのアンプ、しばらくの鳴らし込みの後、測定をします。音がすっきりしてきたらまた感想を書きます。落ち着いた頃にオークション出品の予定です。

さあ次のアンプも待っています。(ホンマかいな)。今年も6台は作りたいのです。

さあ山頂からゆっくり降り始めます。いささか疲れましたが、気分は爽快です。





2013年3月30日 (土)

馬鹿馬鹿しさに呆れてしまう

先日東京電力が、今回の震災の規模がわかっていたら、対策を立て事故を防ぐことは可能だったと発表しました。

私はこの会社の頭の悪さに呆れてしまいました。

これって言えば受験に失敗した子が、後から問題の正解を知って、もう一度同じ問題がでたら点数がとれるよ、と言ってるのと同じなんですよ。

また同じモードで全く同じ地震がおきる可能性は0です。頭の中が中学2年生レベルです。こんなことを平気で発表する企業だがらよけいに信じられなくなります。反省してない証拠ですね。

結果として、絶対に起こしてはいけない最初の事故を発生させてしまってますから、あとから何を言っても無意味。

それより、いまだに放射能被害で自宅に帰れない方が何人もいるのです。安全だと嘘をついて被害を与えてしまっている、この企業のトップが留置場に入っていないのが不思議です。

おかしな国です。

2013年3月29日 (金)

OY36・KT88アンプ⑰

とりあえず、NFB回路やVUメーターなどの付属回路以外の配線終了。

今回は初段のカソードにはいつもの緑色のニチコンミューズは使わずにタンタルコンデンサーを使いました。

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入力部分はシールド線は使用しませんでした。

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そうして何度も、何度も配線をチェックしました。「12AU7の1番プレートからカップリングコンデンサーで12BH7の2番カソードへ」

などと呼称しながらチェックです。今回は端子に半田がすべて回っているか、未半田によるぐらつきはないかも確認しました。

いよいよ電源投入。すぐに初段のプレート電圧をはかりましたがやや低め。3分たってやっと上がり始めました。

5分後にすべての電圧を測定。とくに大幅に設計値との差はありません。

この時(NFBなし)の残留ノイズが2.1mVと1.6mVでした。

SPに繫げば鳴る状態ですが一旦ここまで。

またこのあとに付属回路とNF接続をやります。やれやれ、頂上まで20mのとこまで来ました。

このアンプ机の上でひっくり返ってずいぶんの間そのままです。早く起こしてやりたいのです。

ランチの誕生日

ランチとはうちの柴犬の名前。女の子です。家内がみんなが聞いたら楽しくなるような名前にしようと。

少し安易ですね。散歩中に外国人のかたに名前をランチだと教えたら、テリブルだと言ってました。

「Oh yes, She always says eat me.」と答えておきました。ランチはフランス語で船という意味があると聞いたことがあるのですが。

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ランチのプロフィール

すきなもの: 散歩、ごはん、幼なじみのジョン、マーキング(放尿)、猫のおっかけ

性格:温厚(人にも犬にも吠えない)、ただし特定の人にだけ吠える。散歩は自分勝手にどんどん引っ張る。

趣味:タオルの引っ張り合い(ときどき歯が手に当たりすごく痛い)

いやなこと:シャンプー、散歩をまたされること

吠える相手:水道検針の人、近所の林さん

好みのタイプ:大きくて優しいオス犬

特技:後ろ足を投げ出してのペッタリすわり、手(前足)を使ってドアノブを回す・棒を握る、ぶりっ子してかわいいと言ってもらうこと

体のこと:体重9.8Kg、皮膚病あり(現在は回復)、二重まぶた

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ぺったりすわりです

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林さんの足音が聞こえるだけで吠えます。でもそばに来るとなつきます。

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子犬のころのランチ、甘噛みばかりしていました。


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ジョンと遊ぶランチ(去年)

子犬を生ませたいと思っていたのですが、いろんな情報から劣性遺伝のことを知り、素人が手をだしてはいけないことだと知りました。

家の前が通学路。石をなげたり、葉っぱを食べさせる子どももいます。でも多くの子たちはやさしくなでてくれます。

散歩してても、いろんなところで、ランチにみんなが声をかけてくれます。毎日3歳くらいの子供がお母さんと会いにきてくれます。

ちょうど格子状の門扉と中にいるランチが、動物園のオリような感じなのでしょう。

今日で4歳になりました。いっしょに暮らせるのはあと10年くらいでしょうか。その日のことを想像するだけで涙が出てきます。













 

2013年3月28日 (木)

OY36・KT88アンプ⑯

先日5Vの直流電源をSP切り替えSWのところに設けるとお話しました。

今日は再度考えて、違うところに設置することにしました。電源トランスのそばです。回路基板もできあがり、5V出てることを確認しました。

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VUメーターのレベル切り替えSWにつながる抵抗達もこの上記の直流電圧基板にいれず、SWのまわりにぐるりと輪っかを作って実装しました。

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まだ輪っかのみの状態です。

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抵抗をつけていきます。洗濯バサミは固定用に役に立ちます。


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左右を分けるため、輪っかを2か所カットして出来上がり。

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今日までの完了状況。回路部分は位相反転回路まで終わりました。あとは初段。これが終わるととりあえず作動確認。次にVUメーターまわりをつなげて完成予定。

まあ、あせらずにやります。





2013年3月27日 (水)

