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2009年1月

2009年1月31日 (土)

可愛いケース

広島市銀山町(かなやまちょう)駅近くの松本無線2Fジャンクセンターでかわいいケースを見つけました。中古トランスがゴロゴロ置いてある棚に、ケースに入った24V4.5A供給の電源としておいてあった物です。

縦横14cm×18cm奥行き14cm程度でケースは紺色あるいは深緑色の鉄製(厚み1mm)。頭部には樹脂製の手提げバンドがついています。

恐らくは工場で何かの機械を動かすための電源として使われていたものでしょう。結構キズ・錆があります。

ただこのデザインが私の琴線に触れてしまったのです。レジに持っていってまず

「これ動きますか?」「いや確認してないから動かないかもしれないし、何とも言えない」「いくらぐらいで売ってもらえますか?」「まあ現状渡しだから、千円とか千五百円ぐらいかな」

「じゃあ千円でいいですか」といったやりとりで決定。

まあこのケースが千円なら、自分で再塗装もできるしまあまあかなといったところです。実際動作しましたが、電源として使うつもりはありません。イコライザアンプを組もうかなと考えているところです。なかなかかわいいでしょう。

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2009年1月27日 (火)

無報酬で人を利用する方法

こんばんは。今日この書込みを読まれた方は必ず得をします。なぜならお金を払わずに人を利用し、自分に利益が得られるからです。

得られるものを具体的に紹介しますと、①初めて訪れた街で安くて美味しいお店はどこにあるのかという情報、②ホームセンターに行って欲しい工具を前にして、どれを選択したらよいのかという情報、③込んでる新幹線の自由席車両で立ちっぱなし、いつ座れるかと情報、などです。

始めに断っておきますが、現金は得られません。情報が得られると言うことです。

では説明していきます。

①安くて美味しい店。それを知る方法は、夕方サラリーマンの動きを把握することです。どう見ても地元の人で、これから一杯やりに行くに違いない二人ずれくらいのサラリーマンを捜します。うまく見つかったら後をついていきます。彼等が入った店は、間違いなく安くて美味しい店です。

②ホームセンターに行きます。工具のコーナーに行ったとき、作業服を着た50歳代の職人さんが、どの工具を選ぶか、それとなく観察します。彼らはプロ中のプロですから、かなりの目利きです。彼が手に取ってずっと見定めていた工具、最終的に購入した工具はまず間違いないものです。同じものを購入しましょう。職人さんがもし時間があってたくさんの工具を見て回っていたら、それだけ知識もたくさん得られます。

③新幹線で1時間以上立っていると、本当にいやになります。そのときになるべく早く座れる方法をお教えします。まず座っているお客さんでしゃべっている方を見つけます。そして彼らの言葉に注意するのです。具体的には方言を聞き分けるのです。新横浜過ぎて西に向かうときは、名古屋弁をしゃべっているお客さんをみつけ、そばに近づくのです。小倉から東へ向かう列車では、広島弁の方を捜すのです。

いかがでしょうか。以上は情報の一握りのサンプルです。他の場面でも役に立つ情報の収集方法があると思います。基本は想像力と観察力です。皆さんも捜してみてください。きっと役に立つことがあります。

2009年1月26日 (月)

勝てば官軍いつまでつづく

やりましたね朝青龍。圧倒的不利、引退場所かと言われながら白鵬を倒しての優勝。ろくすっぽ稽古をしない力士を勝たせてしまった他の力士が不甲斐ないのか、彼が強すぎるのかはよく分かりません。

今回はすごい視聴率でしたが、これをよくよく考えて見たのですが、これは純粋な相撲ファンだけが見たのではなく、一般国民が朝青龍の人生ドラマを、毎日テレビで見続けたということではないでしょうか。

場所前、もう引退だろう、1勝3敗で引退との予測もあり、本当にそうなるのだろうか、彼は引退してモンゴルに帰るのだろうか、格闘技に転向し日本に残るのだろうか、その過程を見届けようと皆がNHKにチャンネルを合わせたのでしょう。

結果優勝で復活。朝青龍劇場を毎日見届けたファンはその内容に納得したというところでしょう。

本当の相撲ファンは相変わらずの土俵上での振舞いに眉をひそめていました。格下の相手にガンを飛ばす。土俵上で笑い顔で万歳をする。これらは絶対許されないと考えています。

