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2009年3月

2009年3月31日 (火)

パラプッシュプル⑯配線着手しました

家族が2日間留守。仕事も休みなので、気分を奮い立たせて半田付け開始しました。

ごつい線材を使いますので、どうもシャーシ内がごたごたします。どうやってもすっきりしない、自分の配線技術に嫌気がさします。

ヒーターだけ配線し灯したもの、シャーシ内電源部と一部出力段までの配線の写真を載せます。B電圧、Cバイアス電圧、きちんと出ました。やはり初めてのSW投入時は緊張しますね。

近いうちにモノラルの片方が完成するかもしれません。Img_0777_2 Img_0832_2 Img_0834_2

2009年3月29日 (日)

ETC1000円乗り放題について

ETCで乗り放題1000円、高速道路を利用する車が増えています。

利用している方々はあまり、誰がこの乗り放題1000円を言い出したかは考えてないようです。

ストレートに言えば政府による選挙のための人気取りでしょう。と同時にETC関連企業への見返り(当然政治献金もらってるんでしょうね)。

今回の現象でも利益を得ているところと被害を被っているところが出てきています。

儲かってるところは、観光地(分かりやすい)。遠くの街の商店(遠出してでも安くていいものを買いに行きたい)。ガソリンスタンド。

損害を被っているところは、公共の交通機関(鉄道、バス会社)。客足が減って死活問題らしいです。

突然何かが始まれば、やはりこのような変化が生じます。時間と共に変化が元に向かって収束し始め、ある程度のところで落ち着き、消えていく会社、少し利益が残る会社がわかる、といった結果となります。

日本人は飽きやすい国民ですから、遠出も3回繰り返すと4回目はないでしょう。疲れるし、時間もないし、買い物も一段落するし。

結果、消えていく会社が出てくるだけということになります。これでいいんでしょうかね。

夏の暑い時期は、やれ温暖化対策だ、これ以上気温が上がるのはかなわん。エコだ、省エネだと騒ぎ、ガソリンが値上がりすればもう車は乗らないと言う。

しかしながら高速料金が値下がりすれば、国民はがんがん乗り始めるという状況。

廃気ガス・二酸化炭素がどんどん空に舞い上がってますよ。京都議定書はどうしますか、役人のかたがた。いきあたりばったりだなあ。

2009年3月28日 (土)

残された時間とオーディオ変遷

気がつけば51歳を超えてしまいました。

この年になってすでに、体力、運動能力、聴力の衰えを痛感しています。

階段を100段上がると、膝が痛くなり息が切れる。今まで聞こえていた(判断できていた)ひとの言葉が聞き取りにくい。

私のオーディオの趣味は、自作と音楽鑑賞。自作も最近はなかなか、半田ごてを握るのが億劫。なんだか机に向かって勉強することができない子供の気分です。

以前は早く音が聴きたくて、1日でアンプを組上げたものでした。最近では目が疲れる。腰が痛い。早く聴きたいという感動も薄れてきたようです。

アンプも重い。1シャーシでPPステレオを組むと20Kgを超えることもあります。これを持ち上げたり、ひっくり返したりするのもつらい。

音楽を聴く。聴いていると、「今まで聴こえていた音が、今は聴こえてないのでは」と不安になります。

年はとりたくないがそれも無理。オ-ディオの先輩達の中には私なんかまだ50代の若造じゃないかと思われる方もいらっしゃると思います。

しかし「MJ無線と実験」の個人売買に出すハガキの年齢欄が、以前は30歳だったのが51と書かなければならなくなった事実に戸惑っています。

あと20年健康で音楽が聴けるでしょうか。まだこれからも機器を取り替えたりするのでしょうか。

もう音響セットはそろそろ固定し、日ごろ少ない鑑賞時間を、ゆっくり気に入ったソフトを聴くのに費やそうかとも考えています。

押入れの何百とある真空管も全て聴くのは不可能だとわかっています。ある時期整理してソフト購入費用に変えようかなとも考えています。

パラプッシュプルEL34アンプは、今日時点でヒーター配線まで終わり、見た目完成品と同じ外観になりました。これも音が鳴るまではまだ時間がかかると思います。

できてしまうと寂しいのと、意欲減退から、遅々として進みません。

「急がないと日が暮れるぜ」

どこからともなくこの言葉が聴こえてくる今日このごろです。

2009年3月27日 (金)

