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2008年11月

2008年11月28日 (金)

北海道にいます

仕事で北海道の岩内にいました。岩内はニセコから海側の方向に連なる、岩内連山Img_0569_2 の海側にある街です。

岩内連山です。

札幌から岩内行きのバスに乗り込み、小樽、余市を通って2時間半掛かります。

バスです。

Img_0567

小樽の夕方の海です。Img_0568

岩内で美味しいものは、寝ぼけホッケといわれるホッケ。沿岸でじっとしている魚で通常まるのまま焼かれるホッケとは違います。切り身を一夜干しで焼いて食べると、とても油が乗って美味しいのです。

それから、イカ、鮭、マグロ、蛸、海老も、何を食べても柔らかくてとても美味しいのです。なんで柔らかくなるのでしょうか。スケソウタラの卵は数時間醤油につけるだけでとても美味です。博多のからし明太は辛しだらけでうまくないでしょ、と言われました。

北海道はシシャモが美味しいでしょう?と聞いたら、一番うまいのは鵜川(ムガワ)に昇ってくる、オスのシシャモだ、とのことでした。鵜川は北海道の下側にとがった部分がありますが、その西側のところを流れている川だそうです。

次回来れたら、シシャモを食べたいものです。

2008年11月26日 (水)

昔のラジオの修復

福岡県の太宰府天満宮の骨董市で古いラジオ(昭和20年代?)を購入し修復しました。

ダイヤル目盛りにgilfilanの文字。かなり昔のキットか何かの会社名のようです。ラジオ自体はぼろぼろで、チューブラーコンデンサは足が本体から外れたり、埃だらけでとにかく不完動でした。

中を見ると高一ラジオでバリコンは、結構昭和40年代のアルプスの近代のものでした。球は2本ささってました。

シャーシは階段風の2段構造。PTは単巻きと呼ばれているものです。断線はなく生きていました。OPTは駄目、SPはOKでした。

全てImg_0546 Img_0547 分解して、木製の箱も塗装しなおし、部品も手持ちを活用。無事に鳴りました。

音量調節がなかったので、6C6のバイアスを変更させて調節可にしました。但し前面にはVR用の穴がないので、シャーシ背面にVRを取り付けました。

スーパーラジオならAGC回路があるため、各局の音量が均一なのですが、高一は音量差がストレートです。NHKはやたら大きく、ローカル民放は小声です。

SW-ONしてすぐはきれいな音なのですが、ずっと聴いてるとPT起因のようなうなり音が気になってきます。

ラジオって、鳴るとすごく嬉しくて幸せになるのですが、放送を聴いているとがっかりします。内容が乏しいのです。まともに聴けるのはNHKのニュースぐらいでしょうか。

こんなラジオが何台か部屋にあります。

2008年11月25日 (火)

客は偉いか(販売者保護法制定も)

世の中がさつばつとしてきており、お店や、サービス業の店舗で、ときどき客の立場を振りかざして大声でスタッフにクレームをつけている人を見かけます。

「客に対してその態度はなんだ!」「こっちは金を払ってるんだぞ!」

たしかに見ていると、店のスタッフがろくすっぽ教育もされていないバイトで、顧客や、商売のことなどまるで考えてないケースもあります。そのときは無理もないなあと思います。

しかし最近目に付くのは、店の側もきちんと対応しているのに、言いがかりともいえるクレームをつけてくる客です。

「おまえんとこで買った製品、新品なのに傷が付いてたぞ。すぐに代品を家までもってこい。客の言うことがきけないのか!」

店から200km以上も離れている所に今日の夕方までにもってこいなど、無理難題を押し付けてくるケース。また鉄道業では酔った客が、回りに迷惑をかけ、注意した駅スタッフを殴りつけるというケースなど。まるで何かの腹いせのような感じです。

本来、店と客は対等なはずです。製品やサービスをお金でやりとりする対等な関係であるべきです。

製品・サービスには原価があります。原価は材料代、加工費、人件費、管理費などからなります。売価はこの原価に利益が加えられたものです。お店側はこの利益で経営が成り立ち、生活していけるのです。

一方の顧客は、売価を払って製品・サービスを手にいれます。このまま考えると、顧客は利益分だけ損をしているように見えます。しかし損をしているでしょうか。

そんなことはありません。製品を手に入れることにより、生活の便利さが手に入ります。また趣味趣向品ならずっと欲しかったものが手に入り、使用感や満足感が得られ生活が心豊かになります。場合によってはこんなに安い値段で、こんなにいいものが手に入るなんて、という場合もあるでしょう。

レストランの食事でもそうです。とっても美味しくて幸せな気分に浸れることがあります。美容院でもそうです。自分でも気に入ったヘアスタイルを友達が素敵だと褒めてくれて、嬉しさが倍増することもあります。客の方からもお店にお礼をいう、これが自然な形です。

店と客は対等です。お互いが利益を得てお互いが感謝する。これが本来の商売の姿です。

 難癖つけるクレーマー、駅員に殴りかかる酔客。こんな人たちには客の資格はありません。はっきりと

「申し訳ありませんが、お客様は当店のお客様の資格を持ってらっしゃいません。代金はお返しさせていただきますので、製品を引き取らせてください。それからお願いですが、以降は当店でのお買い物を一切お断りさせていただきます」

と伝えていいと思います。報道機関に通報されても、店として顛末を堂々と報告すれば世間も納得することでしょう。それはその客が悪いと。このような事例の防止のために販売者保護法(販売拒否に関する法律)の制定も考える時期かも知れません。

殴りかかる酔客は、一度正当防衛行使の警告をし、それでもやめなければ、おもいきり殴りつけて眼を覚まさせてやっていいと思います。客である前に暴漢なのですから。

 しかしこんな客が増えた原因も、世の中いろんな組織の中で抑圧されている人間が増えたことにあるのかもしれません。

2008年11月24日 (月)

