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2010年7月

2010年7月30日 (金)

うだる暑さに聴く音楽は

暑いです。

じっとしてても、腕やからだの表面がふつふつと、体温上昇しているのがわかります。

こんな日中は音楽をきくのは無理。よほど電気代に困らない方なら、エアコンがんがんで聴けるかもしれませんが、一般人には無理でしょう。

夜です。お日様が去って、暗くなる夜まで待ちましょう。

用意するのは、炭酸と柑橘系で割ったハイボール。

椅子にゆったり身をしずめ、取り出した音楽ソフトは、ずばり「ボサノバ」。

 ジョアンとアストラッド・ジルベルトがテナーのスタン・ゲッツと吹き込んだレコード「ゲッツ・アンド・ジルベルト」。

サックスの音色がクールで涼しく一陣の風のよう。さらにはギターをフィーチャーしたジルベルトのアルバムでもOK。「おいしい水」とか「ワンノートサンバ」という曲たちも冷たい。

 ギターの単音やフルートが涼を誘います。

ゆっくり、ゆっくり。ハイボールのグラスは汗をかき、テーブルをぬらします。

2杯でやめときましょう。あまり酔うと、体温があがってしまいますから。

 暑い日ははやく帰って、お試しください。

2010年7月29日 (木)

大広間の畳に5匹のアリ

今日は指宿にいます。

温泉が売りの新しい宿泊施設にいます。たった一人の夕食は広い座敷の部屋。
 食前酒を飲もうとしたときに、ちいさな影がテーブルの上をちょこまか動いています。アリです。
上から指で押さえてつぶしました。

 しばらくして、ビールを持ってきてもらったときにも、畳の上にアリが。私は人がうろたえるのを見たくない性分なので、アリがいることを、宿の若い女性には伝えませんでした。

 伝えたところで、「はい、すみません」で終わるでしょうから。そこで女性がお絞りをもって、畳の上をはいつくばって、アリを捜して、片っ端から退治することも期待していませんし。

女性が気付かずに去ったあと、二匹目もつぶしました。

さらにもう一匹、また一匹と、全部で5匹のアリを退治しました。

考えたのは、この5匹のこと。

アリは何千匹という集団で暮らしています。あるいは何万匹という数にのぼることもあるかも知れません。

その中のたった5匹が、普段慣れていない、大広間という座敷に登場したこと。

 アリはエサを捜します。集団を養い、維持するためにエサを捜し続けます。いうなればこの5匹は先行部隊です。

おそらくは集団の中で、一番勇敢で行動力のある、兵士なのでしょう。

見つかれば殺されるのは覚悟の上で、なれないところを偵察する役目なのでしょう。

 可愛そうに、お酒を飲んでる、おじさんという種類の人間に処分されてしまいました。

 それから、しばらく時間が経ちましたが、もうほかにアリは来ません。

なぜ来ないか。

先行部隊が戻ってこないからでしょうか。エサがあるぞ、来ても大丈夫だぞという連絡をしに、戻ってくるはずのアリたちが姿を見せないから。

連絡をまっていた、他のアリたちは、彼らが帰らないことで、ここは危険なのだということを知ったのではないでしょうか。

5匹は役割を果たしたのです。そして私はすこし後悔しました。

2010年7月27日 (火)