イチローのコメント

イチローが最後の最後に美味しいとこ取りしてWBCが終わりました。大会序盤から中盤にかけ大不振で、思いつめた顔をしていましたよね。見ていて痛々しかったです。周りも気を遣い、いや近寄れない雰囲気だったので、誰もベンチ内では話しかけようとしていませんでした。

終盤に近づき徐々にヒットが出はじめ、最後はヒーローに。

そのあとのインタビューで、マイクを向けられるたびに、孤高の天才としてのコメントを発していました。このコメント、「神が降りてきた」まではよかったのですが、「途中できューバの服を着て、次にアメリカの服を着て、最後に日本のユニフォームを着た」にいたっては、なんだかバカバカしくなってきました。いくつかのインタビュー記事を読んでたのですが、主語がなくまともな日本語の文章になってないものもあります。

一人のときにインタビューの答えを考えてるのでしょうが、文才がないですね。ナルシズムもすこしくどくなると価値がさがりますね。

彼の場合、率直に語った「ここで打ったらもてるだろうな。すごい視聴率なんだろうな」という言葉のほうが人間性が伝わってきて面白いですよね。

ちょっと変わったことを答えたいと、こねくり回したときはつまらないなあ。

2009年3月23日 (月)

でかしたイチローよくやった

WBC日本代表チームが準決勝でアメリカを破りました。チーム状態がよくなかったアメリカとはいえ、大したものです。

明日の5度目の韓国戦が大いに楽しみです。

ここまで日本が勝ちあがれたのは、原監督という現役の監督が、采配を振るったからでしょう。

これが、星野元監督や長島元監督だったらどうなってたでしょうか。

北京五輪で日本が全く振るわなかったのは、監督が主役になってしまったからです。選手にチームワークはなく、士気も上がらず、うまくいけば監督の功績になってしまうという状況でした。

長島さんだったら、もっと悲惨だったかも知れません。

やはり現役の監督が、ペナントレースで選手達といっしょに苦しんだり、喜んだり、一番選手の気持が分かっている監督こそが采配を振るうべきでしょう。

北京五輪のリベンジにしたいと考え、監督再就任に色気を出していた、星野氏にピシッと引導をわたした、イチローはよく言ってくれました。

あまり打てなかったり、ときどきは打ったりしているイチローですが、この件では功績大です。

2009年3月22日 (日)

50才過ぎて読んだ「三四郎」

夏目漱石が40代半ば頃に書いた、三四郎を最近また読んでみた。

19歳前に読んだきりなので、30年以上の間があいたわけです。読んだ感想は、ただただ、もう一度読んでよかったということ。

19歳の世間も知らず、他人との関わりも希薄だった若造が読んでも、ピンと来なかったのが当時の印象でした。

 この年で読むと漱石の気持がよくわかります。彼は複数の書籍の中で、若者を主人公として起用し、周囲に先輩や年配の師匠に相当するキャラクターを配置しました。

彼らに、主人公に対して世の中の矛盾、不合理、関する多くの見解を語り聞かせます。

世の中には色んな人間がいて、熊本に引っ込んでいては知ることができないたくさんのことがある。形式ばかりにこだわり、見識を持たない人々。

一言一句、同感の文章たち。

先輩達は漱石そのものであり、主人公は日本に住む人々なのでしょう。

100年前から書かれていることが、現代にもそのまま通じるということは、人は世代を繰り返しながらも成長していないということの証左ですね。

60才前に三部作をもう一度全て読みたいものです。

2009年3月21日 (土)

ヤフー・オ-クションの出品

ヤフオクの自作というくくりで、出品を見ています。

自作アンプが何台かいつも出ていますが、千差万別ですね。

ときどきシャーシ内配線を見ていると、うまいなあというアンプがあります。恐らく30年以上前くらいに作られた感じのものとか。うでききのアマチュアが作ったものなのでしょう。製作者がお元気なら60台後半から70歳くらいの方かもしれません。

