2018年11月21日 (水)

財団消滅

韓国の慰安婦財団が突然解散することになりました。
これにより、日韓で取り決めた慰安婦への対応を実行する組織が無くなることになります。
何とも韓国側の身勝手な行動に、納得がいきません。この財団は朴大統領時代に設立されたました。彼女は現在罪人の身であるし、韓国内でも扱いが難しくなっているのかも知れません。
 今回の解散の原因の一つに、日韓の代表同士の交流の希薄さが考えられないでしょうか。
現在、北朝鮮を取り巻く環境が変化しつつあり、米国も北と交流を始めました。先般は米、中、韓、北が集まり、北のこれからのことが話し合われました。
なんで、日本の政治家は呼ばれなかったのでしょうか。それまでに、中、韓、北と本腰をいれた外交を行ってきたとは、言いがたいところがあります。


上記四か国の首脳は、腹をわって数時間、話し合いをしてきています。会話の中で重要な一致点があれば、今後のテーマとして、双方が取組んでいくことにするなど、協議の成果を残してきたからでしょう。

 日本の首脳は拉致問題のことで、なぜ北と長い間交渉をしなかったのでしょうか。民間レベルでは経済的に中国とは切っても切れない間にあるのに、正式に和平について、尖閣のことなども含めて、なぜ話し合いをしてこなかったのでしょうか。

国際会議の空き時間に、10分程度の立ち話しで、お互いの考え方の理解や、人間としての信頼を得ることは困難でしょう。ビジネスに置き換えればすぐにわかることです。

外交を得意分野だと自任するなら、これからどんどん、日本の政治家も自分の言葉で、心を開いて、各国要人と話し合いをすべきでしょう。このままではどんどん、日本は国益を失っていきます。話し合う能力がないなら辞めてしまうことです。

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2018年11月17日 (土)

オークションのアンプ

大好きなネットオークション。全国津々浦々からいろんな物が登場しています。

秋葉原のラジオデパートですら、地方のシャッター通りの商店街と同じ様相になってきたのですがネットは盛況です。


まだ5年前は、秋葉原の中古パーツ屋を回れば、お宝と言うものが手に入っていました。例えば国際ラジオの@100のスピーカー端子。しまった1000個買っとけばよかった。お店は姿を消してしまいました。


ところが、最近はお宝はネットオークションにどんどん登場しています。なじみのない方は、どのカテゴリーを見ればよいのか、わからないと思いますし、目が肥えていないので、何がお宝かわからないと思います。
 しかしながら目の肥えたライバルは一杯います。ほんとに入札は私と2人だけど、最後の戦いは熾烈になります。他人が見ればなんで、こんな古い部品が高くなるんだろうと。
 自分にとっては価値があるからです。


この最近、中古のアンプを落札しました。
Puri4
これは、古いプリアンプなのでしょう。
何でオークションに登場したのでしょうか。作った方が音に満足しなくて、あるいはまともに鳴らなくて他人に渡したとか。もらった方も、パネルにのツマミに何の表示もないので、使わなかったとか。
 いずれにせよ、長い間どこかで眠っていたようです。時間の経過が価値を生み出すことは、皆さんご承知だと思います。
 このアンプに私は自分なりの価値を見出しました。そのまま使いません。部品取りです。

まずこのLEAD製のケース。今はこの少し高さのあるタイプはカタログから落ちているようです。高さの低いものは現行品でも残っています。シャーシや前面、背面のパネルはもちろん加工してありますが、新しいアルミ板を準備して曲げたりすれば、新品と同じに蘇ります。ケースのキズや塗装剥がれは、上からお気に入りのスプレーで塗装すればOKです。

 このケースがもし未加工新品でオークションに出れば7000円程度でしょう。


 次に電源トランス。これはタンゴのST-30Sで、オークションでは4000円から高いときは6000円くらいまで上がります。横のラックスのチョークコイル。これは4000円程度の価値です。
正面に回って、ツマミが8個。これ現在では1個500円以上します。合計4000円。
さて、ここまでの金額を合計すると、19000円になります。
私はこのアンプを7000円台で落札しました。
そして、また妄想クラフトですが、このケースに6BM8PPのイコライザ、トーンコントロール付きのプリメインアンプを組み込もうと考えています。
 今回のこの中古プリは、特段お宝の物はないのですが、それぞれ手入れしてやれば、価値が備わってきます。
 こんなノウハウをあからさまに開示している私は、お人好しですが、これも読者の方々へのサービスの一環なのです。
 

