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2012年1月

2012年1月31日 (火)

音楽を聴く努力

最近CDを買っていません。というより新しい曲、新人アーチストを自分から聴こうとしていません。

これではダメです。いつもいつも聴く曲はせいぜい5枚のCD。もう新鮮味がありません。

聴く目的も鑑賞ではなく検聴。そう音のいいアルバムで、機械の音色を確認しているだけ。

これじゃだめです。

 20代のころ、ひたすらレコードを買って聴いていました。就職してお金が自由に使えるようになってから、レコード屋にいくたびに10枚単位で買っていました。

 でもこの買い方がよくなかった。

 まとめ買いじゃなくて、何を買うかを決める方法です。正直に言ってジャズジャーナリズムで取り上げられているいわゆる名盤ばかりを買っていたのです。

 これが間違いでした。人の意見に盲目的に従っていただけでした。

 そのころは、好きな音楽の選び方の指南書がありませんでした。「これを買え」だけ。

いまでもいい指南書はないのでしょうか。

 かくして私は、いい音楽に近づくアンテナも術も持たないまま、いい年をこいてしまいました。しかも今は、家庭の財政上、自分のサイフも苦しくなっています。

 少し勉強しようと思います。いいアーチストの確実な発掘の仕方。打率のいいCD選定方法。これもこれからの趣味の一ジャンルになるかもしれません。

 

2012年1月30日 (月)

5極管で直熱三極管の音を実現するには

私の経験の範囲の話です。

EL34で300B似の音が出ることが確認できました。かつて池田圭さん(ひょっとして武末一馬さんかもしれません)がおっしゃいました。「私はEL34の三接と300Bの音の違いがわからないのです」

30年前の雑誌の記事でこの原稿を読んだときに、ああこの方は高齢になり耳が衰えてらっしゃるのだろうなあと考えたものです。

 ところがその記事の30年後、私自身が同じ経験をしています。耳が衰えたのでしょうか。いやそうではないと思います。どう聴いても直熱管の音が出せない、アンプ、球が存在しますしその違いはよく確認できます。

勘違いする音が出るアンプは、EL34PPです。出力トランスは合わせカバーの手巻きのものです。このトランスは情報量が本当に多く、録音のよいCDはその場で演奏しているような錯覚を覚えます。

要はOPTとEL34です。EL34もドイツのテレフンケンです。

OPT自作のHPにアクセスすると、こう書いてありました。「トランスの機械的振動は押さえ込むな、音の鮮度が落ちる」と。

つまりケースに入れて、充填することはNG。合わせカバーのままで使えと。

 球はプレート損失で25W以上のものを使うと、300Bに対抗できるようです。6V6ではどうやら無理なようです。

もう高い球を購入する必要がなくなりました。「手巻き合わせカバーOPTと欧州EL34」これでいいのです。

2012年1月26日 (木)

センター試験

長男がセンター試験を受けた。

1日目は得意科目が多く、まあまあだった。2日目理科でこけた。平均点すらとれていない。それで理系志望だから大変だ。

もともと心の小さい息子は一週間くらい大声をあげて、嘆き、悲しみ、家族は本当に疲弊してしまった。センター試験なんて受験生の家族にとって大迷惑だ。日本中で迷惑を被った家族が10万人程度いるのではないか。

息子はさておき、センター試験では不手際で3千人以上の受験生が再試験をうけた。

どうも担当の試験官が、自身の業務や試験の運用内容を理解していなかったのが原因のようだ。

私はセンター試験は必要ないと思う。それらのデータが何の役に立つのだろうか。

 どうせセンターなんて文科省OBの天下り先になっているのだろう。センターの上の人間がいい加減で仕事をしていないのだろう。試験官の不手際で再受験のはめに陥った受験生の気持なんて考えてもいないのだろう。彼らにとっては人生がかかっているのに。

上がいい加減であれば、当然下の人間も真似をしていい加減になる。それが組織というものだ。

もうやめてしまえ。何の意味も無い。金がもったいない。家族が迷惑。(怒)