喜界島2年ぶり

昨日から喜界島にいます。もちろん仕事で。

空港に着くなり、ネクタイをしている自分が嫌いになり、いきなりはずしてカバンへ。

ホテルに着くなり、カッターやズボンを脱ぎ捨て、短パンとポロシャツに着替え、ついでに宿の人にサンダルを貸してと頼むと、ぴったりのビーサンが。

開放状態の私は、自転車までかりて、えっちらおっちら、湾港といわれている海水浴場へ。

若いモデル風のおねえさんがいるわけでもなく、たまにいる女性は、幼子を連れた日に焼けたくない格好のお母さん。そして女性になるもっと前の屈託のない少女たち。

ここ喜界では、海水浴は夕方からが常識です。なにしろ昼間から、肌を日光にまともにさらすのは殺人行為。

平均的に夕方五時半から七時くらいまでが海水浴時間帯なのです。

100726_161001 写真をみてください。携帯でとったので画質のほどはお許しください。

おじいちゃんが、ずっと孫たちがはしゃいでいる横で、何10分も立ちっぱなしなのです。

おじいちゃん偉い。微動だにせず、ずっと同じところで経ち続ける気力、体力的なエネルギーは、ひとえに孫たちへの愛情なのです。

喜界はいいところです。

カミさんにメールすると、喜界島に行ってもいいよ、こうなったらどこに住んでも同じよ、と強気の発言。

お店ないよ、おいしいケーキ売ってないよ。虫多いよお。つきあい濃いよお。と打てば

 「やめとこか」との答え。季節限定滞在がいいかも。2ヶ月滞在とか。

みなさん一度おいでください。島民の優しさにふれたらきっと、長くいたくなること請け合いです。最後の楽園。

ちなみに直ぐお隣の徳之島は、全く同じ環境なのですが、米軍基地がどかどかとやってくる可能性も消えてないそうです。なにを今更なのですが。

2010年7月26日 (月)

真空管は一瞬遅れる

仕事仲間の先達。関西大手家電会社に定年まで勤務してらした方。

先達とお客さん二人と私の計4人で食事をしていた時のこと。アルコールも少し回ってきて、先達が「私が門真にいたときは...」と自慢話が始まりました。

やれやれと思い私もすかさず、部品の営業マンとして門真に通っていたときの話を入れます。

「門真の資材の方は、顔を合わすたびに、値段下げてーな、やすうしてーな、口癖でしたよね」わざと嫌味を入れて反応を見ます。

「ま、うちもよその真似をして、値引き路線でいこうと決めたからですなあ。それもよその真似なんですわ」

「値引き方法まで真似してたんですか」

この話題では苦しくて、思わずお客さんが、「最近はまた真空管の音が流行ってるそうですね」と家電がらみの話題を持ち出してくれました。

先達、「真空管の音はいいですなあ、少し遅れてゆらぐ感じですわ。半導体はドナーとかキャリアが一瞬にして信号をとおしよる。一方真空管は、電子が陽極に到達するまで、タイムラグがあるから、一瞬音が出るのが遅れるんですわ」

私は「ほう、真空管は音が出るのが遅くなるんですか。それは何拍くらいですか。16分休符くらいですかな。ンチャのンくらいですかな」

次の話題に移りたくて、わざとチャチャをいれたくなります。私も悪い奴です。

そこで先達。「韓国の若者はエネルギーがありますわな。かたや日本の若者はみなおとなしゅうなってしもた。これはやはり韓国には徴兵制があって鍛えられてるからでしょう。日本もみならうべきでしょうな」

私「日本で徴兵制しいてもいいですけど、脱落者がゴマンと出て、却って悲しい結末になりそうじゃないですか。不登訓練者、寮引きこもりだとか」

先達、ここにきて、静かになりました。

 今日の結論。持論がいつまでも正しいと思ってらっしゃる方にも、さらに考える機会を与えてあげることは、頭を使ってもらうことになり、いいことではないか。

「真空管の音は遅れる」この時点からあやしかったですね。具体的に数値で言って欲しかったのです。

でも私が一番いけない奴なんです。

2010年7月24日 (土)

相撲協会の解決策

名古屋場所中にまた、相撲部屋・親方と暴力団との関係が報じられました。

関係を断ち切れるのかという所にメデイアの論点が置かれています。

 ここで歴史を考える必要があります。そもそも大相撲の興業と暴力団は昔から密接でした。相撲は見世物であり、地方に行けば集客や会場の決定、入場券の売りさばきや、興業に必要な、宿舎、食事など、幅広い面で暴力団筋が力士たちの面倒をみていたようです。

それが、ここに来て相撲協会を、国技としての位置づけだとか、文科省管轄の公益法人にしてしまったため問題となってしまいました。

今回の「相撲協会と暴力団のつながり」の社会問題の真の原因は、国と文科省が公的に格付けを与えてしまったことです。

暴力団とのつながり排除は、はっきり言って不可能です。なにしろ二人三脚でやってきた関係ですから。

 よって、この問題の対策は逆に国が相撲協会との関係を断ち切ることです。

これが結論です。すぐに実行してほしいものです。これ以外の対策は実現不可能。なにをやっても時間と税金の無駄です。

2010年7月20日 (火)