私はオークションには参加せず見てるだけです。どう見てもその価格では買い手がつかいないだろうなあ、というアンプもあります。

安く売ることが、買うことが目的なのですから、あまり高価に設定しなくてよいと思うのですが。

見ていてほしいなあと思うのは、素敵なトランスが使ってあるアンプ。やはり目利きの方は、素性のよいトランスが使ってあって、安価に設定してあるものばかりに入札します。

あれも、これも欲しいと思うのですが、手に入れてもおそらく使うことはないだろうなあというところ。

私も個人売買でアンプを売ることがありますが、大体部品代の8掛けくらいです。良心的でしょう。

2009年3月20日 (金)

イチローはまだ打てていません

今日韓国を破り、日本は1位抜けが決まりました。

イチローは5打席目にやっと2塁打を打ち、ホームに還ってきました。

実はイチローがこの時期打てないのはいつものことなのです。

この数年前から、開幕時から打率が2割台低迷、5月6月からようやく3割に乗せるというパターンが続いています。

したがって、打てないと周りは騒いでいますが、いつものことなのです。期待しないようにしましょう。守備はいいので8番ライトでいいと思います。

2009年3月16日 (月)

こっそり教えます。真空管の入手先

私が過去真空管を購入したことがあるお店を教えます。いずれもネットで検索すれば見つけることができますし、通信販売可能です。但し高価な球については敢えて触れていません。

クラシックコンポーネンツ 欧州管の古典球をいつもチェックしています。東欧、中国、欧州と幅広く扱っています。

アンディクスオーディオ 中古球によいものがあります。英国6V6、米国42など。ときどきアメリカのNOS球(未使用在庫品)が置いてあります。

エイフル 過去、ナショナルユニオンのEL34が安かったので(@3500)、たくさんまとめてかったことがあります。RCAのUY807も@3000程度でまとめ買いしました。今はそれほど安いという印象はありません。

横浜マリンオード ムラードEL38を買いました。安くていい球です。ほかにも時々出球があります。

スズキ(川崎市多摩区) 欧州のEL34が今安く出ています。さらには欧州古典管が一律4000円です。中にはいいものが含まれています。お店に行けば、たくさんの球が置いてあります。

ビーム(MJにたまに広告掲載) ここも欧州管を見ます。ときどき、よそより安い球があります。

サンエイ(ラジデパ3F) めったに開店していません。ご主人が体調を壊されているとのこと。先日たまたま、開店していました。あまり出物はないようです。一般的な価格です。昔はCV378を@2000程度で4本まとめて買ったことがあります。この球も値上がりしました。

球の捜し方 私はあまり高価な球を買いません。リーゾナブルなものを中心に捜しています。

①欲しいものを絞ったら、上記の全てのお店の価格を調査し比較します。場合により倍くらい違う場合もあります。

②各店のホームページを見て、珍しい球の名前と価格をチェックします。あとでまとめて規格をしらべ、欲しくなったら一番安いところから買います。

私は大体上記のお店で間に合ってます。

転職のこと

世の中、100年に一度の経済危機で、派遣、正社員問わず首切りがおこなわれています。この20~30年前から日本では、世間的に都合の悪い呼び方は、新たに名前をつけ批判をかわそうという傾向になってきています。

リストラとは本来再構築の意味なんですが、いつのまにか首切り・解雇という言葉に取って代わって使われています。

ニュースで数百人、数千人単位で大手企業の解雇が伝えられていますが、当然対象となった方々は転職活動に取り組むことになります。

私は8年前、サラリーマンがいやになり、自分から脱サラしました。従業員が4千人程度のいわゆる一部上場といわれる会社にいました。工場で設計・技術・品質管理的なことをやり、営業に出てからは、顧客、受注、納期、クレーム管理の業務に携わり、都合20年近く勤務しました。

