« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

2011年9月30日 (金)

防府市 天壱

仕事で山口県の防府にいってきました。防府は新山口から、ローカル線で10分から15分程度の町。

こんな田舎においしいところがあるのかなと半信半疑でしたが、地元の方に「天壱」というお店につれて行ってもらいました。

場所は防府天満宮の鳥居につながる、細い参道沿いです。

 さて、名前からして天ぷらが自慢のメニューです。このお店は奥の座敷に座るより、カウンターがベスト。

ご主人が目の前で、天ぷらを揚げてくれます。ビールを頼んで、おまかせメニューにしたら、

なんと、いちじくの天ぷらからスタート。これが甘くておいしいのです。それから瀬戸内のさかなが柔らかくておいしい。品物のひとつひとつが手がかかっていて、心がこめられています。

聞けば、防府に来る前は京都で10年修行したそうです。どおりで京風です。

 土瓶蒸しを出していただいたのですが、話に夢中で手をつける前に少しさめてしまいました。

 するとご主人が、もう一度暖めましょうと、二人の土瓶を手に取り奥へ。

嬉しいじゃありませんか。恐縮しておいしくいただきました。

 みなさん、防府に来たら天壱に寄ってください。「カウンターでおまかせ」でいきましょう。

2011年9月26日 (月)

この季節となつかしい曲

猛暑や台風が一段落し、気がつくと朝と夜に秋が顔を出しはじめました。

すこしひんやりとした気配を感じると、私は10代の頃好きだった曲を思い出します。

 それはシモンズという女性デュオの「ひとつぶの涙」。

歌詞の内容は、「気がつくと人を好きになっていて、自分自身が昨日までの自分と違うみたい」というもの。

 70年代の歌謡曲はとてもメロディーが素敵で、つい口ずさんでみたくなるものが多いと思います。

乙女心を歌ったこの曲は、全然女の子と縁が無かった若かった頃の健気な自分を思い出してほろ苦さを感じてしまうのです。

 リズミカルできれいなハーモニー、そしてこの歌詞の内容。現在の若い方に一度聴いて欲しいと思います。

 いつのころからか、アメリカのポップ音楽を受け入れて、気がつけばビートが強調されたり、ラップ調の曲が日本中にあふれ始めました。

でもこの手の曲は、若い女性の人気グループが歌うことでヒットはしますが、30年後に誰かが歌ってるかなと考えると、どうかなと考えてしまいます。

安直に外国の亜流を求めるのではなく、もう一度70年代のような曲を、少し現代風にアレンジして、世に送り出して欲しいのです。

 もうそんな曲を作る人はいなくなってしまったのでしょうか。

2011年9月25日 (日)

複合管のソケット

昔の、といっても10年前くらいの製作記事を見てると、6BM8のソケットに目が行きました。

もちろんMT9ピンだが、センターピンのないソケットでした。

ここはセンターピン付きを使用すべきだと思うのです。

 なぜなら、増幅度の高い3極管と電力増幅用の5極管が同居している訳だから、各電極はなるべく相互に影響を与えないように配慮すべきです。

センターピンをアースすることにより、それがぐるりと取り巻く各電極の引き出しピンの相互のシールド効果をもたらすのです。

よって6BQ5はピンなしでOKですが、6BM8、6GW8はセンターピン必須なのです。

2011年9月23日 (金)

複合管

先日台風が浜松に上陸し、関東、東北に雨を降らせながら列島を縦断した日。

私は名古屋から九州に向かっていました。新幹線が止まっていたため、名古屋から在来線で新大阪まで乗り継ぎ、何とか新大阪からのぞみに乗れました。

車中、6BM8でアンプをつくりたいと考えていたので、回路図から実態配線図を書こうと考えたのです。

いつも移動中にA4の裏紙に推敲しながら、部品配置や引き回しを考えています。

ふと6BM8のピンの配置がわからないことに気付きました。

 携帯サイトで「6BM8ピン配置」で検索すると、見つかりました。便利なものです。

そのピン配を書き写して、しばらく眺めていました。

 この3極管と5極管からなる複合MT菅は、全9ピンに接続があり、遊びのピンがありません。

五極部のプレートやグリッドと三極部のそれらの位置を確認して、もういちど全体配置をみていると、だんだんと感心してきました。

それらの位置関係がよく考えてあります。それぞれ近づいていけないものが、きちんと距離を置かれて決められています。

 そうだよね、これがベストだよねと。

さてこの球でPPでULで8W出せるかな。OPTのリード線も遊ばせたくないから、全部使いたいのです。

 回路はPK分割はしたくないし、6BM8を4本で完結させたいのです。うーん。

2011年9月20日 (火)