情熱の

全段差動アンプのぺるけさんの「情熱の真空管」のHP。

久しぶりにアクセスしてみたら、原発関連の組織から利益供与うけた方はアクセスしないでほしい旨の記述がありました。

いいですね。全く同感です。

政権が交代して安全が確認できたものから、再稼働をすすめると、安倍飲みクスリは言っています。そして安全基準をいい加減なレベルに変えようとしています。なんでこんな人間しか総理の人材がいないのでしょうか。どうしようもないです。

彼は一度、福島原発の水素爆発した建屋の中に、各電力会社の社長達と入ってよく見てくるべきです。

今現在でも原発反対のデモは各地で毎週行われています。でもメディアは政権交代して以降一切報道しなくなりました。

これが政治なのです。

OY36・KT88アンプ⑮

カソードフォロアー段まで配線しました。

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スタート前にアース母線を張った状態。ダブルクロス、そんなかっこいいものでもないか。

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カソードフォロアー段まで配線終了。それでOPTから出力管、カソードフォロアー段までの動作テストをしてみました。

ありゃりゃ、両シャンネルともに片方の出力管の電流が140mA以上流れてしまいます。すぐにSW-OFF。

なんだい真空管の不良かな。でもこういう時は十中八九そんなことはありません。

もう一度配線をよくみます。ああ、前段から出力管のカソードに行く配線が、1番ピンにつながってる。通常この1番ピンはNC(ノンコネクト)でからピンです。

実は今回の出力管はペア同志向かい合わせにしています。片方は180°回転させて取り付けているのです。

これに騙され、片方は5番ピンに入れるところを1番につなげてしまったのです。つまりテスト中は片方の球はグリッドが宙にういたままでした。

140mA流れても近代球は強いですね。これが古典球なら・・・・。やめときます。

両チャンネルとも配線し直し、再テスト。今度はOK。出力管の電流も0から80mA程度まで可変可能です。

電源電圧も503V程度。当初の計算通りでした。ちなみに残留ノイズは1.3mVと0.9mV。

前回の6550アンプよりこの時点で多く、少し不満。NFをかけたらおさまって欲しいものです。

早くてあと2日で完成でしょうか。といいながらいつも遅れてしまいます。

ジャズテナーマンのウッチーさんも6B4Gのシングルアンプに着手されてます。細長い軍艦をイメージしたアンプ。シャーシの調達が遅れているそうです。おそらく6B4Gは真空度が高くて青いグローが美しく灯るのでないかと。

2013年3月26日 (火)

OY36・KT88アンプ⑭

困っていたことがある。

VUメーター駆動用の電源基板を作っていない。シャーシー内のどこにレイアウトするかも決めていない。

すでに配線を開始しているので、適当なところにドリルで穴を明けるのもやりたくない。アルミクズがシャーシー内にちらばってしまう。

自分なりにポリシーがあってシャーシー上のネジの頭の数は極力少なくしたいのだ。是枝氏に至ってはネジの頭をシャーシー上から排除されている。ネジのスタッドをシャーシー裏面に溶接して対応しているのだ。ここまでいくと一つの美学である。

雑誌や単行本に記事を書かれているライターの方で、技術的にすばらしい方がいらっしゃる。電源をすべて安定化させたり、超広帯域、低歪を実現されている。

その回路からくる必要性で、増幅回路以外の付帯回路ユニットが増えてくる。さらには取り付け用のネジも増える。

完成されたアンプをみると、シャーシー天面や側面に夥しい数のネジの頭が。

事前検討して、アルミ板を加工し、それらの回路を取り付けておいてユニット化して、最後にアルミユニットをネジ4本で取り付ければ、スマートにいくのに。もったいないと思う。

しかしながら、自分も電源ユニットくらいどうにかなるだろうと後まわしにしておいた。結構切羽詰ったときに、アイデアが湧いてくる性分なので。

そうして切羽詰まったので、シャーシー内をよくみてあれこれ考えた。

この電源の役割は、①VU駆動回路への電圧供給、及び②LEDへの電圧供給。してみるとシャーシー前面あたりで、①と②に近い位置がよい。

ふと目に入ったのがSPのインピーダンス切り替えのSWだ。これと金具を使って共締めすればよい。さらにその横にはVUのレベル切り替えSWがある。ここには6本の抵抗をつなぐ。この抵抗類もついでにこの基板の中に入れてしまおう。

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この写真のようになる。VUメーター駆動基板はOPTの上にアルミ金具を準備してレイアウト場所を確保しておいた。金具の天板はOPTのメンテを考えて、ネジを切って取り外し可能にしておいた。

OY型のトランスは端子間がせまくて大変だ。下手に半田を盛ると隣とタッチしてしまいそう。端子間のスペースの面ではタムラが一番いいかもしれない。

さて電源基板上の配線を考えましょうか。

2013年3月25日 (月)

OY36・KT88アンプ⑬

今日はLEDについて。

最近ではパーツ屋に行っても6.3Vのパイロットランプはぐっと種類が減りました。いまやLEDが主流になっています。

今回のアンプはVUメーターの間から少し上にφ3mmの赤色LEDを実装します。

LEDは3.1V(DC)20mAの規格のもの。

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  これを点灯する方法は2通り。AC6.3VかDC5V程度の電圧を掛ける方法。

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メモのように、1では整流用のダイオードと電圧降下用の抵抗を接続しそのまま、電源トランスの6.3V端子に。