理解しながら作るヘッドホンアンプ

なんだよお、ペルケさん。

ホームページでさんざんOPアンプの悪口を書いておきながら、新しい著書の中でOPアンプ使ってるじゃないですか。

商売に走ってしまったんだなあ。ま、私はヘッドホンを使わないから作る気もないんですが。

 それはなぜか。奥さんから「話しかけても返事もしないようなことはしてくれるな」ときつく言われてるから。 嗚呼。

2010年7月19日 (月)

評論家の信用度

かつてトリオに勤めていた方に会ったことがある。

その方、今は信州にあるビルや建造物のメンテ会社に勤務されている。

プライベートの話をしていると「昔トリオで営業をやってまして、評論家対策に携わっていました」とのこと。

対策とはすなわち、接待攻勢をかけ、自社のアンプに今度のオーディオ表彰大会で高得点をつけていただくというもの。

「あの当時、何の変哲もないKA○○○○というアンプが最高得点で一位に選ばれたのも我々の努力です」と。

当時はまだメーカーの方が消費者より先を歩いていましたから、あたらしい技術といわれれば「ははーっ」と消費者はひれ伏して受け入れるしかない状況でした。

各メーカー百花繚乱の新技術・新回路。消費者は何を選んでよいか分からず、雑誌の評価を参考にするしかなかったのです。

そのような状況での接待攻撃。まああって当然でしょうが、かつての当事者の生の声をきくとがっかりですね。

時代は変わって現在は、一部突出したアマチュアがメーカーの変わりにオピニオンリーダーになっています。

微視的な性能競争にあけくれていた、メーカー品は魅力の薄いものが多くなってしまいました。

 いまや評論家が評価される時代。あの評論家はカタログの能書き丸写しでごく短時間の試聴印象しか書かない。

この評論家は自分の音基準がぶれる、相反する音の2台の機械をほめたこともある、と。

 結論:評論家はユーザー上がりの人を信用すべし。過去の所有した機械を開陳し、この機械はこういうところが好きで長く使った、今回機種を替えたのは、こういう目的である。結果こうである、と自分の日常をわかりやすく説明される方がいですね。そういう方の好みに共感すれば、ついていけばいいと思います。

短期に何台も試聴をこなし、やっつけ仕事でその製品への思い入れを感じさせない評論は、あてにしない方がよいと思います。

2010年7月18日 (日)

瞬間最大風速にクレームあり

キット屋の店主大橋さん。たったひとりで真空管アンプのキット販売店を立ち上げ、今では年間何億円だかを売り上げるまでになっています。

すばらしい成長ぶりです。店主のバイタリティーと熱意、コミュニケーション能力には脱帽します。

私も個人事業を営む身として、大いに見習うべきところがあります。

さて、真空管を単売するときに、用意した商品の数と顧客の希望人数のバランスが合わず、

販売開始の告知とHPアップの瞬間、ものすごい数のアクセスがあり、あっという間に売りきれてしまうそうです。それが何度か繰り返されることにより、「また買えなかった」と顧客が失望し、最近ではクレームになっているそうです。

この状況は顧客満足の観点から言えば正しい状態ではありません。

買えた方は喜び100倍でしょうが、そうでない方は怒りすら覚えるのは無理からぬ状況。

 原因は、事前の店主の宣伝にあります。なにしろ文章力、表現力を備えた店主が、その球の素晴らしさを、これでもかというくらいに宣伝します。

真空管を扱った経験が少ない方なら、欲しい欲しいとなってしまいます。ましてや最近は自分でモノを捜す努力はせず、いいものだとの情報があればすぐに飛びつく方が増えています。人の情報だよりの方々。

これらの状況が交じり合って、HPにアップされると、まるで鯛の養殖場に少ないエサをまく状態になってしまいます。

 対策は

①事前の商品に対する煽りをやめること。せいぜいどこで作られたとか素性の説明くらいでとどめておくこと。「中低域における細かなニュアンスが」などは書かない。

②通常の時間帯に(朝一番に)HPにアップさせること。要は顧客に商品を選ばせること。乗せてしばらくして、売れ行きが今一なら、煽ってもいいでしょう。それで売りきれて買えなくても最初からHPででているのに、買おうとしなかった顧客の自己責任ですから。