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2018年11月15日 (木)

何でも発言します

最近やけに目立つ人がいます。
メディアもどんどん彼を表に出しています。どんな話題でも、とりあえず彼にテレビで意見を言わせていますね。 彼って誰?
いわずもがな、橋下徹さんです。元気ですね。橋下徹健在だよと、メディア戦略でまあ、よく出て、大きい声でしゃべること。ISから解放されたジャーナリストのことや、維新は嫌いだとエキセントリックな子供のような主張やその他最近の話題のことなどなんでも。
目的はわかっていますよね。来年の選挙で党派をなして議席を確保することでしょう。
最近では野党が力を合わせるべきだ、保守本流の野党の結束が必要だ、と主張し自由の党小沢さんにも接触(一緒にご飯を食べた、立会人はあの前原さん)したと、メディアが報じています。

 現在彼は、プロパガンダの時期で、とにかく耳目を集めることに注力しています。元気なオピニオンてリーダーとして橋下徹がいるんですよと、広く国民に存在を知らしめることに注力しています。
でも小沢さんとは手を組まないでしょうね。小沢さんは宣伝に利用されているだけでしょう。手を組むのなら小沢さんと協力している共産党とも一緒にやるということになります。
橋下氏が志位委員長と握手をすると思いますか。3000%ありえません。


重要なのは政策です。これが一致しない組織が一緒になっても意味がありません。民主党が立憲と国民に分離したのは、政策が一致していない組織がずっと同じ政党の中でやっていたからでしょう。きれいさっぱりになりました。

橋下氏は、憲法改正、原発稼働、外国人受け入れに関して、どんな考えなのでしょうか。大事なことすら議論せずに人気者同士が集まれば何とかなるんじゃないか、というのはどうなのでしょう。
 実は彼の行動目的は明確です。来年の選挙で減少が予想される与党への投票が野党陣営に流れ込むことを阻止することです。
間に入って票を食い止め、議席を確保したら採決の際に、与党の政策に賛成し、安倍政権の存続を助けることです。
 
先の国政選挙では、緑の狸の小池百合子さんが、その役目を果たしました。民主党の中にいる安倍賛成勢力を集めて、票を得ようとしたのですが、そのやり方が(踏み絵を踏ませ排除する)世論の反発を招き、なぜか与党に票が流れてしまいました。実は投票日の悪天候の影響もあったのですが。政権はひょうたんから駒でラッキーでしたね。

橋下氏も彼女と同じ役まわりを目指しています。政権に批判的なことも言わせて、国民にはガス抜きさせて彼に票が集まれば、政権としても万々歳。
 
 維新のときのように、お金を持った人を面接して候補にするのか、緑の狸のように橋下ネームバリューにすがって、何とか当選したいと寄ってくる国民民主党の議員を集めるかわかりません。
橋下さんの資金はどこから出てるか考えたことがありますか。答えは政府与党及び政権が不安定になったらこまる、背後の(せごじゃないよ)大企業や、組織からです。
 橋下氏は、もういいです。またやるのかい、と言ったところです。

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2018年11月11日 (日)