やめた理由は、

1.顧客と工場の間にはさまり、毎日擦り切れるような業務だったこと。

2.人のミスで頭を下げ続けることに、ついに我慢できなくなったこと。

3.組織、派閥が嫌いだったこと。

4.他人から道理のとおらない指示を、受け続けるのに耐えられなくなったこと。

5.だらしのない上司をみていて、自分の先が見えてしまったこと。

などです。

転職の際に考慮したのは

1.自分の得意なこと、苦手なことの棚卸をしてみる。

2.同業種の企業に入社するのか、個人で起業するのかを検討する。

3.もらえるものは、もらっておきたいので、失業給付は全額もらう。その間あせらずじっく り考える。

結果として、自分の長所はコミュニケーション能力、人を楽しませる能力、責任感と、集中力、短所は人を当てにできない性分。まめに顧客と接して通い続けながら契約をとるといった持続的なことが苦手、品質の備わってない物を、嘘をついてまで売り込めない、等がわかりました。結局営業に向いてない自分が、ルートセールスとはいえ、営業職に15年ついていたことが、退職の原因だったことがわかりました。

次は個人の技能を活かしたいと考えるようになりました。これなら失敗は全て自己責任であり、ミスしても文句は言えない、逆にミスをしないように自分を律しながら動こうという心構えになりました。

プータローだったころ、一社計測器メーカーの面接をうけており営業職にほぼ内定が決まっていたのですが、家人が新聞でコンサルタント募集の記事を見つけ、そちらに俄然興味が湧いてきました。計測器メーカーには、新しいことに取り組みたい旨を伝え、丁寧にお断りをしました。

コンサルタントは、社員とは言え、個人事業主と同じで自己完結の仕事です。やってみると面白く、お客様に感謝してもらえることも魅力でした。最後に「いい人にきてもらった」と言っていただくと、この仕事をしていてよかったとつくづく感じます。小さな失敗があっても目を背けるのではなく、原因と改善策を考えるとさらに、自分の業務のレベルがあがります。適正があったのでしょうね。

 やがて、独立を決断し、コンサル会社を辞めました。

私の仕事は、企業の体制づくり、ISOの認証コンサルであったり、大きな会社の内部統制確立の手伝い、業務に潜むリスクマネジメントの確立であったり、食品会社へのHACCPの構築であったりです。

大きな会社から小さな会社まで。相手に合わせた対応が求められます。重役と言われる方との接し方、数人の小さな会社で、高齢の従業員やアルバイトの人にも敬語は忘れず、難しいことも分かりやすく説明するように心がけています。おごり昂ぶったり、この程度でいいや、と妥協することは命取りです。

気がつくと、いやでたまらなかった前職で殆どのスキルが身についていました。この点と経歴という肩書きにおいては、前の会社に感謝しています。今でも昔の同僚と一杯やることがあります。

以上はたまたまうまくいっている(先々はわかりません。安心していられません。)私の事例です。転職をお考えのかたは、まずご自身の棚卸からスタートしてみてください。得意分野をみつけることです。粘り強い営業が向いている方ならそれを生かすこと。これは人により様々です。

2009年3月14日 (土)

パラプッシュプル⑮シャーシ内レイアウト・配線の決定法

全ての部品をシャーシ裏に取り付け、残るはC,R,ダイオード、リード線だけの状態です。ラグ端子も適当にとりつけました。

この時点の写真とこれをイラストにしたものを添付します。電源は倍電圧整流なので、ブロックコンを2個、アルミ金具に取り付けました。これをシャーシ中央にもって来ました。金具の左側スペースはCバイアス電源を、向かい合わせたラグ端子を使って構成します。

もうひとつ大きな部品はB+デカップリング用の大型チューブラーコンデンサです。これはCバイアイアス用ラグ端子と正面パネルのSP負荷抵抗切り替えSW(青く見える左のSW)の間に持ってきます。OPTの一次側リード線がとぐろを巻いている位置です。

次の作業は、回路図をみながら、イラスト(ペン書き)の中に鉛筆でC,R類、配線の引き回しを記入していきます。Img_0771_2 殆どの端子をもつトランス、ソケット他のパーツ類はレイアウト決定時に配置がが確定していますから、信号の流れはできているはずです。

Img_0772 あとは回路図をみながら、各線材の引き回し、ソケット周囲のラグ端子にどの部品取り付けるかを、鉛筆で書いていきます。具体的には長方形と線です。長方形は抵抗の形であったり、コンデンサの形です。なるべく実物に合わせます。

