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2008年12月

2008年12月29日 (月)

中古測定器の入手先

アンプを自作するときに、オシロスコープと発振器、交流電圧計があれば、かなりアンプの状態が詳しく分かります。

歪率計がなくても、正弦波(それ程低歪率でないもので可)をアンプに入力し徐々に大きくします。このとき出力側の波形をオシロで見ていると、正弦波がつぶれ始めるポイントがあります。大体このときは歪率3%ですから、出力電圧を測ると、3%定格出力が求められます。

オシロがあると便利です。中古のものなら、2万円前後で入手できます。私が利用しているお店は「仙台電子計測」です。ネットですぐに検索できます。

 交流電圧計と周波数カウンタ(SANWA 8013 @4200)もここから購入しました。

写真も豊富に掲載されていますので、アクセスされたことのない方は、是非ご覧ください。質問にもレスポンスよく回答いただけます。

2008年12月25日 (木)

派遣切り頼りの経営者はJBL社ビル・トーマス社長に習え

世の中企業のリスクマネジメントが叫ばれる時代です。業務中のリスクは様々ですが、まず最初に取り組むべきは、経営者自身のリスクです。

具体的には、同族支配による放漫経営、雇われ経営者による目先の利益ばかりを気にした企業家精神の欠如などである。収支悪化の対策として派遣社員を切ればよいと考える経営者はいらない、いっそ経営をコンピュータにやらせておけばいいのでは。

経営者は長期的ビジョンを持ち、世の中にオリジナルのヒット商品を送り続け、技術革新に取組み、資本の配分を考え、従業員、株主、地域経済のすべてに目配せすべきです。

このモデルとなる経営者を紹介します。1949年からJBL社を引き継いだビル・トーマス社長です。

当時引き継いですぐのJBLは赤字会社でした。ビルは3年間で経営コストを30%削減させ、売上を3倍にするという計画を立てました。彼は目標進捗管理もきっちり行いこれらをやり遂げました。それでも利益はわずかでした。

ここから彼はすごい経営力を発揮しました。まずJBLをデザインも実力も業界N0.1の有名ブランドに押し上げること。これを5年でやり遂げる計画を立てました。それまでは個人住宅にハイファイスピーカーを持ち込むという発想がなく、ファンは劇場でしかその音を聴けませんでした。

すばらしい音とデザインのSPを家庭に。ビルはまず有名な工業デザイナーを招聘しました。アルビン・ラスティグという男でした。カタログからおしゃれに作り直し、ハークネスなどC34、C35といったきれいな木目のエンクロージャーをデザインしました。芸術的でした。オーデイオSPのことなど知らない購買層がこぞって購入しました。

さらにビルはホーンやSPユニットの開発に着手しました。このときまで、ランシング氏の手によるユニットを引き続き使用していたのです。

ここでのテーマは製作コストの低減と機能のアップを両立させるという難しいもの。これに見事に答えたのが、天才工業デザイナー、バート・ロカンシー氏でした。

彼は音響レンズを開発し、さらにユニット改良に着手。いままでのものはアルニコマグネット部の周囲は溶接や折り曲げという工法でしたがこれを砂の型を使った鋳物工法に変更しました。これにより加工時間が大きく短縮されました。そして鋳物工法でケースの厚みが自由に可変でき、磁気損失が軽減できました。

 そしてそのユニット自体のデザインの美しいこと。ロカンシーは1970年までJBLにいましたが、その後アルテックやパイオニア(TADも設計!)と契約し素晴らしいユニットを送り出しました。

ビル・トーマスはこれにとどまらず、フラッグシップとなるモデルの開発に取り組みました。その時々の天才デザイナーを起用し、ハーツ・フィールド、パラゴンといったエポックメイキングなSPを次々に送り出しました。気がつけばSPといえば家庭でも、劇場でも、スタジオでも世界中でJBLが合言葉になっていました。

彼こそが本当の経営者です。社内の派閥人事にびくびくしてやりたいことも出来ず、新しい機種開発を積極的に進めなかった、米国自動車会社のビッグ3の経営者たち。派遣きりにいそしむ日本の経営者。

情けないじゃありませんか。日本でもビル・トーマスのような人が出てきて欲しいのです。

 

2008年12月20日 (土)

たけし自民党から立候補受諾で麻生氏解散決意へ?

