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2009年7月

2009年7月31日 (金)

タムラトランスとの決別

管球王国53号をちらと立ち読みしました。ごめんなさい。

上杉氏のアンプの形がなんとなくいつも違うので、記事を読んで納得しました。上杉研究所では今まで何十年という長きにわたり、トランスはタムラ製作所のものでしたが、ISO(TANGO)製のものを今回から使っているのです。

切り替えた理由は、タムラ社から値上げの要請があったからとのこと。中には400%近い値上げの依頼があったトランスもあったとのこと。

記事では値上げがあったので、今度からISO製に全面的に切り替える旨の記述があり、その後は記事中で何度も何度も、ISO製のものの特性のすばらしさを讃え、なぜもっと早く使わなかったんだろうというくだりもでてきます。

想像するに、タムラ社と値上げの件で相当な衝突があったものと思われます。恨みつらみがそんな記事にしてしまったのでしょう。

ところでタムラはカタログ品も値上げするのでしょうか。それとも上杉向けのような一部特注品のみを値上げするのでしょうか。

私自身の見解では、標準品に関しては、タムラもISOも価格では大きな違いはないと思うのですが。それより、ガレージメーカーで安いトランスのほうが食指がうごきます。

今まで世の中に出回っているタムラトランスを載せた上杉アンプは価値がでるかもしれません。でないかも知れません。

2009年7月30日 (木)

生演奏と再生音楽

最近生演奏を全然聴いていません。よくないことですね。これでオーディオと音楽を語るのはちと気が引けます。

過去の体験から話すしかないのですが、生演奏と再生音楽のどちらがよいかという議論がなされることがあります。

音自体に関しては、生演奏のほうがよいに決まっています。なにしろ本物の楽器が鳴っているわけですから。しかしながらいろんな切り口で比較するとそれぞれの長所、短所が明らかになってきます。

1.鑑賞条件: 生は演奏者の姿や、動きがわかる。本物が目の前で歌ったり、演奏してくれるわけだから感動ものです。再生音楽は自分の部屋ですからこれが味わえません。ただしどんな格好で聴こうが自由です。ステテコ姿でもOK。寝ながらでもOKです。

2.視聴位置: 生は席の予約次第では、端っこの方で聴くはめになることもあります。全席自由のライブハウスではほんとに端っこで、下手するとベースのPAスピーカーのそばで重低音ばかり聴かされることもあります。再生音楽はどっしりと真ん中で聴けます。

3.音の定位と音量: PAを通さない生演奏では、楽器の音は文字通り等身大で、席さえよければ、オーケストラ全体をその大きさで聴くことができます。音量は演奏者側がホールの条件を確認し、適切な音で奏でられます。一方の再生音楽は、たかだか2~5m離されたスピーカーの間にオーケストラが入るわけですから箱庭的になります。コンサートホールの一番後ろの席で聞くと、この箱庭的な感覚と似てくるかもしれません。

 さらにジャズのスモールコンボでは、この2~5m間に楽器を押し込めるので、楽器が隙間なく隣り合って鳴ります。しかもボリュームを上げると楽器が大きくなります。歌手では口が大きくなってしまいます。本来は楽器の大きさは変わらず、音圧だけが強くなるべきですが、まだこの夢のようなオーディオは開発されていません。

4.再現性: 生は一度きりです。しかも人間の耳は同時に複数の音を注意して聞くことができません。たとえばピアノの音に耳を傾けているときは、横のバイオリンの音は鳴っているなあ程度で詳細には確認できません。たくさんの楽器を聴こうとすれば、耳の条件を単一楽器から全体を聴くモードに切り替えて、オーケストラをひとつの楽器と捕らえて聴くしかありません。多くのクラシックファンの方はこの聞き方なのでしょうか。この方法でパート、パートでソロ楽器に注力し、また全体に戻るという聴き方。

再生音楽は何度も再生可です。再生のたびに今度はピアノをずっと聴こう、次はビオラばかりを聴こうという聴き方が可能です。さらに機械を変えたり、調整して、音色を自由に変更させることが可能です。