基本の注意事項は、

①球の入力(グリッド)につながる部品は直接ソケットへ接続すること。

グリッドと球の出力側であるプレートの配線は、接近させないこと。位相が逆の回路を近づけると不安定になる可能性があります。どうしても近づける必要があるなら、シャーシの深さ(高さ)を利用して距離を稼ぐこと。片や深い位置で、片や浅い位置で引き回す。

①’ヒーター配線の引き回しを考える。PTのどの端子からどのソケットへもってくるか、シャーシのどのあたりを引き回すかを考えます。同様に他の配線もシャーシ内のどこを走らせるかを考える。

回路をみながら部品の配置を考えることは(特にソケット回り)、パズルのようで面白いものです。うまく複数の部品が収まらないときはいろいろ推考するわけです。あれこれ動かしてながら考えるコツは

②端子の順番を変えてみる。 ③左右入れ替えてみる ④90°回転させてみる ⑤横になっているものを立ててみる、などいろんなことを試してみます。 

配置をきれいに見せるには

⑥C,R等パーツの文字の部分が上にくるよう足を曲げる。メンテ時値が分かるように。

⑦パーツは上から見て縦か、横に直角に配置する。見た目機能的に。

⑦’パーツのリード線は指のはらを使ってゆっくりRをつけながら曲げる。

⑧ソケットが4個並ぶなら、同じ配置を4回繰り返し、見た目リピートの美しさをだす。 

⑨パーツの足、リード線はややゆったり長めにする。というかピンとつっぱった感じにしない。 

⑩同じところにパーツを集中させないこと。あとあとの調整やメンテ時にソケットピンにテスターのリード棒や半田ごてがあたるようにすること。

⑩’上記はパーツの現品を必ずあてながら確認すること。

⑩’’リード線は全部書いてると絵が煩雑になるので途中省略でOKです。

以上のことを考えながら、鉛筆で何度も推考します。絵を描くメリットは

⑪変更するときは消しゴムを使うだけなので簡単である。半田づけしながら直接配線しているとやり直しのとき大変ですぞ。

⑫知らず知らずのうちに、実機と回路の相関が頭に入り込み、覚えてしまいます。よって調整時に高圧がかかってるのはこのあたりだと注意力がアップし、リスクマネージメントになります。

最終的には、人に見せて「きれいに作られてますね」という言葉をもらえるように。

何の分野でもそうですが、人の作品を参考にするのが、確実な上達法です。先達のアンプのシャーシ裏の写真をよく見ることが肝要です。これとこれは近づけてもいいのだなとか、参考になることが多いのです。

2009年3月13日 (金)

長谷川穂積は完成度の高いメカシステムである

昨日チャンピオンの長谷川穂積が1Rで挑戦者世界1位のブシ・マリンガ(南アフリカ)をKOで退けました。前回、前々回は2Rが今回はさらに早く1R。

相手の動きを見極めながらの的確なパンチ、その正確さはまるで完成度の高いコンピュータ付きメカのよう。

その機能は、①戦いながらインプットデータを頭脳に蓄積→②ソフトが肉体に動きを指示→③的確な防御と攻撃の実施→④失敗してもさらにそのデータを蓄積→⑤ソフトの補正を実施。→更にもう一度戦いながらデータを収集

この流れはPDCA(PLAN①→DO②③→CHECK④→ACTION⑤)であり、瞬時にそして何度もこれを繰り返すシステムそのものです。

ゴングが鳴って、相手のパンチがどんな頻度で、どんなスピードで、どの程度のパワーで、自分のどこをめがけてくるのか、そしてそのコンビネーションなどを、どんどん確認していきました。

1発ジャブを食らった瞬間、ソフトはミスを犯しましたが、再度立て直し、どんどん攻撃命令に従ってパンチを繰り出し、マリンガの弱点をみごとについて3ノックダウンを奪いました。

長谷川は勝利後のインタビューでこう答えました。「さらに進化をしたい」

これはまさにシステムのアップグレードです。ソフトの拡大と深耕つまり機能と性能の強化、肉体の強化アップ・瞬発力の向上の必要性をよく自覚しているのです。

では長谷川穂積が負けるときはいつくるのか。

高度なシステムもダウンすることがあります。銀行や航空会社のシステムも何年かに1度はダウンします。その原因は、

想定外のデータが入力されたときです。長谷川にあてはめると、頭脳の中に構築されたソフトを超えたデータを持った相手が出現した場合。これがひとつめの要因。

そしてシステムの機能が低下した場合が2つめ、すなわち肉体が衰え、コマンドどおりの動きができなくなった場合。

この2つのいずれかのケースで、長谷川穂積というシステムはマットの上にダウンします。

しかしながらその事態はまだまだ予測できそうにありません。

2009年3月12日 (木)