2012年1月21日 (土)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編②

今回はレイアウトの詳細決定方法を説明します。

レイアウトを決めるには1週間は置いて眺めるように話しました。十分に時間をとって、これで行こうと決まったら詳細寸法を決めていきます。

まず、決めたレイアウトを正式寸法に乗せていきます。定規を用意して横にならんだ真空管の間隔を5mmの倍数で決めます。うしろの6RA8は50mm間隔にしたり、55mm間隔にしたり、広げたり狭めたりでいろいろ試します。このとき前列の球のピッチは後列より少し狭くします。色気を出すためです。前後の球間の距離も調整します。

球はあまりトランスに近づかないように。発熱を考慮してです。20mmは離したいものです。

このデザイン設計はキットでは味わえません。キットは加工と塗装の終わったシャーシが届けられ、このプロセスは他人の手によりすでに終わっています。

自作は全く自分の趣向と意思で決めてよいのです。他のひとに同じパーツ、シャーシでならべてもらっても、必ず違ったアンプになります。個人の好みが入るからです。この設計の愉しみといったらキットの比ではありません。

世界に一台しかないアンプが出来るのです。

シャーシ加工寸法の決め方

1.シャーシに実装される大物パーツの外形を測定する。シャーシ加工寸法形状を決めるため。(使用器具:定規、ノギス(あれば))

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電源トランスの外形寸法を測っているところです。数字はメモしていきます。

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取り付け穴間の寸法を測っています。ノギスは便利です。私はホームセンターに買い物に行く時にももって行きます。その場で寸法が分かるからです。ノギスが無ければデバイダ(コンパスの両方が針のもの)を使ってもOKです。

さて寸法を測ったらメモに残していきます。

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シャーシ加工用には上のメモの2/2の寸法が必要です。

実装品は、電源トランス、OPT、ソケット、SW、パイロットランプ、フューズ、ACコードブッシュ、SP端子、入力端子、VRなどです。

これらの加工図全てを上記の電源トランスと同様にメモに残します。

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これはOPT。

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SP端子(回転ストッパー用のポッチ穴が重要です)とMT7Pソケット。

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ACコード用ブッシュの寸法と入力ピンの加工寸法です。

次はシャーシ加工図の作成方法の説明です。

2.シャーシ加工図を作る時は、シャーシの前面左角を基準とし、各パーツのセンター位置で配置を定義していきます。センター位置をきめてから、加工形状を記入していきます。

 球間は5mmの倍数ですが、大きなトランス類は現物あわせです。OPTの中心間で102.5㎜という半端な寸法になることもあります。見た目とシャーシ上への収まりを考慮した場合に半端な寸法になることもあるのです。

 私は真空管のソケットの向きはネジが前後に来るようにしています。すっきりするからです。もちろんケースバイケースで横に向くこともあります。

3.また、このときにシャーシの側面の前面と背面に取り付けられるパーツ、SW、パイロットランプ、フューズホルダーなどが、電源トランスの巻線・端子や、ブロックコンデンサなどの、シャーシ内の部品と干渉しないかをよくチェックします。加工を終わらせて、いざ取り付けたらぶつかってしまうでは、リカバーが困難になるかもしれません。ぶつかりそうならずらしたり、短いフューズホルダーを使うなどいろいろ策を講じてみます。

4.そうして、全てを確認したら、図面を書きます。CADや3次元ソフト、作図ソフトの時代にいまだに30年前の手書きでやっています。皆さんはご自由にどうぞ。

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各パーツはセンター位置で決めています。この図とメモした詳細図で全ての寸法情報がそろいます。メモの詳細図をこの全体図の中に入れて1枚で完結させても結構です。

今回はシャーシの天面図のみの説明で、側面に該当する前面図、背面図を省略していますが、方法は天面図と同様です。

トランス類は加工図をカタログの中に入れてくれている場合がありますが、小物パーツの多くは取り付けのための形状寸法が不明です。

このように、定規、ノギス、デバイダなどを使って、現品から寸法図を描けるようになると、自作・デザインの幅が広がります。是非トライして技術を身に着けてください。

次回は罫書きと加工です。

2012年1月20日 (金)

