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2012年3月

2012年3月30日 (金)

つくると言ったら作る

最近寂しいのです。

「キット屋店主ブログ」の中止もあって。ブログは最後の3日間、閉鎖に関するユーザーからのレスポンスを只管(ひたすら)掲載するそうです。

私には希望的観測があります。もしかして店主はユーザーからの閉鎖を惜しむ声をどんどん掲載することによって、企業の上層部にこれらを見せて、中止の中止を企てているのではないかと。

かなわぬ邪推かもしれませんけど。

 それから、もうひとつ寂しいのはオークションで自作アンプが落札され、遠くに嫁入りしてしまったこと。

アンプがもらわれて行ったこともさることながら、オークションが終了してしまい、落札までのスリリングな5日間が終わってしまったこと。

この終了に至るまでのエキサイティングな期間は、相当な快感です。

 よってもう一度、スリルを味わいたく、アンプを作ることに。いわゆる癖になってしまったようです。

ただ作ると言っても、魅力的なものでないと、入札件数も増えません。

 ここいらで、設計段階からまた、頭をなやませることになります。

次機種のアイデアはこれ。

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アメリカンサウンドを強く意識したパワーアンプです。OPTに米国製、C・R類もアメリカ製を使って、固定バイアス、UL接続35W×2程度の出力。バイアス調整はメーターを見ながら前面から出来るようにします。

外観は前面パネルと側板もあつらえ、ケースに入った形にしたいと考えています。430×200mm、厚さ2mmのアルミパネルの切り出し加工から始まります。

 今回は製作記事は書きません。今までブログに書いてきたことの繰り返しになりますので。

調整と測定は詳しく書いてみようと思います。

つくると言ったらつくる、こう自分に言い聞かせないと最近はだめなのです。

2012年3月29日 (木)

キット屋 大橋さん

この3月末でブログを終了させるそうですね。とても寂しくなります。

大橋さんとは一度だけ、試聴の予約でメールを交わしたことがあります。都合がつかなくて訪問できなかったのですが、メールの端々に顧客に接するときのプロ意識を感じました。

 すごい方です。ある時期に根性を据えられたのでしょう。わき目も振らず、周囲にまどわされることなく、真っ直ぐに歩んでこられました。それらの記録の全てが、「店主のブログ」に収められています。

このブログは真空管オーディオの市場拡大に多大な役割を果たしてきました。時折はどうみても、自社製品の宣伝だなあ、という記事も当然ありました。この製品を少し売ろうと意識しているなあと。

 ただ心配なのは、ブログの終焉とともに市場が縮小しないだろうか。真空管オーディオに関する情報が急激に乏しくなってしまわないかということ。

キット屋が売上拡大を繰り返してこられたのも、実はこのブログの効果が大きいと思います。ブログは言えば大橋教の布教活動の場だったからです。その成果としてのオーディオフェアでの客の入りは相当なものです。

終了決定については、競合他社や取り巻く環境から相当な圧力があったのかもしれません。妬み、やっかみ、あるいはおためごかしにもみ手で擦り寄ってくる者達。

私自身、キット屋のレプリカ製品をみては、オリジナルメーカーから訴えられやしないかとひやひやしていたものです。

 しかしながら、最近世の中で少なくなってきた、頑張りやさんの声を今後もなんらかの媒体で聞き続けたいものです。

2012年3月28日 (水)

オークション

6RA8プッシュプルアンプがオークションで落札されました。

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希望としては4万円以上、5万円を超えれば万々歳。結果は4万7千500円。まずまずでした。

今回は熱心に入札に参加してくださった方がメインで8名。最後は一騎打ちでした。

入札された方をみると、興味深いのは普段は出品がメインの方が半数以上だったこと。

 途中でリタイヤされた方でしたが、私自身が中古部品を落札して、分けていただいている方もいらっしゃいました。その方からの部品も少し使っているのです。

売る側の方に入札していただけるのというのは、製作者冥利につきます。

総アクセス数は1337回。入札は47回でした。

 私のアンプと全く同じ金額で、キット屋さんの6BM8PPが中古で落札されていました。それほど高価なトランスは使っていないのですが、やはりネームバリューは強いですね。

以降もこつこつ作っては出品しようと思っています。

2012年3月26日 (月)