NHKは勘違いしないで欲しい。相撲ファンは眉をひそめ、一般大衆の好奇心が視聴率を上げたと言うことを。

もし今後も彼が土俵人生を続けるのなら以下の2つのパターンを推奨します。

1.視聴率を稼ぎたい、新聞を売りたいメディアのためには、朝青龍は毎場所稽古をサボり、モンゴルに好き勝手に帰ったりの生活をつづけること。2場所休んでも、3場所目は必死で頑張り優勝すること。これを繰り返すこと。視聴率は横審をもふっ飛ばします。高視聴率がつづきますぞ。こんどこそ引退かと。

2.あるいは、彼の土俵上の振る舞いはモンゴル相撲そのものであり、日本の国技である大相撲とは相容れないものです。彼は知ってか知らずか、その切り替えをせず好き勝手にしています。これに横審や相撲ファンが承服できないのなら、彼を毎場所モンゴル相撲からのゲスト枠で出場させればよいのです。

いかがでしょうか。

2009年1月25日 (日)

パラプッシュアンプ⑩シャーシ加工2台ほぼ完了

昨年11月が最後でアンプの加工が止まっていました。この週末3日でまとまった時間ができたので、1日7時間、ひたすらシャーシとケースの加工に取り組みました。とても寒かったです。軍手をはめてリーマで何個の穴を広げたでしょうか。Img_0681 Img_0682 2mmのアルミ板に手加工で挑む無謀な男。アマチュアでもここまでやれるんだという、加工設備をもった企業に対する意地。結果として細かな部分をみると直線でなかったり、少し曲がったりしていますが、自分なりには満足しています。バイアス監視用に45型の電圧計をつけました。これもフロントパネルに丸穴を明ければ、そのまま四角形のメーターが取り付けられるのですが、私にはそれがいやなのです。パネルには四角形の窓をあけ、後からメーターを持ってきて、文字盤の部分を窓からのぞけるようにしました。そのためにメーター固定用のアルミ板をわざわざしつらえました。

シャーシ加工をガレージメーカーに頼むと2台でボンネット付きで7万~8万円くらいするでしょうか。それを自作すれば2万円以下で済むのです。

 現在白木のバイオリンと同じ未塗装の状態です。サイドの集成材は砥の粉とオイルで、フロントパネルは緑のアルテックグリーンにしようと思っています。なにしろ寒いので、塗装は今は不可能。寒波が去るのを待ちます。

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2009年1月22日 (木)

オバマ就任に集まったミュージシャン

見ましたか、就任のセレモニーで多くのミュージシャンが歌っていました。スティービーワンダーもいました。

私の好きなマイルスデイビスが生きていたら、彼もトランペットを吹いたかもしれません。

「天国のマイルス、アフリカ系の大統領が誕生したんだよ。彼のお父さんは60年前、肌が黒いからとレストランに入ることを拒まれたらしいよ。マイルスも若い頃、演奏の合間にライブハウスの表で涼んでたら、白人警官に因縁をつけられ、警棒で頭を割られたんだよね。それが今日はついに肌の黒い男が大統領になったんだよ。前の白人大統領が最悪だったからね。ゆり戻し現象かな。ワインレッドのトランペットで軽く、早く、ビブラートなしで祝福に1曲吹いて欲しいなあ。もちろん天国からで結構。今日は少しはいいことがはじまりそうな気がしたよ」

2009年1月20日 (火)

若者の結婚が困難に

近所の奥さん(50代半ば)が保育園にパートに行っています。若い女性保育士さんたちを見ているととても不安になるそうです。

「やっと彼の仕事が派遣で見つかったので結婚するつもりです」 ええっ?!となるそうです。当然でしょうね。しかもこれが半年前の話なので今彼氏がどうなっているかはわかりません。

地方の若い男性、とくに大手の企業に勤めていない人はほとんど、このような就業状況で、将来設計なんか立っていないひとが多いのです。当座の住む家と食べるだけの収入があれば、結婚を考えるのでしょうが、他人事ながら不安になります。