中古部品の選びかた

一生のうちに2~3台しかアンプを作らないかたは、すべて新品の部品で製作してもよいと思います。

しかしながら、何十台も作るかたは、いつも新品ばかりを使う訳には行かないでしょう。

 当然中古品に頼らざるを得ないわけです。考えようによっては、新品も一度ハンダ付けしてしまうと、その瞬間に中古品になってしまいますし、オークションでは新品で作ったものと中古部品で作ったものの落札価格はそれほど差がありませんので、おおいに中古部品を利用すべきだと考えます。

部品といってもカテゴリーは多岐にわたります。トランス類は有名メーカーのものなら、動作さえ確認できていれば、それほど以降に問題が発生することはないと思います。

 問題なのはメーカーの良く分からない機構部品。真空管のソケットやフューズホルダー、パイロットランプ、入力端子や、SPへの出力端子などです。

ここで部品の信頼性の判断方法を。

 真空管ソケットであれば、60年代から70年代にかけて日本で作られたものを捜すこと。モールドのどこかにJAPANの文字が入っていればOK。さらには裏返してピンそばに、ピン番号が入っているかどうか。またピン番号とは別に、2桁くらいの数字が入っているかを確認すること。この番号に関して説明します。 成形用金型は通常多数個取り、となっており、一度に数十個分のソケットを成形するのですが、この番号はその中の何番目かを表すものです。これがわかると、しっかりした金型で作られた物だとわかります。

それからピンもモールドの中で飛び出しそうなくらい動く物は、球を挿したあとも、球自体がぐらぐら動いてしまうので要注意。

さらにはモールド部とそれをカシメている金具部との固定強度を確認するために、金具を少し力をこめて、時計方向に回してみます。ビクともしなければOK。

これらが確認できれば、当時の日本企業がまじめに作ったものだとわかります。複数個必要なら、同じように全てチェックしていきます。20個お店に置いてあって、8個必要なら、よいものから順に8個選ぶことです。

 率直に言って、新興アジア諸国の物の中には、モールドと金具がぐらついたり、何かがぶつかるとモールド部が欠けてしまうものもあります。 また真円(しんえん:正確な円であること)が出ていなかったり、モールドの肉厚が場所により違っていたりします。モールド自体もいかにもプラスティックに近いものだと分かるものがあります。本来のモールド品は強く押すと微妙に縮んだり、柔軟性があります。また粗悪品は大抵の場合、金型に細工して文字を入れる金をケチるため、文字の無いものもあります。粗悪品はひとつひとつの仕上がりにばらつきがあり、品質が一定ではありません。必ず何個か手に全てを比較してみることです。

フューズホルダーはSATOのものならまず間違いありません。フューズが格納される金具とホルダーがしっかり固定されていますし、押し込んで蓋で固定する機構がしっかりしています。新興海外製の粗悪品はここがぐらつきます。パイロットランプも同様です。

米国製品の場合も、すべてよいものとは限りません。名のあるメーカーのものでもぐらつくことはあります。基本は以下の総括に従ってください。以前電源SWを日米で比較したところ、日本開閉器の物のほうが強度において優秀でした。(破壊試験までしました)

 総括: メーカーが不明な物は、まず日本製であることを確認すること。そのパーツ自体から文字などのあらゆる情報を探ります。それでも分からなければ、現品の品質を確認します。複数個を手に取り、パーツの組立固定強度、素材の強度・組成を全ての品物についてを確認することです。それからピンなどの金具はすべて同じ形に仕上げられ、表面に錆が発生したり、変色していないか確認すること。変色部を爪でこさいで、落ちるのならそれは錆ではなくただの汚れです。

粗悪品は①材質がよくない ②固定部分・機構部分が中途半端 ③外観品質は個体によりばらつく ④製造方法が人手に頼ったもので手抜きが感じられる

以上です。部品を選ぶには見たり触ったり五感をフル活用します。そうして目利きになってください。

 最後に:中古屋さんを時間をかけて回ってると、手が真っ黒になります。支払いを済ませたら、服を触らずにすぐに近くのトイレで手を洗いましょう。

2012年1月19日 (木)