アルテック604E:12年間格闘記

先般銀箱から604Eを外して803Bを取り付けました。12年間の604Eの使用に終止符がうたれたことになります。

取り替えた理由はゆったりとして、軽い低音が欲しかったこと。

604Eの使用履歴を説明しますと、11年間は銀箱に入ったままの、オリジナルのネットワーク(N1500A)での使用です。

仕様を記載しますと

604E 1967年開発 インピーダンス 8~16Ω(実際は12Ω)、クロスオーバー周波数1500Hz、感度101dB、再生周波数20~22,000Hz、許容入力35W(ピーク50W)、マグネット:アルニコ5型永久磁石(低域・高域共通)、マグネット重量:低域2.0Kg・高域0.54Kg、磁束密度:低域13000gauss・高域15,500gauss、外形寸法:φ38.9×28.3cm、重量15.3kg

これから一見して分かることは、磁束密度は高域のほうが強い、つまり磁力が強いと言うことです。スピーカーの振動板を前後に振動させて、音を前に放出する力はF=BIlsinθになり、磁束密度に比例することになります。Fは高域の方が振動版面積がはるかに小さく小刻みの振動のためそれほど必要ないのです。この磁力はFが小さくて済む高域には十分すぎるような印象です。

この時点で、低域よりも高域のほうがなんとなく強い音が出そうです。また604Eの低域の振動板の面積は416A等の38cmウーファーに対し、高域ドライバーの開口部が振動板の真ん中にきているため、少なくなっています。この分低域再生にやや不利だと思われます。

銀箱で聴いた音は、中域が元気よく、低域はやや引っ込みがち。

1.再生時に注意したことは

①多極管PPアンプで駆動する。低域の押し出しを強くするため。直熱管シングルでは低域はやや弱くなる。

②銀箱は太い1辺15cmの角材を前面横置きにして、その上にのせ箱の下にも見かけ上のバッフル面積をかせぐ形にした。少しは効果があったようです。また箱の後もスペースを確保して、ゆったりさせました。

2.銀箱そのままの音の印象は

①情報量が多い。バイオリンは擦音が生々しい。細かな音、弓の切れそうな状態とか、トランペットの管のなかにたまった唾の状態、管の中の音圧が分かる印象。サックスはサブトーンやマウスピースの中の唾のたまり具合がわかります。

②録音状態をそのまま再生する。ソースのアラがそのまま出るためごまかしがきかない。音質の悪いものはそのまま、よいものもそのまま再生。つながる機械、カートリッジやイコライザや、CDプレイヤー、DACの音がそのまま再生されます。トラックダウンされたCDの各トラックごとの相関がわかります。不自然か融和しているか等。

③そして全体に、乾いた音が飛び出してくる印象。

3.なぜ2CHマルチ(604Eをウーファーとして、新たにドライバー806Aを追加)としたくなったか

①604Eのドライバー部(=802D)が私の視聴環境(5畳)では強すぎるため。高域を絞ると低域も弱まる。それぞれを別アンプで駆動して音圧のバランスを取りたかったため。

4.ドライバー806Aを追加して604Eをウーファーとして使用してからの印象は

①2CHマルチアンプシステムのウ-ファーとしての604Eは、個別に音量が上げられるため低域不足は感じなかった。ただし長く引く余韻はあまり感じなかった。ズバッ、ズバッという印象。いわゆるモニター的な音であった。

5.どうしても604E単発で使いたいときは

①銀箱そのままでの使用なら、バッフル面積を工夫して稼ぐ。箱の後スペースの利用。多極管PPアンプを使う。これで低域を補う。

②どうしても低域の不足を補いたいなら、大きなバスレフエンクロージャーに入れる。あるいは604E1本を高・低に分け2CHマルチでドライブする。

まとめ

604Eがモニタースピーカーたるゆえんは、あえて低域を押さえているからだと推測します。中高域を強調して、音の一つ一つの情報量を多くしているのだと思います。

結局そういう設計思想のユニットなのです。この情報量こそが604Eのオリジナリティーです。

私は低音がほしくなって803B+806Aに切り替えてしまいました。ちなみに私の部屋、私の耳では低い方の周波数は803Bでは30Hz、604Eでは40Hzが聞き取れる限界です。

802Dにせず806Aにしたのは802Dが強すぎるため。今のこのシステムはA7-500と同じです。

2008年11月23日 (日)

状態変数型発振器50Cの製作

先般10月19日の記事に50Cのパターン図と写真をのせましたが、本格的に製作される方のために製作記事を添付します。

必要なのは、1.オリジナル回路(添付PDF製作記事に出典あり) 2.回路変更部分(添付記事に説明ありImg_0556 Img_0565 Img_0558 ) 3.パターン図(10月19日本ブログ記事に添付)です。

「OSC.pdf」をダウンロード      

また基板部の詳細拡大写真も添付します。調整方法も記事にありますので、ご参照ください。

G20金融サミットの成果

11月15日にワシントンにある国連博物館で金融サミットがおこなわれました。

参加国は

G7が米、日、英、独、仏、伊、カナダ

G13がアルゼンチン、豪、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、露、サウジアラビア、南アフリカ、EU、トルコ

の合計20ヶ国です。この20ヶ国のGDP合計は世界経済の80%を占めます。今回の会議の成果はずばり、EUと新興国が主導で暴走するアメリカのルールなき資本主義にしばりをかけたことです。

 当然でしょう。欧州の代表として仏・サルコジ大統領は「EUは結束して立ち上がった、我々が強く求めてきた金融規制強化が今回の宣言に大きく反映された」と胸をはりました。

首脳宣言の内容は

・金融システムの安定にあらゆる追加措置をとる

・すべての金融市場・商品を規制・監視する(画期的です!サブプライムも対象です!)