テレフンケンEL34の一部に

EL34がまた内部スパークしました。

2年前、UL動作から3接(三結)動作に切り替えてすぐにスパークしたことを報告したことがあります。

昨日アンプのボンネットを外して、初段管を交換したときです。ボンネット(薄いアルミ)が1本のEL34に軽く当たりました。実際カツン程度なので、気にせずに交換後SW-ONしたのです。

スピーカーからバリバリ音と同時に管内がスパークして、ピンクの火花が。

あわてて、SW-OFFしました。

スペア管に差し替えると何事もなかったように動作しました。試しにと思い、以前スパークした球をさがして今回のものと2本並べてみると、同じロットでした。

冷静に考えたのですが、どうもあるロットは電極の作りに問題があったのではないか。

具体的にはプレートとすぐその内側に巻いてある第3グリッドが近いのではないかと。

機械的、あるいは電気的衝撃に対して接触(ショート)しやすい構造なのではないかと思われます。

1本割って調べてみますか。

2012年3月22日 (木)

アルミ弁当箱シャーシ

手ごろに入手できて安価な弁当箱シャーシ。摂津金属やフジシャーシなどがそのメーカー。

でもデメリットがいくつかある。

①板厚が薄いので重たいトランス類をいくつも乗せると、天板がたわんでしまう。とくに小型のものはt=1mmしかない。

②側面は折りこんであって、尚且つスポット溶接がしてあるので、見た目がスマートでない。

③裏板がついていない。よって下側はフルオープン。感電のおそれ。誘導ノイズの発生が懸 念される。

解決策がある。

①シャーシの内側中央にL字アングルを横一直線で取り付ける。これで沈まない。

②側面にもう一枚、アルミ板を重ねる。あるいは木材(ニスなどで塗装しておくときれい)でサイドウッドを取り付ける。シャーシ内から木ネジで締め付けておく。

③以前から言っていますが、ネジを切って裏板を取り付ける。

あるいは秋葉原のノグチトランス販売の2mm(ツーエムエムシリーズ)のシャーシを購入する。但しこちらも裏板は別売りで用意していますが、取り付け用にシャーシのネジ穴は切ってありません。

上記③の技術を習得しましょう。ぐっと製作の幅が広がります。

2012年3月21日 (水)

アンプからブーンという音②

6RA8アンプを作っていて、製作直後は50mV程度のノイズが出ると申し上げました。このノイズの正体がわかりました。

前言を訂正します。きちんと作ったアンプは50mVもノイズは出ません。実はアンプ完成後、エージングを兼ねてずっと鳴らしていたら、ブーンというノイズが突然発生したのです。

裏蓋を開けてテストをしていてわかったこと。50mV程度のノイズはRCA入力端子から初段のグリッドまでの配線で、アースが不完全の場合に発生するものだと。周波数は100Hzか120Hzです。

私の場合は、中古で使った東京光音の結構高価なボリュームが原因でした。このボリュームは以前、結構強い力を加えたことがあります。それにより内部のアース端子の接続にガタが発生していたのです。ある方向に押せばノイズは0.1mV。反対方向に押せば50mVに変わります。

よってこのボリュームは廃棄。新しいものに取替え。これで問題は収まりました。

教訓:ブーンというノイズは入力段のアース不良がその正体。

もしノイズに悩まされることがあるのなら、上記の原因を疑ってみてください。

2012年3月20日 (火)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編 ⑭ 最終回

昨日から今日にかけて配線が終わり、調整をしました。

①配線作業中は、台の上に、半田ごて、ニッパー、ラジオペンチ、ワイヤーストリッパー、ピンセットを並べておくこと。特にピンセットには助けられます。工具をとっかえひっかえしているうちに、手術中の医師になったような気分になります。

さてシャーシ裏のはらわた。2枚目は横から見た図です。

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②配線がおわり、テスターを準備してSW-ON。すばやく各部の電圧を測って異常が無いか確認します。今回、CRの定数をカットアンドトライで変更しました。