6RA8プッシュプルアンプ 製作編①

今日から、アンプ製作の記事を書いていきます。

今日は1回目。まずレイアウトを決定しました。先日の記事にものせた2種のうちのこちら側です。

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理由は、落ち着くから。疲れて帰って、このアンプをぼんやり眺めた時に、真空管がたくさんならび、ヒーターが点灯したときの状態が心を少しは癒してくれるのではないかと。たくさんの球が、仲間のようにそれぞれ会話しているようにも感じられるから。

 前列の球4本と後列4本の球間のピッチを変えたのはデザイン上の理由があります。これ前後でピッチを同じにすると、器械体操の4列縦隊前へならえになり、色気が無いからです。

それからこのレイアウトにした2番目の理由は、シャーシ内のレイアウト、前面、背面のレイアウトに無理がないからです。さてシャーシは300×200の薄いアルミ弁当箱。このままではトランスの重さで、天板の真ん中あたりが沈んでしまいますから、トランス3個の取り付けネジを利用して、アルミアングルを補強用に300mmの長さで取り付けます。

 もちろん底板もつけます。昔知人にいただいた、トランレッグという脚をつけたいと思います。今回はいつものゴム脚を止めます。

サイドウッドはすでに用意しています。弁当箱シャーシの側面はやっぱり見た目色気がないので。ホームセンターにあった1枚板を適宜、のこぎりで切断。カンナと紙ヤスリで整えて、オイルを塗りました。サイドウッドの取り付けは、シャーシ側面に2箇所穴を開けて、シャーシ内部から木ネジで締め付けます。

次にシャーシ内のレイアウトを決めました。上の写真を透視して想像してください。

まず電源回路は、電源トランスとチョークコイルの周囲に配置します。電源トランス(サンスイPV145)の巻線構造上、整流は倍電圧整流になります。そのダイオードと並んで電解コンデンサーが使用されますが、今回はすべてチューブラー型とします。それらはチョークコイルの真下に配置されます。

出力管は固定バイアスでの動作を考えていますので、Cバイアス(マイナス)回路が必要となります。それ用のダイオードと整流用のチューブラーコンデンサーもチョークコイルの近辺になります。

それから、Cバイアス調整用の可変抵抗(各出力管のグリッドへつながる)は4個ならべて1枚のアルミパネルに取り付けて、出力トランスの下に配置します。

電源SWとパイロットランプ(またはLED)はシャーシの前面に。この写真のまま見て、電源コードの引き込みとヒューズはシャーシ背面の右側に。その左となりに、スピーカー端子2CH分4個を取り付けます。少し離して背面左に入力端子(RCA)を取り付けます。さらにその左となりに、といっても背面の一番左になりますが、2連の入力用のVRを持ってきます。

入力VRが一番左なのは、背面に手を回して調整するときに楽だから。入力端子が一番左なら、VRのつまみを触るのが少しやっかいになるからです。

あとの配線の流れは、真空管の配置に沿って行けば楽です。真空管ソケットへのC、Rの配線は適宜ラグ端子を使います。

アースは、電源部に1箇所シャーシアース点を設けます。

さらに前段の真空管ソケット4個のセンターピンを利用して、1本の錫メッキ線を張り巡らし、アース母線とします。増幅段のC,Rのアースはこの母線に落とします。

このアース母線から、1点アース部へ接続。SP端子のアース側も1点アースに接続。Cバイアス回路のアースも1点アースへ接続。入力端子のアースは直接アースにつながず、シールド線を通して、初段管の近くのアース母線につなぎます。

このアースの取り回しで、今まで何とか残留ノイズは0.3mV以下をクリアしています。もちろん素性のよい球を使ってですが。

順序が逆になりましたが、回路の説明をします。回路は何の変哲もないリーク・ムラード型です。初段は手持ちの6AQ8、位相反転段は12AU7、そして出力管は前述の6AR8のPP固定バイアス。出力は定格12Wを目標とします。動作条件も真空管規格表に発表されている物です。

ここで心配ごとがあります。過去NECがオーディオ用に開発した出力管の寿命です。6RA8をはじめ、8045G,50CA10と、長きにわたって実用に耐えた例を、私はあまり聞いたことがありません。ほとんどが知らずしらずのうちに昇天して消えて行った印象です。設計と使用条件に無理があるのでしょうか。特にヒーターまわりの構造、設計をみていると無理があるなあと感じます。手持ちの8045Gなどとくにそうです。