18日の夜、嘘か本当かたけしが麻生氏と面談したそうです。邪推ですが次期選挙への自民からの立候補要請かもしれません。政策や実績で国民から愛想をつかされ、残された最後の手段が国民的タレントの人気にすがる構図と言ったところでしょうか。

前回選挙では国民的タレントの役を小泉氏自身が演じましたが、今回は適任者不在で外部委託というかたち。

A:自民党のたけし起用の思惑は

1.世間のオピニオンリーダー的存在である。できればたけし以外のタレントもまとめて立候補させて議席をなるべく多く確保したい。

2.宮崎県知事そのまんま東の師匠であり、たけしにも行動力ありと国民も期待している。

B:しかしながら私の考察

1.たけしは人気があるかも知れないが、タレントとしての賞味期限は過ぎている。26年前テレビに登場したころと、芸風は変わらず、最近のコメントはかわいそうだけど面白くない。あの顔を見てると彼の過去を思い出し心から笑えない。申し訳ないけれど。

2.映画監督としての活動も、海外では表彰されているが、国内では集客が少ない。興行成績が上がらずいきづまり感がある。

3.所属芸能会社は山本モナの事件で金銭的損失が大きく、しょうがなくたけしが気乗りのしないバラエティー番組に意識的に出演しているが、やはり笑えない。

4.たけしは政治家としての行動力はないと判断。そのまんま東は芸能界で仕事が減ったころ、政治家になるべく熱心に勉強していた。大学にも通った。それは誰もが認めるところ。知事になっても、腰を低くしまわりとうまく調整しながら仕事をすすめる能力があった。芸人時代、殿にいじめられ、熱湯につけられてもじっと耐えることを覚えた。

一方たけしは、腰が低くない。難局にぶつかったときにじっと耐えて、考えて実行できるであろうか。結構飽きやすいことは有名である。

やはりたけしは横からちゃちゃを入れて人をからかうのが本来の立場である。ここに彼の生きていく世界がある。

C:結論

たけしは出馬を受けない。自分を知っていれば立候補しないはずである。

もし当選しても(と言うことはこの状況でもタレントに投票するおろかな国民が多いということ)、かつての民主党から出て当選した大橋巨泉氏のように、政治に愛想をつかしやめていくことに、自分も早晩なってしまうことを知っていれば立候補しないはずである。

以上が私の予想です。あなたはどうお考えでしょうか。

2008年12月18日 (木)

ブッシュ大統領に靴が!

皆さんニュースでごらんになったと思います。イラク訪問中のブッシュ大統領が、イラク大統領と並んだプレスの席で、反米国のTV放送局の記者から、至近距離で靴を2度投げつけられました。

彼はさすがに若い頃スポーツをしていただけあって、2回ともうまくかわしました。「ひらりとかわす」この動詞を英語でなんというかご存知ですか。ドッジですね。ドッジボールのドッジです。ドジャースはひらりとかわす人々という意味ですね。

まだ、9.11直後で支持率も高かったころなら、アメリカ大統領に向かって何をするのだ!イラクとの今後の外交も考え直すぞ!というところでしょうが、誰もなにも言いません。

世界中の人が、彼の行ってきた、数々の愚行、(軍事的にも、経済的にも)に愛想を付かせているからでしょう。嫌われ者の末路があの画像です。

さて振り返ってわが国日本。小泉元首相はあのブッシュ氏に忠誠を誓って、アメリカの言うとおりに派遣法を改正し、製造会社にまで派遣適用を認め、現在の大量失業者問題を引き起こしています。高齢者、障害者はひどい仕打ちを受けています。

日本でも小泉氏が下駄を投げつけられてもおかしくないのですが、まだ何もおきていません。日本人って本当に優しいのです。誰も彼を責めないのですから。不思議です。もし日本が韓国だったら、彼は白い服をきせられて投獄されているところです。

 麻生政権が海中に沈没しつつある現在、ネズミのごとく与党から逃げ出そうとしている議員の方々がいます。聞けば新党結成もありうるとか。民主党と手を組むとか。

今まで小泉政権のもと、ひどい法律改正に賛成した議員たちはどこに移ろうが、まず国民に謝るべきだと思います。それもせず、看板だけ変えて、「これからは国民の見方です」のような態度を取るのはあまりに虫が良過ぎませんか。