 上記が大まかに言えば、それぞれの長所・短所といったところでしょうか。それぞれの良いところを選びながら、音楽ファンは使い分けをすることになります。

最後に私のもっている夢の再生システムをご紹介します。システムとは言いながら機械は必要ありませんし形もありません。機械の変わりに脳を使います。

今まで聞いた音楽は、記憶にとどまっていると思います。これをひっぱり出し、頭の中で再生するのです。音色・音量・定位の選択は自由です。演奏者・歌手の姿もイメージできます。音の鳴り方は過去自分が体験し覚えている最高のものを使うのです。夢のシステムだと思いませんか。

私は、乗り物の中や、町の中でときどきこのシステムを使っています。

2009年7月29日 (水)

オードリーのDVD

TSUTAYAでDVDを借りて見ました。

「デート」というネタが最後に入っているのですが、売れて忙しくなった合間に収録したのでしょうか、少し疲れ気味にスタートします。だんだん話が進むにつれ、ネタから脱線する回数が増えます。たぶんアドリブなんでしょうね。お互いがここまで頑張ってきたことや、相方に対する感情が入り混じって、二人がボケと突っ込みを交互に繰り返し、一言しゃべるたびに、客席は笑うパターン。この感じは過去全盛期を誇った「やすきよ」で感じたのと同じものです。

ただし、まだまだレベルは及びません。でも面白い。若林君は本音を出したときが一番おもしろい。形を最後まで崩さない春日もおもしろい。

若林君は過去、コントラッキー7というあのポール牧とせきこうじの二人がやった、土方の一升瓶おやじのようなキャラを演じられるのではないかな。ボケながら進行役はしっかりつとめ、春日に突っ込む、という形でいいのでは。彼は芸がありますね。芝居もできると思います。DVDの最後に入っていた彼の歌は音痴で救いようがありませんが。

相変わらずの春日は、なんだかいたずらな大きな犬が、しかられてしょんぼりしているような、大型ペットのキャラがいいですね。何歳までいけるでしょうか。

彼らも30歳を超えたそうですから、少し芸風を広げることも考えてほしいです。まだ学生宴会のノリが一部残っていますが、それもやる。あたらしいこともやるでいいのではないでしょうか。

2009年7月26日 (日)

チューナーは持っていません

先般も書き込みましたが、最近のラジオ番組はFMも含めてあまり面白くないと思っています。昔なら中波でやってたトーク番組が、最近ではFMに移行されてしまった感があります。

FMの利点は音質なのだから、音楽をぶっつづけでやってくれればいいのですが、そんな音楽専門の番組も今はあまりないようです。

FMをオーディオ的に考えれば、一般の放送番組はおそらく録音でしょうから、FMで聴く曲はまず、①CD再生、②その後さらに番組として録音(これもCDでしょうか?)、③最後は放送時間にFMという変調された電波に乗せて送信、

という3段階の変換工程を通ります。よってリスニングルームでCDを再生して聴く音よりも劣化は多いはずです。

FMがCD再生と比肩しうるのは、生放送で生演奏される音楽のみでしょう。これならCD対FM電波の対等な一度きりの勝負になります。さてどちらが良い音なのでしょうか。以前は(30年くらい前)生放送・生演奏の番組もNHKでやっていましたが、現在でもまだやっているのでしょうか。

 最近はNETでラジオステーションを利用すれば、パソコンから音楽が聴けますが、こちらは何回くらい変換工程が通っているのでしょうか。

やはりチューナーはなかなか買う気にならないのです。

2009年7月23日 (木)

日本は自信をもっていい

23日お昼のニュースでオバマ大統領が発言していました。

「現在のアメリカは不況で医療保険に加入していない国民が多く、病気になっても治療も受けられない方が多い。この状況を何とかするために、国民全員が医療保険制度に加入できるように制度を変えていく」

ご存じない方もいらっしゃると思いますが、アメリカでは病院で診察・治療をうけるためには、保険に入っておく必要があります。この保険はいわゆる民間保険会社が提供しているものです。

 それに対して、日本は国民皆保険(こくみんかいほけん)といって、全員が定期的に保険料を払い、全員が病気の際は保険から一定額の治療費が支払われ、個人負担分のみを窓口で支払うというシステムです。

今回アメリカは、この国民皆保険制度に移行しようとしているわけです。実は米国民主党は以前からこの案の実現のために動いていたそうですが、このたび大統領がそれを公に公言したわけです。