 6RA8は希少管になっていますので、動作条件を軽減することも必要かもしれません。

さて、上に文章で書いた、レイアウト図や回路図は当然紙やデータで残しておく必要があります。次回掲載したいと思います。

次回は部品の選定です。

2012年1月17日 (火)

一週間は眺めるべし

みなさんはアンプのデザイン(見た目の意匠)を決める時はどうされていますか。

回路に従い、適当にならべていますか。あるいは見た目にこだわり、結構時間をかけますか。

私は最近、バイタリティーが減退したこともあり、ゆっくり時間を掛けています。

 今度もMT管プッシュプルアンプを作ろうと思っているのですが、デザインを2種類に絞りました。

Img_0010 Img_0011 

上の写真は、トランスをすべて後ろに配置し、真空管を主役にしたデザインで安定感があります。内部の配置も楽です。下の写真の手前にある、固定バイアス回路部分を、上のデザインでは、OPTの下あたりに持ってこれるからです。内部配線の流れも前から後ろに向かって自然です。

それに対して、下のデザインは配置に変化を持たせて、機能美を少し強調 した形です。見た目も飽きない印象です。但し一長一短があり、こちらは固定バイアス回路部分をOPTの下に持ってこれません。OPTの真下は、後ろの前段部と出力管部分の間で抵抗・コンデンサーが配置されるところです。少し工夫が必要です。

デザインに関しては、すぐに決めずに、一週間はこのままで、毎日眺めてみること。一週間の内には、気分のいい日も、すぐれない日もあるでしょう。そのときに眺めてどう感じるか。

上のデザインと下のデザインで各一週間。そのうち結論が出ると思います。

2012年1月15日 (日)

天才ジャズ少年

テレビで10歳の少年が、ジャズピアノを弾いていた。確かにうまい。耳がいいらしい。音符より耳からフレーズを覚えるらしい。

大人のジャズマンたちと、自分の作曲したナンバーをやっていた。

書店のジャズ雑誌にも、この日本の天才ジャズ少年のためにページがさかれていた。彼はすでにメジャーデビューしたらしい。

 どうもこの手の話を聞いたり、天才児をみるたびに輪廻のことを考えてしまう。

亡くなったジャズプレーヤーの魂が、はるか遠くから飛んできてこの少年のからだに入ったにちがいない。

この少年はラグタイムも弾いていた。それを聴いていたら、なんとなく誰の生まれ変わりか思い浮かんできた。そのあとのフレーズを聴いていてこれは確信に変わった。

間違いをおそれずにいうなら、この少年はハンク・ジョーンズだ。

 ああミスター・ハンク・ジョーンズが再び現れたのだ。嬉しい。応援するよハンク。

2012年1月12日 (木)

オークションで落札されました

昨年の10月5日と8日に記事を書いた。小型アンプをオークションに出品し世間の反応を伺うと。

自分の作ったアンプがいくらで売れるか愉しみだった。

OPTは新品を使用。抵抗の一部は新品を使用。あとはすべて中古の手持ち品ばかり。

正直、部品代で14000円くらいかかりました。

通常落札金額が部品代を超えることはあまり無いことです。1万円を超えて落札されたら嬉しいなと。ところが最終日の2日前で13500円まで行って止まりました。

この金額で様子見状態のようです。そしていよいよ最終日終了5時間前から、再び価格が500円単位で上がり始めました。

最後は20000円で落札されました。総アクセス数870回、入札回数39回でした。

 掲示した写真のマジックでしょうか。コンパクトで可愛く見えるのです。

デザインで目を引くとアクセスが増えることがよくわかりました。それなりの見栄えも考えましたから。

それから、測定結果も記述したことが安心感を与えたものと思います。最後は入札される方の意地の張り合いに期待しました。

これって自分が入札者のときのことを考えるとわかるのですが、最後は勝ちたいと思う物です。

これらが結果につながったのか、自分では満足のいく結果に終わりました。

 なんだか、喜んでくださる方がいるのなら、また作って出品したくなりました。そうそううまくは行かないと思いますが。

2012年1月 9日 (月)