最終の回路は最下段の写真です。回路図に一部抜けがあります。実際には初段12AT7のグリッドから1MΩでアースに落としています。

最終調整後、デジタルテスターで確認したら、残留ノイズが0.1mVまで下がりました。

あらたね両cHとも0.2mV以下です。NFは6dB程度。

実はすんなり出来上がったわけではありません。まず、チューブラー型の電解コンデンサーは、はじめはオークションで入手した、ジャンクアンプから取り出したものを使ったのです。30年以上前のもの。これがくわせものでカップリング段で所定の電圧が出ません。

まてよと疑って全て未使用品に変えたら一発でOK。事前に容量を測ったらOKだったので良品だと信じていたのです。目での確認は無理ですが、絶縁不良になっていて、漏れ電流が流れていました。今後の教訓です。「ケチると痛い目に遭う」

それから残留ノイズの件も苦しめられました。出来た直後は50mV程度ありました。ずっと通電したままで置いておきます。するとじわじわと下がってきます。当初は電流が各パーツの中を初めて流れて、こなれないのでしょうか。不思議です。

さらには、入力端子をショートさせます。この時点で1mVを切ります。更に球をとっかえひっかえ、特に前段の12AT7と12AU7です。手持ちのものを用意して、いろんな組み合わせでトライしていきます。0.5mV程度になったら、最後にNF抵抗を接続します。

そうして裏蓋を閉じると0.2から0.1mVまで下がりました。

前回作った6BM8PPは260×165mmシャーシに2CH分詰め込んだので、チョークコイルも使えず、大きな容量のコンデンサーもだめで、ノイズは1mVでした。

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③測定した結果、定格出力9W(3%歪、1KHz)。周波数特性10Hz~20KHz(-1dB)さすがサンスイのスーパーワイドシリーズのトランスです。10KHzの方形波も破綻がありませんでした。

音は?まだエージング中でなんとも言えませんが、大型出力管ほどの包み込む余裕はありませんが、バンタム級の小気味よい闊達さ、美しさを感じます。サンスイの音だなあと。

今回で連載を終わります。次は大型管に挑戦。この6RA8のアンプは手元に置かずに、世間に出します。それでは一旦修了いたします。ありがとうございました。

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2012年3月19日 (月)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑬

電源部、そして出力段まで配線完了しました。

①B電源まで配線完了しました。平ラグにチューブラーコンデンサー3個を取付けます。

私は倍電圧整流の場合は、コンデンサーにパラで100KΩ程度の抵抗を抱かせています。2段の電圧を等しくするためと、立ち上がり時に急峻な高電圧発生を抑えるためと、電源OFF時に溜まった電荷を瞬時に放電するためです。

上がラグ端子の裏側、 下が電源部周り完成の状態です。ここでようく落ち着いて、回路図と実際の配線を照合確認します。重要なのはコンデンサーとダイオードの極性です。

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更に、テスターのΩレンジで、コンデンサーのプラスとアース間の抵抗値を確認します。高抵抗を示してじわじわと抵抗値が減っていくのならOKです。こんなときは、デジタルテスターよりもアナログテスターの方が、視認性がよいのです。

いよいよ電源SWをONにします。テスターをB電圧に接続して監視できるようにしておきます。心臓がバクバクします。このときがアンプつくりで一番緊張するときです。

ONしてテスターをよくみておきます。煙が上がっていないか、変な臭いがしないか、シュルシュルと何かが燃えるような音がしないか、五感を研ぎ澄ませます。

とくに問題は有りませんでした。やれやれ一安心。

B電圧は全く無負荷なら、電源トランスの端子表示電圧の1.6倍程度の値になります。倍電圧で105Vなら、かける2で210V。この1.6倍で320V程度です。

ここまでうまくいったら、次は6RA8PP出力段の配線です。OPTの1次、2次(NF回路はまだです)。6RA8のプレート、カソードバイアス回路。グリッドリーク抵抗と前段までのカップリングコンデンサー。ここまで終わったら、また回路図との照合です。

問題がなければ6RA8を4本さして、プレートにテスターを接続しておきます。OPTにはダミー抵抗8Ωをつなぎます。そしてSW-ON。

プレート電圧が初めは高く出ますが、やがて少し下がって安定します。290Vになりました。今度は4本全てのカソード電圧を測ります。大体21V前後でよくそろっていました。

中古のジャンクで入手した6RA8が全て生きていました。このときの動作条件は、プレート電圧は290V-21V=270V。カソード電流は21V÷500Ω(カソード抵抗)=40mAです。よってプレート損失は270V×40mA=10.8W。最大プレート損失15Wなので余裕をみた使い方です。まあ保守品なので。