リタイヤ後

学生時代の友人が、公立の高校教師をこの最近に定年になった。
実業高校に勤めていた友人は、もう二度と高校生の顔は見たくないという。彼らは無気力で教師を騙すことさえ恥じないそうだ。
 最後の一年は、これに加えてやる気のない上司の教員などの影響もあり、人間不信に陥り、職精神科医にかかって、休職することも考えたそうだ。
年金の需給まで5年間、無収入となる。手っとり早いのは再度、学校へ再雇用的な形で勤めることだが、嫌だという。
ハローワークや派遣会社でバイトを紹介してもらったけど、向かないとのこと。本当はどこかの会社で正式に雇用してもらうつもりだったが、現実を思い知らされたとのこと。
本人も自覚しているが、学校の先生ほどつぶしの利かない職業はない。
退職金でローンを返したり、保険の見直しをしたり、娘さんの婚約があったりで、収入面でとても不安だという。奥さんもパートを始めたそうだ。
そんな近況を連絡してくれた。
私は彼に過去の経歴を生かして、農場認証:JGAPの指導員をすすめたのだが、それも学校で晩年やっていたが、もう農業の仕事はいやだという。
 彼を何とかしたくて以下の、私の定年後の再就職についての要約意見をメールで
送った。
 この5項目はお金をもらえるほど、価値があるものなのだが、読者の皆さんには特別に、無料で公開します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇さんへ

 私の言いたかったことを要約すると
 
1.年取って、誰でもできる仕事についても報酬は少ないしそんな仕事はすでに外国人がやっている。 避けるべきです。

2.新しいことをやるには、誰でもできないことにチャレンジすべき。知られていない資格を身に付けること。 世間一般の資格ほど役に立たないものはないです。宅建、行政書士、英検など なぜならたくさんの人が持っているから。  

3.自分には無理だとか、○○はいいねえ資格があって、などは絶対言わないこと。「絶対希望を叶えてやる」という気持ちと努力が必要。 自分の可能性を自分で小さくしないことです。

4 もらった仕事には常に誠意をもって対応すること。仕事ををくれた人や、コンサル先の人と信頼関係を築くこと。やはり人脈が大事です。
  あとあと、口コミで他の仕事を紹介してもらえることがあります。人は誠意のない人間を知人に紹介しようとは思わないものです。

5.失敗しても、「蓋をして見たくもない」ではなく、何で失敗したか原因と対策を考えて、次に生かすこと。これを改善といいます。この繰り返しが大事です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 彼は、この後私が紹介した指導員のHPをもう一度よく読み、やる気がフツフツと湧いてきたそうです。 でも5年経てば公務員として年金が出るわけだから、この5年の勝負でいいわけです。やはり自営業の私の方が苦しいわけではあります。

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2018年11月 9日 (金)

目的に沿って

アルテックのSPを使うなら、アルテックのアンプで鳴らすべしという意見を聞く。
その通りだと思うが、現在残っているアルテックのアンプたちはノイズやハムが多く手入れが必要。
それよりも、メインパーツを当時の物で揃えて、他は手に入る現行品でアンプを作る方が、理にかなっていると思う。ハイファイに仕上げるために。
たとえば、755や409、408などのフルレンジを常用機とするときのアンプだ。
 私はアンプはプッシュプル派である。ジャズが好きである、ロックも聴くし、ボーカルも聴く。

そこで物入のトランス箱をまさぐると、米国ソーダソンの20W容量の6L6PPと印刷された、合わせカバーのものが見つかった。そうそうこれこれ。
うれしいことに、6L6と指定があるのだから、ここは米国の6L6系の球となる。但し、メタル管の6L6は避ける。メタル管はガラス管ほど音がクリアでないから。
ここは、シルバニアかRCAの6L6Gだろう。アメリカの音が聴こえてきそう。出力は20W出れば十分。A級かAB級の3接(3結ではありませんぞ)がいいかも。
 何となく、回路やデザインが頭の中でまとまり、一丁上がりだ。

そのうち作れればいいなあ。こんな妄想アンプがもう頭の中で20台程度登場しては消えていく。そう、いつもこのようにアイデアで終わってしまう。
今は、プリのパーツ、ケースがどんどん集まっていて、これからプリを5台連続製作となる予定で、この6L6アンプも3年先かもしれない。

 もっと怖いのは、たくさんのパーツが増えつつあり、製作予定もたてているけど、製作意欲が減っていること。在庫と出庫のスピードバランスが崩れてしまっているのだ。
先入先出し。いやいやどれが先に入ったかもわからなくなってる。
 もし私の身に何かがあったら、これらの夥しいパーツ類は出番がなくなる。息子に頼んでオークションに出品してもらおう。もうこの先部品調達はやめよう。
 リストも作らなければね。