確定申告が終わりました。

個人事業を営んでますので、毎年2月の中旬から3月にかけて青色申告書作成に苦しんでいます。

簿記の知識もなく、家族からは独立時に私は一切手伝わないからと念押しされたこともあり、自力でやらざるを得ない状況です。

今は便利な会計ソフトがあります。私が使っている「弥生の青色申告」は、何月何日にガソリンを入れたとか、お客さん用にお土産を買ったなど、選択しながら打ち込めば勝手に勘定科目に加えられていき、最後は集計をクリック、仕上げで損益計算書を作成をクリックすれば、たくさんの書類があっというまにできてしまうという簡単さです。

 時間がかかるのは、ぶったまった領収書を1枚ずつ確認しながら入力していくためです。普段からやっておけばいいんですけどね。

年金や国民健康保険の支払い金額を見てると、確かに若い事業主の方が払えなくなるのも無理はないなあという金額になります。ちいさなお子さんがいて無保険。お子さんが熱を出しても病院は我慢とか、つらい状況になっているようです。

サラリーマンの頃は、企業というシェルターの中にいて、保険のことなどあまり気にせずにいました。しかし自営という、背中や体に武器を身につけ、シェルターを飛び出した身分にとっては、何もかも自分で処理していかねばなりません。

自営は年金も少ないのですが、よいところと言えば定年がないこと。私の仲間で72歳で仕事をしている方もいらっしゃいます。退職金はないけど10年余分に働けばもっと身入りはあるということぐらいでしょうか。

まあ、自分で選んだ道なので前に進むしかありません。

一段落したのでやっとアンプが作れそうです。

2009年3月11日 (水)

蜂の巣ホーンは届かない。

JBLの2インチドライバーの名機に375があります。これと組み合わせで使われるホーンは537-500です。写真や実機をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、このホーンは15枚のパンチングメタルを重ね合わせた構造で、見た目から蜂の巣と呼ばれています。

このホーンに関して、はからずも二人のジャズ喫茶のマスターから同じことを聞きました。「蜂の巣は広い部屋では音が届かないですね」

このホーンはもともとは、映画館で音量を上げた状態で使用されていました。ウェストレックスという音響設備会社がT550Aという型番をつけて館内に据え付けていました。

当時は大きな音量でドライバーを鳴らす必要があり、音がきつくならないように、弱音機としての役割を持たせていたようです。

このホーンを家庭に持ち込むと、音量は低いレベルなので、音自体はきつくもなくちょうどよい鳴り方になるのでしょう。

問題なのは30畳~60畳程度のお店の場合。先の店主のお二人の店はちょうどこの広さ。レコードもかければ、ときどきはライブもやるといった店です。

映画館ほどではないけど、ある程度音量を上げた場合、スピーカーから一番遠くはなれた席まで、音が拡散されてしまい届かないそうです。もともとホーンはメガホンと同じく音を広く、遠くまで届ける役割ですから、弱音機には無理なのかもしれません。

もしJBL375と蜂の巣ホーンの導入をお考えの方は、この点をご考慮されてはいかがかと。代替のホーンはもちろんあります。2350という型番のホーンです。こちらを使えば何も問題はありません。

 私自身ひところ、JBLの1インチドラーバーと蜂の巣ホーンが一体となった、175DLHというユニットが欲しくてたまらなかったのですが、忙しさのなかで購買意欲が減少してしまいました。その間じわじわと価格が上がっているようです。

2009年3月10日 (火)

ヒーター配線よじればよじるほどノイズが減る?