ちなみにダミー抵抗の両端で、ACボルトレンジを最小にして、残留ノイズを測ります。両chともに0または0.1mVでした。

次回は完成後です。

2012年3月18日 (日)

6RA8プシュプルアンプ 製作編⑫

配線作業の前に、ラグ端子の準備方法を。

①ラグ端子の端子の数を減らして短くする方法。 まずカット部にカッターで表裏から切り込みを入れます。ラジオペンチではさんでおいてこの線で折ります。

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真ん中狙いで。

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裏面からも同じ位置に切り込みを。

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ラジオペンチで折って、ベークの切断面をやすりで仕上げます。

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②次に米国製のMT9Pソケットにサトーパーツのラグ端子は、底の部分が広くて、朋締めできません。そこで金バサミで切って形を整えます。上の写真が加工の前後。下の写真が収まったところです。

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カット前と後をならべて比較。

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カットしたラグ端子のとりつけ状態。

③シャーシアースは圧着端子を使っています。カシメ工具で4本のリードを締め付けます。一番下の写真が電源トランスのネジと朋締めして一点アースとしたところ。

Img_0034_3 Img_0037_3 Img_0039_2

④そうして、ラグ端子類がすべて準備完了。下の写真はヒーター配線までが完了して、あとはパーツやワイヤーなどの本配線を待つばかりの状態です。

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2012年3月17日 (土)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑪

今日は、電源トランスの1次側とヒーター配線まで終らせました。

SW-ONでヒーターが灯りました。この段階ですでに動作状態と見かけは同じです。

ここまでのテストは、

①PTの一次側まで終了したら、ACコードからヒューズ、SWへの配線、PTの100V端子への接続を確認。OKならSW-ONでPTの2時側の端子電圧をテスターのACレンジで測ります。無負荷なので、表示の1.1倍の電圧が出ているはずです。

②ヒーター配線が終ったら、球はささずに、6.3V端子から、ソケットのヒーター端子(番号もチェック)を確認します。球を挿さないままSW-ON。ソケットのヒーター端子に7V程度が来ているか確認。12AU7などは、7Vまたは14Vがしかるべきヒーターのピンにきているか確認。

いよいよ電圧に問題がなければ球を挿してSW-ON。

全部の球が点灯しているかよく見ます。そのまま部屋を暗くして、しばし眺めます。

次回は配線終了時に一度内部写真を掲載する予定です。

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2012年3月15日 (木)

やる気がでない

実態配線図も描いた。今日は家族も留守で私の仕事はオフ。

はんだごてを握るには、またとないチャンス。

でも気持が湧いてこない。昨日の出張帰りの長距離移動の疲れもある。

 しかもやる前から、目が疲れるんだろうなとか、腰が痛くなるんだろうなとか考えてしまう。

これを老化による気力の減退というのだろうか。

 20代のころは、徹夜して朝方に新作アンプの音を聴くこともよくあったのに。

まてよ、ブログに進行を書いているから、締め切りに追われるライターのようになっているのだろうか。逃げたいと。

 ちょっとパーツボックスの引き出しを開けながら、部品を集めてこようかな。

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2012年3月12日 (月)

おことば

今日の新聞に、3月11日の東日本大震災の記念式典に出席された天皇陛下のおことば(全文)が掲載されていました。

読んでいて次の文章に目が止まりました。「・・・地震により原発事故が発生し・・・・」

ああ、ついに東京電力の主張「原発事故の原因は津波であり、地震ではない」が天皇陛下により打ち砕かれてしまったのです。

どうしますか東電は。それは違うと陛下に訴えるのでしょうか。またメディアを使って言論の圧力をかけるのでしょうか。

 お言葉に対する、東電社長のご意見を拝聴いたしたく。この質問を東電に投げかけるメディアがもし出てくるなら、少しは日本の未来も明るいのではないかと。

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑩

今日は寒かったですね。

さて、なかなか時間が取れませんでしたが、確定申告も終わり、実態配線図を書いてみました。

まず、電源部に金具をあつらえ、平端子板を設置。電源部は大型パーツが収まるところさえ確保できれば、あとは楽です。ダイオードとコンデンサとチョークコイルくらいですから。