・危機の予防、管理、破たん処理で連携を強化していく

・新興市場国や途上国の資金調達を支援する

・IMFや世界銀行の十分な資金基盤を確保する

等々複数の決定事項が発表されました。

分かりやすくいえば、自由市場の原理のもと、暴走した米国がずたずたに疲弊させた世界経済に対し、世界が手をとって、治療、処方を話し合ったと言うことです。

新興国、途上国もほっておけないと声をあげたことに価値があります。

主催国である、おサルのジョージ・ブッシュ大統領はまだ「自由市場原理を維持する」と虚勢を張っていますが、もうそういう状況ではないでしょう。

 投機的性格を帯びたペーパーマネーを元手にした多額の金額の貸し借り。その上に乗っかった経済がいつまでも続くわけはないでしょう。

 日本のAHO総理はと言えば、「ドル基軸体制を支えるべきだ、そのために日本は最大限の努力をする」と米国の家来的意見を述べています。

日本はいつまでもアメリカの尻尾にくっついているのではなく、真の独立国家としてEUや新興国と対等に渡り合うべき時期に来ているのではないでしょうか。

そのためには、一般社会人としての世間常識すら持ち合わせていない人が、総理大臣に就任できてしまうようなシステムを無くすことが先決でしょう。

2008年11月22日 (土)

尾道は夕暮れ

 昨日夕方、出張の合間に尾道の海岸通をひとりで歩きました。

グリーンヒルホテルから東に向かって、ちょうど夕暮れがはじまるころから。

不思議な町です。山が背って波が静かに流れ、タンカーが往来していきます。

備後水道の向こう岸には大きな向島があり、島と言うよりあちらにも町があると言う印象。

 本州側の尾道と島側の尾道を結ぶ渡船場は4箇所。通勤、通学の人々が双方から船を使 

って自宅へもどります。船はこのまちに住む人たちの欠かせない足となっています。

しだいに暮れなずみ、街の灯りと行き交う船の明かりが輝き始めます。

Img_0537

 旅行客らしき女性のふたりづれがじっと海をみつめています。頼まれて写真を撮ってあげ

ました。

 瀬戸内に暮らす人々は温和で優しく、この範囲は東の岡山まで続きます。

教えられたとおり、木曜は一番人気のラーメン屋「朱華園」が休みなので、No.2と言われている「つたふじ」に行きました。酒のひやとラーメン大を頼んだら、お店の女性から   「お車は大丈夫ですか」  「ええ歩いてきましたから」

 頑固そうな主人がラーメンを目の前に置いてくれました。尾道ラーメン特有の豚の背油の身が浮いています。麺は細くて平たい感じ。ここのラーメンは魚でとった出汁で有名。

店の中は、常連と観光客が入り混じっています。きょろきょろしている人は観光客とすぐに分かります。店内の写真を取らせて欲しかったのですが、言えませんでした。ご主人本当にがんこそうなんです。店を出る頃はすっかり暗くなっていました。

 もう1日時間があれば、映画「転校生」撮影現場の神社や、いろんなところを散策したかったのですが仕事で無理。また来るときも時間はないと思うので、やはり海をみると思います。                          Img_0543尾道は夕暮れの海が一番です。

2008年11月21日 (金)

アンプ製作のリスク管理

アンプを作っていると危険な目に会うことがあります。

1.感電 2.やけど 3.きり傷・筋肉痛 4.部品の破損・損傷 5.スピーカーの断線 6.家族からの非難(時間的、財政的)

といったところでしょうか。

1.感電は特に高圧に注意です。人間50Vくらいから感じ始めるようです。

対策は、回路図を頭に叩き込んでおくこと。高電圧部つまりB電源回り、OPTの一次側端子、出力管のプレート・SGのピン番号を覚えてこのピンはさわると危ないぞ、といつも注意しておくこと。配線時はB回路は赤のコード、プレートは黄色のコードとしておけば注意もしやすくなります。

2.やけどは半田ごてによるものですが、多くの場合は狭いところの作業で、部品を持っている手に半田ごてが当たってしまうケースです。

対策は、部品を支持している左手(右手はこてです)が、半田づけ時にある程度の距離が確保できているかを、五感で感じること。ほんとうにこてに近づくと、手に温度を感じるものです。「今は3センチは離れているな」と意識しておくこと。さらには左手とこての距離が確認できる方向から作業を見ること。

3.アルミの加工をしていると、バリや加工面で手を怪我することがあります。

対策、両手の必要な指に指サックをします。軍手が保護上はよいのですが、作業の邪魔ですし、電動工具を使う場合は巻き込みの危険があるので使いません。でも指サックでも邪魔に感じることがあります。そのときは素手で作業をします。バリや加工断面を触るときは極力手を柔らかくして、力を抜くのです。それだけで怪我は防げます。五感が大事です。完璧に砥がれた名刀の切先でも、力を抜いてある角度から手をおいた場合は切れることはありません。

それからまともにシャーシパンチの棒をまわしていると、筋肉痛になります。シャーシをひっくり返し、棒を何かにはさんで固定し、シャーシを回すと楽です。

私はハンドニブラーでPT用の角穴を開けません。一回くいちぎらせて進む距離は2ミリかそこらです。角穴一周あけるには、150回から200回食いちぎりを続けることになります。手が痛いのです。よってドリルの丸穴連続方式を採用しています。

4.誤配線による損焼防止には、やはり配線後のチェックが肝心です。

対策は、段階ごとの配線チェックの実施。AC一次側を配線したら、回路図を見ながら呼唱します。「ACコードの片側からヒューズの片方端子へ、もう片方端子からPTの100V端子へ」など口で唱和するのです。チェックが終わったらSW-ON。パイロットランプの点灯を確かめ、すばやく電源トランスの二次側タップの電圧を測ります。無負荷なので表示電圧の1.1倍程度出ているはずです。次はヒーター回路、呼唱チェック後SW-ON、次はB電源、次はC電源、次はOPTと出力間まわり、次は前段、と段階確認をします。私はこの方法を15年前から実施しています。もし不具合があれば、範囲が特定しやすく、また何度もSWをONするので恐怖感が薄れるのです。