もし私が彼女の父親なら、結婚の承諾をとりつけに来た彼氏になんと言うでしょうか。収入が不安定だからだめだ、他の男と結婚させる、とはかわいそうで言えないですよね。

結婚する人間が減っていくと、人口が減り、国家は衰退していきます。雇用状況が悪くても二人で力を合わせて、人を大事にしない企業とはかかわらない分野で収入を得る方法を考えた方が賢明でしょう。

街中に住むと、世間体がありますから、雇用先の名前で判断されることもあるでしょう。都会を離れると、コンクリートのビジネスオフィスとは無縁の仕事があります。野菜を作る、木を切る、子供を教える、お年寄りの介護をする。現金収入は減るかも知れません。しかし使い道もそれほどありません。高価な服も、装飾品も、コンサートのチケットも購入しなくてよいのです。軽トラと作業服があれば一日過ごせます。

その生活に入り込む覚悟があれば、親の説得も大丈夫でしょう。

娘さんのご両親は「娘さんを幸せにします」と言われてもすんなり首をたてに振れません。幸せの価値観は人により違いますから。せめて「娘さんを大事にします」と言われる方がまだ説得力があります。

このフレーズはいいですね。「娘さんを大事にしますから」

もしこれから結婚を考えている男性がいたら、このフレーズでいきましょう。

2009年1月19日 (月)

ブッシュさん気をつけて

オバマ次期大統領がすごい人気です。就任祝いのコンサートにぞくぞく人々が集まっています。こんなにみんなから望まれた政治家は近年、世界中をみわたしても見つかりません。

多くは何であいつがトップに就任するんだ?と票を二分した対抗馬やその支持者から懐疑的な目を向けられて就任する人ばかりでしょう。拮抗した結果就任する人ばかり。

わが日本国なんてお寒いお寒い。能無しが総理になれるシステムなんて百害です。

ところでアメリカ大統領は交代しますが、気がかりなことがあります。

就任するオバマ氏はいいのですが、辞めていくブッシュさんです。いままでと警備のレベルが格段に手薄になることは明らかです。

テロリストたちによって、危険な目に合わされなければいいのですが、それがひたすら心配です。靴ぐらいならひょいひょいよけられるとは思いますが。

2009年1月18日 (日)

プリント基板とラグ端子配線

真空管アンプの内部配線は、基板を使ったものとラグ端子を使用して手で配線をしていく2つの方法があります。前者はキットや完成品で作業の効率化を重視しているためで、後者は自作の方の採用が圧倒的です。

皆さんは両者の差を考えたことがありますか。人によっては音が違うとおっしゃる方もいます。

物理的に考えると、基板の銅箔パターンは一般的に:厚み70μm、幅2.0mmで断面積0.14m㎡となります。一方の手配線ではリード線の平均直径は0.8mmとすると断面積は0.5m㎡となり基盤の3.5倍程度となります。

断面積が少ないと予想されることは、電流による発熱が大きく、

①それにより熱損が発生し電流全てが十分に回路に流れない

②熱衝撃により銅箔の組成に変化が現れる(焼きが入る状態)

と言ったところです。これを読まれると「わあ、基板のプリントパターンはだめなんだ」とお考えになるかもしれませんが、実は銅は熱に対して結構強いのです。そう簡単に焼きがまわったり、火を吹いたりしません。過電流が流れてもパターンが火を吹く前にパーツが焼けてしまいます。

消費電力の大きなプラズマTVの画面に電圧を供給するデバイスとして、0.2mm幅のプリントパターンが使用されているくらいですから。

音の違いはあるかも知れません。電流効率からはラグ配線が上なので音の情報量において有利かもしれません。しかしながら厳密な比較視聴をやったことがないので私自身よくわかりません。ただ、精神衛生上、リード線の配線のほうがなんとなく安心だと考え採用している状況です。

2009年1月15日 (木)

キット製作に失敗した方へ

高い金出して、絶対できるって言うから買ったのに、なんだい!マニュアルどおりやったってできやしないじゃないか!