アンプ部は回路図をみながら、紙に、先にソケットやトランス類の端子形状をインクで書いておき、C,R類、ワイヤー線とラグ端子を鉛筆で何度も書いては消して推敲を重ねていきます。納得がいったらインクで清書します。

配線図には、ヒーター配線は省略しています。今回はアース母線は張らず、ラグ端子を利用して初段、次段、出力段と渡していきます。最後はOPTの二次側から、電源部の1点アースへ接続します。

アンプ回路で、12AU7のプレートから6RA8のグリッドへ0.22μのコンデンサを渡しますが、基本的にグリッドからコンデンサまでを短くします。

図には描いていませんが、前段MT管のセンターピンはソケット取り付けビスに卵ラグをかませてシャーシアースをします。このセンターピンには回路のアースは何も配線しないこと。

これで球さえ優秀なら、残留ノイズ0.3mV以下は可能だと思います。実際の配線のときはこの実態配線図を参考に、場合により端子をひとつ横に動かしたり、臨機応変にやっていきます。

回路図と首っ引きで実態配線図を描いていると、どのピン、端子に高電圧が来ているかが頭に入っていきます。双三極のMT管ならプレートは1番と6番、6RA8なら9番、電源部から来ている端子はここと。調整のときに注意しておくと感電のリスクが減ります。

写真はシャーシ内と実態配線図(ちょっと汚くてゴメンなさい)です。クリックすれば拡大されます。次回は配線です。

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2012年3月 6日 (火)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑨

実体配線図の作成ですが、回路図をご覧ください。

出力管ののちのちのメンテを考えて、自己バイアス回路とし、1本ずつカソードにCRをパラで入れています。バイアス回路に電解コンデンサー4個。

電源回路は倍電圧整流のため、平滑回路にチューブラー型電解コンデンサーが3個。

増幅回路にも各段、左右にデカップリング用に必要で、この部分で4個。よって合計11個のコンデンサーが必要です。

30×20センチのシャーシ内にこれらを収めなければなりません。概略このあたりにこんな感じでということで、コンデンサーを置いてみました。これらを取り付けるための端子を準備する必要があります。パイロットランプがちょっと長いですね。明日短い奴を買ってきます。

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2012年3月 3日 (土)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑧

今日はパーツの取り付け。1時間程度でした。

取り付けに関する注意点は

①軽い物から重い物への順番を守る。具体的には、前面パネルのSW、パイロットランプ、VR。背面の入力端子、SP端子、フューズ、AC電源用コネクタあるいはゴムブッシュ。

 工具はスパナ(大きさは適宜、セットで購入しておく)、小型モンキー。注意点はラジオペンチで大きなナットは回さないこと。ラジオペンチの先がシャーシの表面に当たり、円弧状の傷が入ることがあります。スパナを回して締めるときも、シャーシ表面に当たらないよう、細心の注意を。

つまみを締めるのは六角レンチの細い奴です。

②次に真空管ソケット。工具はラチェット式六角スパナとドライバー。ネジの頭をドライバーで固定しておき、六角スパナの方を回すと、シャーシの表面にネジの回転による塗装のハガレが防げます。このラチェット式スパナ(8種のサイズのセット)も揃えておくと便利です。ソケットを締めるネジは長さ5mmが最適です。スプリングワッシャーとナットで締めたあと、ナットからネジが2mm出るくらいが丁度です。

3mmのネジは通常、ナベ型いわれるものが多く使われますが、私はバインドと呼ばれる物を使っています。伊藤喜多男さんの真似です。

③最後はトランス類。ドライバーと六角スパナで締めます。

工具の写真を載せます。工具の写真の一番左下、くねくねと曲がったマイナス&プラス一体型ドライバー。これは柄の長いドライバーが入らない狭いところで威力を発揮するすぐれものです。

また角度の付いたスパナが5本並んでいます。これはフリーマーケットで10年前くらいに手にいれたもの。オフセットスパナと言われているものでこれも締め付ける対象物の周囲にスペースが無いところで役立ちます。

そうして全てが取り付け終った図がこの写真です。モック状態。中身カラッポ。レタリングの状態もごらんください。

次回は実体配線図の作成です。このあたりからパズルのようでおもしろくなります。

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2012年3月 2日 (金)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編⑦