他の破損としては、トランスより球の方が背が高いのを忘れて、アンプをひっくり返して置いて球が破損してしまうことなど。そのときは事前にチェックしてトランスの下に本を置くなどして、球が床から浮くようにします。想像力が大事です。

5.スピーカーの断線。これは、めったにないことですが、作ってすぐにSPをつないでSW-ONしたら発振の大音響。最悪ボイスコイルが断線と言うケース。

対策はつなぐのはSPでなくダミー抵抗にしましょう。そして抵抗の両端に交流電圧計を接続して、発振なら音のかわりに針が振れるので、損害は無くなります。

6.家族からの非難。これです。子供が小さい頃、休日半田ごてを握ってたら、家内から罵詈雑言のシャワーでした。作業は1日何時間と約束をして、家族サービスはおもいきり実施しましょう。時間は制限されるほど、趣味は充実するものです。

それから費用面ですが、品物が届いたら「いくらだったの?」と質問がきます。当然1桁少ない価格で答えておきます。それでも嫌味をいわれたら

「この部品たちは、オレの心のオアシスなんだ。この趣味があるから、精神的にも持ちこたえて仕事にがんばれるんだ。それを取り上げたらどうなると思う?」と返してやります。

以上こんなところでしょうか。上記のリスク管理で、もう10年以上やけども感電もしていません。是非実行してみてください。

2008年11月20日 (木)

歪波形の実行値を正確にメーターで指示させるには

出張続きでなかなかアンプを作る時間がありません。今日は尾道にいます。来週は北海道の岩内に1週間行きます。土日に3時間程度の時間があっても、なかなかアルミ加工をする気にならないのです。年のせいでしょうか。

さて、皆さんは交流波形を電圧計で指示させたことはありますか。先般、正弦波歪率計の紹介のときに、自分でメーター回路を追加した説明をしました。

交流は直流に変換して直流電圧計で振らせるのですが、このときに注意が必要です。

一般的に変換回路は直線検波回路が有名ですが、この回路はきれいな正弦波なら微小な(数ミリボルト程度の)電圧でも正確な値を指示させることが出来ます。しかし歪波形は苦手なのです。数ミリボルトレベルの歪電圧なら、倍以上あるいは一桁多く指示してしまうことがあります。

歪率計で電圧指示をさせるなら、真の実効値をきちんと出力できるオペアンプが必要です。以前にも紹介しましたが、アナログデバイス社のAD536AというOPアンプ。これはすぐれものです。Img_0531 Img_0534_2 Img_0536_2 基板に実装した写真と、部品面から透視したパターン図とアナログデバイスのHPからダウンロードした周辺回路図を載せました。パターン図はこの回路に忠実に、入力に4.7μのコンデンサのみを追加したものです。

ほんの数個のコンデンサ、VR,抵抗で回路ができあがります。

AD536Aはパッケージの種類が3種あります。私は長方形のディスクリート型を入手しました。秋葉原ラジオデパート2Fのサンエレクトロニクスで2千円台だったと記憶しています。

ご興味のおありの方は一度使ってみてください。感心することうけあいです。

2008年11月18日 (火)

ユニコン・ゴールド

コンデンサメーカーがオーデイオ用電解コンデンサの生産から撤退して結構な時間が過ぎました。ニチコンゴールド、エルナセラファインなどのケミコンは秋葉原から姿を消しました。

しかしながら現在でもコンデンサは置いてあります。表示を見るとUNICON(ユニコン)とあります。ブロックコンデンサにはユニコンゴールドと表示がしてあります。ラジオセンターのあるお店のご主人に、「ユニコンってどこの会社?」と訪ねたら

「昔、ユニエル電子と言う会社があって、当時は台湾で安くコンデンサを作らせてたのが、現在では中国にラインを持ってって、さらに安く作ってるらしいんですよ」とのことでした。

確か昔、雑誌でユニエル電子の広告を見たことがあります。で完全に秋葉原界隈ではユニコンのみかと言うとそうでもなく、海神無線の話ではニチコンのチューブラーコンデンサは3ヶ月に一度くらい、注文がたまると生産されるとのことです。鮮やかな青い色の光沢のあるコンデンサです。

他のルートでコンデンサを入手するなら、神田明神下にあるオーデイオ専科で米国製のコンデンサを購入するという手があります。さらには海外のパーツ通販のサイト(日本語あり)で購入する手があります。

そろそろ、ユニコンゴールドの使用レポートが、各アマチュアアンプ製作者から届いてもよさそうです。耐久性や音に関して知りたいものです。問題なければ買ってみたくもあるのですが。

2008年11月17日 (月)

ヨーロッパ管について補足

先日一覧表に各球の音の批評をのせましたが、飽くまで個人の独断ですので、人によっては感じ方が違うことも当然あります。そのあたりをよくご理解ください。

たくさんあるヨーロッパ管の中でも好きなのはPX4、EL39といった球です。PX4は米国2A3と同等の規格なのですが、シングルで鳴らして比較すると、中低域の迫力はPX4に軍配があがります。私がかつて組んだのは、前段MH41(高μ3極管)、CR結合でPX4シングル終段、OPTはパートリッジの合わせカバー、整流管はAZ50というものでした。

このアンプは個人売買で譲ったのですが、譲渡先の方は今でも真空管アンプフェアにも出展しているガレージメーカーの方でした、夜この方から電話が掛かってきて、人に聴かせたら「音がいい、300Bよりいい音がする」と言われた、何が原因なのかと問われました。