2では直流5Vに接続。こちらはプラスとマイナスに注意。

通常LEDはプラスの方がリード線が長くなっています。リードが短く切ってあってわからなければ、球の中をのぞいて面積の広い電極側がマイナスです。

でも手っ取り早いのは、プラスとマイナスを入れ替えて接続してみること。

さて1と2の違いですが、1は電源のONとOFFと同時に点灯、消灯します。

それに対して2は、ONは同時ですが、OFFの時は少し遅れて消灯します。直流電源に電荷が残っていてそれが放電されるまで少しだけ時間がかかるからです。こちらの方がなんとなく高級感が漂います。

最後にLEDのシャーシーへの固定方法を。φ3.2の穴を明けておきます。LEDの球の根っことストッパー形状になっているつばの間に少量の瞬間接着剤をぐるりと一周つけて、穴の中に差し込みます。これでOK。まだとれたことがありません。

お試しください。

2013年3月24日 (日)

OY36・KT88アンプ⑫

Cバイアス可変抵抗まわりの配線完了。

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この回路は表パネルからドライバーで可変抵抗を右にまわすとアイドリング電流が増えるように接続しています。通常のVRと1番と3番の端子接続が入れ替わります。

小学生のような拙い絵になってしまいました。ブログに載せると思ったら緊張してしまったのです。ドラえもんのようです。ハハ、、

そして可変抵抗の2番、3番端子につながる抵抗とコンデンサーは事前にシャーシー外で下準備をしておきます。


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そしてアース用の錫メッキ線に半田付けして、一気に可変抵抗とドッキングさせます。この方が、シャーシー内で1本ずつ取り付けるより、効率的で形も揃います。やきとりのようにも見えます。

そしてこのアンプの音の予想ですが、KT88はゴールドライオン製ですが、復刻版でロシア製です。

よってロシアっぽい音を国産のトランスを通して聴くような音でしょう。

わかっていただけますでしょうか。

OY36・KT88アンプ⑪

固定バイアス用のⅭ電源まで配線しました。テストの結果特に問題はありませんでした。

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今回各ブロックごとのパーツを袋にまとめて入れておきました。最近物忘れが激しく、どこに物を置いたかをすぐに忘れてしまいます。結果、探すことに貴重な時間を費やしてしまうはめに。

何気なく置くのはご法度。こうしておけば大丈夫、というか探す回数が減りました。

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それから、実態配線図を簡単なメモに書くようにしています。推敲してこれがベストだろうとなった時点で、すでに記憶してしまっています。

写真の左がⅭバイアスのラグ端子を使っての配線(倍電圧整流です)。右は電源トランスの遊び端子を使って、トランス上でブリッジ用のダイオードを実装する実態図。

書くことで頭を落ち着かせます。はんだ付け後のチェックはこの図は見ずに、回路図と実際のアンプの配線を比較します。回路図の方がこのメモの図より、基本だから。

明日は、固定バイアス用の可変抵抗まわりと出力管からトランスまでをやります。

今日も長男の運転につき合わされ3時間のロスでした。



2013年3月23日 (土)

OY36・KT88アンプ⑩

昨夜はAC一次側、ヒーター配線、B電圧まわりの配線までいきました。

ヒーター配線完了時に真空管をすべてさして電圧を印可。きれいに灯がともって一安心。

人は灯りをみるとホッとする習性があるようです。

今回も整流用ダイオードはサンケンのファーストリカバリー「RH4F」、ラジオデパート2Fの光南電気で@120と格安です。前回の大型アンプで実力確認済です。

 配線後B電圧の確認をしました。無負荷で600V程度まで出ているようですが、スライダックで550Vまで昇圧したところで確認を終わりました。

スライダックは便利ですね、今まではいきなりフルの100Vを印可して無負荷の最大電圧まで出させて電圧を確認してましたが、下手をすると電解コンデンサーの耐圧を超えてしまうことがありました。

でもスライダックで徐々に調節できるので、精神衛生上とても安心できます。このテストのあとに気をつけるのが、コンデンサーに残った電荷です。下手にさわると感電するので、50KΩ2W程度の抵抗で+とーに当てて放電させます。もちろん手袋をして。

この抵抗値がベストで、接触させた瞬間でも火花が出ずに、結構なスピードで放電して電圧をぐんぐん下げてくれます。

さてアースラインの引き回しの概略予定の写真です。

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アース母線となる錫めっき線をぽんと置いています。シャーシーアースのところから、圧着端子で引き出されたアース線たち。

これらは、回路のアース母線やSPのマイナス側、Cバイアス回路のアースへと張り巡らされます。

また引き続き報告します。

2013年3月22日 (金)

ゴム脚

オークションで出品されている自作のゴージャスなアンプ。

説明の中で、底板についている脚は安価で見栄えのしないゴム脚は使用せず、装飾された高価なものを使っています、とありました。

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そうなんです。ゴム脚は冴えません。製作中のアンプもこのゴム脚。秋葉原エスエス無線で10個入り400円のものを一袋購入しました。

私も以前はこのゴム脚がいやで、装飾系のものを使ったことがあります。でも他のアンプから外したものをつけたときは、アンプの重さで装飾の金属部分が曲がってしまいました。