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーである。紐で大事な部分を隠している踊り子さんのことではない。

オークションで一目見て惚れたのである。ウォッチングリストに入れていたら、知らないうちに落札者なしで終了していて、出品者にわざわざお願いして再度出品していただいた物である。800円であった。新品を調べたら3600円であった。

中古だがしっかりしている。機構を動作順に観察しているとおもしろい。人間の握力だけで、リード線の被服が剥けるカラクリである。

昔の人はよく考えたものだ。握力を利用し、バネとテコの応用と刃物で被覆を剥がすという仕事をやってのけるのである。

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2番目の写真、ぐっと握り締めると、左側の黒いL字型の金具が降りてきてワイヤーを押さえつけようとする。同時に右側の上からもギロチン形状の歯が降りてくる。

3番目はL字とギロチンがワイヤーを押さえたあと、さらに握り締めて行くと、次はヒンジの部分を中心に2つにパカッと開いて、切れた被覆がコードから引き離されていく。

みごとだ。見ていて飽きない。堅牢で何度使ってもへこたれそうにない。何しろ色がいい。昔から灰色に身を包んでいるものは働き者だ。放送協会に収められた放送器材、さらには昭和の時代の日本人作業者。みんな灰色だ。どぶねずみ色万歳!

この工具、実はベッセルである。最近のベッセルのワイヤーストリッパーは薄くて、黒くてハンドルは赤い樹脂をまとっている。しかも被覆を剥くときは自分で工具を引っ張らなければならない。

アンプを1台組むときは、ワイヤーの被覆を何回剥くだろう。100回以上かもしれない。

このワイヤーストリッパーがあれば、手も痛くならない。ただ難点を言えば、手の小さな私には少し使い辛い。そして大きいので保管にスペースをとる。

でも気にしない。欠点を補って余りあるからだ。

2012年1月 8日 (日)

ゴンちゃんごめんね。

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この3日間、近所の柴犬のゴンちゃんがフリーの状態で我が家の玄関先に現れる。

ひとりきりでじっと座っている。この姿を見て近所の方々は驚く。

ゴンちゃんの普段の姿を知っているからだ。

ゴンちゃんは10歳の忠犬。おじいちゃんにぴったりついて普段は散歩。めったに吠えることがなく、誰も鳴声を聞いたことがない。

散歩中は真っ直ぐ歩き、他の犬が近づいても殆ど反応を示さない。おじいちゃんの横にくっついて離れない。お孫さんがきたときは、ゴンちゃんが孫を散歩させている。

犬のノーリードつまり、綱なしの散歩はご法度だが、ゴンちゃんだけは近所で許されている。悪さをしないからだ。

 ゴンちゃんは売れ残りの柴だったという。血統書がないから3万円でいいと、叩き売りされた犬だ。でも実にかしこい。おじいちゃんたちは実に買いだったと思う。

さてゴンちゃんが我が家に日参し始めたのは本能からである。

 つまりうちのメスの柴犬が発情中で強烈な匂いを放っているのだ。

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人間でいうなら20代の娘が放つフェロモンである。人間でいうなら60代の年寄りでもゴンちゃんには興奮するには十分過ぎるのだ。

1日目「お帰り」で帰らなかったので、「シッ」と家内が言ったら、うちに帰っていきました。

2日目「また来たの、だめよお帰り」今度はいくら言われても帰らず。私が「ゴンちゃん帰ろう」とゴンちゃんのうちまで連れて帰りました。玄関を開けたら自分から入ったので、もうベルは鳴らさず、私は引き上げました。

3日目「お宅の犬じゃないわよね」玄関前でうろうろしてて、通りかかった私にマウンティングするんだけど」近所の人から言われて外に出るとゴンちゃんが。

「うちの犬は中にいるんだけど、この子はゴンちゃんよ」「ええ!あのおとなしいゴンちゃんが夜うろうろするなんて」「いや実はうちの犬が・・・・」それで私がマウンティングされながら、また連れて帰って、おじいちゃんに「申し訳ありません。ゴンちゃんが悪いわけじゃなくて、うちの犬が発情中で匂いを出してて」と説明したら、