 私のホンネ。真空管アンプ愛好者の方は、もっと違う販売店のHPにいつもアンテナを張っておくべきです。何しろキット屋店主が煽りまくってるのと同じ商品が、在庫ありで掲載され続けているのですから。むしろ他店の方が安い場合もあります。

 それから煽りの内容も話半分と心得ておくこと。確かに書かれた記事は正しいかもしれない。事前の擦り込み効果で、全くの情報なしと、事前情報有りでは、人間は事前情報があったほうが、その内容を信じてしまいやすいものです。

以前、RCAの5R4GY整流管のことを店主のブログで読みました。もちろんその素晴らしさを褒め称えた内容でした。実は私、この球を持っていますが、それほどずば抜けた魅力を感じたことはありません。

2010年7月15日 (木)

がっつり

テレビで最近よくきくことば。「がっつり」

家人も芸能界の影響をうけやすく、普段の会話でよくつかう。

なんだよ、「がっつり」って。

「うまいもんをがっつリ食べて」というのが標準的な使い方のようです。

がっぽり、どっさり、しっかり、たっぷり、みっちり、以前から存在しているこれらのことばではだめなのでしょうか。

私は「がっつり」は使いません。ニュアンスを捕えきれてないから。

 皆さんはもう使われてますか。

「このアンプがっつり電気を食うんだよね」「このどのアンプは時間をがっつりかけて作ろうと思ってるんだ」

やっぱりおかしいですよ。

2010年7月11日 (日)

測定用・方形波発生器の製作

  みなさんはアンプの周波数特性を見る為に、方形波を入力してオシロでその波形を見たことがありますか。

 リンギングやオーバーシュート、サグを見れば低域や高域でのピーク、減衰の見当がつきます。

今日はこの方形波発生器を安く作る話をします。

メインの半導体はシュミット・インバーターと言われる74HC14というOPアンプ。これには発生器が6回路分が入っており価格は@60。

そして12個の部品を使えば、トータルで600円前後で発生器が作れます。

大変参考になるサイトがありました。

http://bbradio.hp.infoseek.co.jp/7414/7414.html

自分なりに、周波数調整機能つき、3周波数発生(100、1K、10KHz) 仕様としました。

①f=1/(C×R)で、C=0.1μFとして、それぞれの周波数用に、RをVRと固定抵抗のシリーズとして、100Hzから順に(VR:20KΩ、R:92KΩ)、1KHz(2KΩ、9.2KΩ)、10KHz(200Ω、920Ω→調整上後から1Kへ変更)

②入力には1KΩを入れました。C≧0.01μFなら入れたほうが安定とのこと。

③電源は5Vの単電源としOPアンプのVD端子には発振防止の0.1μを入れました。みなさんは006P・9Vの乾電池から5Vの三端子レギュレーターを使用すればよいと思います。

④使っていない残りの3回路の入力はグランドに接続すればよいとのことでした。

OPアンプ用のソケットは16Pを使用。2P余っていますが気にしないでください。結果として、2.5~3V程度の方形波が得られました。3周波数のスポット発振ですが、方形波発振器を持っていない方は1台作っておくと便利です。ケースにいれてもOKです。

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2010年7月 4日 (日)

高精度コンデンサーの製造終了

またかと。

秋葉原の瀨田無線に行ったら、松下製のフィルムコンデンサECQPシリーズが生産終了で在庫のみと表示してありました。

発振器やフィルターの製作に欠かすことのできない、このコンデンサ。茶色で四角い光沢。松下を表すM の表示とECQP,耐圧、そして104などの容量表示。容量の精度は1%。

この3年前程度前から、測定器を自作するようになり大変世話になってきた製品。

なんでもかんでも採算が合わなければ、製造中止。

 電子工作マニアはどうすればよいのでしょうか。精度の悪い代替品を我慢してたくさん購入し選別するしかないのでしょうか。地方の中古部品屋にはまだ在庫があるかもしれませんが。

測定器は歪率計も低歪発振器も作ったし、もういいかなあと思っているところです。

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