そうしているうちに私がゴム脚を使い続ける決心をするのに十分な出来事がありました。

阪神淡路大震災です。当時兵庫県の明石に住んでいてマンション6Fで被災しました。

暗闇の中で食器棚が揺れるたびに、硝子がパリンと割れる音が聞こえて、食器類が飛び出しているのがわかりました。

夜が明けてリビングをなんとか片づけて、オーディオを置いている部屋にいって見たのは、重たいアンプが鉄製のスチールラックの棚の上で、位置こそ移動していましたが、脚4個のうち1個たりとも棚からはみ出すことなく、踏ん張って残っていた状態でした。

 その時の脚はこのゴム脚だったのです。装飾脚は底面が樹脂やフェルトでしたが、棚から落下したり、半分はみ出した状態だったのです。

私はゴム脚に感心し、いとおしく思ったものです。そして今後はずっとこれで行こうと決心したのです。

 

先般の東北地震といい、日本は地震から逃れられません。ゴム脚でどうしても装飾したくなったら、キンキラのテープでも巻き付けますか。

2013年3月21日 (木)

OY36・KT88アンプ⑨

配線をスタートしました。

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私の机は幅80cmと小さく、大きなアンプを乗せると、工具を置くスペースが狭くなります。

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しょっちゅう使う、ベッセルのワイヤーストリッパーやニッパーは手前に。小さな部品がシャーシーの中に落ちてしまったときはピンセットが重宝します。そして奥に見える洗濯バサミは第三の手になってくれ、とても助かります。

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これも便利な道具。ビニール袋を机に貼り付けておいて、カットしたビニール被覆やリード線をそのまま入れておきます。最後にまとめてポイ。楽ちんです。

さあ、あとはキャンバスに絵を描くように、配線をすすめて行けばいいだけです。

また途中報告いたします。では。

2013年3月20日 (水)

OY36・KT88アンプ⑧

今日は2時間で実態配線図の下書き、という感じのところまで進みました。

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このアンプの前段はカソード結合+カソードフォロアー回路。前回正月のアンプとほとんど同じですが、出力を70W~80W程度までアップさせますので、電源電圧が500Vを少し超えます。

 

前段のMT管は3本。三角形にレイアウトしています。実はこの△レイアウトは非常に配線しやすいのです。写真ではいつものように、実態図のソケットとアース母線はインクで、抵抗・コンデンサーは消せるように鉛筆で書き込み推敲します。

このアース母線が今回十字にクロスしています。

これがすこぶる効率的で、場所をとる電解コンデンサーの実物を図面の上に置いてみてわかりました。コンデンサーのマイナス側はすべてアースにつながるのですが、気が付けばまわりにアース母線があり、接続ポイントに自由度があります。

かといって、回路の逆の配置でポイントを取ってはいけませんが、90°回転させてもポイントが確保できます。

MT管が横一列の、一直線レイアウトではなかなかできません。

これがいわゆるピラミッドパワーなのでしょうか。安定して無理する必要がありません。

 

三角レイアウトは今回の収穫になりました。

アンプの配線で一番悩むところがスムーズに行ったので、配線も早めに着手できると思います。

事前検討がわりとスムーズにいったので、山頂が見えてきた感じです。

2013年3月19日 (火)

OY36・KT88アンプ⑦

前回の⑥に対して、見た目あまり進んでないと思われるかもしれません。

しかしながら、ボンネットの塗装、ボンネット取り付け金具のネジ切り、サブパネルの再塗装、そして大きなトランス類の取り付けと、いよいよ部品取り付けが終わりました。

一区切りです。

写真をごらんください。

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ボンネットをチャコールグレーに塗装して、少し引き締まりました。なかなかアルミに色がなじまず、多めにスプレーを吹いてしまい、やや厚目についたところも。

本当は3~4回にじっくり分ければ綺麗にいくのでしょうが、根がせっかちなもので、重ね塗りは2回で終わらせました。

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前面パネルのレタリングのアップです。よくみると文字がつまみの上で左右均等になっていません。今回はおおらかに行きました。


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バックビューです。写真の上をクリックすると拡大されます。スプレーの繊維残りがたくさん付いています。

 黒のネジでボンネットを固定。締め終わったらこれで、一段落。

さあ、次は配線です。

 今日は長男が免許の交付を受けました。いきなり同乗するはめに。

新免者は一般道は怖いのでしょうね。まわりに何もいない角をまがるときも、最徐行で曲がってました。

でも私の方がもっと怖かったのです。夕食は危険手当に刺身をいただきました。

2013年3月18日 (月)

管球王国67号

もう67号まで続いたのですね。創刊号から20号くらいまでは買っていました。

その後も40号台で数冊買いました。でももう買わなくなって久しいのです。

特集記事、たとえばビンテージJBLユニットの比較視聴などは、とても得られる情報が多くて、気に入った記事が掲載されていれば買うようになったのですが、もう最近は立ち読みで済ませることが多くなりました。

さて最新号を立って読んでて、おやと思った記事がありました。

是枝重治さんの製作記事です。その中で彼が大出力アンプに触れていました。

いわく、「50W以上の大型トランスは、いい音がしない」

 音がぼやけるというか、そんな表現だったと思います。彼は出力は30Wが境で、それ以上は大出力で、電解コンデンサーの耐圧500Vが一つの境界になると、書いていました。