抵抗の使用方法

みなさん、アンプを作る時、回路のどこにどんな抵抗を使うかを意識していますか。

製作記事を参考にされる方は、記事の指示通りに購入すれば、考える必要はないのですけど。

あるガレージメーカーの方はアンプのすべてに酸化金属抵抗を使われています。その音ははっきりしてクリアな印象です。

マニアには、米国ヴィンテージのカーボンソリッド抵抗ばかり使われる方もいます。

私はパワーアンプの場合は、電源のデカップリング回路用には酸化金属抵抗。

音質に影響が大きいと考えられる部分、例えば真空管のプレートにぶら下がる負荷抵抗、あるいはグリッドにつながる抵抗、NF用、カソードバイアス用、つまり信号が通る部分には、リケノームやアーレン・ブラッドレーなどのカーボン抵抗を使うことがあります。

でも高いですよね。@200程度します。場合により金属皮膜抵抗@30~60を使うこともあります。

リケノームはきれいで情報量の多い音がして、アーレン・ブラッドレーは中域が膨らみ強調される傾向だとのことです。

金属皮膜はごくごくノーマルな音がします。

 注意したいのはイコライザなど精度が求められる部分には、米国ヴィンテージのカーボンを使わないこと。抵抗値が多めに変化します。47KΩが公称値なら実測53KΩとか、値が増えてしまいます。

それから、セメント抵抗は、容量の余裕のあるものを使わないと、発熱がきついです。3倍以上の余裕。

彼はセメント抵抗みたいな人だね、というのは、瞬間湯沸かし器を意味します。

 まあ、ひとの好き好きですから。いろいろ試してみれば、分かってくるんじゃないかなと。

でも未だに私も、費用対効果をはかりかねています。支払い金額と音のパフォーマンスがバランスがとれてるかなどは、分からないのです。

2011年9月15日 (木)

トランスの底板

そういえば、この数年前に購入したタムラの出力トランス。F685だったと記憶しているのですが、仕上がりの良くないものに当たってしまいました。

たまたま私だけがそんな目にあったのか、他の方も何人か遭遇したのかはわかりません。

状況を言えば、底板が上からかぶさってくるケースとぴったり接合されていないのです。つまり底板よりケースの下の端面が少し上に接合されているのです。

結果としてシャーシにOPTを取り付けると、トランスのカバーとシャーシの間に少し隙間ができて、トランスがシャーシから少し浮いた状態になってしまうのです。

もともと、NHKなど業務用にしっかりした製品を納めていたメーカーなのですが、最近は国外で作っているのでしょうか。

たしかに図面を見ると、寸法公差が1mm程度で入っていますから、端面が1ミリシャーシから浮いてもOKなのでしょう。

でも見た目やはり、かっこよくないです。ここは一番品質レベルを上げて欲しいものです。

 大好きなタムラには頑張って欲しい。

2011年9月11日 (日)

失言・辞任

鉢呂さんが失言で辞任しました。

一度目は原発周辺の町を「死の町」と表現したから。これに関しては私は、それほど問題なのかと思いましたが、経済産業省のトップでの発言であるなら、やはり立場上言うべきでなかったのかなと思います。

「放射能つけちゃうぞ」これに至っては、呆れてものが言えません。

今現在の経済産業省大臣の役割は、経産省が国策として電力会社などと協力し、ときにはやらせを要請してまで進めてきた原発を終息させること。ならびに今までの役所としての腐った体質を正すことだろうと考えます。