そのときの私の回答が

「料理と同じで、シンプルな回路、良質なパーツの使用で素材の良さを生かしました」というものです。

抵抗は必要なところはA&B,やリケノーム、コンデンサは電源部には角型のオイルコン、他の電解やカップリングはスプラグ製、ワイヤーはベルデン、といったところです。

シンプルな2段増幅としたかったので前段は高μのMH41を採用しました。整流管も欧州整流管の雄AZ50を起用しました。OPTはリンギングが出易く、特性的には不安定なのですが、音色でパートリッジを使いました。満足した出来でしたが、我が家では出番がなく売ってしまいました。

EL39は秋葉原クラシックコンポーネンツでたまたま見かけて、1本3500円で安かったのとトッププレートだけど、通常のUSオクタルソケットでOKであること、メーカーがフランスだったこと、電極もしっかり作ってあったので、8本まとめて買いました。もうお店には残っていないと思います。家で鳴らしたらとてもきれいな音がして、しめしめとひとりにやけていました。この兄弟管でEL50、EL38、EL5/375(=4689)などもありこれらも入手して音色を楽しんでいます。

欧州傍熱管はプレート損失が大別して、6V6、6L6、UY807の3クラスに集約されます。今現在欲しいのは、EL8というサイドコンタクトの細長い球で、見た目が素敵なのですが@6800もします。P損失も8W程度しかないようです。少し躊躇しています。

私はとにかく、使える規格の欧州管を安価で入手したく、色んな球屋さんのHP,広告をくまなく調べ、知らない球の名前を見つけたら、海外のサイトを利用して、外観と特性をしらみつぶしに調べています。

欧州管は銀の塗料が塗ってあったり、サイドコンタクトの球なんかこっけいな印象のスタイルのものもありますが、それが安さの原因でありまた可愛くもあります。

これこそが私の楽しみである、哀愁のヨーロッパ管めぐりなのです。

2008年11月15日 (土)

哀愁のヨーロッパ管めぐり

私はどちらかと言えば、米国管よりヨーロッパ管が好きなのです。理由は落ち着いていて麗しい音がする球が多いから。同じUY807でも米国RCAと英国ムラードでは音色が違います。

今日はヨーロッパ管のご紹介をします。写真をご覧ください。上段左から右に向かって順にImg_0523 ①EL5/375=4689②EL34③EL38④EL39下段左から右に⑤4654⑥UY807⑦12E1⑧6L6G

それぞれの球の特徴を添付ファイルにまとめてみました。

ファイルには所有していないものも載せてあります。

あくまでも私の独断で評価してあります。12E1ファンの方申し訳ありません。

6L6Gはずいぶん高くなっていますし、EL5/375=4689にいたっては、ある店ではペア7千円、ある店ではペア2万4千円で売られています。どうなっているのでしょうか。

ソケットはオクタルUS8ピン、サイドコンタクト、UYと3種あればこと足ります。入手しづらいサイドコンタクトソケットはフロービス(徳島県)という通販店で中国製が安価で売られています。そのまま差し込むとピンがきつく抜けなくなりますので、一度全てのピンを引っ張り出して曲げなおしてゆるくしてやればよいと思います。

ご興味がおありの方は、集めてみてはいかがでしょうか。またご感想をお聞かせください。

「el.xls」ヨーロッパ管一覧

石井選手柔道家からプロ格闘技への転身

石井選手はどうやらプロの格闘家になれるようです。彼が転身を決意した背景は2つ。

1.柔道では将来的に収入が不安定

以前から柔道界から小川、吉田といった選手が格闘家に転身しています。柔道界で最高位についても、その道で食べていけるのは、協会の監督やコーチなど全国でも120人程度だそうです。一方格闘家になれば億単位の報酬が得られます。

2.柔道協会による人格否定

厳しい練習を課され、ついてこれないと相当厳しいことを言われたり、罵られたり。昔ながらのスパルタ方式の指導が続いています。選手のモチベーションは下がり、負けると大罪人のような扱い。石井選手は5月のインタビューで抗うつ剤を飲んでいたことを吐露しました。

柔道界も閉鎖された社会のようです。問題解決にはさらに柔道を普及させる。指導法を転換する。そのための指導体制を全国的に強化し、その仕事で生活できるように保障をする。世界的な大会で好成績を上げた選手は、以降も柔道界で指導の立場に身をおくなら、その成功報酬が継続するような制度を確立する、などが必要だと思います。

2008年11月12日 (水)

そうして九州場所はガラガラに

最近出張先のホテルは以前に比べて変わりつつあります。

まずベッドが大きくなったこと。それから地デジ対応の液晶テレビが増えたこと。

昨日、今日とホテルの部屋で相撲放送を見ていて驚きました。九州場所の会場である福岡国際センターの客席がガラガラなのです。

地デジは情報量が多いため、遠くの空席も如実に映しだします。土俵回りはなんとかお客さんがいますが、中段から上はもう空席だらけ。全体で3割程度の入りだと思われます。

運悪く相撲界にとってもよくないニュースがこの数日、九州場所のスタートと同時に流されました。若い力士のリンチ殺人に関する法廷のニュース。

事前にも八百長に関する報道も続いていました。前理事長や現役の横綱が法廷に出て発言したわけですから、いよいよ相撲界は大変な事態に置かれているといわざるを得ません。

これ以降、相撲界にはよいニュースが出てこないように思われます。逆に八百長に関してはどんどん報じられるでしょう。

若くて元気のいい日本人力士が何人かでてきて、土俵を盛り上げ、横綱になれば人気も回復するのでしょうがなかなかそうは行かないようです。

 さあどうなるのでしょうか。アナウンサーや解説者はガラガラの空席についても何も語りませんし、ひたすら以前と同じように勤めています。

2008年11月10日 (月)

シングルアンプの設計方針

皆さんは真空管式シングルアンプを組むときは何を目的としていますか。通常の方は

1.回路が簡単で組みやすい。

2.安価で済む(実はそうではないのですが)