みなさん、ここで思い出してほしいことは、少し前にオバマ氏は核兵器の廃絶を唱えました。そして今回は国民皆保険です。

これを実行している国をみなさんご存知ないですか。そう日本なのです。

今まで散々な政治が繰り広げられて、貧困層が拡大してしまったアメリカはいよいよ、日本が目指している社会を手本にしようと言い始めたのです。

 自信を持っていいのではないでしょうか。それからアメリカ自身が過去の姿から決別しようとしているわけですから、日本も以前の核の傘に入れてもらって安全保障を手に入れようという発想は早晩消えていくことでしょう。なぜなら核の傘をアメリカは放棄しようとしているわけですから。

これからは、日本はよいところをアメリカに教え、お互いが対等で尊重しあう関係に変えていけばよいのです。日本でも本当にひどい政治がはびこり、国民の中には貧困層が増えました。

やっと選挙になりました。よりよい姿を目指して、日本は自信をもって国家の再生をめざせばよいのです。

今度こそ外交の場で、他国の代表と方を並べて、きちんと日本の国益のために、交渉できる政治家を選びましょう。

2009年7月22日 (水)

EL38試聴記

横浜マリンオードで購入したEL38を2WAYマルチの高域アンプに挿してみました。この球は本来オーディオ球ではなく、テレビの映像回路に使われていたようです。

しかしながら見た目はトッププレートですが、この頭の金具をとると、EL37に似ています。また整流管のGZ37にもガラスの形がよく似ています。電極支持棒はセラミックに支えられプレートは灰色でしっかりしており、カソードスリーブも太く、真っ赤な火箸のようです。発熱量も多い部類に入ります。何よりバイアスが他のオーディオ管に比較してかなり浅くなっています。動作条件はVp:390V、Vsg:280V、Ik:45mAです。

音は、イメージでいえばワイルドな音。ムラードの球共通のヨーロッパ管の音です。ただしやや勢いがあり、STC6L6Gよりワイルド。オーディオ管の音と少し違うようです。

他の球と比較することなく聴けば、メイン機種に常用できます。米国UY807とのよきライバルです。これで3000円台は安いと思います。

Img_0962

2009年7月19日 (日)

逸品館

自分のブログのスポンサーリンクに、オーディオ店の逸品館を見つけて少しうれしくなりました。

今から15年くらい前、逸品館のHPだか、広告を見て、店主お奨めのCDプレーヤを買いました。コンシューマ用のフィリップスCD950という機種。

確かに音は気に入りました。私はソニーのCDP-R1とDAS-R1という高級CDシステムを、知人から譲ってもらい今でも持っているのですが、こちらは聴きません。

現在でもCD950がレギュラーです。途中トレイを出し入れするギヤがこわれ、全てギヤは取っ払い、手で出し入れしています。

その間、雑誌の改造記事を読み、OPアンプも入れ替えて、放熱機を上に接着しましたし、電解コンデンサは三洋のOSコンに取替えました。

改造直後の音の変化に驚いたのをよく覚えています。今ではその音が当たり前、容量の不足からくる音の情報量の欠乏感(刺身包丁で薄くたくさん切るのではなく、出刃でぶった切る感じ)は隠しようがないのですが、それでも重厚長大・大型車に乗っている感じのするソニー製よりも、まだCD950で聴きたいのです。

日本製の新製品を買わなくなって久しいのですが、逸品館の店主のこだわりはまだまだ健在のようです。

2009年7月18日 (土)

ポカッというベースの音

寺島靖国さんの本を読んでいると、ベースの音がオーディオのテーマだそうで、その音を文字で表すと、ボーンボーンよりクーンクーンと鳴るほうが好き。さらに最高の音はポカッという音だそうです。でもべースの弦をはじくたびに、ポカッポカッとは鳴らないと思います。

私の想像では、このポカッという音が発せられるときは、おそらく指か手の平がベースの胴に当たっていると思います。

私もベースの音が気になるときに、レイ・ブラウンの「スーパーベースライヴ:テラークレーベル」というCDを聴きます。

このアルバム3人のベーシストのみの演奏、ときどきピアノ入るという構成。一人がフロントラインでソロを取っているときに、一人が胴をたたいてリズムを刻んだり、もう一人がバッキングに回って低音部基本ラインを演奏したりと、様々なベースの音がたくさん入っています。

ポカッは胴を叩いたときの音です。皆様も一度このCDを聴いてください。モンクの曲たちが泣かせます。

2009年7月16日 (木)