その立場の人が「放射能つけちゃうぞ」ですから。

 今後の総理大臣の必須行動事項。

自分が総理に任命されて喜ぶのは結構、但し自分が任命した閣僚には全責任を負う覚悟を決めること。

必須事項は

①閣僚任命前に、全候補者の資金関係、交友関係、過去のトラブル履歴を徹底に洗い出すこと

②任命後は、全員を集めて、「くれぐれも馬鹿な発言はするな」と釘をさすこと。言われても守れないどうしようもない人もいるでしょうから、メディアの前ではホンネでしゃべるなと叩き込むこと、発言タブー事例集を作って、アウト、セーフの線引きを教えること。

 でもこんなことまでしなければならないなんて本当に情けないです。

2011年9月 2日 (金)

神戸その2 元町ジャズ喫茶

元町で有名なジャズ喫茶といえば、ジャムジャム。

阪神大震災前、元町で勤務していた私は、たまにこの喫茶店に行っていました。

やがて震災で、お店は大変になり、一時期営業をやめていました。

その当時のお店はまだこじんまりして、通な人が通う雰囲気でした。

マスターはラックスのアンプが好き。

やがてお店の場所を変えて、元町商店街東口から少し北側の、ビルの地下に移転し営業再開。

わたしは9月1日に、やはり16年ぶりに行ってみました。

ウィークデイのお昼3時。客は私を入れて4組程度。広いお店にポツリポツリ。でも夜はライブで繁盛している様子。

 お店は広くなり、スピーカーに近いほうのソファの席のエリアを「会話禁止席」とし、後方のカウンターに近いエリアを会話OKゾーンとしていました。

 今は、黙って聴け、というのははやらないのでしょうね。

マスターはいなくて奥さんだけでした。今はシフォンケーキか何かをお店を上げて焼いて、売っていました。

 相変らずレコードしかかけていないようです。キズの音がブチッと鳴っても気にしてません。やはりラックスのプリアンプだか、SQ38FDだかが鳴っていました。いあや懐かしい。

 だけど、やはり私は喫茶店は苦手だなあ。好きな姿勢で聴けないから。他人と一緒にレコードを聴くのは今でも苦手。

 だから、私がたまに喫茶店にいくのは、自分のシステムと比較するため。大きな音量でならしたときの音を確認するため。

お店が元気なのを確認したら安心しました。もう行く機会がないかもしれません。

 ずっとずっと続きますように。ジャムジャム。

2011年9月 1日 (木)

神戸その1

初老の男性が、コロッケを食べながら涙をうかべている。

お昼の時間帯、カウンター席で、一人でコロッケ定食を食べながら。

場所は、三宮、生田ロードにある洋食店「もん」

 彼がその前に「もん」でコロッケを食べたのは14年前。実に14年ぶりだ。

 以前神戸で勤務していた彼は、東京の本社から来た人を、「もん」に連れていった。

本社の人は、お店でコロッケを食べながら

「この店はリッチだね。我々二人のために、広い空間があり、このテーブルや調度品がとても落ち着いていて、お昼ごはんを食べているような雰囲気じゃないね。とてもおいしくて素敵だよね」