 それから、民主党も彼らの反省謝罪抜きに手を組むのもおかしいと思います。所詮同じ穴のムジナなんでしょう。

私の考えを言えば、2大政党制は(共産党+社民党)VS(自民党+民主党)だと思います。

その時々で、国民生活を重視するのか、経済優先で行くのかを綱引きで図ればよいと考えます。これこそが健全な2大政党制です。

「小沢と麻生のどちらが総理にふさわしいか」のような硬直した質問しか出来ないようなメディアもお寒い限りです。彼ら二人の違いは漢字を知っているかどうか程度ですから。

2008年12月12日 (金)

ジェームス.B.ランシング氏の贈り物

家内が子供たちの幼い頃、読んでやってた絵本に「わすれられない贈り物」という1冊があります。

内容は動物たちの中で年長のあなぐまさんは、おいしいケーキの焼き方とか色んな事を知っていて、みんなにそれを教えていたこと。やがて年をとってあなぐまさんがいなくなってしまい、動物たちみんなが悲しんだこと。しかしケーキを焼くときには誰もがあなぐまさんのことを思い出し、あなぐまさんはずっとみんなの中に生きているという内容でした。

 オーデイオの世界にも同じような存在の方がいます。そうみなさんご存知のジェームス.B.ランシング氏です。

彼は若い頃、ランシング・マニファクチャリングという会社を興しました。そのときからヒリヤード氏という工学博士とコンビで頑張っていました。新しい製品の開発にはヒリヤード氏がアイデアを出し二人で話し合い、ランシング氏はその生産技術、つまり確実に効率的に生産できる治具類の開発に腕を発揮しました。

この会社はやがて大きな会社に吸収され、アルテック・ランシングという会社になりました。ここでは、映画のトーキーシステム会社ウエスタンエレクトリックのシステムのOEMや修理を請け負っていました。

このときに、ランシング氏達は、ウエスタンの特許などを自由に使うことが出来ました。なによりアルニコ5型という、大きな永久磁石がふんだんに使えるようになり、すばらしいスピーカーユニットを開発することが出来たのです。

この会社ではランシング氏は副社長だかの役職にいましたが、やがて「僕は名ばかりで全然権限がないんだ」と不満をこぼすようになります。経営より現場の一線にいたかったのでしょうか。

 意を決したランシング氏はアルテックを飛び出し新しい会社を興します。JBLという会社でした。コンビを組んでいたヒリヤード氏はアルテックに残りました。その際、ランシング氏はバックボーンとなった銀行からきた上役から慰留をうけました。

しかし彼は、聞き入れませんでした。田舎の一技術屋は特許権などについて知りません。新会社で製作発表したスピーカーユニットはことごとく、特許抵触でアルテックから販売を禁止させられてしまいました。

資金に行きづまりながらカリフォルニアの田舎のアボガド畑に工場を移転した彼は、技術屋としての意地を見せます。全てアルテックと反対の仕様、つまり振動版やボイスコイルだかの巻き方向を逆にしました。そうして世に出したのはJBLの稀代の名品130Aウーファーや175ドライバー。

これらの初期のユニットたちは、アルテックのユニットと同じ音がするそうです。

しかしながら経営に疎く、とうとう資金繰りに行きづまった彼は、アボガドの樹にロープをかけ、自らの命を絶ちました。生命保険から入ってきた資金でJBLは生きながらえました。1940年代後半のことです。

その後アルテックから、JBLからも素晴らしいユニットがどんどん開発されました。ランシング氏の遺産を受け継いだ、優秀な後輩たちによってです。

それらはみなジェームス.B.ランシング氏のかけがえのない贈り物なのです。

2008年12月 9日 (火)

先人たちの美しいアンプども

業務多忙と年齢からくる、意欲減退でパラプッシュプルアンプ製作が進みません。この年末年始にいっきに取りくもうと思っていますが、寒いと塗装もうまくいきません。寒波が来ないように祈るだけです。