お怒りの気持はよく分かります。キットは鳴らなきゃただのガラクタですよね。

以下のとおりにすれば、鳴るかもしれません。気持を切り替えてやってみませんか。鳴れば世界が開けますよ。

1.まず「高い金だしたんだ、オレは客だぞ、なんとかしろよ」という考えを捨てましょう。そして「おれは、半田付けなんかやったこともないど素人なんだから、とにかく言われたとおりにやってみよう」という謙虚な気持になってください。キットの前では社長も若造も中学生もありません。みな平等に素人なんだと考えてください。

2.回路を読めるようになりましょう。基本は昔小学生の頃、理科でならった、豆電球と乾電池の並列接続や直列接続です。

 乾電池AとBを並列にするということは、電池のプラス同士、マイナス同士をつなぐこと、つないだら、電池のA側からでも、B側からでもどちらからでもかまいませんので、豆電球をつなぐ。引き出す電池が入れ替わっても回路図は同じです。どこと何処がつながるのかを理解することです。アンプの回路はこれのバリエーションです。

アンプで注意することは、抵抗は向きはないが、電解コンデンサやダイオードはプラスとマイナスが決められています。電池と同じです。この接続の向きをマニュアルを良く見ながら確認すること。

真空管には内部にたくさんの電極があります。5極管ならプレート、カソード、第一グリッド、第二グリッド、第三グリッド、ヒーター(引き出しは2本)などがあると言うことです。どれが配線図の真空管の記号の中のどれに当たるかを、ようく確認すること。そしてそれぞれの電極が何番ピンにつながっているかを確認すること。ソケットのピン番号の1番はどこかをマニュアルで確認することです。

電源トランスは一次側と呼ばれる100V-0の端子の間に100Vを加えると、それ以外の端子から電圧が発生します。どの端子間が何Vかを回路図とマニュアルで確認すること。

 回路の働きなぞは理解しなくて結構です。回路と実態配線図の相関がわかれば占めたものです。基本は豆電球と乾電池です。

3.マニュアルをよく読みましょう。面倒くさいは敵です。その中に書いてあることを忠実に守れば完成します。失敗したのはそのとおりにしていないからです。どうしても分からないときはメーカーに質問です。このとき消費者の立場を振りかざしてはいけません。昔、お金を払ってるのに、頭を下げて教えてもらった教習所を思い出しましょう。あの低姿勢な気持です。でもメーカーは決して威張りません。

4.半田付けになれましょう。半田は接着剤の感覚でつけてはいけません。上から熱で流し込んで、全体を覆って固める感覚です。端子に3本のリード線をからげて一箇所に接続なら、きれいに3本からげてやって、こて先を端子に3秒程度あてて予熱を加えてやり、その後すぐに端子にこてと半田を近づけ、さらにこてに半田をあてると、解けて流れ始めます。端子やリード線が半田ですべて覆われたら、半田を離し、煙が昇って消えはじめる頃にこてを離します。この間3秒から4秒(30Wのこてで)。そして半田付け部にふーっと息を吹きかけますと半田は固まります。長時間半田を溶かしてると、量が増えすぎてぼとぼとと下に落ちてしまいます。少なからず多からずです。

 ポイントは線をうまく端子にからめて、飛び出させないこと。余熱して半田流れをよくすること。自分は半田付け名人になるのだという向上心。美しく仕上げるのだと言う目的意識。人に見せても自慢できる仕上がりを目指すこと。5回連続してやればコツはつかめます。

そのためには、他の製作記事の写真を見て半田量や形を参考にすること。

5.部品やリード線をカットする長さは、やや長めにしてゆったりさせること。抵抗は配線前に値を確認。コンデンサ、ダイオードは向きを確認。

6.半田付けしながら「自分は回路のここを配線しているのだ」を確認するために回路図を塗りつぶすこと。「第一グリッドから100KΩがつながりアースに落ちる」などと呼称確認します。

7.段階ごとに配線して、動作確認をすること。例えば電源トランスの一次側(100V)の配線が終わったらSW-onしてランプが光るか、二次側の高圧端子やヒーター端子の無負荷の電圧を測ってみる(表示電圧の1.1倍くらいです)。配線はまちがいないのに電圧が出ないのは、ヒューズが入っていないか、断線です。冷静に理論的に考えましょう。次にヒーター配線を終えたら、呼称確認、回路塗りつぶしでOKなら、球をさしてヒーターを点火させる、などです。次はB電源回路、次はOPT、次は出力段、と進めます。