東京出身の彼は、心からこのお店を好きになったようだ。

 その後数年して、いろんな事情から、初老の男性は、勤めていた会社を辞めて、個人で事業を始めた。

紆余曲折があったがなんとか、収入も安定し、もう大丈夫だというところまで持ってきた。

 今の仕事の出張の合間に、三宮で降りた彼は、迷わず「もん」に入ったのだ。

 当時食べたクリームコロッケを注文し、箸で割りながら、ソースをつけ当時を思いだしたら、どうしようもなく涙があふれてきたのだ。

 カウンターの横の席では若い女性が、オムレツを一人でゆっくり、楽しみながら、そして大事にしながら食べている。彼女もここに来ることがきっと喜びなのだ。

帰りに男性は、「ここに来たのは14年ぶりです。今は福岡にいます」と店の奥さんに告げた。

 この店の料理人は3人いる。シェフはやさしい表情で、忙しいときは、自らお皿をお客さんのところに運ぶ。

 やさしく見えるが、この場所で何十年も店を続けてきたと言うことは、相当に精神的に強い方だと想像できる。

 みなさん、もし三宮へ行くチャンスがあれば、「もん」にお寄りください。

メニューはとんかつ、ステーキがメインですが、何を食べても心がこもっていて、おいしいのです。 

オーディオ店の主人と話をしました

出張の合間に、広島県東部の町にあるオーデイオ店に行ってきました。

暑い時間帯、店に入っても人影が見えず、声を出したら年配のご主人が奥から登場。

球アンプの好きな方です。ガラスのケースには東芝製の未開封の5AR4が。

値段を聞いたら万は超えるとのこと。まあお店ですから、ある程度の高値設定にしないと利益がでないのでしょう。

 案内されて、試聴コーナーへ。いつも聞いてるマイルの枯葉をリクエスト。CDプレーヤーにアンプはサンオーディオの300Bシングルアンプを直結。

スピーカーはJBLの4312の新しい機種。小さくない方のやつです。

 結構大きな音で聴かせるので、ベースの迫力もありました。まあこんなものだろうと聞いてたら、アンプやスピーカーは何を使っているか尋ねられました。

 詳しく話していたら、やおらサンオーディオのアンプの電源コードを演奏中にもかかわらず、突然抜いて、違うコードに差し替えられました。危ないなあ。

「どうです、全然違うでしょう」「ええ情報量が増えましたね」「そうでしょう。この前もお客さんがおどろいて即買われていきました。2万円台です。コードの変更だけで、数十万円高いアンプに変えた効果がでるんですよ」

確かに音がはっきりして、ベースの余韻も増えました。

ははあ営業にうつってるんだなあと。でも300Bからいきなり電源を抜いて、すぐにまた100V印加は、なんだか危険です。そのうち今度は5万円のコードに変えました。

2万円台の方が5万円よりよかったのですが、でもその音も自分のシステムの方が情報量は多いなあという印象。なにしろアルテックのホーン型ユニットですから。

5万円のコードにいたっては余韻過多で本来のベースの音がマスクされているみたい。

そこで、何らかの結論を言ってあげるべきだと考えこう話しました。

「コードを変えると、確かに情報量は増えますけど、同時に何かが失われていく場合がありますよね。まあ丁度いいバランスがだいじですよね」と。

今度は、CDの洗浄液を取り出して、せっせと拭いて、トレイに押し込みスタート。小さなビンが5千円。

 これも音は変わりましたが、自宅でやってる水洗いとあまり違いはありませんでした。

ご主人、昔トリオの営業にいて、評論家を飲ませ食わせして、コンテストで自社のアンプを一位にしてもらったことがあるそうです。

それからしばらく、今のオーディオの現状について教えてもらいました。年配のファンが離れていってると。なんでこんな趣味に400万もつぎ込んだのかと、おっしゃった方もいると。

 みんなマニアは高齢化し、先般なくなったお医者さんは部屋2つに高価なオーディオを置いていたが、処分に困り息子さんから相談を受けたと。値段は言わなかったが、これとこれは値打ちもんだから大阪あたりのお店に持って行けばよい、と伝えたそうです。

 「いやうちで引き取っても、こんな田舎じゃ誰も買わないしね」

「若い人はハートで音楽を聴いている。貧弱なドンシャリ音でもそれはそれでよいと思う」

「年寄りは脳で聴いてるんだけど」

いろんな話をしているうちに、常連さんが入ってこられて、そのタイミングを利用しておいとましました。

目の前で、音が変わると確かに、お客さんはすぐに買って帰るのだそうです。でも実演するわけだから良心的だといえます。

若かったころ、経験の無い私はお店に人のいわれるままに、あるいはお店の人とはしゃべらずに、カタログにあった製品だけを注文していました。

今は、ある程度の経験があるので、率直に話すと共感してもらえます。

今日のお店での結論は、

①音はその人の好き好き。他人への押し付けはだめ

菅野沖彦さんも、ステレオサウンドで書いていたときは、きらいなそぶりをして一言も褒めなかったハーベスを、契約が切れたら即購入されたそうです。しがらみや、金がからむと人間、正直ではいられないようです。

②オーディオは必ず趣味から消えていく

世の中から、確かに少しづつ露見する製品が減っています。

シャーシから自作するマニアなんて、九州では私くらいかも。

③たまには人と話をするのもいいもんだ。

以上でした。

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