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2012年1月 9日 (月)

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーである。紐で大事な部分を隠している踊り子さんのことではない。

オークションで一目見て惚れたのである。ウォッチングリストに入れていたら、知らないうちに落札者なしで終了していて、出品者にわざわざお願いして再度出品していただいた物である。800円であった。新品を調べたら3600円であった。

中古だがしっかりしている。機構を動作順に観察しているとおもしろい。人間の握力だけで、リード線の被服が剥けるカラクリである。

昔の人はよく考えたものだ。握力を利用し、バネとテコの応用と刃物で被覆を剥がすという仕事をやってのけるのである。

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2番目の写真、ぐっと握り締めると、左側の黒いL字型の金具が降りてきてワイヤーを押さえつけようとする。同時に右側の上からもギロチン形状の歯が降りてくる。

3番目はL字とギロチンがワイヤーを押さえたあと、さらに握り締めて行くと、次はヒンジの部分を中心に2つにパカッと開いて、切れた被覆がコードから引き離されていく。

みごとだ。見ていて飽きない。堅牢で何度使ってもへこたれそうにない。何しろ色がいい。昔から灰色に身を包んでいるものは働き者だ。放送協会に収められた放送器材、さらには昭和の時代の日本人作業者。みんな灰色だ。どぶねずみ色万歳!

この工具、実はベッセルである。最近のベッセルのワイヤーストリッパーは薄くて、黒くてハンドルは赤い樹脂をまとっている。しかも被覆を剥くときは自分で工具を引っ張らなければならない。

アンプを1台組むときは、ワイヤーの被覆を何回剥くだろう。100回以上かもしれない。

このワイヤーストリッパーがあれば、手も痛くならない。ただ難点を言えば、手の小さな私には少し使い辛い。そして大きいので保管にスペースをとる。

でも気にしない。欠点を補って余りあるからだ。

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コメント

kasatakaさん

私はこういう凄いものを見るときはいつも、私よりはるかに頭脳レベルの高い人が存在していてよかったと安堵しています。
 

私も使うたびに、「これだれが考えたんだ!!頭いいな~!!」と35年程使っています。灰色でグリップは、滑り止めはなくて黄色です。KYORITU PATと刻印してあります。まさに名器ですPATとあるのでベッセルよりこちらが本家本元でしょうか。

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