3.小出力でよい。

4.直熱管固有の音色を楽しみたい。

5.大きなアンプは持て余す。

などではないでしょうか。

私の場合は、1と4でした。ビギナーの頃は、シャーシ内が込み入ると、作りづらく、手始めは簡単なアンプからという理由で。経験を積んでくると高価な直熱管の音を聴いてみたくて、300B、PX4,AT20などで作りました。

最近思うことは、シングルアンプの音を決めているのは、球、出力トランス、回路構成、部品が順に30%、25%、25%、20%程度の比率かなということ。これも人によっては回路構成が一番重要なんだという方もいらっしゃると思います。それは違って当然だとおもいます。

基本ポリシーとして、評判のいい出力トランスを使う。タムラ、タンゴ、ハシモト、ラックスあたりはまず間違いないでしょう。

球は、オリジナル球を使う。アメリカ、欧州(英国、フランス、ドイツ)、40年間埃をかぶった箱の中に入りっぱなしだった真空管を、ソケットに挿して点火させるということは、価値のあることです。その球を工場で作った作業者の思い入れを想像することも意味のあること。PX4の管内のガラスのステムに数字がかいてあったりします。どんな人が何の意味で書いたのだろうと思いをはせることも趣があります。

回路はシンプルで、品質と音のよい部品を使う。料理と同じで、味付けは控えて、素材の良さを最大限に生かすこと。

デザインは時間をかけてゆっくり考え(半年、1年かかってもよいではないですか)飽きの来ない、経験豊富な人に見てもらった時にほめてもらえることを目指す。

以上ですが、シングルアンプの影の部分にも触れておきます。まずたくさんの出力管を所有しないこと。いろんな音を聴きたくなり、とっかえひっかえになって、1本の球をじっくり使うことが無くなる危険性があります。

それから、シングルアンプは音の押しだしがやや弱い。私の経験では845でも300Bでさえもトランスドライブをしてやらないと物足らくなります。45や2A3では圧倒的な全奏の再生は無理があります。「その軽いパンチでは相手をダウンさせられないよ」といったところ。

今はプッシュプルばかり使っています。シングルアンプは左右のSPの間に音場が縦に定位し、プッシュプルは横に広がります。

2008年11月 9日 (日)

アルテック2WAYマルチのバランス

出張から帰宅。本日は朝から次男のサッカーの応援。よってアンプ製作は未実施。気を取り直し、オーディオ・マルチドライブの調整を実施。

803Bウーファーと806Aドライバーのバランスをとりました。私のチャンネルデバイダーはテクニクスの15Cという古い機器。しかし調整箇所は多く、多彩なケースが楽しめます。Img_0519

この機械で調整可能なのは

1.クロスオーバー周波数

2.スロープ

3.レベル

4.Q

5.位相切り変え

今日何とか満足いくところまで、調整しました。上記の項目順で説明しますと。

1.クロスオーバー周波数=500Hz :511Bホーン(=500Hz)及び806Aをフルに活躍させるため

2.スロープ=低域側-18dB、高域側-18dB(全帯域にわたりすっきりしました)

3.レベルは低域-25dB、高域-23dB(アンプのゲインが大きく、低めでセットしています)

4.Q=0.8(低域、高域共に)(Qを低い値から大きな値へ変化させると枯れた音から潤い感たっぷりの音へ変化します、0.8は中央から少し右側です。

5.位相(低域:正相、高域:逆相)Img_0516

視聴CD

マイルス:枯葉、カサンドラ・ウィルソン:グラマード、スティーブ・キューン:ピアノ、福田進一:ギターソロ

結果、604Eに比べ低域が余韻多くウェットな感じになりました。

調整ファクターが多くどうやっても音が変わります。逆に再生中も音が静かになりました。楽器のない部分、あるいは演奏がとまっている部分が明確になり、騒々しさがなくなりました。

604Eは乾いた音ですが、803Bはウェットなのです。604Eは使用目的が本当にはっきりしています。楽器の音を正確に再生すること。ソースの録音具合・トラック確認をチェックすること。余韻なんかつけてると、業務の妨げになるのでしょう。

とりあえず、何種類かのジャンルを想定し、一旦決定しました。しかしながら、さらに追い込んでいきます。また固定化されたら報告いたします。

2008年11月 6日 (木)

スポーツ少年チームの功罪

皆さんのお子さんはどこかの小学生スポーツチームに所属していたことはありませんか。ひょっとして現在所属中かもしれませんね。野球やサッカーといろいろです。

本来の目的は「青少年の健全育成」なのですが。

指導者もいろいろ、父兄もいろいろで、結構しんどい経験をしたことはありませんか。全ては各人の意識の差と頭脳の明晰度と子供の技術レベルがさまざまであることが原因です。

しんどい状況とは例えば

1.監督と一部の親が勝利至上主義に走っており、世間一般とかけ離れた考えでチームを引っ張っていこうとする。考えられないメニューの練習を課す。監督は子供に暴力を加えることもある。親もそれを受け入れている。彼らは往々にして周りのことが見えなくなってしまっています。

2.チームの主力選手の親が「負けたのはあなたの息子のせいだ」と発言する。協力しない親を非難中傷する。一生懸命やっても素質のない子はうまくならないのです。うちの長男がそうでした。ソフトボールで2年下の子が先発メンバーでうちの子は控えでした。自分からうまくなろうともしませんでしたが。

3.主力の親どうしでグループを作り、かなり父兄の負担が大きい合宿の運営を決めてしまう。「うまくならないのは本人が一生懸命練習しないからよ」とへたな子供を中傷する。彼らは実は子供のためと言いながら自分たちがのめりこんで、喜びに浸ってしまっている傾向があります。