これは、私もブログで同じことを書いたのでよくわかります。

 でも50W以上のトランスは音が悪いかな。私がお勧めしている、国産品の中で最高のコストパフォーマンスを誇る、ハットオーディオのHO90-5は90W出力。

今作っているラックスOY36-5は80W、先般オークションで嫁いでいったアンプはアクロサウンド製のA431、これも60W超級です。

そして上記のトランス達はいずれも、よい音がします。決して1Wで聴いてても音は茫洋となりません。

 彼の意見に納得できなかったのですが、よくよく考えて待てよと。

 

思いついたのは、是枝氏の言うよい音のこと。たぶんこのレベルが非常に高いのではないかと。

 そうきっとそうに違いない。彼独自の判断基準がいくつかあって、それらをクリアしないとよいトランスの仲間に入れてもらえないのではないか。

これなら理論的に合点が行きます。でも彼の言うよい音を聴いてみたいのです。

  今度岡山に行くことがあったら、彼のお店に寄ってみようかな。オーディオ・マエストロ。

2013年3月17日 (日)

OY36・KT88アンプ⑥

昨日は晴天。ボンネット取り付け用金具の加工と、サイドウッドの塗装。そしてインスタントレタリングをいれました。

まだレタリングの修正やボンネット取り付け金具へのネジ切りが終わっていませんが、とりあえずモックアップ状態です。

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ボンネットはアルミの地金のまま。側板はとの粉の赤で塗装しました。配色のバランスが気にいらないので、ボンネットを灰色に塗装します。

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ボンネットを取った姿。

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真空管まわりのレタリングです。

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背面の様子。やはりボンネットは少し暗めの色にした方が、落ち着きそうです。

そして最後は、VUメーターを駆動する回路基板。5V単電源で動きます。リード線の接続が容易になるよう、コネクタ(オレンジ色)を実装しました。

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実はこの基板、前面パネルの裏側、VUメーター間に配置しようと考えていました。簡単なアルミケースに収納しようと思ったのですが、ちょうど0dB調整用のVRもそこにあり、当たってしまいます。

後ろに下げると、今度はKT88に近づいてしまい、熱で煽られてしまいます。横にして、VRを避けるなど、いろいろ考えました。

ふと思いついたのは、シャーシーの中に入れてはどうかということ。

OPTの下側は相変らずガラガラでスペースがあります。ここに配置しようと。すると問題がいっぺんに解決できました。

明日もOFF。残りの加工、塗装、レタリングを終わらせ、内部配線の実態図でも考えようかと。少し在宅の仕事もしなけりゃ。

 

2013年3月16日 (土)

知っておくべきこと

昨日出張から帰ってきました。今回行って来たのは、四国香川県の坂出と言う町。
丁度、岡山県の倉敷から瀬戸大橋を渡って、四国側に入った橋の袂に位置する町です。今回はハムやソーセージを作ったり、牛・豚の肉を加工している会社さんを訪問しました。

この工場は、一般来場者がソーセージを作っている製造ラインを見学できるようになっています。学校単位で小学校の三年生くらいの児童らがよく来るようで、後日児童らが書いて送ってきた感想文が掲示してあります。試食させてもらったソーセージが美味しかったとか、これからもお仕事頑張ってください、など可愛いい文章でいっぱいです。
さて、ソーセージが何の肉で出来ているのか、ソーセージが何の皮に詰められているかを、問われた時に、完全に答えられる大人もそれほど多くないような気がします。

肉は豚の肉、皮はヒツジの腸です。腸は一本が9メーター程度の長さ、この羊腸に、味つけされた肉が射出され、適当な長さごとに、ひねられ、繋がったウィンナーが出来ていきます。

その後、煙で燻され、美味しい味、色に加工されて行きます。この後は一本ずつに切り離され、包装されて商品の形になっていきます。全ては自動化ラインで、子供達も興味ぶかげに見ていることでしょう。ウィンナーが作られる様子を知ることはよいことです。

一方で、同じ敷地内の端の方に、食肉加工工場の建屋があります。この建物には屠殺場があります。ここからは少し残酷な話になります。気持ちが悪くなることもあるかも知れません。読まれない方がいいかたもいらっしゃるかも知れませんので適宜、ご判断ください。

毎日、牛や豚がトラックで運びこまれます。数頭の牛達がいれられるスペースがあり、一頭ずつが後ろから狭いスペースに追い込まれていきます。機械で左右にあるベルトをまわし、じわじわ狭くしながら、牛を前の方にある、屠殺ゾーンに追い込んでいきます。

いよいよ前後左右動けなくなった状態にしておいて、眉間に電気ショックのガンを当て、電気を打ちつけます。牛は仮死状態になり、頸のあたりを切られ血を抜かれ、首が切り落とされ、皮がはがされ、内蔵を取られて、宙吊り状態になり、クレーンでつぎの解体工程に運ばれていくのです。

牛はいよいよ、逃げられない状態になったときに、大きな声をあげて鳴きます。断末魔というやつです。豚も同じやり方で屠殺しますが、豚の断末魔は、牛より高い声で、本当に悲鳴をあげます。

建屋の外までよく響いてきます。
さて解体場に行くと、牛の内蔵を洗う場所がありますが、とてもキツイ匂いがします。でもこうやって、いろいろな部位を取り出して、カラダのほとんどが、食べたり、革細工に使われたりで無駄がありません。牛で捨てるのは脊椎の骨だけです。