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2018年11月 4日 (日)

初めてのギターアンプ➁

日ごとに寒さが勢いを増しています。朝夕なぞは上着が必要なくらい。
私事ですが、この時期は仕事が多いのです。友人からの依頼のギターアンプが、大きく私の前に立ちはだかって、他のことをさせてくれません。
土日、時間があったのですが、土曜はギターアンプの作り掛けを見ても、やる気が起きずに手つかず。

日曜にやっと作業に着手。前面のサランネット(グリルネット)を貼りました。


このサランネットは細い樹脂の糸で編んであります。
バッフル板に張り付けて、タッカーで固定して、いざバッフルをボックスにはめ込もうとすると、樹脂の糸たちが反発して、入りにくいこと。
そのうちネットがたるんできて、見ばえも悪くなります。何度もバッフルを外して、ネットをピンと張っては、はめ込み。これを3回繰り返してやっと様になりました。
それでも少したるんでます。
からっぽの箱の中。いよいよアンプ部に部品を実装しなければなりません。
来週末、やる気が出てくれればよいのですが。

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2018年11月 1日 (木)

高槻市 ジャズの若者たち

仕事で高槻市に出かけた。
上の息子が新大阪近辺に住んでおり、高槻に2泊している間の後の日に、西中島南方で落ち合って食事をした。
営業の仕事で2年め、慣れてきたようでもあり、嫌なこともあるようで、すっきりとした顔はしていない。それでもお客さんからは嫌われていないようで、それが救いだ。
8時くらいで別れて高槻にもどった。阪急京都線の高槻で降りる。ホテルは阪急駅近くの高槻W&Mという名前だった。場所は分かりにくいところにある。
フロントでカギをもらおうとしたら、バーが目に入った。何ともおかしな造りだが、ホテルのフロントの横、ロビーの中に店の入り口があるのだ。
英語の店でたぶん、「ギネス」という綴りの英語名だとおもう。入口に紙きれが貼ってあり、本日ライブだと書いてある。
9時から2部だそうだ。私は鍵をもったまま、店に入った。素面なら入るのも躊躇するところだがすでに酔っている。
スーッと入ると、狭いスペースでカウンターとテーブルが2つくらいだったかな。客は2人しかいなかった。
カウンターに座ってすぐに1部の演奏が終わった。休憩中にマスターとしゃべったが、やとわれマスターみたいで、社交性の強い40代くらいの男だった。
入口の紙切れをろくすっぽ見ずに入ったので、どんな演奏かもわからず、ただ生演奏が聴けるというだけで、入った状況だ。
 2部がはじまり、演奏者が出てきた。アルトが男性。ピアノとベースは女性のトリオ。
アルトのスタイルはウェストコーストだ。スタンダードとオリジナルも演奏してくれた。


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アルトの男性が中心メンバー。丹下君というらしい。地元高槻の男性だそうだ。ベースの女性。小柄だがしっかりサポートしている。
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演奏中は背中しか見えなかったが、ピアノは若い女性。一所懸命演奏してくれた。
女性2人は京都から来ているという。
 若い人でジャズをやる人も、減っているのだろうか。アマチュアだけど、丹下君のオリジナルはなかなかよかった。アンコールでスタンダードを1曲演奏してくれた。
楽器を仕舞っているときに、オリジナルは自分の裸を見られているようで、非常に緊張するとの話だった。
 後日「ギネス」とかそんな英語名の店をネットで探したが、出てこなかった。
高槻W&Mホテルで探した方が早いと思う。久しぶりのライブで嬉しかった。