8.一気に終わらせず、一日3時間でもいいじゃないですか。じっくり確実にです。

さあもう一度アンプを出してばらして、一から頑張りましょう。鳴らなかったアンプは、部品が破損している可能性もありますので、テスターで抵抗をチェック、電解コンデンサはΩレンジであたりぱっと大きな値を示した後、じわじわ下がっていけば生きてます。

成功をいのります。

2009年1月14日 (水)

灯の道、血の道、音の道

アンプつくりで一番楽しいのは、ペンで紙に向かって回路や、外観デザインを考えているときですね。過去使ったことのある、トランス、球、部品、回路を組み合わせて1台設計すると、だいだい出てくる音が想像されます。

完成時はやはり想定どおりだったなあと実感することが多くなりました。

外観デザインが決まったときは、方眼紙にシャーシの展開図を作図して残しておきましょう。もちろんパソコンでも可です。あとあと改造するときに図面があれば楽です。

次は内部の部品配置の決定です。B回路はどこに持ってくるか。C回路(バイアス回路)はどこに持ってくるか、前段に集中するCRはソケットに直接配線として、枝振りを考えたり、あるいは端子板を使用してCR類を集中させるなど、部品のさばき方を考えるのも楽しいものです。

やはり色んな製作記事のシャーシ裏(内部配線)をみて、配置を確認していると勉強になります。

配線は5色など、色分けをしましょう。全て青色のコードで配線してあるアンプもありますが、アマチュアは管理の面でも色分けがよいと思います。

ワイヤーメーカーのベルデンのコードは5色(黒、白、青、赤、黄)です。アース回路は黒、交流回路は白です。さらには

灯の道(ヒーター)は青、血の道(電源回路)は赤、音の道(プレート回路)は黄となります。カソードやグリッドは直接ソケットにパーツ接続しています。

このとき、実態図を鉛筆で何度も推敲して書いていきましょう。部品も実物大の大きさで。鉛筆なら消しゴムで何度も消せるし、書き直しがききます。これが半田付けしたあとに配線しなおしなら、ほんとに手間です。

EL34パラプッシュプル、2台目のシャーシ加工に入りました。12日は寒かったのですが外で頑張りました。早く内部配線を考える段階に入りたいものです。

2009年1月 9日 (金)

SPからボッという音がしました。

この年末年始のあいだに2回、スピーカーからボッという音がしてアンプの調子が悪くなりました。

原因は出力管(固定バイアス式)のカソードに入れている、バイアス監視用の10Ωの酸化金属膜抵抗です。これが焼かれて断線してしまい1回目は出力管に過電流が流れ昇天。もう1回目はすぐにSW-OFFして事なきを得ました。

この10Ωは増幅回路で一番電流が流れるところですが、最高でも100mA程度、つまり0.1Aです。よってここでの消費電力は 電流の2乗かけるRですから、0.1Wになります。

余裕をみて3Wの酸金抵抗を使用していましたが、その抵抗はすでに10年以上実用に供されていたものです。経年変化による寿命なのでしょうか。

6年前にもここの抵抗を焼いてWE350Bを1本昇天させたことがあります。このときは抵抗は端子にからげずに、端子の表面にあてて半田でくるんだ形でした。この半田が熱で溶けてしまい断線状態になってしまったことが原因でした。

ボッと音がしたら、すぐにSW-OFF。テスターでここの抵抗値を当たってみてください。

今回の経験を経て得た教訓

①ここには5Wの抵抗をつかうこと。

②10年経てば取り替えること

③抵抗配線時は必ずからげて半田付けすること。

やはり部品も寿命がくることを実感しました。人間と同じなのですね。

2009年1月 7日 (水)

RCA,UY807という真空管

RCAのUY807をたくさん持っています。あるとき知人がタムラのF683というOPTを使って、何通りもの球を差し替えて音を聴かせてくれました。

その中の1本にRCAのUY807がありました。そのときの印象は、結構中低域も出て、高音はとてもクリアなものでした。急いで、これからのマルチアンプは全てUY807のPPで構築しようと決心したものです。