「こら、お前は夜に脱走しおって!」おじいちゃんは叱り始めました。「いやうちの犬に原因があってゴンちゃんは悪くないんです」

4日目 もうゴンちゃんは来なくなりました。昨夜おじいちゃんとおばあちゃんでケンカになったらしい。ゴンちゃんを責めたりかばったり。たぶんリードで家のなかでつながれているのでしょう。

そろそろうちの犬も不妊手術の必要な時期かもしれません。ご近所に迷惑をかけてしまいます。

でも内心、ゴンちゃんの子なら産ませてもいいかなと思っているのですが、家族が犬の出産・育児なんて手がかかって絶対いやと言い張るのです。

 ああ、ごめんねゴンちゃん。

2012年1月 5日 (木)

再ハンダ付け

古いアンプを修理するときや、自作のアンプを組み直す場合に、既にハンダ付けしている部分から部品を取り、再度あたらしい部品をハンダ付けすることはよくあります。

このときのコツを披露します。

まず、既存のハンダ付け部から部品を取り外すときは、すべてのハンダを除去します。

HAKKO社から出ている、「DESOLDERING WIRE 1.5m×3.5mm」というハンダ吸い取りワイヤーをおすすめします。これをハンダ付け部にあてて、上からハンダこてを当てます。熱が伝わるとみるみるハンダが吸い取られていきます。

こうして端子にも全くハンダのない状態にすると、部品のリード線はいとも簡単に外せます。

再度ハンダ付けするときはリード線のからげも簡単。再ハンダ付け部の面積を元の面積より少し広く付けると、仕上がりが、まるでバージンハンダ付けにようにきれいになります。

やってはいけないのは、前の半田を残して、部品の足だけを後から差し込んで、再度熱を加えて処理する方法。

ハンダ自体が熱履歴で劣化し、仕上がりもガサガサした感じで滑らかではありません。

どんどん吸い取りワイヤーを使いましょう。使いながら十分に半田が吸い取られたところは、まめにニッパーで切って行くのです。2cmくらいの単位で。

お試しください。

2012年1月 4日 (水)

トランス指定の競作

無線と実験の2012年1月号を見た。

興味深かったのが、ライター4氏による、6CA7シングルアンプの競作である。出力トランスはノグチのPMF-10WS指定であった。

周波数特性を見ると4氏のものすべて、50KHzあたりにピークがあった。10KHzの方形波応答をみると、3氏が共通で、方形波ががたがたに崩れた形であった。ひとり佐藤進氏のはまだ方形波らしい形であった。佐藤氏はピークを抑えるためにこまかな微調整をしたのであろうか。この崩れた波形に関して、松並氏は、高い方の周波数が伸びていないのが原因だと述べておられた。

 私はこれを出力トランスの特性がそのまま影響していると考える。10KHzでぐにゃぐにゃな方形波は、1KHzではなんとか方形波の形を保っているが、リンギングがあったり、縦方向に一直線で立ち上がらずに、縦方向の途中で小さな乱れ、あるいはこぶのように見えるが、よく見ると一旦ごくわずか下がってまた上に伸びる形になっている。この縦方向の乱れが、10KHzでぐにゃぐにゃとなる基本条件のようだ。

実はこれ、自分でも経験したことがある。タムラのライントランスだ。

しかし、競作のアンプはこの特性でも音はまともに鳴る。知らされなければ気にする必要はないのだろう。

でも少し気になる。

2012年1月 2日 (月)

時間がたてば

皆様 今年もよろしくお願いいたします。

今年やりたいことを列記します。(仕事以外です)

・宍戸さんが記事に書いていた、6DJ8のCR型イコライザを作りたい。

・300BかDA30のPPアンプを作って、個人用パワーアンプの製作を終わりにしたい。

・真空管式3CH、デバイダーを作りたい。

・FETで球のような音がでる、MCヘッドアンプを作りたい。

・手巻きトランスを作って、聴いてみたい。

・いいCDを10枚くらい購入したい。

・健康にすごしたい

・日本が元気になるように、何かしたい。

以上ですが、2割できればよしとします。

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