豚にいたっては、ほとんど捨てるところはないそうです。加工場では、豚の顔やとんそくが青いカゴにたくさん入っていました。

こうやって屠殺して、解体され命をなくす家畜がいるから、そしてその作業に携わる人達がいるから、我々は、肉を食べることができるのだなあと。

敷地内の一画に、畜魂の碑がいくつか建てられ、きれいなお花が供えられていました。この頃は残酷なもの、汚いものは世の中では、見せないようになっています。

魚は切り身のまま、海で泳いでいると思っている若い女性もいるそうです。

小学生の見学コースに、建屋の外から豚の断末魔を聞くのもいいかも知れませんね。

2013年3月12日 (火)

OY36・KT88アンプ⑤

今日は家にいました。確定申告もぎりぎりで終わり、ひさしぶりのアンプ作り。

今日の目標は塗装の完了とボンネット関連の製作。結局やり残したのは、側板の塗装とボンネット取り付け治具の穴加工。

 あすから出張で金曜に帰ってきたら、今日の残りの作業とインスタントレタリングです。

以下に今日の作業の写真をズラズラと載せます。

Img_0598_2

シャーシ、いつものごとくです。


Img_0599_2

前面パネル。タヌキみたいですね。


Img_0601

PTの上カバーをシルバーから黒に。

Img_0603_2

VUメーターをつけところ。


Img_0602_3

ボンネットです。

塗装のほとんどが終わりました。以前作ったアンプによく似ています。まあゆっくりやります。

もうその次のアンプの部品が集まってきました。

この3月・4月は例年季節がら仕事が少なく、自宅にいます。連続10台アンプを作って、出品しようかなとも考えています。




2013年3月11日 (月)

惚れっぽい

んです。私は。
女性じゃないですよ、相手は。確かに若い頃は女性にもすぐに惚れて、どんな子かもよく確かめず、切羽詰まった顔で、好きだ好きだと迫ってました。絶対もてませんよねこんな男。
それが今じゃ美人を見ても、性格までいいとは限らないしなあと、ひねくれオヤジになってしまいました。
そんな話じゃなく、惚れっぽいのは、パーツです。オークションでトランスを見てると必ずひとつは、気にいってしまいます。古くて、重くて大きなラウンド形状であれば、いっぱつで好きになります。性格悪いだろうと考えることもありません。色は黒か灰色ならGOOD。作られて55年以上ならなお、GOOD。
なぜなら長い年月、壊れていないということはそれだけで逸品だということ。でも好きになったもの全ては落札できないから、あえてキライになってお気に入りリストから、消さなければなりません。
キミと同じものが手元に二つあるんだ、ゴメンね。今サイフがカラッボなんだ、許してね。
そうして、屁理屈めいた理由の見つからないモノだけを落札しているのです。

2013年3月10日 (日)

大型トランス落札

昨夜オークションでハモンド社の100W級の出力トランスを落札しました。
ライバルもさるもの。私がこのまま落札という終了間際に、入札をかけるという作戦。実は一度「終了」の表示がでて、それまで最高値の入札者は、自分が落札できたと思いこんでしまうのです。安心して画面から目を離し、出品者からの連絡を待っていたらもうだめです。

さらにオークションは時間延長され継続していて、すべりこみ入札者の勝ちに。

私は一度これで痛い目にあっているので、以降は本当に終了かを、ページ更新して必ず確認しています。

今回も、仕掛けられましたが、そうは行くかと更に入札しました。

さて、このOPTと一緒に使うPTも入手済み。二次電流700mAというスゴイもの。サンスイ製です。 本当に両チャンネル同時駆動で100Wでるアンプを作りたいのです。

そしてこれで大型は終了予定です。

2013年3月 8日 (金)

シャーシー屋さん

今週は東北地方に出張でした。7日に帰って来たのですが、この日の仕事は午前中まで。
それでくりこま高原から秋葉原まで移動して2時間買い物をしました。
ゴム足と金皮抵抗、ルビコンの電解コンデンサー、RCA端子など。

今回収穫があったのは、ラジオデパート地下の奥澤さん。シャーシ、ケース関連を扱っています。私はあまりこの店で買うことがなく、今までは素通りが多かったのです。今回じっくり商品やお店を見てきたのですが、とても楽しかったです。
まず店の横に工場で見るような本格的な加工機が置いてありました。よく地下まで降ろしたものです。店員さんはずっと関西弁のお客さんと納入したケースの件でしゃべってました。横で商品をいろいろ手にとりながら聴いてたらおもしろかったです。希望仕様と違ってたけど、原因はお客さん側の説明不足によるもの。むしろ店員さんは、難しいけども一生懸命気をきかせてアイデアを出して対応してくれていたこと。
「ああ、ぼくが悪いんですわ。そこまで考えてくれはったんですか」お客さんが最後は恐縮してました。で再度ケースを作り直すことで収まりました。

関西弁の方が帰ったあとで、少し話しました。ホームページがあって、オリジナルシャーシやケース、特注対応や追加加工、表明処理、シルク印刷もOK。

アルミ材も平板から、アングル、チャンネルとふんだんに種類があります。材料も地方のホームセンターで買うよりはるかに安いのです。

今まで、ヒィヒィいいながら作業していたのが、このお店にたのんだらとても楽になりそう。オリジナルシャーシは購入後自分で加工するとして、側板を2mmで加工したものを頼んで、前面パネルは3mmにしてメーターやボリューム類の丸穴を明けてもらったら、ぐっと高級感が出そうです。

