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2012年12月24日 (月)

使われない銘球

今年、世間ではいろんなことがありました。若い歌舞伎役者の逝去や中央道トンネルの天井崩落による痛ましい事故。

これらから得たうちの夫婦の結論。人間いつ死ぬかわからない。ひょっとすると明日、この世とおさらばするかもしれない。

であれば、「欲しい物は早いうちに手に入れる、遊びに行きたいところは早めに行っておく。後悔しないように」

この結論が出るやいなや、私はかねてより欲しかった真空管を手にいれました。

英国球DA30。しかもペアを2度にわたりオークションで落札したのです。

1ペア目は家族にも正直に落札金額を伝えた。どんな反応をするかとおもいきや、上記の結論が出た直後だったので、

「いいじゃない。元気なうちに手に入れて楽しめばいいじゃない」

いつもと違い、堂々とすんなり入手できた。実はもう1ペア、追加で入手した。同じくらいの金額。さすがにこちらは黙っておいた。

家内も負けていない。嵐のDVDだか、チケットだか、何だかしらないうちにいろんなグッズが家の中、あちこちで増えている。まあいいか。

それでDA30である。個人的意見だが、米国WE300Bよりはるかに優れものだと思っています。

300Bの音色は品位や格調を備えている。だがDA30は奏者のその時の心情、体調、集中力までえぐり出して聴かせてくれる。そう信じています

先に入手した1ペアです。

Img_0409

譲ってくださった方々は、共に40年くらい前に、かつてラジオデパートにあった太平洋というお店で入手されたとのこと。これは偶然でなく、当時このレベルの球を扱っているお店はそうそうなかったから。

そして興味深いのは、いずれの方も入手したけどずっとしまいこんでいて、一度も使わなかったということ。

なぜなのか、考えてみました。

1.球を入手することが精一杯であとのことは考えていなかった。

2.高価な球であれば、それなりの回路、トランスの準備が必要だが、時間・費用ともに、余裕がなかった。

3.年に一度くらい、取り出して顔を拝むだけで満足していた。

さて、かく言う私も、そうならぬよう、部品や製作準備は進めています。300Bと差し替え可能なアンプを考えています。自分が聴くためのアンプです。

しかしながら、他のこと、他のアンプで手一杯で、まだ着手は先になりそうです。

気がつけば、前の所有者のように他人に売ってしまうことにならないように。

 なにか呪縛を感じます。

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