さて、先般からアンプの見た目のデザインの話をしていますが、今日は模範となる、先輩方の残した美しいアンプの話をします。私がいいなあとしばしうなった物たちです。

まずは、浅野勇さんの「魅惑の真空管アンプ下巻:誠文堂新光社」に発表された、PX4シングルアンプ。これはその姿かたちにほれ込んだたくさんの方が後を追って習作しました。私もそうです。ずらっと前面にならんだ4本のMT管たち。その後にPX4と整流管が構え、さらに背後はトランスがならんだレイアウトです。小型なのにその中でそれぞれが小粋に主張し合っている、完成度の高いデザインです。

次はやはり浅野さんの300B、A級PPアンプ(モノラル)です(同上著)。このアンプは浅野さんが悩みぬいてレイアウトを決めたことが分かります。なぜチョークコイルが回路前段のMT管のうしろに来たかが分かりますか。それは私の想像では、お気に入りのUTCのトランス、LS57を300Bの後にもって来たかったからです。回路の順番なら300Bのうしろにはチョークコイルが来るはずで、本来ならLS57はMT管の後にくるのです。どうしても300Bの後にこだわられたのでしょう。どっしりした、素敵なたたずまいです。

つぎは、伊藤喜多男氏のEdシングルアンプ。「ステレオサウンド誌の別冊マイハンディクラフト」に掲載されたアンプです。丸みを帯びたタムラのトランスたちは、大嫌いな丸いエンブレムを剥がし、全面を黒く塗装されています。背の高いトランスを背の高いEdが従えます。真空管という緻密な工業製品と丸いトランスのコントラストが絶妙です。

さて、是枝重治氏が発刊初期の「管球王国:㈱ステレオサウンド」に発表されたアンプ達も素敵なものが多々あります。中でも第.2号の6BQ5PPは秀逸です。全てMT管なのですが、トランスを前後にはさんで出力管が前に4本、前段が後に4本、前方からは背後の前段管はトランスの陰で見えません。MT管ばかりを固めて8本ならべると落ち着かなくなります。それを考慮した心憎い配置です。OPTはタムラのF680番台シリーズです。その前に6BQ5が主役となって狭いスペースにたたずんでいます。素敵です。PTの背が他のトランスより高く、もう3センチ低かったらバランスがとれて申し分なかったのですが。

最後に氏家(うじけ)氏が「ラジオ技術2003年2月号 :ラジオ技術社」に発表し、その表紙にもなった、6F6オルソン型アンプ。感心するのは、トランスはPTも伏型、OPTもタンゴの合わせカバーのもので、角型ケースではないのです。一見では普通のアンプに見えます。しかしずっと眺めているとその構成や機構美に感心してしまいます。何の無理やムダもなくすっときれいにレイアウトされています。私も合わせカバーのOPTできれいなデザインに挑戦していますがなかなか困難です。

私もかくありたいと、思っていますが、資材も人生も真空管アンプに投じてしまった方々の哲学や美学には遠くおよびません。

添付していた画像は版権もあり削除しました。申し訳ありません。

2008年12月 6日 (土)

歪率計49Bの製作

歪率計を自作したいと言う方の要望があり、製作記事というか、パターン図と実装回路基板の写真等を掲載します。

1.記事の出典は「作りながら学ぶエレクトロニクス測定器:本多平八郎著・CQ出版社」廃版の第12章「歪率計の設計と製作」です。廃版ですがCQ出版のコピーサービスで入手可能です。

2.記事に対する変更部分(3箇所)

 ■測定周波数を100、1K、10KHzとした。(オリジナルは100、1K、20KHz)。これによりP223の図12‐7②の(b)の表中20KHz の欄を10KHZへ変更のため、表のR1~R6の欄も含め7個の欄は全て上段と同じ抵抗値とする。

 ■メーターを付けた。この部分に関しては本ブログの「歪波形の実効値をメーターで指示するには」を参考にしてください。手持ちの交流電圧計を使用するならメーターなしでも構いません。

