« アメリカサウンドアンプ製作⑩完成しました | トップページ | テレフンケンEL34のこと »

2012年4月29日 (日)

しっかりしたデザイン

オークションで自作アンプの出品をよくみる。人の作ったアンプが気になるからだ。

 ふと「UZ42シングルアンプ」に目が止まった。じっくり見ていくうちに、うーんと唸ってしまった。

素敵なデザインである。まるで浅野勇さんのアンプのようだ。ソケットの方向。黒に統一した色調。シャーシ天板に不要なネジの頭がない。

私はラグ端子を固定するだけのために、シャーシにドリル穴を開けるのがいやなのだ。

公に公開されているので、写真を転載します。もういいでしょう。

Uz42

おそらく初段はハイμの三極管。出力トランスはノグチトランスあたりの6W級か。チョークコイルも合わせカバーで10H100mA程度と思われる。

ここでようく見てほしい。42の後ろに隠れているメタル管である。おそらくは整流管の5T4かなにかだ。

感心するのは、出力トランス、チョークコイルが合わせカバーの形状のものであること。これらは角型のケースに入ったものを使うと、比較的簡単にデザインがカッコよくなるのである。

しかし合わせカバーはそうはいかない。なぜ成功しているのか考えた。まず向きだ。鉄心の積層部分を正面に向かせている。これでいい。理にかなったレイアウトだ。これ90°回転させるとイメージがこわれてしまう。

そして色の使い方がうまいのである。OPTの前と横に黒いメタル管を持ってきている。おまけにUZS42は内部がてっぺんまで黒いカーボンスートで覆われている。

さらにシャーシの天板がアルミ素材に近い色であること。これがまた心憎い。

天板まで黒いと全体が真っ黒で重くなり、華やかさのないイメージになってしまう。

それから、各パーツのレイアウトもすばらしい。スキがないというかムダがないのである。機能的であり工業製品としてのイメージも漂っている。必然としてこのレイアウトになっているのだ。右前面に電源スイッチを持ってくると、自動的にこのレイアウトになってしまう。私が設計してもこの通りになってしまう。これ以外のレイアウトで成功させるのは至難の技だ。

いやあ、いいアンプを見せてもらった。

おいくつくらいの方が作ったのだろう。30代ならたいしたものだが。

« アメリカサウンドアンプ製作⑩完成しました | トップページ | テレフンケンEL34のこと »

オーディオひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1050852/45071082

この記事へのトラックバック一覧です: しっかりしたデザイン:

« アメリカサウンドアンプ製作⑩完成しました | トップページ | テレフンケンEL34のこと »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