オードリー 馬鹿からの脱出2

お笑いは好きで、笑わせることも好きで、若いころは周りから芸人になれと言われていました。

このごろオードリーが話題になっています。芸能人の女性にも彼らのファンが多く、楽屋で会えるかなと、どきどきしたりするそうです。

人気の理由が知りたく、しばらく彼らが出ているTVを2・3見てみました。

なるほどなあと思い私も彼らが好きになりました。

好きになったところは、

1.礼儀正しく、いやらしくない。

2.お笑いコンビに珍しく、お互いが、けなしたり足を引っ張ったりしない。

3.頭がいい

彼らは、かわいくて、大きなペットのような存在です。面白がられるだけでなく、ファンから愛される芸人は久しぶりです。

彼らは学生時代アメフトをやっていたのだけど、スポーツ馬鹿じゃなく、春日君は学年で5番の成績だったそうです。

今までお馬鹿という暗雲が政界や芸能界にたれこめ、うんざりしていたところ、いよいよそれが動いて消え始め、賢い人々の時代にもどり始めたといったところでしょうか。

ネットでは、オードリーはエドはるみと同じ道を歩むのでは?賞味期限はいつまでか?などと報じられています。

しかし、単発芸しかなかった彼女とちがい、彼らはTVの前で考えて、しゃべれるのです。順番が回ってきて5秒間でネタを疲労して、とりあえず笑いを取るといった、短時間パネラー芸人と違って、自分たちのペースでしゃべります。考える力がありそうです。

3年はテレビで見れると思います。ひょっとしたら長寿番組ももてるかも。

そろそろ消え始めている、タケシ、さんま、タモリの次代を担う存在になるかもしれません。

2009年7月15日 (水)

音楽ジャンル500点の問題

昔テレビで、はら・たいらさんが活躍していたクイズ番組がありました。

司会は大橋巨泉さん。番組のタイトルは忘れました。

今日はその番組よりも難解な問題を出題します。ジャンルは音楽、配点は500点。

行きますよ。

 問題:「次の音楽家に共通する言葉あげなさい。ソニー・ロリンズとJ.S.バッハ」

答え 聖トーマス(ソニー・ロリンズの1956年の名盤サキソフォンコロッサスに収められた1曲:セイント・トーマスこれは分かりやすい。一方ドイツの聖トーマス寺院にはバッハのお墓がある。という共通事項)

これが分かった方は、ジャズ通でかつ相当なバッハフリークですぞ。

真空管がかわいくて

真空管の多くは、古い古い時代に、遠い遠い国で造られ、船に乗ったり、飛行機に積まれたりして東洋の果ての島国にやってきました。

日本に来てすぐに、ソケットに挿し込まれたものもあれば、出番を失い何十年も箱の中で、人の目に付くことなくずーっとひとりぼっちだった球も。

やがて、日本で80年以降に真空管アンプブームが始まり、長い眠りに就いていた真空管たちにも声がかかりやっと箱から出ることに。球を作った人たちは、まさか東洋の島国で出番を迎えることなど、予想したでしょうか。

欧州のSTC・6L6Gは、ふわふわした褐色の薄い紙のクッションに包まれて独特のにおいがしたり、赤・黒・白の箱から出された米国GEの6L6GCはなぜかすっぱい酢酸のにおいがしたり。

アンプに挿すときは、1本づつ頼むぞとお願いします。

いつしか時がたち、気がつけばザーッという音が出始め、やっぱり寿命というのはくるんだなあと。そうかもう12年経つんだなあと。

現役から退いて、元の箱に収めた真空管。マジックで×印を付け、もう二度と活躍することはないけど、なぜか捨てる気にはならないんです。

自分のところに来てくれて、使命を終えた球たち。ずーっと手元においておきます。

私がいなくなるときに、いっしょにいなくなるのでしょう。

2009年7月13日 (月)

別冊ステレオサウンド・アナログバイブル保存版

書店でアナログバイブル保存版をみつけ、手にとって見ました。

内容は、現行品やロングライフ品の紹介やマニアの方の自宅システムの紹介。これで2800円か、どこが保存版なんだろうと思いながら、後ろの方のページを見ていると、なんと自分が持っているガラード401の修復・メンテの特集が。とくにその道の専門業者の方による記事らしく、見開き6ページに詳しく書かれています。ただし潤滑油や洗浄用の薬品については具体名が書いてありません。ノウハウの保護なんでしょうか。