 ■FFTアナライザへの出力端子をなくした。DIST端子で代用できます。

3.記事の正誤部分

基本的に回路の誤りはありません。ただP221の図12‐6の基板1、基板2、基板3の各図中の出力の歪の0.1%と10%がてれこで表示されているだけです。

4.注意点はキャリブレーション時に調整するVR1とVR2の配線は、シールドではなく、ビニール線にすること。高周波数での減衰対策です。

添付写真のパターン図は部品面から描いています。1KHzと10KHzは共通、100Hzはコンデンサが大きいので別パターンです。入出力アンプ基板図はわざと裏から描いて部品面視としています。これらをトレーシングペーパーに書き写し、裏から見ると配線時に便利です。追っていけば回路と部品番号が確認できるとおもいます。入力用OPアンプの+、-電源のピンにコンデンサ0.1μを書いていません。発振防止に必ずつけてください。

肝になるロータリーSWはアルプスY-901です。@900~@1200で秋葉原で入手可能です。一番下の写真に配線のポンチ絵を描いています。この絵で注意が必要なのは、SW2bとSW2Cには各周波数ごとに、円弧を描いて4端子をまとめていますが、これは配線を示しているのではありませんので、ブロックごとの区分けマークです。一番手前のSW2aは接続を示しています。

注記:2010年5月現在、Y‐901は現在製造中止で入手困難のようです。ここはロータリーSWを2個に分けて、

測定周波数3種の切り替えに1個と、もうひとつはCAL、10、1、0.1%の4接点切り替え3回路2段(2段はアースも同時に切り替えるため)を1個とするのも手です。SWメーカーの都合での製造中止は辛いです。

コンデンサはブリッジ部のものは松下の1%級を使います。ECQPシリーズです。瀨田無線で入手可能です。抵抗は海神、または瀨田無線で購入可能なフィリップス金皮30円のもの。TOCOSのVRやリレーは門田無線が安いです。

調整は基板の最初のブリッジを一段配線したら調整実施が基本です。正確な周波数の発振器を接続。可変抵抗を動かし、クリティカルに調整します。電圧計の指示値をどんどん低くしていきます。電圧計の針がふらふらするときは、配線不良です。未配線部分がないかよく確認すること。まるっきり変な値を示して変動しないときは誤配線です。チェックが必要です。うまくいったら、次段を配線します。確実に一段ずつです。

また調整は20℃の環境下で実施することが必要です。本ブログの10月15日、10月19日、11月20日、11月23日の記事をお読みください。11月23日の添付PDFはOPアンプ使用や基板実装について書いています。

挑戦される方は頑張ってみてください。メーター無しなら安く上がります。

ツインT型3段のフィルターは安定しており信頼性が高いのです。減衰量が多く、基本波が確実に除去されるため、上記の調整が厳密でなくても、歪率は殆ど一定の値を示します。

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2008年12月 5日 (金)

ハイコストパフォーマンスのソケット

真空管のソケットは、生産国や生産時期で分類すると百花繚乱です。とくに需要の多い、オクタルソケットと言われる、US8ピンタイプのものは、たくさんの種類があります。

過去使って良かったのは英国マクマードの茶色の樹脂製のもの(以前は@500程度)と、それから国内のオムロンの黒いモールドタイプのものでPL-08。この2種は挿し込んでも球が全然ぐらつかず秀逸です。特にオムロンのものは@140~@180程度で安く売られています。これに金メッキを施して、LUXの文字を入れたものが、LUXアンプに使われていたものと思われます。

このソケットはラジオデパートの3Fの角のお店シオヤ電気(無線?)。メガネの年配のご主人がやってるお店がビルの中では一番安かったと思います。

アメリカ、シンチの軍用の茶色のフェノールのソケットは、挿し込んだあともグラグラ動いて落ち着きませんでした。

最近ヨーロッパ管用のB7と言われる7ピンのソケットが入手できません。仕方がないので自作することにしました。

作り方は、浅野勇氏の「魅惑の真空管アンプ」にあります。この本では、英国製UF4ピンの製作法が載っていますが、基本は同じです。中国製Utタイトソケットが安くてピンが多く、これを利用します。ソケット裏側からバネ付きピンのカシメてある部分を、φ5程度のドリルで軽くもんでやるときれいにピンが外れます。これを7個用意しておきます。