それから中古、新品を合わせ4本組を4グループ、つまりトータルで16本のUY807を集めたものです。もう10年以上前のことです。

その後はだんだん、欧州管が好きになり、ムラード(実際はオランダ製)のUY807も4本購入しました。この4本はいい音がしました。音の輪郭がはっきりして、色気のある鳴り方でした。

 この最近、ふと思い出してこの欧州の4本とRCAの4本を棚から取り出し、比較視聴しました。

結果として、以前感激したはずのRCAは音が丸くて刺激性のない、本当にこれがいわゆる真空管アンプのスタンダードの音だという印象です。いわゆる怒らない人のよう。

何だか少し落胆してしまいました。RCAのものが決して悪い音だといっているのではないのです。ただ現在の私が求めている音と少し方向が違ってきているということです。欧州のものは十分今も期待に応えてくれるものです。Img_0632 どうしましょうか12本のアメ球。

2009年1月 6日 (火)

49B歪率計メーターの精度

そもそも、AD536でメーターを振らせると100KHz数ボルトの入力電圧では殆ど減衰しないことは分かっているのですが、今回の49B歪率計で10KHz、10mV程度の歪波形では100KHZあたりに及ぼす歪電圧がどの程度減衰するかが不明でした。

使用する周波数は10KHzなのですが、なぜ100KHzまでのフラットさが必要なのかと言えば、10倍の第10高調波の歪まで含めた、トータルの歪率を測定したいがためです。

時間を掛けて、周波数特性を測定するのが面倒なので、取った方法は、交流電圧計(松下製VP-9620A)をつないで測定した歪と、内臓のAD536+電圧計で振らせた歪を単純比較してみました。

結果として0.0017%の歪が0.0018%程度に指示されるレベルですの大差はないこと(この数値さも誤差かもしれません)が分かりました。つまり10KHz、数十mVの歪電圧は第何高調波かで減衰して、それ以上の高調波の歪電圧が検知できなくなっているであろうが、100KHzまでの高調波歪を含めて測定した場合に比較しても差がなかったということ。

管球アンプに使用するなら、そのままで問題がないことが分かりました。

当然、この歪率計を製作するときにメーターは付けず、外付けの交流電圧計を使用する形でもOKです。今回の測定データと考察を添付しますので、ご一読ください。                        

Img_0631 「ad536akh.xls」をダウンロード

2009年1月 1日 (木)

アンプの掃除しましたか

明けましておめでとうございます。年末から家の大掃除でアンプを作る暇がありません。昨年より着手しているEL34パラプッシュプルも遅々として進展せず。

せめてアンプの掃除でもと、埃取りから、ソケット磨きまでメンテしてやりました。

通常私がアンプにしてやっているメンテナンスは。

1.埃取り  市販の刷毛で、アンプのトップパネル(シャーシ表面)につもった埃を払ってやる、これは週1回です。

2.入力、出力端子のアルコール洗浄  綿棒を使って拭いてやります。RCA端子なら、中まで綿棒を突っ込んで清掃します。綿棒の綿をとり細くすれば、中まで入ります。これは月に1回程度です。

3.真空管ソケットのピンを清掃する 爪楊枝を用意します。これをアルコールに浸して、ソケットピンに差し込んで磨きます。MTソケットももちろん掃除します。これは効果があります。以前アンプからブーンというノイズが発生したとき、真空管自身の寿命かとも思ったのですが、これを実行したら、ぴたっと止まりました。接触不良だったようです。これは2ヶ月に1度くらい。

その他球の足をアルコール洗浄する、VRを何度もMINとMAXの間を繰り返し回転させる。これらは適宜です。

球のアンプは本当に接点が多すぎます。これらをきちんと実行すると、ハム、ノイズは最小になります。私のSPは能率100dB以上あり、アンプの残留ノイズは0.1~0.2mV程度なのですが、メンテ後はSPに耳を近づけないと、ノイズは感じません。

そして出てくる音は洗浄前に比べて一変します。ハイエンドと見間違うほどに透明で情報量の多い音になります。物理的に接触抵抗が低下する訳ですから必ず効果があります。是非お試しください。

 みなさん、お忙しいのはわかりますが、まめに実行してあげましょう。

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