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プリアンプの自作⑤パネルデザイン

プリアンプの自作の各工程で一番楽しいのがこのパネルデザインでしょう。
楽しいけど、デザインの素養が無い方には、苦痛になりますね。そういう方にお勧めなのは、模倣です。技術雑誌のライターのアンプのデザインをそのまま使用させてもらうこと。その代わり回路もなにもかも模倣しないと、まとまらなくなる可能性があります。
その自信がなければ、知り合いの方にデザインをお願いすることでしょうか。
 私はデザイン決定のときに、パネルと同じ大きさに紙を切って、実際のツマミ類、スイッチ類やノブを用意します。
 そのあとは、福笑いと一緒です。えっ?福笑いがなにかご存知ない?大変だ。私が初老の男性になってしまった間に、福笑いが世の中から消えてしまったようです。ネットでお調べ下さい。
手元にアルミパネルがあったので、思う存分、いろんなデザインのパターンを考えて、楽しんでみました。     
                  こんなのや
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はたまた、現在仕掛中のアンプのデザインや
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こりゃ、ちょっとないかな。レバーSWが真ん中に6個も。
いや、現代社会ではあり得るかも知れない。
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これはひげの王様みたいですね。
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はたまた、こんなの。
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いろいろ並べながらも、左と右のツマミ群はそれぞれ、トーンコントロールやセレクター、ボリュームだとか、レバースイッチの機能もそれぞれ、考えています。
 いやあ面白いこと。上記のうちの3種は実用化するつもりですが、もっと他にいいのが、思いつかないものでしょうか。私の頭は凝り固まっているので、もう出てきません。
 きっと他の方が考えれば、もっともっとたくさんのバリエーションがあるはずです。
 お遊び半分で決定しても、いざ作り始めて、レタリングを入れ終われば、いっぱしのアンプになってしまうので、面白いものです。

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2018年10月27日 (土)

プリアンプの自作④かつての記事たち

プリを製作するに当たって、昔の記事を収集した話をしました。
もう50年程度前の雑誌の記事たちですので時効でしょう。すでに存在しない出版社もありますので、ここに紹介します。
 黄ばんでいるもの、コピーしたものも含めて9種類の記事です。
9種のうち、マランツ7とマッキントッシュC-22のコピー記事が5種。上の段の左側4種がオリジナルです。
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上段の一番左が、上杉氏のエロイカフェニックス70のプリの記事です。私はこのアンプをコピーしたくて、ケースやトランスまで揃えました。
 そして、かつてのラジオ技術社の単行本「集大成プリアンプ」という雑誌に、是枝氏が内外の歴史的製品について解説を書いているのですが、この最近もう一度出してきて読み返してみると、エロイカ70に関して

 「60年代国産プリアンプには魅力のないものが多いのですが、たった1台だけ上げるとなると、このプリになるでしょう。増幅段数がまことに多く、音質的にも問題があるのですが、不思議な高級感があって好きです」
とあります。ありゃ音質的に問題があるのか、、、。どうしようかな、オールSRPPで組もうかなと迷っているところです。
さらにその下に上杉氏のマッキンC-22のコピー記事を並べています。この記事はいわくつきの記事です。
 現在、U-BROSは、上杉氏亡き後、元ビクターにいらした方が、後継者となってすでに新モデルも発表開始されています。
 実はこの方、この上杉氏のコピー記事に触発され、高校生のときに、やはりコピーのアンプを作ったのですが、その出来栄えがMC-22にそっくりなのです。高校生のときにすでに上杉氏を凌駕する見た目のアンプを作っているのです。このくだりは管球王国だか何かの雑誌に記載がありました。

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私が全く敬服してしまったのが、中村文則氏と言う方の自作プりです。下に2台の記事を並べています。左側のマランツ型のデザインにあこがれて、私は回路が違いますが、CR型イコライザのアンプを作りました。私のプリは真ん中にレバースイッチを配しています。
 

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この記事は開いてみると、プリアンプ製作ノウハウが満載なのです。大いに勉強させていただきました。私のようなプリど素人でも、なんとかハムなしの機械ができました。