欲しくなったんですが、このページのために2800円は高いと、一旦本を棚に戻しました。

少し歩いて、まてよ「わざわざ、人に聞いたり、メンテナンス業者まで出向くことを考えれば、買っとこうかな」と思い、購入してしまいました。

ああ、これでいいのかなあ。

2009年7月11日 (土)

欲の気持ちと助け合いの気持ち

人の心の中にはたくさんの気持ちが存在しています。金持ちになって豊かな生活を送りたい。大きな家と大きな外車も、できれば別荘も。これを欲の気持ちといいます。

一方で人は困っている人たちを見ると、助けてあげよう、お互い様だからという気持ちも持っています。これは助け合いの気持ち。

面白いことに、この二つの気持ちは同じ人の心に同時に存在します。

これらの気持ちをイデオロギーのよりどころとして存在する政治団体・政党があります。

資本主義を目指す政党と、社会主義を目指す政党。

60年代から70年代ころまでは二大政党制といわれ、保守と革新の代表として2つの政党が勢力を争っていました。

その当時は、二つの勢力がバランスよく存在していたので、国民はお金儲けもできたし、助け合いの制度も充実していました。

ところが、いつのころからか、その間をいく、中道という勢力が台頭し、保守勢力は政権の座からころがり落ちてしまいました。

元政権党は巻き返しを図るため、万年野党の革新政党を口説いて、思想も一致しないまま手を組み、まんまと数の力で政権に返り咲きました。

革新政党の代表を総理大臣に据えましたが、それは表向きで、裏では官僚と手を組んで以前とかわらぬ政治をしていました。だらしないのは革新政党。連立のときの保守政党からの約束を飲まされたため、まるで牙を抜かれたようになって、それまでの主張を強く言えないようになりました。

 その後連立は解消。ただ利用されただけの革新政党は、国民からも見放され、勢力も小さくなってしまいました。

バランスがとれていた政治が、いびつな形に変わりました。

保守政党は、今度は相対する勢力も弱小となり、やりたい放題の政治を始めました。国民の生活保障部分をどんどん切り捨て、企業の税金を安くし、見返りに寄付金を要求していました。欲の部分ばかりが目立った政治です。

 やはり物事はバランスです。疲弊した国民は、次の選挙では政権政党に、どうやら投票しないようです。次に政権をとる勢力は、欲の側にたつのか助け合いのほうに立つのか、よくわかりません。バランスがとれたらいいなあと願っています。

2009年7月10日 (金)

宍戸式送信管アンプの想い出

18年くらいまえでしょうか。当時川崎に住んでおり、オーディオフェアに出かけたことがあります。

サンオーディオだったかどうか、記憶は定かでないのですが、あるメーカーのブースで宍戸式アンプを鳴らしていました。

送信管808だったか真ん丸い大きな球が、その中の小さな円筒形の灰色のプレートを赤くしながら鳴っていました。イントラ反転型といわれた、シングルアンプの回路。

クリアで、非常にパンチのきいた、元気がある音でした。この手の音が好きなひとにはたまらないのでしょうね。

他にも円筒形の張り付けにされたわら人形のような、送信管もプレートを真っ赤にして頑張っていました。

臆病者の私は、赤熱した電極に非常にナーバスになったり(実際には問題はないとの説明でした。)、音に攻め込まれると聴くこと自体に億劫さを感じてしまうので、ファンにはならなかったので、興味は示しませんでした。

宍戸さんは、何年か前のある冬の夜、懇親会の帰途に体調に異変をきたし、亡くなられたと記事で知りました。

残されたアンプたちは、各地でどう過ごしているのでしょうか。

2009年7月 8日 (水)

売りに出されていた是枝300Bアンプ

少し前にハイファイ堂のHPに是枝重治氏が「管球王国」に製作記事を発表していた、300BPPアンプ(モノ2台)が売りに出されていました。

一旦、是枝氏から購入された方が売りに出したのでしょうか。すこし気になるのです。このアンプはウィリアムソン型回路を基本に、最高の部品を使用し、トランスさえもフラットな天板にRをつけるため、鉄板を上から半田付けして、研磨してR感を出したという、天塩にかけて作られたことを、記事で読んだからです。