今後はこのお店を頼りにしようと考えています。みなさんももしご存知でなければHPにアクセスしてみてください。株式会社奥澤です。

2013年3月 5日 (火)

趣味と実益

オーディオガレージメーカーを興した方は、相当の覚悟を決めたのだと思う。

生半可な決意ではないと思う。

 仕入のルートを確立し維持する努力を怠るとあっという間に売るものがなくなる。

 人を雇う余裕がないなら、自分で4役くらいはこなさなければならない。中国への買い付け、

デザイン交渉。設計外注屋との打ち合わせ。プレゼン・広告の拡大。オリジナル製品を考え

ても、ひとりよがりのデザインでは見向きもされない。

 極めつけはオーディオフリークの皮をかぶったクレームモンスターとの戦い。

休みたいなんて言ってる暇はない。承知の上での起業だと思う。

 

 家内から以前、オーディオ屋を開いたら?好きなことなら我慢してできるんじゃない?と言われたことがある。

もちろん、不可能だとすぐに却下した。私には技術も知識もない、ビンテージ品をたくさん聴いた経験もない。ド素人には絶対むりだ。

 ところが、先日オーディオとは全然関係のない業界での趣味と実益の話を聞いた。これならできそうだと私も考えたが、いかんせん遅すぎる。年を取りすぎてしまってる。

趣味とはラジコンヘリコプターの操縦。最近この手の大会が多く、狭い範囲をホバリングさせたり逆さ飛行をさせたりして技を競うらしい。

でこの技術、どんな金儲けに使えるか。特別に読者のみなさんにだけ、お教えします。

 「農薬の散布」 みつかりましたか。

そうこの操縦の腕で、夏場、農協関連の団体から依頼を受け、集中的に何ヘクタールも、ヘリに農薬を積んで、上空から畑に散布させるのです。1日3回から4回。場所を変えてこれを夏場の3か月間繰り返すと、1000万円近くに。あとは遊んで暮らせるそうです。

ただし体力勝負。炎天下、朝6時くらいから、日中の3時くらいまで、圃場で立ちっぱなし。終われば、機械(ヘリ)を積んで次の畑へ移動。

手抜きをしようとしてそのままヘリを隣まで飛ばすと、視界から消えて事故ってしまったり、トラブルのもと。

技術的に一番難しいのは、ヘリを後ろから操るのは楽だが、くるっと反転してこっちを向いたときに左右が入れ替わるので、慣れないうちはパニックになるそうです。

そして元手が必要。この手のヘリは1000万円程度だそうです。

借金してお金を借りて、最初の年から一気にうまくやって順調に返済できるかが勝負です。それから一度墜落させると多額の修理費もかかります。これもリスクです。

私が20代だったらやってもよかったのですが。オフシーズンはアンプ製作にいそしむとか。

もし、食指の動いた方がいらっしゃれば、トライしてください。失敗しても私は責任はもてませんけど。

好きな音を言えるように

オーディオ店に行くことがあると思います。

自分で作れない機器、CDプレーヤーなどはやはり購入することになると思います。

 

そのとき、好みの音をはっきり伝えないと、あとで後悔することもあります。

 

店員さんの言葉と、お店での雰囲気で、それほど気に入った製品でもないのに、すすめられるまま買ってしまったなど。

やはり普段から自分の好きな音を説明できるようにしておきましょう。

ぬけがいい、レンジが広い、余裕がある、押し出しが強い、情報量が多い、雰囲気がわかる、この楽器はこう鳴ってほしいなど、普段から言葉を使って書き留めておくのもよいと思います。

ボーカルは機械によって声が細くなったりしますし。

 

お店で、店員さん相手に説明すると、相手方も好みの機器を選びやすいと思います。

何台か比較して、これよりはこっちが、こう鳴るから好きだ、とか試聴しきながらの説明もよいと思います。普段聴いているCD持っていくこともベターです。

 

最近は上から目線で機械を紹介する店員さんも減ったように思います。

ただただ、黙っているとハイエンドのセットを購入してしまうことになります。

 それから、お目当ての機械があっても、その日には買わず、その横の同格の製品も聴きましょう。すべてを知って、そのうえで納得できるなら、その時期に購入すればよいと思います。

 私がお店から買ったのは16年くらい前のCDプレーヤーと、3年前の中国製DAC,サンプラーなどです。でもこれは試聴もせずいきなり、オーダーしたのです。世の中の評判をいろいろ聞いて。

結果それ以外のものは聴いてないので、そのまま使っています。あとは中古品ばかりです。

2013年3月 4日 (月)

よい録音、よい音とは

最近になり、よい音について段々考え方が固まってきました。

これはあくまで私個人の意見なので、そんな考え方もあるのかなあ、程度に聞き流してください。

まずよい音は人によって定義が違うということが前提です。私なりの考えでは3つの分類ができると思うのです。

1.楽器の表情、鳴り方が詳細に再現される。情報量が多く、実際の演奏では、そこまでは聞き取れないかもしれないが、機械を通すと非常に細かく聴こえる。その音が好き。

2.自分の好みに沿った音がする。情報量は多くはないが、演奏の熱気や奏者間の掛け合いなど、その場の雰囲気が感じ取れる音がする。そちらの方を優先する。

3.自分の好みを主体とするのではなく、ビンテージ品ありきで、ビンテージ品の音に依存した再生音を好む。

多かれ少なかれ、愛好家は上記のどれかの道を選んでると思うのです。ただしこの3つのどの場合でも、機器はいろいろ選択していると思います。

  ただし私の場合は、1ときどき2です。基本2で、1もクリアできていれば申し分ないのですが。

2013年3月 2日 (土)