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さらに中村氏の凄さが分かるのが、もう一つの製作記事です。
まるっきりのオリジナルですが、そのパネルデザインがすごい。マークレビンソンよりも早く、VUメータを配し、左右シンメトリカルな外観は、時代を先取りしています。マエストロ是枝氏も絶賛しています。最近デザインで苦しんでいる、是枝氏には、当時でも斬新に感じたにちがいありません。
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私はこれらの記事を熟読し勉強させてもらいました。わかったことは、やはり用意周到に準備することです。
 ひとつひとつ問題点をクリアすれば、私でもプリアンプができたのです。
現代のプリアンプ記事は、ほとんどイコライザ無しのラインアンプが主流です。温故知新とはよく言ったものですが、プリアンプに関しては、殆どこの半世紀、技術は変化していないようです。
参照 ラジオ技術誌 1965年 他

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2018年10月21日 (日)

プリアンプの自作③設計のこと(回路)

②回目で、イコライザの概略説明をしました。
今日はトーンコントロールと送出し回路のことです。
デジタル音源をそのままデジタルのパワーアンプに入れて、聞いてらっしゃる方にはこのプリアンプシリーズは無縁です。
プリアンプは、①入力セレクタ機能があり、②アナログレコードを聴くためのイコライザ回路があり、③部屋の大きさ・音響効果の条件を補正するためのトーンコントロール回路が必要となります。

 これだけではなく、以下に列挙した多くの付加機能を備える場合があります。
・TAPEデッキの音を聴く・録音する、モニター機能
・レコード針の着地の音を小さくするための、アッテネータ
・トーンコントロールが利きはじめる周波数の切り替え
・ステレオ信号のミックスや左右の逆切り替え等のモード回路
・低周波数や高周波数帯域のカット
まだまだ、あります。
 これらはあって便利な機能もありますし、ユーザーによりめったに触らない機能もあります。
マニアの方は、接点が音を悪くする最大の原因であり、アクセサリー回路は諸悪の根源だとおっしゃる方もたくさんいます。確かに30年経った、スイッチの接点部は真黒く汚れています。

 私はオーディオ機器の寿命は10年だと思っています。寿命とはメンテなしで初期性能を維持できている期間です。
 それ以降は余命で、動いている期間。それこそ常時メンテナンスしながら聞いている期間です。機械を大事にするマニアの方は、いつまでも新品状態を維持されています。
接点が汚れていたら、スイッチを分解して洗浄すればよいのです。むずかしそうですか。
意外に簡単です。スイッチ周りの配線を画像に残しておいて、スイッチを取り出して、ドライバーやラジオペンチで分解します。綿棒と無水アルコールで接点をピカピカにしたら、蓋をしめて分解前の状態に戻せば終わりです。

 接点の存在が許せないからと、プリアンプを敬遠せずに、メンテをしながら必要な機能を十分に活用していけばよいと思っています。接点が嫌いでも、基本的に真空管はソケットに挿さなければ使えませんので。


さてトーンコントロール/ラインアンプです。

Img_4633
一般的に、トーンコントロールは、NF型、CR型に分かれます。CR型は20dB減衰しますので、この段の増幅度は40dB必要になります。
私はNF型のトーンコントロールばかり、採用しています。音の変化がスムーズだからです。実は若いころ、CR型で組んで失敗したことがあるのであまり、よい印象を持っていないのです。
なくてもよいと思われがちなトーンコントロールですが、古いソースの録音状態などで必要性を感じることもあります。とりあえず設けておいて、使わない場合はフラットなポジションで固定しておけばよいと思います。
最後のバッファ回路としての送り出し回路は、いわばインピーダンスを下げる回路ですが、通常はカソードから出力を取り出すため、増幅度は1以下になります。
オーディオ大家の浅野勇さんは、カソードから信号を取り出すのを嫌ってらっしゃいました。音が好きじゃないとのことでした。
私もパワーアンプで出力段前の増幅段の最後にカソードフォロアー回路を使うことがありますが、何となく伸びやかさがない、というか型にはまった鳴りかたになってしまう印象はあります。
ここは、プレートから出力を取り出してもワーアンプまでの接続コードを長々と引き回さなければ、家庭用では問題ないと思います。
なので、私はバッファは省くことが多いのです。増幅段数が増えるほど、歪は増え鮮度は落ちる可能性は高まります。
以上がトータルのプリアンプの構成です。次回はアクセサリー回路とその位置の話をしたいと思います。

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