雑誌の製作記事でヒーター配線はねじるほどノイズが減るという文章を何度か見たことがあります。

仮に6.3V巻線から、アースに落とさずに2本のリード線でヒーターの配線をした場合を考えます。そのときに2本をねじるとリード線の回りに生じる磁束が打ち消しあうからという理論です。

導体の中を電流が流れるとその周囲に磁界が発生するという法則があります。アンペールの右ネジの法則というやつです。

これは右手の親指だけを立ててあとの4本は握った形で、親指のはらを相手に向けて「イエーィ!」とやるときがありますよね。あの形です。親指が電流の流れる方向で残りの4本の指が磁界の発生方向をあらわしているわけです。

これを基本に考えて、2本のリード線は互いに電流の流れる方向は逆です。今は方向が1秒間に50回ないし60回変わることはおいておきます。

もしリード線が互いに離れていれば、磁界はそれぞれが違う方向を向きながら、銅線の周囲に発生し存在したままです。

今度は2本をぴたっとくっつけると、互いに逆方向の磁界は打ち消しあうことになります。ここでよじることを考えて見ます。2本をいくらよじっても、ある一箇所の断面は、2本がくっついているだけです。よじることによっても2本の位置関係はくっついているだけで不変、ただ回転が加わっているだけになります。

結果的には磁界の打消しはぴたっと並行でくっついたものも、よじったものも変わらないことになります。よくないのは2本が離れること。

これを考えると、よじることは離れなくするという効果があります。であれば2本がくっついたAC100Vコードのような、並行ケーブルでも同じということになります。

私は以前は2本の線はよじらず、バインドでしばって並行に引き回していました。最近はゆっくりとよじっています。私見ですが差はないように思います。

 それよりも、2本を離して引き回したときの磁界が及ぼす影響すら確認していないのです。

2009年3月 8日 (日)

オーディオ不況といわれて久しいです。

70年代、オーディオは全盛時代でした。NHKがテレビでオーディオ入門という番組を放送したほどです。

三菱はDS251MKⅡという人気スピーカーを発売し、これが本当に売れました。ソニーはListen9等の人気コンポシリーズを発表し、これらに使用された半導体アンプが家庭における単品コンポの普及に寄与しました。

そのころの若者は、ソフトの方では、ニューミュージクの台頭、ジャズファンの拡大でオーディオを盛んに購入するようになりました。

やがて80年代に入り世の中に小型のパソコンが登場。以降国民の関心はオーディオからパソコンに向かいました。

日本人の特徴として、同時に複数のものに打ち込むことは苦手、「今○○にはまっています」の言葉に象徴されるように、とりあえず打ちこんでいるのはひとつだけ、という方が多いように思われます。

これもあって、趣味の主役はパソコン、そしてゲームへと移っていきました。

私はオーディオは80年代から90年代の間に、一度死滅したと考えています。

今現在自作オーディオが盛んなのは、本当のファンがその間もこつこつとオーディオを見放すことなく続けてきたから。

①しかしながら、大手メーカーは十年一日のごとく、製品の作り方、売り方を70年代と同じスタイルで続けています。この姿勢もオーディオ衰退の一原因だと考えます。金満なセットをそこそこ市場が読める金持ち層に売っておけばよいとの考え。

②現在、一部で自作オーディオ勢力が元気なのは、作る喜びが時代の変化に対しても普遍であること、さらには個人的によいパーツが入手可能となったこともあると思います。

①と②の両極端な対比例として、オーディオフェアでの大手のブースとガレージメーカー的キットメーカーの集客率。

ガラガラの大手に対しガレージメーカーの大盛況。これは言わば、物の売り方の違いです。片や市場の調査も積極的に行わず、有名評論家に相変わらず、飲ませ食わせで持ち上げ記事を書いてもらう手法。片や毎日のブログ、インターネットで顧客とナマの声をやり取りして、あなたの環境、音楽的志向ならこのセットですよと、顧客と直接交流しながらという売り方。

かくして一大ファングループがガレージメーカーの回りに形成され、これが大挙してフェアに押しかけてくるという実態。言わば杉良太郎一座とファンの方々のつどい状態なのです。

 オーデイオはこの方向でよいと思います。聞けば大手もこのガレージメーカーに自社ユニットをOEMで納め、なぜこんなに売れるのかわからない、と首をかしげているそう。

若者はすべて、あてがわれた者ばかりで遊んでいます。自分の手を使って物をつくることを知らなかったり、ネット販売でしか物を買わない、対面販売や質問のやりとりをしたことがない方ばかり、このへんに、オーディオ業界の復活の鍵があるとおもいます。