一方各人の差とは、指導者も上記の熱血根性監督もいれば、ろくすっぽ指導もせずに試合のときだけやってきて、プレー中大声で子供を叱る人もいます。いわゆるスポーツバカで、過去の自分の被補導歴を自慢したり、大人としてのまともな挨拶もできない人もいます。なかには社会的にもしっかりした方もいますが、スポーツ指導はいまいちという方もいます。帯に短しといったところです。

親は、上記のごとく生活の大半をチーム、子供のためにささげている方々もいれば、逆にチームを託児所代わりに使っている方々、つまり子供が出て行ったら後は知らない、チームのことにはノータッチの親もいます。

子供について言えば、本当にうまくて主力として欠かせない子、友達がいるから参加しているだけで、勝っても負けても気にしない子、それから親に家にいても邪魔だから行けと言われて、ただ来ているだけで、うまくなろうとかそんな気持は持ち合わせていない子など。

これらがぐちゃぐちゃに混ぜ合わされて、チームがすごい状況になったりします。

試合中の親の声援なんか聞いているとすごいですよ。

今、下の子がサッカーチームに入っていますが、これが本当にサッカーが好きで、レギュラーなので、上の子のときと違って応援のしがいもあるのですが、逆に控えの子の親からは「いいわねいつも出してもらえて」と言われることも。

そのときは上の子の経験もあるので、気持が痛いほど分かるのです。

ここで総括。

①指導者は父兄や周囲に感謝の気持を忘れないで欲しい。色んなレベルの子がいることを理解してほしい。どんな子も上達したらほめてやってほしい。スポーツの楽しみを分からせてやって欲しい。

チームを勝たせたいなら、1軍、2軍制をしいて、勝ちたい子は1軍、ただただスポーツできればよい子は2軍、努力して上に上がりたい子には、1軍へ上がるための条件を明確に打ち出し、それがクリアできたら上に上げることを約束して欲しい。親も納得すると思います。

2軍の子にも全員試合出場の機会を与えてそれなりの喜びを与えてやって欲しい。

②うまい子の親は、試合にでられない子の親の気持を知ってほしい。託児所がわりに使っている親は時間を作って子供が一生懸命プレーしている姿を見に来てやって欲しい。親に見てもらうことで頑張れる子もいるから。

③そして子供たちは、親が忙しい時間を割いて夕方まで、自分のために一生懸命チームの手伝いや応援をしてくれたり、試合会場まで送り迎えをしてくれたり、ユニフォームを買ってくれたり、弁当を作ったり、汚れものの洗濯をしてくれていることに感謝して欲しい。ミスをしたチームメイトを責めるのではなく「ドンマイ、ドンマイ次は大丈夫」と声をかけてやれる子になって欲しい。

みんなが感謝と思いやりの気持を持てば、そして冷静な判断を忘れなければチームはうまくいくと思います。理想論かも知れませんが各人がそうあるよう話し合いをもつなど努力したいものです。

2008年11月 5日 (水)

オバマ大統領誕生

圧倒的な勝利で、アメリカ大統領に民主党のオバマ氏が選ばれました。

みなさんアメリカはどう変わると思いますか。テレビでは黒人が初の大統領になったこと、過去の黒人政治家の名をあげ、いよいよトップに黒人が就任したことを報じています。

彼は勝利宣言で、白人でもなければ黒人でもない、共和党でもなければ民主党でもないと宣言しました。クリントン氏の経済政策を踏襲することも選挙期間中に訴えていました。

今後はヒスパニックや黒人、有色人種に手厚い政治をするとお考えでしょうか。アメリカが突然世界中から尊敬されるような国に変身するとお思いでしょうか。

私の考えを言わせてもらいますと、アメリカは大きく変わらないと思います。ブッシュ時代がひどすぎました。戦争ばかりに金をつぎ込み、自国の国民を痛めつけました。

四人に一人が職を持たない状況になりました。医療費は全て保険から支払われるため、保険に加入できない貧困層は病院に行けなくなりました。

これらの最悪の状況が黒人を大統領に押し上げたのです。皮肉にもオバマ氏勝利はブッシュのプッシュによるものです。

オバマ氏はこの状況をある程度緩和するかもしれません。しかし結局のところ今までのよき時代のアメリカが再現できるかどうかのレベルであると思います。

アメリカ自身は以前と変わりません。世界で一番の国であり続けようとするでしょうし、世界中のお金を自国に集めることに腐心し続けるでしょう。

アメリカの裏にいる勢力が、オバマ氏を取り込み始めると思います。ブッシュのように、自分たちに都合のよい政策をとるように。そのときに彼がどう行動するかです。大変興味があります。最悪の事態である暗殺だけはごめんです。

 情けないのは、麻生総理の「誰が大統領になろうとも、日本は米国との関係を強固に維持し続ける・・・」との談話です。

頭のおかしかった、学生時代勉強もせずアルコールばかり飲んでた、戦争の大好きなジョージ君が大統領でも、歴代総理は尻尾をちぎれんばかりに振ってましたからね。あの光景は世界中の笑いものでしたね。そういえばジョージ君のブレインも黒人女性でしたね。あんな政治に協力していた黒人政治家もいたと言うことです。

2008年11月 2日 (日)

アルテック803Bと604Eの比較試聴

先日出張がてら川崎市多摩区のオーディオ店「スズキ」に行ってきました。目的はアルテックの416Aウーファー。このお店は、お店と言うより、趣味人がたくさん部屋を持ってて、そこかしこに集めたビンテージSPやレコード(おそらく何万枚あり)、真空管を置いている印象。お好きな方は一度訪問すると帰りたくなくなること請け合い。ご主人も穏やかな方でした。

さてお目当ての416Aはありましたが、片方のフレームにヒビが入っており、難色を示すと殆ど同じ仕様の803Bがあるとのこと。このユニットのことも知っていましたので、即試聴開始。