あらかじめ用意した3t程度のベークまたはガラエポの板に所定の位置に穴を明けておき、さらにピン取り付け用の穴をφ2でそばにあけておくのです。

ピンの取り付けはφ2のネジで。板(つまりソケット本体)のシャーシへの取り付け穴もφ3で2箇所~4箇所明けておきます。場合によっては板を長くしておいて、ソケット4個分を1枚で構成させても良いでしょう。

同一外形の板に他のソケットを作っておけば、板を交換するだけで、違う種類の真空管が同一アンプで楽しめます。ソケットもきれいに仕上がると、とても価値のあるものに感じられます。

 最近は何でも手に入る時代です。しかしどうやっても入手できないものは自分で作ることも大事です。過去の物がない時代の人たちはみなそうしてきたのですから。

板金加工に手間ヒマかけず、ドライバーと半田ごてだけでキットばかり作るのもそろそろ卒業しませんか。

2008年12月 1日 (月)

テロとの正しい戦い方

インドがテロリストの標的になりました。イスラム原理主義者、或はアルカイダの仕業と言われています。

 アメリカの同時多発テロ以降、テロに対する武力行使への反発からか、世界各地でさらにテロが拡大しました。

テロリスト達の目的は何でしょうか。当初は米国が世界中の貧困国に対して行ってきた搾取や圧政に対する報復だとされました。

しかし最近の状況を見るとどうも違うような印象を受けます。ただあちこちで言いがかりをつけ相手に危害を加えている、車の当たり屋的な存在に思えてきます。何のためでしょうか。

冷静に考えるとテロの頻発で儲かるのは誰かということ。防衛の強化を迫られる各国は、銃、爆弾、ミサイル、戦闘機、最新鋭の通信衛星設備の更なる購入を余儀なくされます。

また、隣国同士がテロをきっかけに戦闘を開始したら当然上記の武器が継続的に必要となります。ウサマ・ビンラディン氏はかつてアメリカと手を組んでいました。たくさんの兵器を準備しまた売買していました。

儲かるのは兵器のトレーダーと軍事産業メーカーです。メーカーは日本のメーカーも含まれます。テロとの戦いだ、と国内で政治家が叫んでもメーカーがそれにより潤っているのも事実です。

私は世界の、本当の裏側にいて表には出てこない、戦闘拡大の推進者、兵器トレーダーが黒幕だと考えています。彼らはテロリストではありません。ただの商売人です。テロリストとは自分の思想・信条を武力で実現しようとする人のことをいいます。テロのリーダーが聖戦の教えを巧みに利用し若者を自爆テロにかりたてているように思えてなりません。

これら死の商人とえせテロリストの被害に会わないためにはどうすればよいか。答えは今までの日本が取ってきた行動にあります。

武力の否定です。わが国は戦争や、人殺しを憎む、憲法でも武力行使をしないと決めています、この考えを世界中に広めて行くのです。これにより武力の応酬の中には入らない。

この理論に対し、「馬鹿なことを言うなテロリストが東京の地下鉄を爆破したらどうするんだ」と発言される方がいます。

物事を一元的に捉えるのではなく、もっと深いところから、想像力を使って、根本要因を考察する必要があります。

上記の発言は、攻撃されそうだから武力を持って準備して防ごうと言う、従来の発想です。この考えは失敗に終わっています。武力により威嚇しあった隣国同士が、それを使って戦争を始めた例を世界は知っています。

破綻した理論にしがみついて、それを繰り返すのは愚行です。賢者は違う道を模索し実践します。それが武力の否定です。

国際世論と国連の動きで、テロリストと死の商人を手配し拘束逮捕すべきです。テロの中心にいる人間はそれほど多くないと思います。

これだけ親米の国日本がテロの直接被害にあっていないのは、日本人が平和を愛する国民であることをイスラム社会の人間たちがよく知っているからです。

清く、正しい平和を愛する国に言いがかりをつけ、攻撃するとそれこそ国際非難のまとになります。まがりなりにも、聖戦だ悪を懲らしめるのだという、テロリストは世界から尊敬されている国を攻撃できません。

実際に日本に来たことのある、イスラムの人、アジアの人たちは、日本人の優しさにふれ感激し、自国に戻ってそれを友人たちに伝えてくれています。こちらの正しい戦い方を取るべきではないでしょうか。

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