購入した方はなぜ、手放したのでしょうか。

1.半導体も真空管も音の違いがわからない人がただ、よいものだからと聴いて購入し、価値を理解しないまま手放した。

2.期待して購入したが、期待したレベルに達していなかった。

3.金銭的余裕があり、高価なセットをたくさん所有しており、それほど大事にしようという意識がなかった。

4.リストラにあい、金目のものを手放さざるを得なかった。

いずれにせよ、製作者は落胆したでしょうし、購入した方は、自分のものになったのだから、どう扱おうと自分の自由であると考えたわけです。

自分の思い入れの強い作品は、自分で所有しておくのが一番でしょう。他人は自分ほど、思い入れはないので、扱いも軽いものになってしまいます。かわいいわが子は手元に置いておくべきです。

人に譲渡するのは、どこに売られてもきちんとやっていける、タフな製品がよいですね。

2009年7月 7日 (火)

もう一度いいます。人は絶対人を殺してはいけない。

痛ましい事件が起きました。41歳の男によるパチンコ店放火殺人。引きこもり次男による、父親殺人。

 昨年の6月8日にこのブログに書き込みました。 「人は絶対人を殺してはいけない」

世の中の殺人を考えた人全員に、もういちど6月8日のブログを見て欲しい。理由をきちんと書きました。

一番基本的で大事なことなのに、誰も正式に教えてくれていません。校長先生や親が一度正式に面とむかって声に出して伝えて欲しいこと。

タンノイへの素直になれない思い入れ

タンノイのスピーカーを部屋に招きいれたことはありません。聴き始めが遅すぎたのでしょうか。

私のスピーカー遍歴は、ダイヤトーンDS35B、JBL4312、ダイヤトーン2S208、アルテックサンタナ、アルテック銀箱(604E)、アルテック803B,806Aの2WAYと変わってきました。

そうそうたる、オーディオマニアの有名な方は、所有システムはタンノイの大型システムが多く、大好きなクラシックレコードをいつくしみながら聴く、というのが定石だったように思います。

私が2S208で聴いていたころ、タンノイ・スターリングの音を結構な時間試聴したことがあります。いい音でした。バランスがよく、元気があり、色気もありました。申し分ない音でした。ジャズももちろんOkでした。

だけどそのままタンノイのスピーカー購入とはなりませんでした。まだ若かった私はおじさんの仲間入りをしたくなかったのでしょうか。おじさんというのも勝手な個人的決め付けで若気の至りです。

わざとアルテックを手に入れました。サンタナは中低域がどっしりした、どぶろくのような音がしました。そして銀箱へとエスカレートしたのです。この時点で中域の迫力と情報量のとりこになり、アルテック中毒にかかってしまい治癒が不可能となってしまいました。

この間試聴したGRFメモリーはアルテック病の私にはもやもやして、とても好みとはほど遠い印象でした。

ほんとうなら、弟二システムとしてタンノイのSPを搬入セットして、アルテックと比較対象しながら聞いていたいのですが、部屋もお金もない私には到底無理。よって愛憎半ばのままで愛好者達のタンノイの話を黙って聴いてやりすごしています。本当はすばらしいスピーカーなんですが。

イギリスではTANNOYという言葉がひとつの動詞になっていて、場内放送で、知人を呼び出してほしいときは、「Please tannoy.」と今でも言うそうですね。生活に根付いているメーカーなのです。

2009年7月 4日 (土)

ジャンル別抵抗選択法

オーディオ雑誌の写真やホームページの中のアンプのシャーシ裏をずーっと見ていて、なんとなく傾向があるのかなと思っていることがあります。

 それは使われている抵抗。クラシック系とジャズ系で違うのかなと。

サンプル数が少ないので絶対ではありませんがクラシック系は①酸化金属皮膜抵抗。ジャズ系は②カーボン抵抗。

ソフトンを主宰している善本さんはクラシック派で、かつて個人で作られて雑誌に登場したアンプは酸金。キット屋の店主大橋氏もクラシック派で酸金。私にOTLアンプを譲ってくれた方もタンノイでクラシックをきいていて、シャーシの裏は全て褐色の酸金。

一方のジャズ派。ラジオ技術に書いてらっしゃる氏家氏はリケンの青いカーボン。総じて中域がふくらみ元気のよくなるA&B(アーレン・ブラッドレー)の抵抗を使われている方はジャズ派の方が多いと思います。

