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2008年10月11日 (土)

真空管アンプのレイアウト決定第2弾

前回、レイアウトの各区域ごとの流れのお話をしましたが。今日はもっと突っ込んだ話です。

1.アンプをカチッとしたイメージにするレイアウト方法

 いわゆるアンプ自体が鉄の塊であるかのような印象をもたせるのです。つまり、アンプの後ろ側に、シャーシ長手方向にトランス類を隙間を小さくして並べるのです。隙間は3mm~5mm程度。シャーシの外形とトランスまではやはり3mm~5mm。

角型のトランスを使えばよりベターです。そのときのコツは、各トランス間の隙間は全て同じに。さらに隙間なく並んだトランス類がシャーシ長手にぴったり収まるようにすること。

例として、シャーシの全長が400mmの場合、OPTの長手方向を100mm、チョークコイルの長手方向を82mm、PTの長手方向が110mmであれば、OPTは2個だから、

100mm×2+82mm+110mm=392mm、隙間分が8mmしか取れないから、チョークを90°回転させて75mmとすると、7mm稼げるから、隙間はトータルで15mm。この15mmに対しトランス間の隙間3箇所とシャーシからトランスまでの両端の隙間2箇所で隙間は計5箇所。

よって15mm÷5箇所=3mmで隙間が決まります。

あいにく、PTもOPTも110mmでチョークコイルと合わせて400mmをオーバーするなら、コアの方向に注意しながら、各トランスを90°回転させて、何とか工夫して入れ込む。同じ大きさのトランスなら全て同じ向きにする、などの考慮も必要です。

最近のトランスは磁気シールドがしっかりしており、トランス間の影響はあまりありません。鉄心断面積層面が見えているものは、向きを考慮します。角型ケース入りならまず大丈夫です。

ブロックコンデンサは、金具にとりつけ、シャーシ内に納めるとさらにカチッとします。Img_0271

このアンプが事例になります。このときはオイルコンをはさみ、チョークを前に持ってきました。

前面に真空管が並び、トランスを従えた印象にしました。

2.シャーシ内空間設計

PTなどがシャーシ外形ぎりぎりにくると、内部にも注意が必要です。SWやヒューズホルダ、ACコネクタなどがPTの取付ネジや、巻き線や端子にぶつからないように、配慮します。

そのためには、PTまわりだけのシャーシ内部の図を原寸で描きます。つまりトランスのネジ4本と巻き線部分と端子の絵を描くのです。シャーシの高さが50mmならヒューズ類は真ん中の高さ25mmのところに置くとして、実際にヒューズをシャーシに取り付けた位置に持ってきて、ヒューズの端子部先端がPT巻き線の何処に来るかを確認します。

 巻き線はもちろんシャーシ内のどこまでの高さに来るかを確認しておき、それぞれがどれくらい離れているかをシミュレーションするのです。

当たりそうなら、ヒューズを横にずらすなり、短いものに変えるなり検討します。ACコネクタやさらには前面に取り付ける、SWやVRなどもトランスに限らず、中にある他のパーツと当たり具合を見ます。

大事なことは高さ方向も確認することです。逆にシャーシ高さが70mmあればPTの巻き線が低くなり、ヒューズが近くても高さの違いで当たらないこともあります。

このように、外と中を確認しながら決めて行きます。慣れればこの確認さえも楽しい設計時間になるのです。参考になりましたでしょうか。

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