さて出張から帰って、夜にレタリング作業を実施しました。

必要なものはレタリングシート(サンハヤト)と貼り付用のペン(サンハヤトLP-350)とセロテープ、ハサミ、スプレー(固定用)。

①まずどの文字タイプでいくかを決定。それによりレタリングシートを選びます。お店でサンハヤトのシリーズをようく見ます。数種類から10種以上あります。文字の種類、大きさで吟味します。、それからオーディオ用語がすでに、並んで用意されているのものもあります。ボリュームつまみの周囲用に円状にドットが並んでいるものもあります。

昔はベルギー製のジムテックというメーカーのレタリングがありました。小ぶりで太い文字で、視認性がよく好きでしたが今は無いようです。

②貼り付ける前に、被貼り付け面の凹凸をなくしておきます。そしてシートを持ってきて、目指す位置に固定したら、ペンの爪側の方でしごいて、転写していきます。こつは、文字の水平を必ず確認すること。目指す文字だけに、爪を当てて文字のインクが全て転写されたことを確認してシートを剥がすこと。

貼りたい文字の部分だけを切り取って、転写するのはやめたほうがよいです。取り扱いに苦労しますし、横方向の水平度がきれいに出ません。シート状なら確認は容易です。

転写の際に、被貼り付け面に、レタリングシートの本来転写するつもりのない文字が付いてしまうことがあります。これはカットしたセロテープではがし取ります。

③転写後はレタリングシートに入っている紙(転写後のしごき用)を文字の上にあてて、ペンのこんどは逆の丸いボール状のほうでしごきます。これにより転写強度を上げるのです。

④これをゆっくり、順番にシャーシ全体に繰り返していきます。例えば真空管の文字を入れる場合は横並びに一直線上にくるように、注意します。ばらついたら思い切ってセロテープで取り除いて転写し直しましょう。気前よく行きましょう。

⑤最後は文字の上から、透明クリア(プラモデル用でOK)でスプレーし文字の脱落防止を行います。

レタリングを入れると、たとえばアンプが第三者の手に渡っても、何の真空管をさせばよいか分かります。また見た目のデザインもよくなります。何もないといかにもアマチュアが製作したかんじです。

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ペンの爪でしごいて転写しています。

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失敗したら、セロテープではがし取ります。

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転写後、ペン先の丸いほうで、紙の上からしごいて、活着させています。

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これがペンです。英語で言えば、This is a pen.

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転写の様子。膝の上に抱えています。

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全体を見てうまくいったら、明日天気のいいときに、上から全体に透明クリアーを塗布して仕上げます。乾燥後はひっかいてもとれません。

女性ヴォーカル

最近聴いている女性ヴォーカルは、カサンドラ・ウィルソン。実験的なナンバーでなく、「フラジャイル」のようなストレートな曲。

それから夏川りみさん。澄んだよく伸びる声が好き。

私はもともと、女性と会話をするのがおっくうな性格だ。仕事上での話なら、話題が決まっているからスムーズに話せる。

しかし一旦昼食になって同席することになると困ってしまう。気をつかって話しかけられると、申し訳ないと思うし。かといって自分から話題を提供するのも、興味のありそうなことを聞き出したり少し相手のことを考えなければならないからおっくうだ。

 一番楽なのは、ひたすら自分だけがしゃべりっぱなしの状態だ。でもこれでは失礼だし。

こういうときの一番の処し方は、相手を女性と思わず人間だと思って、つまり男性と同じように会話すればよい。だいたいそうしている。

とりとめない話になって申し訳ないが、初めてレコードを聴く女性歌手にも最初はおっくうさを感じる。べつに会話するわけでもないのだが、相手は自分の感情をいっぱいに声に乗せて、こちらに向かってくるわけだから。

 うちのセットで聴くと目の前にいるように聴こえる。だから怖いのだ。でもやがて、こちらからのレスポンスは不要だと気付くと楽になる。

そうして今は、カサンドラ達を会話なしで部屋に招いている。そのうち美女で最高の声の持ち主であるマリア・カラスを聴こうと思う。

なにしろ、すぐそばに来てくれ、私はなにもしゃべらなくていいのだから。

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