ものづくりは中国や東南アジアに任せるのばかりではなく、自分でやることに意義があると思いますよ。

2009年3月 6日 (金)

ラジオを作ってみたけれど

中学1年生で並3級ラジオを作りました。さらに気をよくして父の友人から5球スーパー(ST管・MT管混合)を譲ってもらい、組み立てては壊し、また組立を繰り返しました。

それから30年を経て、久しぶりに骨董市や、MJの個人売買のコーナーで親しくなった方から、格安で鳴るか鳴らない状態の箱入り5球スーパーを3台で譲っていただき、手元に4台のラジオが揃いました。

これらを順番にリペアし全て鳴るようにしました。1台はキャビネットを桐の板で作りました。

修理してSWを入れると、既に受信状態なのがわかります。同調を取るとアナウンサーの声がImg_0751力強くひびき嬉しくなります。NHKから民放に変更して聴いてみます。

やがて、何だかさびしくなります。

放送の内容がつまらないのです。トーク番組はどうでもいいようなことばかり、しゃべり続けています。

NHKに戻しても、ニュースやスポーツの番組はともかく、視聴対象者の年齢や、主婦向けなどに絞られた番組は聴いていても興味がわきません。

FM放送もAM化の波が押し寄せていて、興味のわかないトーク番組があふれています。かつて、FMは音楽特集を組み、クラシックやジャズをずっと流していました。そんな番組も減りましたね。エアチェックなんていう言葉も死後になりました。

外の箱はできても、入れるものが粗末であればさびしくなってしまいます。

2009年3月 3日 (火)

イチローはなぜ打てないのか

不振だそうです。WBC日本代表チームが日本のプロ野球や外国のチームと練習試合をしましたが、ヒットが数本しか打てていません。

打てない理由を考えてみました。

今回のWBCにかけるイチローの意気込みはすごいものがあります。

「WBCは北京五輪のリベンジの場ではない」彼のこの一言で、星野監督就任は却下されました。

さらに、前回イチローがチームを引っ張って優勝できた、との自負心も強かったと思います。今回もイチローはぐんぐんチームを引っ張ろうとしました。

若手選手の中には原監督よりもイチローが怖い、イチローに嫌われたら大変だと考え始めるものも現れました。またイチローは平然と首脳陣の組んだ練習メニューをポロリと批判するようになりました。

週刊誌によると、メジャーから来ている岩村を格下扱いして、岩村は気分を害し、ランニングのとき先頭を走るイチローに対し、最後尾を走るといった形で距離を置くようになったそうです。

そんな状況で始まった練習試合。WBCに選ばれなかった日本のプロ野球チームのピッチャーはイチローに対しどんな気持で対峙したと思いますか。

誰も口にはしませんが

「つけあがるんじゃない」「イチローのバットをへし折って自分をアピールする絶好のチャンスだ」

ざっとこんな気持ではなかったかと思うのです。当然だと言えば当然です。

 さあイチローはどうするでしょう。早出特打ちを始めました。口や態度ではなくバットで本来の自分のすごさを見せ付けようと必死です。

 やはりイチローは自分のペースを取り戻すと思います。ストイックでナルシストのイチローはだらしない自分自身をみるのがいやでしょうがないはずですから。

2009年3月 1日 (日)

パラプッシュプル⑭仮組立をしました。

今日は1台だけ部品をとりつけ、仮組み立てをしました。

目的はシャーシ上の各パーツの位置関係と間隔、外観、リード線のシャーシ内部への引き込み具合の確認。シャーシ裏ではソケットに取り付けたラグ端子とその周辺のスペースの確認。主要大物C・Rの取り合い(あたり具合)等の確認です。

やはり重いです。11kg~13Kgはありそうです。

EL34が4本並ぶと細いのですが結構壮観です。球の直線的な外観がトランスの直線とコントラストをなしてメカニックな印象です。

ボンネットは今回初めて加工して付けてみました。まあまあかなと。

いよいよ、内部配線の検討です。3月半ばまでを目処にしています。

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