なぜここまでやるか

現在OY36を使ったアンプの製作記事を書いています。

今日は、補助金具の作り方を書きました。なんでここまでやるんだろう。

 自問自答しました。

1.デザインに拘りたいから。

 メーカー製にあまり引けを取りたくないのです。アマチュアだか   

 らと、弁当箱シャーシに部品をとりつけ、裏蓋もつけずに完成、というのはあまりやりたくな   

 いのです。ときにはやりますが。

 ひと目見たかたに、これは素敵なデザインだなあと感じてほしいのです。

2.使う人のリスクを低減したいから。

 私はプッシュプルアンプは必ず固定バイアスにしています。すっきりして、スピード感があって好きだから。

 もし、私のアンプを使う方が、アンプの扱いに不慣れな方なら難儀されるでしょう。なにしろ    

重たいアンプをひっくり返すと、畳に亀裂がはいったり、フローリングにキズが入る可能性があります。

 慣れないと感電のリスクもあります。バイアス調整ミスで、球をお釈迦にするリスクも。ひっくり返すときに、球が床にあたり、足から曲がってしまうこともあるでしょう。

だから私は、ひっくり返すことなく、バイアス調整ができるようにしています。

3.同じ体験をしてほしいから

私は結構、ノウハウをさらけ出しています。詳しく書いているつもりです。なぜなら同じような作業をしてほしいから。

アンプ製作されてる方は結構いらっしゃいます。中には私以上にデザイン・回路知識を含めて能力のある方がいらっしゃるはずです。

私のアンプよりはるかに素敵なものを完成させてほしいのです。絶対いらっしゃるはずです。

今度は私がそのアンプを参考にさせてほしいのです。

4.ものつくりを継続して、老化の防止をはかりたい。

最近、頭の中の情報を引っ張り出すパイプが詰まっています。その前段階として、どのパイプから引っ張り出すかの切り替え作業も時間がかかり始めています。

考えること、想像力の範囲を狭めず維持することが必要で、アンプの製作はそのプラクティスになっています。

半田ごて、テスター、ハンドドリルを持ってらっしゃるかた。本格的にやりませんか。

私も本格的に製作を開始したのは、この2年くらいです。以前は3年に1台でした。ノウハウなんて繰り返してれば貯まるものです。

だから、きっと本気になれば誰でもできると思うのです。

OY36・KT88アンプ④

今日は3時間作業。

固定バイアス調整用のVR・4個と、テスターリード棒差し込み用端子(赤黒各1個)を取り付けるためのアルミ補助金具を作りました。前面パネルの裏側で使う金具です。

この金具がないと、アンプのシャーシ・ケースの構造が成立しないのです。

まず、手書きで概略の形、寸法を決めます。

Img_0595


ピンクのマーカーで描いてあるのが、完成予想図。こうやって頭を悩ませてボケないように気をつけているのです。

Img_0594


正式な図面。平面図です。200mm×50mm(t=1.5)のアルミ板から切り出します。穴明けや、折り曲げ前の図です。

Img_0591

出来上がってVRや端子を取り付けました。

Img_0593

反対(前面パネル側)から見た図です。アマチュアの手作業ゆえあまり綺麗ではありません。

Img_0596

前面パネルにあてがう前です。

Img_0597

あてがってみました。まあ何とか、中心に寄ってるかな。

調整のコツは、VR取り付け用のφ10の穴を明ける前に、前面パネルにあてがい、パネルの穴からコンパスの針で、パネルの穴をテンプレート代わりにして、金具の表面に罫書いてやるのです。

 つまり現物合わせ。そしてφ10の穴はやや大きめに明けて遊びを持たせておくことです。

そうするとVRのシャフト位置も調整がききます。

今日はここまで。この金具はまだこのあと、紙やすりで仕上げます。まあゆっくりやります。

ではまた。

ベン

今日は雨。OY36/KT88アンプの作業できず。

そこで少しデザインをいじってみました。つまみを変えてみたのです。

Img_0587

実はつまみは、両面テープで貼り付けています。黒かったつまみをメタルのものに。

それから、ちょうど顔の鼻にあたるところ。この小さなつまみはVUメーターの0dB調整用です。少し長かったかな。

以前の黒いつまみは、昔のオシロスコープに使われていたものです。メタル製に変えたらシャープな印象に。そのうち最終仕様を決めなければなりませんね。

さて話は変わりますがベンです。

 

Img_0589


テナー奏者、ベン・ウェブスター。

彼のたくさんのアルバムの中で、私はこのレコードがお気に入りです。アート・テイタムのピアノと彼のサックスが、とつとつと語っています。

二人のやさしさが伝わってきます。20代のころ、ターンテーブルにこのレコードが1週間以上乗っかったままの日々がありました。

 心がすこし弱くなっていたころです。二人の演奏に助けてもらったのです。

でもベン・ウェブスターは私生活では、ビリー・ホリデイと暮らしていたころ、彼女を傷つけていたことがあると何かで知りました。

 

まあ、人にはいろんな面があって、本当のことはよくわからないのですが。

 

気持ちが沈んだときに、よろしければお聴きください。

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