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2011年12月12日 (月)

勇気ある撤退

先日オークションで、マランツ#7とマッキントッシュC22が出ていた。

正直心動いた。スタート時は両方とも1000円だった。ひょっとして安く手に入るのではないか。

いやもし、どんどん価格がつりあがっても、ともにオリジナル品だと書いてあったため、無理してでも欲しくなったのである。

1日ごとに、10万円づつ増えていく。それでも欲しい。最終日はともに、30万~40万円くらいにつりあがった。

 ここに来て少し冷静になれた。そしてこの2機種についての、過去の情報を思い出してみた。

まずマランツ#7。昔のオーディオ雑誌の自宅訪問記事を見る。たくさんのビンテージ品をもってらっしゃる方のお宅。#7は確かに置いてあるが、常用機ではない。他の方の記事をみても#7は飾ってあるだけで、他のプリアンプが主役の座を奪っている。

これから判断すると、入手した方はその音を一度聴いてみたかったのではないか。聴いた結果、確かに噂どおりだと納得するが、常用で聴く音ではないと判断したのではないか。

さらに雑誌では#7は、回路的にサーカスのようだとあった。つっかえ棒でバランスをとりながら、最高の音を実現していると。

それからマッキントッシュ。かつて私をこの世界に引きずり込んだ知人に、当時マッキンC22を買って見たいと話したことがある。そのとき彼は

「なんであんな古めかしい音をわざわざ聴くのだ」と言った。ハイエンド志向の彼には、耐えられない音なのだろう。

上杉さんはプリではC22が最高だとおっしゃってる。しかしながら自著の自作のプリの記事の自己評価で「このプリはC22と肩をならべている、いやむしろ私のアンプの方がすっきりしていて聴きやすい」と書いている。

以上から勇気をだしてオークションから撤退することにした。ああやれやれ。

まず何十万円も出して、やっぱり常用には使わないとなったら、家族の頭から黄色い角がにょきにょきと出てきそうである。

 そして自作で頑張っても同じ音が出せるならその方が得策だ。しかしながらマニアは「それは本当のオリジナルの音を聴いたことがないからだ、一度聴くと他の音は聴けない」と言う。

それはよくわかるのだ。だからまず、知人やどなたかの、正真正銘のオリジナルを聴かせていただく。それで惚れてしまえば、間違いのない本物のオリジナルを捜して入手すればよい。

しかしながら、それが確認できていないものに大枚をはたくのは止めようと。

 結局のところ、自分は自分の好きな音を探す今までどおりの彷徨を続けようと決めたのである。

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