私はといえば、お金がなくて高い抵抗が買えないので、ジャズ派なのですが純粋なカーボン抵抗は使わず金皮型を使っています。中庸で好きなのです。

ピアニスト辻井伸行氏

テキサス州で行われた弟13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで見事優勝。クライバーン氏は彼の演奏を「奇跡としかいいようがない。神業だ」と表彰式で抱擁しました。彼がここまでに至った足跡は、言い換えれば見事なPDCAが繰り替えされたということ。

実はPDCA(PLAN→DO→CHECK→ACT)ははじめのPの前にCが必要なのです。事前調査というやつ。

彼は幼いころから、ピアノの音が大好き。3歳ころから家にお客さんがくると、その人の声をイメージして即興で曲を作って弾いていたそう。これが事前確認。

よし、この子にはピアノを弾かせよう。親の決断。これがPLAN。ただしどの程度の腕前とか、具体的目標は決めてなく、上達度は無限大がこのときの計画。

先生について練習をする。各種のコンクールを目指して練習をする。これがDO。

CHECKは、コンクールでの評価。優勝できなかったのはなぜか、自分と優勝者のどこがちがうのか、あるいは審査員の採点基準は、好みのスタイルは何か。

ACTは次の日からの練習内容の検討。

ただし、誰でもPDCAを回せばすごくなれるというわけではなく、彼自身の素質が重要。

ひとに拍手してもらう、喜んでもらうことが自分のかけがえのない喜び。またがんばろうというモチベーション。むずかしい曲を弾きこなせばこなすほど、拍手のレベルがアップするという自覚とチャレンジ精神。

そして決定的なのは、曲の覚え方。すべて耳から一音、和音、小節、リズム、全体構成を神経を研ぎ澄ませて取り込んでいく集中力と能力。

この作業があるからこそ、曲の細部にわたる全てを理解・把握でき、そのまま演奏できるわけです。

 果たしてこの音に対する感力、集中力が視覚障害によるものかどうかは不明です。録音の時も、納得の行く音がでるまで妥協をゆるさないそうです。

CD買うよ辻井君。結婚して親を安心させたいという希望がかなうといいね。でもまだ20歳そこそこでしょ。

2009年7月 3日 (金)

人からいただいたOTLアンプ

雑誌を通じて知り合った、近郷に住んでらっしゃる方からOTLアンプをいただいた。この方との出会いは、雑誌で私のことを見つけて、突然我が家に訪問され、そのときは急だったので外でお話をしたのです。やはり、アンプの自作がメインでタンノイで聴かれている方です。

今度は招かれて私がご自宅にお邪魔したときに、6C33CのOTLをもらってくれないかと。理由は「自分の目指す音ではかった、発熱量もすごく、常用しないからもらってほしい。OTLなので技術的にも理解できてメンテできる方がいい。だからもらってほしいのです」

断る理由もなく、OTLにも少し興味があったので、27Kgはあろうと思われるアンプを車に積み込み持ってかえりました。

このアンプ鈴蘭堂のSL-20シャーシ(45センチ×30センチ)に組まれています。背面に直径75mm長さ145mmのブロックコンデンサが4本と、直径65mm長さ115mmのブロックコンデンサが2本。大きな電源トランス(業務用の威容)とそれを挟むように大型チョークコイルが2個。前面には6C33Cが4本ならび、隙間にMT管が立っている風情。半分以上が電源部です。

 しかしまだ、電源を入れてないのです。もう1ヶ月は経っているのですが。持ち帰る前に確かに鳴らして音は聞きました。回路図ももらってきました。

でも怖いのです。人の作ったアンプは中の構造を完全に把握しているわけではありません。たくさんの部品が効率よく、組み上げられています。調整のテスターの棒や半田ごてが入らないくらい窮屈だというわけでもありません。

 自分で作ったアンプはほとんど全部の部品、回路が頭にはいっていますから安心なのですがどうもだめです。ましてやなじみのないOTLということも手伝っています。回路図をみたら、出力管の電流監視用の抵抗もなく、1本づつにバイアス可変回路がしつらえてあり、電流監視はバイアス電圧でやるのかしら。事前に出力管のエミッションはそろったものが選ばれていて、バイアス電圧でそろえているのでしょうか。

シャーシをひっくり返すとき、下手をすると腰痛が再発しそうだしまだその気分にならないのです。

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