ラインナップはCD34、お店オリジナル管球プリ、タンゴ社大型トランス使用のトランスドライブ300BPPモノ2台。そしてSPがオリジナルBOX入り2WAY(N/W)で803B+802D+511B(=A7)。いかにも元気そうなシステムです。ヘレンメリル、木住野佳子(ピアノ)、マイルスと聴きました。

LCネットワークであり、中域に情報が集まった音像。広い部屋で大きな再生音のため、楽器や歌手の口が大きく聴こえます。普段狭い部屋で直接音しか、聴いていない私は比較のしようがありません。ただただ低音はよく伸びて、付帯音が多い印象でした。

購入の依頼をして、後ろ髪を引かれる思いでお店をあとにしました。

3日後803Bが我が家にやってまいりました。Img_0513_2 グリーンのハンマートーン塗装が素敵です。銀箱の裏Img_0515蓋を開け604Eと換装。

結構な時間がかかりました。これで806A+803BペアでA7-500と同じ仕様。

やっと試聴開始。一聴して604Eウーファー部と音色が同じで変わりません。肩透かしを食った感じで聴いていると、

中域以下がスーッと伸び付帯音も多い印象です。さらにピアノのアタックはやさしく、ベースも柔らかく響きます。マーカス・ミラーのエレキベースはギターアンプのSPから出ていた音がオーディオSPから出る音に変身してしまいました。

604Eはスパッと切れる、情報量の多い明快な音でした。

ここで後悔の冷や汗がタラーり。しかし結論を出すのは早すぎます。伸びとアタックと情報量を同時に実現させるという欲張りな目標にじっくり取組むつもりです。

チャンネルデバイダーを触ったり、ドライバーの位置を調整したり製作中のパラプッシュプルアンプでの駆動とまだまだ楽しみは続きそうです。604Eは手元に置いておくつもりです。

2008年11月 1日 (土)

食品安全と消費者

仕事柄色んな職種の企業を回ります。食品会社にも訪問します。昨今はメディアが不祥事の報道を競い合っている状況下で、消費者からの苦情・問い合わせが増えています。

その内容は大別して3種

1.異物が入っている  2.袋が破れてカビが生えている  3.味がおかしい

1.は虫や、金属、毛髪、繊維などです。虫は製造工程中に入ったか食事中にはいったか  は、虫自体に熱が加えられているかの実験で判別できます。

金属はまれに製造設備のネジや、金ブラシの金属製の毛が入ることがあります。一番やっかいなのは毛髪。工場はこの毛髪混入を0にするために腐心しています。工場内立ち入りの際の粘着ローラーかけ、フルフェイスタイプの帽子と色んな対策を打っています。しかし人は1日50本毛が抜けます。完全には0にできないようです。もちろん消費者が自分の髪の毛を混入毛髪と勘違いするケースもあります。

2.袋の中にカビが、これは袋が破れることが原因です。袋のシール不良及びピンホール、流通時の機械的損傷が原因。

3.味がおかしい。これは多くが消費者側の勘違いです。食べ合わせで、みかんを食べたあとに食べていつもと味が違うとか、あるいは自宅冷蔵庫の中にウーロン茶のPETを利用して、自宅で作った麦茶を入れて冷やしていたら、ご主人が一口飲んで「なんだこのウーロン茶、変な味だな」と通報してきた事例。

これらの苦情は、工場が毎日何千本、何万食と出荷している数量にくらべると、ごくごく微々たる件数です。それでも食の安全のためにと、0に近づけるため、企業は涙ぐましい努力をしています。

どこかで食品会社のクレームが報道されるたびに、苦情は増えます。消費者心理で今食べてるこれもおかしいのでは?ちょっと聴いてみよう、となるようです。

窯で煮炊きしている、中小の惣菜屋さんに対し、大きな自動ラインの飲料工場では異物が混入する可能性はさらに0に近づきます。ビンやペットボトルに飲料が注入されて(充填されて)密封されるわずかの間だけ、製品(飲料)が外気にふれますが、この間に異物が入る可能性は0と言っていいでしょう。

ではその前の飲料自体の製造段階ではどうか、タンクの中で、お茶を抽出したり、ジュースなら撹拌したりで外気に触れることはまれです。異物混入の可能性はやはり低いです。

世の中にはかわいそうな人がいて、「お前のところのコーヒーに虫が入っていた、気分が悪くなったので医者に行ったら金がかかったので治療代をよこせ」と因縁をつける方もいます。これは殆どばれていますし、飲料会社では科学的に対応するので、お金はもらえないと考えていいと思います。あまりに悪質なら逆に警察に突き出される可能性もあります。 

ただ、最近の困った方の傾向は、「この産地は本当なのか、DNAを調べて報告しろ」とか自分の歯の詰め物が取れたにも関わらず、あとに引けなくなって「いやこの金属は最初から入っていた」と言い張る方。

でももっとコワいのは、表示だけを信じて、自分の五感をつかって食べ物の安全を確認しようとしない人が増えていること。あきらかに腐敗臭がしているのに、消費期限内だからと飲み込んでしまったり、一旦口にいれても鈍感なのか、吐き出さずに食べてしまう人達。

自分の身は自分で守りましょう。

それから、企業も最近は容器や、保管状況由来で本来製品には含まれない薬品系が製品に害を及ぼしている例が見られます。これらはやはり想像力の欠如が原因です。

コストダウンで容器を変えたらどんなリスクがあるかを検証していないから、大きなタンカーの船底で他の日常雑貨といっしょに長時間置かれたらどんなリスクがあるかを考えたことがないから。

やはり想像力が大事です。

故意に偽装や改ざんをしている会社は論外として、良心的な食品会社は一生懸命です。おいしかったらお店で、アンケートはがきで、いつもありがとうと声を伝えてあげましょう。その言葉で苦労が報われ、彼らはまた頑張れるのです。

 

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